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第1章 孤児 ビルド・ノーティス編
07 懺悔
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俺は本当は分かっていた。先生が、本心から俺の身を案じ、探し回ったり聞き込みしたりしていたことくらい。
でも、先生は決して冒険者に尋ねたりはしなかったのだろう。そうでなければ冒険者の間で有名な俺を見つけられなかった説明が付かないからだ。先生は、最期まで聖職者の鏡だった。
俺は本当は分かっていた。孤児院に帰れなくなったのは、自業自得だってことに。こんな俺のことを、アスティオルカが見限ったからだって。
俺は本当は分かっていた。俺はどうせ邪神だってことくらい、さ。
でも、先生は決して冒険者に尋ねたりはしなかったのだろう。そうでなければ冒険者の間で有名な俺を見つけられなかった説明が付かないからだ。先生は、最期まで聖職者の鏡だった。
俺は本当は分かっていた。孤児院に帰れなくなったのは、自業自得だってことに。こんな俺のことを、アスティオルカが見限ったからだって。
俺は本当は分かっていた。俺はどうせ邪神だってことくらい、さ。
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