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第一章 孤独の果てに
1-48 港に逆戻り
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俺達は包囲しようとする帝国艦隊の包囲網に近寄って、まだ甲板にいた二人をシルバーに迎えに行かせた。
まだ船は俺の隠蔽範囲内にいるので、ルーに知らせてシルバーに乗せる事にしたのだ。
「早く乗ってー」
「う、うん、ありがとう」
「どうしよう、あいつらが来ちゃったよ」
半泣きのメリーベルを慰めるように鼻面で優しく押しながらも、急かして二人を自分に乗せると、戦場からジャンプして自分の作った土魔法性の【船】に着地するシルバー。
そして、もはや隠すようなシーンも終了とばかりに、みるみるうちにそれを大型の土船ともいうべきものに仕上げていった。
「よおし、じゃあ行くぞ、二人とも」
そして俺が思いっきり、その船を推進させた。
凄まじい加速で、まるでスピードボートのような勢いで最短距離の陸地である港目掛けて海上を突っ走った。
無限に生まれる波の小人がリレー方式で超高速に船を次の担い手に手渡しているかのようにも錯覚する、その激しい動きに二人は必至でシルバーにしがみつき、彼も体を丸めて二人を守っている。
振り返れば、もうあのサンパースト号は完全に帝国の軍艦に囲まれて拿捕されてしまっているようだ。
帝国の海兵が多数、あの船に乗り込んでいく姿が見える。
こっちが実は囮で、向こうの船を逃がしたら向こうに二人が乗っていたとかありそうな話だからな。
今頃船内は乗り込んでいった帝国海軍兵が乱暴に略奪同然の捜索をしている頃だろう。
「お父さん、やっつける?」
「やめとけ。
相手にしたって、また援軍を呼ばれるだけだ。
あいつらは損耗なんて恐れていないからな。
あの時にロルス・コングを逃がしてしまったのが運の尽きだ。
仕方がない、一旦港に逃げ込むぞ」
見れば、追ってくる軍艦も魔法でブーストして加速してきていやがるのだ。
まるで絶対に逃がすまいとでもいうように、高速で走る魚を追い込む漁船団のように左右に各十隻くらいが回り込んできていた。
こっちの前に出られたら仕方がないので沈めるしかないのだが、奴らは左右から追い込んでくるだけで無理に前には出ようとはしていない。
何もかも計算づくで本当に厭らしい連中だ。
そしてみるみるうちに大きく迫ってくる港、だが大量に現れた帝国軍の軍艦の禍々しい雄姿に、港は瞬く間に尋常ではない喧噪に包まれていった。
「こりゃあ、もうこの港から普通に船で帝国を越えた西方面に行くのは無理そうだな」
「どうしよう、ジン」
アリエスは妹を抱きしめながら青い顔で訊いてきた。
「仕方がない、予定変更だ。
どこかで帝国の奴らを撒いて、このボートで目的地まで行くしかない。
あるいは東の平原の東端にある国の港を目指すか。
ここの港の連中も慌てているだろうな。
『帝国が攻めてきた』のだから」
「うわあ、私達のせいで大迷惑だわ……あの船だって、ううっ、ごめんなさい」
「まあ今更そんな事を言っていても仕方がない。
どの道、遅かれ早かれ帝国はここを攻めただろうさ。
そうら、港に逆戻りだ」
そして土船は勢いよく、まるでホバークラフトのように港に乗り上げていき、石の床との摩擦で派手に火花を散らせながら、擦過音を眷属に斜めに進みながら停止した。
船とは名ばかりの岩くれの皿を収納して、子供達をシルバーの上に乗せて俺達は一直線に街道目掛けて駆けた。
そして港の敷地から出ようとした時にそれは起こった。
「ぐはあ」
「うきゃー」
俺達の体は何かに激突したような感じで停められて、見事なまでに跳ね返った。慌てて俺は空中に飛ばされた二人をそっと掴まえて事なきを得た。
やっぱり腕が四本もあると便利だな。
二本の腕で体のバランスを取り、下の二本で二人を捕まえたのだ。
「どうしたの、ジン!?」
