102 / 169
第二章 バルバディア聖教国モンサラント・ダンジョン
2-15 朝飯前とは、まさにこの事
しおりを挟む
その結果、俺は呆然としながら、扉の中らしき場所にて床に転がされていた先輩を見下ろす事になったのだ。
先輩は腕や足ごと体を何か白っぽい物に拘束されていた。
これはロープの類ではないな。
糸のようなものか?
いつの間にか扉も跡形もなく消え失せていた。
「なあ、先輩。
こんなところで何をやっているのさ」
「お前こそ事前に声をかけたのに、何を間抜けに、この場に突っ立っている」
ふう。
お互いに相手を残念がって溜息を吐いた。
そして自分自身に対しても。
なんてこったい、こりゃあ先輩が捕まるはずだ。
そして、おそらくここは盟主とやらの縄張りではなさそうだ。
むしろその敵、つまり俺達が捜索している奴らのテリトリーなのだ。
何故なら真っ暗な空間で、闇の中に殺気を放つ者が、あるいは物が真っ赤な目を数十体分ほど輝かせていたのだ。
俺はとりあえず、先輩の戒めを新装備の槍で、くっついてしまったりしないように素早く鋭く突いてみた。
この先輩を縛めているくらいだから、俺には解けないかなと思ったのに、それは何故かあっさりと弾け飛んだ。
この槍、こんな機能があるのか。
先輩は闇の中でも感じ取れるほどの顰めっ面を披露しながら立ち上がった。
「ほお、そいつが昨日のオリハルコンの槍か。
ちょうどいい、俺に寄越せ」
「馬鹿言うなよ、まだバニッシュから何の説明も聞いてないんだからな。
あんただって、付与付きの上等なミスリルの大剣を背負っているじゃないかよ。
どうせなら、こっちのお古の槍にしてくれ。
こいつだってダンジョンの管理魔物を退治した時よりも、かなりパワーアップしているんだぜ」
「まあ、よかろう。
槍の方が間合いも取れていい。
おい、いつものブーストをかけろ。
とりあえず、ここを脱出する」
「へいへい。
その代わりにあんたのスキルを先に寄越せよ」
「わかった、そらよ」
ミスリル槍を先輩に手渡すと、先輩のスキルが槍の先から撃ち込まれ、先頭の真っ赤な一対が闇の中に消え失せた。
「【マグナム・ルーレット】【一瞬だけスキルのコピー】」
俺も発動数制限枠外のスキルを唱え終わっている。
続けて枠内のスキルを放つ。
「【神々の祝福】【祈りの力×x】【邪気の封印】【スキル封印】」
俺はコピーした先輩の必殺スキルを纏わせた、新装備のオリハルコンの槍を構えた。
この先輩が相手を仕留めるのに執着するのではなく、なんと一時的にとはいえ逃げようとしているのだ。
超絶にヤバイ奴らなのに決まっている。
絶対に遠慮なんかいらない。
ルーレットの出目は目論見通りに、ほぼ気合で六を獲得した。
十分間だけの奇跡の時間が始まった。
俺のカバーのために再び先輩のスキルが光り、俺は激しく輝く真っ白に闇を切り裂くかのような聖光を纏い、それに怯んだ相手の身体が弱体化サインと思われる虹色に輝いた。
「んー、あれは狼なのか?」
「気を付けろ、そいつらはおそらく霊獣だ。
スキルで消し飛ばしたところで死にはせん。
しかも、このような異常な空間では一匹で俺と対等に戦えるほどのレベルよ。
おまけに」
そして先輩が、言い終わる前にまたもや糸状の物を拭きつけられ、グルグル巻きにされた。
あのすばしっこい先輩が逃げられない魔物の攻撃とは。
さっきの拘束をしていた犯人はあいつか。
そして、そいつも俺のスキルを食らって虹色に光っていた。
今回は、この手の特殊スキルの封印効果はないのか。
【スキル封印】までくれてやったというのに。
もしかしたらスキルではなく、ただの物理的な糸吐きに過ぎないからなのか。
あるいは相手が強すぎて、スキルで封じられなかったとか。
それにしても、これはまたでっかい蜘蛛だな。
へたをすると足を広げた大きさが馬車並みのサイズだ。
それにマジかよ、天下の踏破者クレジネスを、あっさりと拘束するだとー?
