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類編
2 〈西園寺潤視点〉
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「お前はまだ結婚しないのか?」
と会って早々に父さんが聞いてくる。
「しない」
「じゃあ恋人はいないのか?」
「いない」
「お前まさか・・・・・・まだ初恋の子を思っているのか?」
「・・・・・・」
無言でいると父さんがはぁとため息を吐き
「わかった、じゃあ俺が食事会を開こう
そこに類くんを連れてくる。今年で類くんも20歳になるしな。」
「・・・・・・!!!!」
「お前がまだ類くんを思っているとは思わなかったから言わなかったが
今はBLACKPRINCEというアイドルグループで活動しているぞ」
驚いた。類くんを父さんが連れてくると言ったこともだが、BLACKPRINCEというアイドルグループの名を言ったこともだ。BLACKPRINCEはアイドルに疎い俺でも大人気だと耳に入ってくる。確か三人組だったか?
そうか、あの子はアイドルをしてるのか。
幼少期でも可愛らしい顔をしていた。
今年で20歳になるのか。可愛いだろうな。
「食事会に連れてくるから必ず落とせ」
「あぁ、ありがとう」
「ところで如月くんと神宮寺くんは今恋人はいるのか?」
「いや、いないはずだが?」
「じゃあ二人も連れてこい、
類くんにもメンバー二人を連れてくるようにいう。仲がいいらしいからな。
メンバーが一緒のようがリラックスできるだろうしな。
3:3の方がいいだろう。」
「あぁわかった。
頼んでおく。」
「じゃあな」
「あぁ。ありがとう父さん」
と言うと父さんは笑っていた。
類くんと会えるのか。今から緊張するが
父さんに感謝だな。
すぐに響也と侑に電話した。
二人とも参加してくれるようだ。
いい幼馴染をもったな。
それに来てくれる響也と侑もいい出会いがあるといいが・・・・・
そして食事会当日
父さんに呼ばれ会いに行くと
・・・・・・・・・そこには天使がいた。
ピンク色の髪に大きな茶色の瞳。
スッと通っている鼻に
可愛らしい形の唇。
華奢な細い腰に、しなやかな長い手足、160cm後半ぐらいの身長。
可愛らしいが女性には見えない骨格の作り。
とても可愛い。
ピンク色の髪と同じ色のTシャツにデニム、首にはシンプルな赤色のネックレス。髪には可愛らしいうさぎのピンとカラフルなピンがついている。
そんな可愛らしさだが耳には沢山のピアスがついており、
そのアンニュアンス差が色気を放っている。
思わず俺が見惚れていると
「初めまして、早乙女類です。」
あぁ、覚えてないよな
幼少期だったし。
これから俺を知って貰えばいいしな。
また会えたんだ、必ず落とそう。
「あぁ、俺は西園寺潤だ。」
と会って早々に父さんが聞いてくる。
「しない」
「じゃあ恋人はいないのか?」
「いない」
「お前まさか・・・・・・まだ初恋の子を思っているのか?」
「・・・・・・」
無言でいると父さんがはぁとため息を吐き
「わかった、じゃあ俺が食事会を開こう
そこに類くんを連れてくる。今年で類くんも20歳になるしな。」
「・・・・・・!!!!」
「お前がまだ類くんを思っているとは思わなかったから言わなかったが
今はBLACKPRINCEというアイドルグループで活動しているぞ」
驚いた。類くんを父さんが連れてくると言ったこともだが、BLACKPRINCEというアイドルグループの名を言ったこともだ。BLACKPRINCEはアイドルに疎い俺でも大人気だと耳に入ってくる。確か三人組だったか?
そうか、あの子はアイドルをしてるのか。
幼少期でも可愛らしい顔をしていた。
今年で20歳になるのか。可愛いだろうな。
「食事会に連れてくるから必ず落とせ」
「あぁ、ありがとう」
「ところで如月くんと神宮寺くんは今恋人はいるのか?」
「いや、いないはずだが?」
「じゃあ二人も連れてこい、
類くんにもメンバー二人を連れてくるようにいう。仲がいいらしいからな。
メンバーが一緒のようがリラックスできるだろうしな。
3:3の方がいいだろう。」
「あぁわかった。
頼んでおく。」
「じゃあな」
「あぁ。ありがとう父さん」
と言うと父さんは笑っていた。
類くんと会えるのか。今から緊張するが
父さんに感謝だな。
すぐに響也と侑に電話した。
二人とも参加してくれるようだ。
いい幼馴染をもったな。
それに来てくれる響也と侑もいい出会いがあるといいが・・・・・
そして食事会当日
父さんに呼ばれ会いに行くと
・・・・・・・・・そこには天使がいた。
ピンク色の髪に大きな茶色の瞳。
スッと通っている鼻に
可愛らしい形の唇。
華奢な細い腰に、しなやかな長い手足、160cm後半ぐらいの身長。
可愛らしいが女性には見えない骨格の作り。
とても可愛い。
ピンク色の髪と同じ色のTシャツにデニム、首にはシンプルな赤色のネックレス。髪には可愛らしいうさぎのピンとカラフルなピンがついている。
そんな可愛らしさだが耳には沢山のピアスがついており、
そのアンニュアンス差が色気を放っている。
思わず俺が見惚れていると
「初めまして、早乙女類です。」
あぁ、覚えてないよな
幼少期だったし。
これから俺を知って貰えばいいしな。
また会えたんだ、必ず落とそう。
「あぁ、俺は西園寺潤だ。」
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