「シルちゃん~っ、大丈夫~」
だがシルバーは、すっくと立ちあがると一頻り頭を振り振りしてから、親友に向かって一声軽く吠えて、その無事を報せた。
地面に降ろされたメリーベルは安堵して、その首っ玉にむしゃぶりついている。
「わからんな、こいつは一体何だ」
その問いには博識なルーが答えてくれた。
「ジン、罠よ。
これは結界ね、魔物を通さないための特殊結界よ。
だから捉え損ねた時に港へ追い込まれたんだわ。
何があっても逃がさないという執念の籠った布陣ね。
へたをすると、最初からここへ追い込んで物量で押し潰すのが本当の狙いだったのかもしれないわ。
妙に敵の手際がいいと思った。
参ったわね、いかに強力な魔物であるあなたも、さすがにこいつは通れないわ。
シルバーに穴を掘らせたらどうかしら。
上空も塞がれているようだから、私の風魔法で脱出させるのも無理ね。
なんという魔力消費量かしら」
「まったくだ。
帝国め、マジでイカれてやがるな。
そーれ、シルバー。ここ掘れワンワン!」
言われるまでもなく、まるで掘削機のような勢いでシルバーは既に掘り進んでいたのだが、やがてしおしおと後ずさって出てきた。
「駄目ー、土の中も壁にぶち当たっちゃった」
「くそっ、これはまた念入りな事だな。
アリエス、お前達二人はそこから出られるか」
試した子供達は無事に抵抗なく通り抜けられたが、そのまま行かせるわけにはいかない。
足となる狼さえも失うのだから、二人だけで行かせたらあっという間に捜索隊に捕縛されてしまうだろう。
「どうしよう」
激しく動揺したアリエスも半泣きだったが、さすがの俺もこれには参った。
本当にどうしようか。
こうなったら戦って帝国軍を全滅させるしか道はないのだろうか。
だが、あのロルスが敵方にいる以上、出来ればそいつは避けたい。
どんな危険なカードを隠し持っているか知れたものではない。
二人に何かあっては困る。
しかし、この結界はどこで張っているのだ?
「サーチしてみるか」
俺そいつを発動している魔力の源を走査してみたが、海の中へと消えていった。
「結界の源は海中だと。
どうなっているんだ。
結界師は海の中に潜んでいやがるのか?」
「それは多分、海中と見せかけて空間魔法で遠隔操作しているのね。
それもあいつの仕業でしょう。
でも、これは弱ったわね。結界で封鎖されているのは港だけだから海方面から出られれば問題はないのでしょうが」
「その海から敵がザクザクと来ていて、網に追い込まれる魚のようにここへ逃げ込んだのだがなあ」
港では危機を知らせる鐘が激しく何個も鳴り響き、相手の動きが早過ぎて迎撃のための船を出すのは間に合わないので、強引に船を港へつけた帝国軍に向けてサンマルコス王国の魔法兵や弓兵が攻撃を仕掛けている。
火矢や火魔法で焼かれて燃え上がっている帝国船も何隻もあったが、その船からも鎧などに火の着いた兵士が溢れ出してきている。
もう港は敵の大量の海兵に乗り込まれてしまっていて、すでに激しい白兵戦になっている。
港に配備されているはずの防御用魔導兵器もこうなっては使えない。
それを狙っての空間魔法による電撃侵攻でもあった。
敵は防御を薄くして、敏捷さを武器に有利に戦っているようだ。
もちろん一撃されれば、その場でお陀仏なのであるが、さすがに損耗を恐れずに突っ込んでくる電撃突撃戦を得意とする帝国軍だ。
港の守備隊は念入りに攻撃準備を整えていた敵兵と違って、全てが後手後手に回ってしまっている。
ここに帝国とサンマルコス王国の間で、ついに戦争が勃発した。
「なんて無茶な奴らだ。
そして、俺達は二重の罠に嵌まってしまった!」
今は「頑張れサンマルコス王国軍」と言いたいところなのであるが、敵の兵士はどんどん上陸してくる。
畜生め、なんて数だ。
まるでフナムシのように次々と港へ這い上がってくる様には、さすがの俺も怖気を振るうぜ。
こいつはまるで二〇三高地ならぬ『二〇三港湾』と言ってしまってもいいような悲惨な有様だった。