「俺を解くよりも、あれを先にやれ。
絶対に逃がすな。
このまま、お前まで糸にやられたら詰むぞ。
こいつの糸は魔法やスキルの類も封じるようだ」
「そいつは、おっかねえ」
俺は先輩に指示されるまでもなく、そいつに向けて先輩からのパクリスキルを放っていたのだが、少し思い付いて今回は槍に纏わせてから、いつものミスリルの槍のように収束してぶっ放してみた。
さっきの先輩の要領だ。
だが、それは凄まじい幾本もの光条となって周り中からそいつに襲い掛かり、慌てて避けた蜘蛛を何故か謎の光は追尾していった。
そいつは天井を走りながら俺のスキルに追われていき、そして命中した瞬間に綺麗にバラバラになって弾けた。
蜘蛛は強力スキルで倒した時にそうなる事が多いから倒した事がわかりやすいな。
槍も改良された機能付きだったらしい。
幸いにしてヤバイ奴を先に誘導機能付きの魔法槍で仕留められたようだ。
俺はすかさず、再び先輩を縛っていた魔物糸を消し飛ばした。
「ひゅう、さすがはエルバニッシュの銘が入った逸品だな。
さあやるぜ、先輩」
「一匹残らずぶち殺せ。
まあ相手は霊獣だから死なないのだが、霊獣も一度消しておけばここからの脱出は可能だ」
「あいよー」
そして、あのダンジョンで初めて組んで以来、更にパワーアップした『一撃』を槍先からぶちかました。
激しいスキルの光条が、なんと幾重にも奔り、奴らを追尾して次々とそのまま撃ち抜きまくった。
闇の世界が弾けて俺達は陽光の世界へと帰還した。
生憎な事に、今回は御土産のお宝はないらしい。
ちぇっ、まあいいや。
「お、夜が明けたね」
「やれやれ、明日の朝日を拝めないかと思ったわ。
このクレジネスともあろうものがな。
その槍の性能も、なかなかイカれているな」
「そお?」
だってマニュアルすら、まだもらっていないのだから、性能の把握は肌感覚のみだものな。
さっきは、いきなりの実戦での使用にしては、結構上手い事立ち回った部類に入ると思う。
先輩は腕や足ごと体を何か白っぽい物に拘束されていた。
これはロープの類ではないな。
糸のようなものか?
いつの間にか扉も跡形もなく消え失せていた。
「なあ、先輩。
こんなところで何をやっているのさ」
「お前こそ事前に声をかけたのに、何を間抜けに、この場に突っ立っている」
ふう。
お互いに相手を残念がって溜息を吐いた。
そして自分自身に対しても。
なんてこったい、こりゃあ先輩が捕まるはずだ。
そして、おそらくここは盟主とやらの縄張りではなさそうだ。
むしろその敵、つまり俺達が捜索している奴らのテリトリーなのだ。
何故なら真っ暗な空間で、闇の中に殺気を放つ者が、あるいは物が真っ赤な目を数十体分ほど輝かせていたのだ。
俺はとりあえず、先輩の戒めを新装備の槍で、くっついてしまったりしないように素早く鋭く突いてみた。
この先輩を縛めているくらいだから、俺には解けないかなと思ったのに、それは何故かあっさりと弾け飛んだ。
この槍、こんな機能があるのか。
先輩は闇の中でも感じ取れるほどの顰めっ面を披露しながら立ち上がった。
「ほお、そいつが昨日のオリハルコンの槍か。
ちょうどいい、俺に寄越せ」
「馬鹿言うなよ、まだバニッシュから何の説明も聞いてないんだからな。
あんただって、付与付きの上等なミスリルの大剣を背負っているじゃないかよ。
どうせなら、こっちのお古の槍にしてくれ。
こいつだってダンジョンの管理魔物を退治した時よりも、かなりパワーアップしているんだぜ」
「まあ、よかろう。
槍の方が間合いも取れていい。
おい、いつものブーストをかけろ。
とりあえず、ここを脱出する」
「へいへい。
その代わりにあんたのスキルを先に寄越せよ」
「わかった、そらよ」
ミスリル槍を先輩に手渡すと、先輩のスキルが槍の先から撃ち込まれ、先頭の真っ赤な一対が闇の中に消え失せた。
「【マグナム・ルーレット】【一瞬だけスキルのコピー】」
