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ステータスと黒塗りの鎌
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ステータス鑑定の結果は、
ステータス
名前:アーガス
レベル1
MP(魔力量):8
STR(筋力):11
POW(精神力):7
DEX(敏捷性):8
INT(知性):9
技能
【鑑定】熟練度S
固有技能
【レベル1限界】【鑑定特化】
「なっ、こんなに酷いなんて、、、。」
「うちは代々鑑定屋をやってきていた理由が分かったよ。」
父さんも自分のステータスを鑑定したみたいだ。
ステータス
名前:アース
レベル1
MP:7
STR:8
POW:9
DEX:11
INT:10
技能
【鑑定】熟練度S 【火属性魔法】熟練度C 【弓術】熟練度D
固有技能
【レベル1上限】
「あっ、でも俺には【鑑定特化】何て固有技能はないな。」
「俺にはその固有技能があるから他の技能が覚えられないのか。」
アーガスは自分には鑑定屋しか道がないことがこの酷いステータスを見て分かった。
「俺、鑑定屋を継ぐことにするよ!」
「それは嬉しいが、放浪の鑑定屋に言われたことがあるだろ?もしかしたらこのステータスをどうにか出来るような事が起こるのかもな。」
父さんは笑いながらそう言った。
ステータスの鑑定から一年が経ち、アーガスが店主をやっていたある日、いつも通り冒険者が探索から帰ってきて、鑑定屋が忙しくなる時間帯を少し過ぎた時、一人の客がやって来た。
「いらっしゃい!」
その客は黒いローブを着て、フードを深くかぶっており、黒塗りの鎌を持っていた。死神のような格好をした客だった。
「お金は持ってないので支払いはこの鎌でもいいでしょうか?」
「まあそれでもいいよ。」
「それじゃあこれをお願いします。」
そういって葉っぱを出して来た。
「【鑑定】」
ステータス
ランクSSS
名前:世界樹の葉
100年に一度、世界樹が落とす。すり潰して対象の体に塗り込むことで人を生き返らせることが出来る。
値段:測定不能
「なっ、何じゃこりゃーーー?!」
「結果はどうでしたか。」
「世界樹の葉って言うランクSSSの人を生き返らせることの出来る葉っぱでしたよ。」
その男はそのことをしていたかの様に驚いた様子もなく黒塗りの鎌を置いて店から出て行った。
「ふぅ~。何だったんだ。おかしな客だったな。」
取り敢えず黒塗りの鎌を鑑定するか。
時々、物で支払いをする客もいる為、物での支払いは拒否していなかった。しかし、稀に代金より価値の低いものを持って来る人がいるので必ず鑑定するのだった。
「【鑑定】」
ステータス
ランクSSS
名前:死神の鎌
技能
【魂吸収】熟練度E
固有技能
【レベル上限無し】【能力値上限無し】
死神が使用していた鎌。死霊を操ることが出来る。レベルと能力値の上限がなくなる。魂を吸収することで強くなる。
値段:測定不能
「、、、、、、なんてこった。放浪の鑑定屋と父さんが言ってたことが本当になってるじゃねぇか。父さんきてくれ!」
「何だ、何だ。」
「これ見てくれよ。」
そう言って死神の鎌のステータスを紙に書いて見せた。
「ぶっ?!」
机の上に置いてあった水を飲んでいた父さんは吹き出してしまった。
「汚ねぇな。」
「すまんすまん。でも良かったな。これで強くなれるぞ。放浪の鑑定屋が言ってたことが本当になったじゃねぇか。不吉な名前の武器だけどよ。」
「でも店が、、、」
「気にすんな。お前はまだ23歳だぞ!好きなことをやれ!」
もう一度冒険者になることを決心したアーガスは次の日冒険者ギルドに向かった。
ステータス
名前:アーガス
レベル1
MP(魔力量):8
STR(筋力):11
POW(精神力):7
DEX(敏捷性):8
INT(知性):9
技能
【鑑定】熟練度S
固有技能
【レベル1限界】【鑑定特化】
「なっ、こんなに酷いなんて、、、。」
「うちは代々鑑定屋をやってきていた理由が分かったよ。」
父さんも自分のステータスを鑑定したみたいだ。
ステータス
名前:アース
レベル1
MP:7
STR:8
POW:9
DEX:11
INT:10
技能
【鑑定】熟練度S 【火属性魔法】熟練度C 【弓術】熟練度D
固有技能
【レベル1上限】
「あっ、でも俺には【鑑定特化】何て固有技能はないな。」
「俺にはその固有技能があるから他の技能が覚えられないのか。」
アーガスは自分には鑑定屋しか道がないことがこの酷いステータスを見て分かった。
「俺、鑑定屋を継ぐことにするよ!」
「それは嬉しいが、放浪の鑑定屋に言われたことがあるだろ?もしかしたらこのステータスをどうにか出来るような事が起こるのかもな。」
父さんは笑いながらそう言った。
ステータスの鑑定から一年が経ち、アーガスが店主をやっていたある日、いつも通り冒険者が探索から帰ってきて、鑑定屋が忙しくなる時間帯を少し過ぎた時、一人の客がやって来た。
「いらっしゃい!」
その客は黒いローブを着て、フードを深くかぶっており、黒塗りの鎌を持っていた。死神のような格好をした客だった。
「お金は持ってないので支払いはこの鎌でもいいでしょうか?」
「まあそれでもいいよ。」
「それじゃあこれをお願いします。」
そういって葉っぱを出して来た。
「【鑑定】」
ステータス
ランクSSS
名前:世界樹の葉
100年に一度、世界樹が落とす。すり潰して対象の体に塗り込むことで人を生き返らせることが出来る。
値段:測定不能
「なっ、何じゃこりゃーーー?!」
「結果はどうでしたか。」
「世界樹の葉って言うランクSSSの人を生き返らせることの出来る葉っぱでしたよ。」
その男はそのことをしていたかの様に驚いた様子もなく黒塗りの鎌を置いて店から出て行った。
「ふぅ~。何だったんだ。おかしな客だったな。」
取り敢えず黒塗りの鎌を鑑定するか。
時々、物で支払いをする客もいる為、物での支払いは拒否していなかった。しかし、稀に代金より価値の低いものを持って来る人がいるので必ず鑑定するのだった。
「【鑑定】」
ステータス
ランクSSS
名前:死神の鎌
技能
【魂吸収】熟練度E
固有技能
【レベル上限無し】【能力値上限無し】
死神が使用していた鎌。死霊を操ることが出来る。レベルと能力値の上限がなくなる。魂を吸収することで強くなる。
値段:測定不能
「、、、、、、なんてこった。放浪の鑑定屋と父さんが言ってたことが本当になってるじゃねぇか。父さんきてくれ!」
「何だ、何だ。」
「これ見てくれよ。」
そう言って死神の鎌のステータスを紙に書いて見せた。
「ぶっ?!」
机の上に置いてあった水を飲んでいた父さんは吹き出してしまった。
「汚ねぇな。」
「すまんすまん。でも良かったな。これで強くなれるぞ。放浪の鑑定屋が言ってたことが本当になったじゃねぇか。不吉な名前の武器だけどよ。」
「でも店が、、、」
「気にすんな。お前はまだ23歳だぞ!好きなことをやれ!」
もう一度冒険者になることを決心したアーガスは次の日冒険者ギルドに向かった。
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