奴ら帝国は最初に船の中にいた奴らだけではなく、転移魔法で応援の兵士を呼んでいないか。
もうこの港は駄目だろうな。
彼我の戦力差が大きすぎる。
まだ船は俺の隠蔽範囲内にいるので、ルーに知らせてシルバーに乗せる事にしたのだ。
「早く乗ってー」
「う、うん、ありがとう」
「どうしよう、あいつらが来ちゃったよ」
半泣きのメリーベルを慰めるように鼻面で優しく押しながらも、急かして二人を自分に乗せると、戦場からジャンプして自分の作った土魔法性の【船】に着地するシルバー。
そして、もはや隠すようなシーンも終了とばかりに、みるみるうちにそれを大型の土船ともいうべきものに仕上げていった。
「よおし、じゃあ行くぞ、二人とも」
そして俺が思いっきり、その船を推進させた。
凄まじい加速で、まるでスピードボートのような勢いで最短距離の陸地である港目掛けて海上を突っ走った。
無限に生まれる波の小人がリレー方式で超高速に船を次の担い手に手渡しているかのようにも錯覚する、その激しい動きに二人は必至でシルバーにしがみつき、彼も体を丸めて二人を守っている。
振り返れば、もうあのサンパースト号は完全に帝国の軍艦に囲まれて拿捕されてしまっているようだ。
帝国の海兵が多数、あの船に乗り込んでいく姿が見える。
こっちが実は囮で、向こうの船を逃がしたら向こうに二人が乗っていたとかありそうな話だからな。
今頃船内は乗り込んでいった帝国海軍兵が乱暴に略奪同然の捜索をしている頃だろう。
「お父さん、やっつける?」
「やめとけ。
相手にしたって、また援軍を呼ばれるだけだ。
あいつらは損耗なんて恐れていないからな。
あの時にロルス・コングを逃がしてしまったのが運の尽きだ。
仕方がない、一旦港に逃げ込むぞ」
見れば、追ってくる軍艦も魔法でブーストして加速してきていやがるのだ。
まるで絶対に逃がすまいとでもいうように、高速で走る魚を追い込む漁船団のように左右に各十隻くらいが回り込んできていた。
こっちの前に出られたら仕方がないので沈めるしかないのだが、奴らは左右から追い込んでくるだけで無理に前には出ようとはしていない。
何もかも計算づくで本当に厭らしい連中だ。
そしてみるみるうちに大きく迫ってくる港、だが大量に現れた帝国軍の軍艦の禍々しい雄姿に、港は瞬く間に尋常ではない喧噪に包まれていった。
「こりゃあ、もうこの港から普通に船で帝国を越えた西方面に行くのは無理そうだな」
「どうしよう、ジン」
アリエスは妹を抱きしめながら青い顔で訊いてきた。
「仕方がない、予定変更だ。
どこかで帝国の奴らを撒いて、このボートで目的地まで行くしかない。
あるいは東の平原の東端にある国の港を目指すか。
ここの港の連中も慌てているだろうな。
『帝国が攻めてきた』のだから」
「うわあ、私達のせいで大迷惑だわ……あの船だって、ううっ、ごめんなさい」
「まあ今更そんな事を言っていても仕方がない。
どの道、遅かれ早かれ帝国はここを攻めただろうさ。
そうら、港に逆戻りだ」
そして土船は勢いよく、まるでホバークラフトのように港に乗り上げていき、石の床との摩擦で派手に火花を散らせながら、擦過音を眷属に斜めに進みながら停止した。
船とは名ばかりの岩くれの皿を収納して、子供達をシルバーの上に乗せて俺達は一直線に街道目掛けて駆けた。
そして港の敷地から出ようとした時にそれは起こった。
「ぐはあ」
「うきゃー」
俺達の体は何かに激突したような感じで停められて、見事なまでに跳ね返った。慌てて俺は空中に飛ばされた二人をそっと掴まえて事なきを得た。
やっぱり腕が四本もあると便利だな。
二本の腕で体のバランスを取り、下の二本で二人を捕まえたのだ。
「どうしたの、ジン!?」
「シルちゃん~っ、大丈夫~」
だがシルバーは、すっくと立ちあがると一頻り頭を振り振りしてから、親友に向かって一声軽く吠えて、その無事を報せた。
地面に降ろされたメリーベルは安堵して、その首っ玉にむしゃぶりついている。
「わからんな、こいつは一体何だ」
その問いには博識なルーが答えてくれた。
「ジン、罠よ。
これは結界ね、魔物を通さないための特殊結界よ。
だから捉え損ねた時に港へ追い込まれたんだわ。
何があっても逃がさないという執念の籠った布陣ね。
へたをすると、最初からここへ追い込んで物量で押し潰すのが本当の狙いだったのかもしれないわ。
妙に敵の手際がいいと思った。
参ったわね、いかに強力な魔物であるあなたも、さすがにこいつは通れないわ。
シルバーに穴を掘らせたらどうかしら。
上空も塞がれているようだから、私の風魔法で脱出させるのも無理ね。
なんという魔力消費量かしら」
「まったくだ。
帝国め、マジでイカれてやがるな。
そーれ、シルバー。ここ掘れワンワン!」
言われるまでもなく、まるで掘削機のような勢いでシルバーは既に掘り進んでいたのだが、やがてしおしおと後ずさって出てきた。
「駄目ー、土の中も壁にぶち当たっちゃった」
「くそっ、これはまた念入りな事だな。
アリエス、お前達二人はそこから出られるか」
試した子供達は無事に抵抗なく通り抜けられたが、そのまま行かせるわけにはいかない。
足となる狼さえも失うのだから、二人だけで行かせたらあっという間に捜索隊に捕縛されてしまうだろう。
「どうしよう」
激しく動揺したアリエスも半泣きだったが、さすがの俺もこれには参った。
本当にどうしようか。
こうなったら戦って帝国軍を全滅させるしか道はないのだろうか。
だが、あのロルスが敵方にいる以上、出来ればそいつは避けたい。
どんな危険なカードを隠し持っているか知れたものではない。
二人に何かあっては困る。
しかし、この結界はどこで張っているのだ?
「サーチしてみるか」
俺そいつを発動している魔力の源を走査してみたが、海の中へと消えていった。
「結界の源は海中だと。
どうなっているんだ。
結界師は海の中に潜んでいやがるのか?」
「それは多分、海中と見せかけて空間魔法で遠隔操作しているのね。
それもあいつの仕業でしょう。
でも、これは弱ったわね。結界で封鎖されているのは港だけだから海方面から出られれば問題はないのでしょうが」
「その海から敵がザクザクと来ていて、網に追い込まれる魚のようにここへ逃げ込んだのだがなあ」
港では危機を知らせる鐘が激しく何個も鳴り響き、相手の動きが早過ぎて迎撃のための船を出すのは間に合わないので、強引に船を港へつけた帝国軍に向けてサンマルコス王国の魔法兵や弓兵が攻撃を仕掛けている。
火矢や火魔法で焼かれて燃え上がっている帝国船も何隻もあったが、その船からも鎧などに火の着いた兵士が溢れ出してきている。
もう港は敵の大量の海兵に乗り込まれてしまっていて、すでに激しい白兵戦になっている。
港に配備されているはずの防御用魔導兵器もこうなっては使えない。
それを狙っての空間魔法による電撃侵攻でもあった。
敵は防御を薄くして、敏捷さを武器に有利に戦っているようだ。
もちろん一撃されれば、その場でお陀仏なのであるが、さすがに損耗を恐れずに突っ込んでくる電撃突撃戦を得意とする帝国軍だ。
港の守備隊は念入りに攻撃準備を整えていた敵兵と違って、全てが後手後手に回ってしまっている。
ここに帝国とサンマルコス王国の間で、ついに戦争が勃発した。
「なんて無茶な奴らだ。
そして、俺達は二重の罠に嵌まってしまった!」
今は「頑張れサンマルコス王国軍」と言いたいところなのであるが、敵の兵士はどんどん上陸してくる。
畜生め、なんて数だ。
まるでフナムシのように次々と港へ這い上がってくる様には、さすがの俺も怖気を振るうぜ。
こいつはまるで二〇三高地ならぬ『二〇三港湾』と言ってしまってもいいような悲惨な有様だった。
奴ら帝国は最初に船の中にいた奴らだけではなく、転移魔法で応援の兵士を呼んでいないか。
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