俺も発動数制限枠外のスキルを唱え終わっている。
続けて枠内のスキルを放つ。
「【神々の祝福】【祈りの力×x】【邪気の封印】【スキル封印】」
俺はコピーした先輩の必殺スキルを纏わせた、新装備のオリハルコンの槍を構えた。
この先輩が相手を仕留めるのに執着するのではなく、なんと一時的にとはいえ逃げようとしているのだ。
超絶にヤバイ奴らなのに決まっている。
絶対に遠慮なんかいらない。
ルーレットの出目は目論見通りに、ほぼ気合で六を獲得した。
十分間だけの奇跡の時間が始まった。
俺のカバーのために再び先輩のスキルが光り、俺は激しく輝く真っ白に闇を切り裂くかのような聖光を纏い、それに怯んだ相手の身体が弱体化サインと思われる虹色に輝いた。
「んー、あれは狼なのか?」
「気を付けろ、そいつらはおそらく霊獣だ。
スキルで消し飛ばしたところで死にはせん。
しかも、このような異常な空間では一匹で俺と対等に戦えるほどのレベルよ。
おまけに」
そして先輩が、言い終わる前にまたもや糸状の物を拭きつけられ、グルグル巻きにされた。
あのすばしっこい先輩が逃げられない魔物の攻撃とは。
さっきの拘束をしていた犯人はあいつか。
そして、そいつも俺のスキルを食らって虹色に光っていた。
今回は、この手の特殊スキルの封印効果はないのか。
【スキル封印】までくれてやったというのに。
もしかしたらスキルではなく、ただの物理的な糸吐きに過ぎないからなのか。
あるいは相手が強すぎて、スキルで封じられなかったとか。
それにしても、これはまたでっかい蜘蛛だな。
へたをすると足を広げた大きさが馬車並みのサイズだ。
それにマジかよ、天下の踏破者クレジネスを、あっさりと拘束するだとー?
「俺を解くよりも、あれを先にやれ。
絶対に逃がすな。
このまま、お前まで糸にやられたら詰むぞ。
こいつの糸は魔法やスキルの類も封じるようだ」
「そいつは、おっかねえ」
俺は先輩に指示されるまでもなく、そいつに向けて先輩からのパクリスキルを放っていたのだが、少し思い付いて今回は槍に纏わせてから、いつものミスリルの槍のように収束してぶっ放してみた。
さっきの先輩の要領だ。
だが、それは凄まじい幾本もの光条となって周り中からそいつに襲い掛かり、慌てて避けた蜘蛛を何故か謎の光は追尾していった。
そいつは天井を走りながら俺のスキルに追われていき、そして命中した瞬間に綺麗にバラバラになって弾けた。
蜘蛛は強力スキルで倒した時にそうなる事が多いから倒した事がわかりやすいな。
槍も改良された機能付きだったらしい。
幸いにしてヤバイ奴を先に誘導機能付きの魔法槍で仕留められたようだ。
俺はすかさず、再び先輩を縛っていた魔物糸を消し飛ばした。
「ひゅう、さすがはエルバニッシュの銘が入った逸品だな。
さあやるぜ、先輩」
「一匹残らずぶち殺せ。
まあ相手は霊獣だから死なないのだが、霊獣も一度消しておけばここからの脱出は可能だ」
「あいよー」
そして、あのダンジョンで初めて組んで以来、更にパワーアップした『一撃』を槍先からぶちかました。
激しいスキルの光条が、なんと幾重にも奔り、奴らを追尾して次々とそのまま撃ち抜きまくった。
闇の世界が弾けて俺達は陽光の世界へと帰還した。
生憎な事に、今回は御土産のお宝はないらしい。
ちぇっ、まあいいや。
「お、夜が明けたね」
「やれやれ、明日の朝日を拝めないかと思ったわ。
このクレジネスともあろうものがな。
その槍の性能も、なかなかイカれているな」
「そお?」
だってマニュアルすら、まだもらっていないのだから、性能の把握は肌感覚のみだものな。
さっきは、いきなりの実戦での使用にしては、結構上手い事立ち回った部類に入ると思う。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
異世界にクラス転移したら全員ハズレスキルを持たされた
アタラクシア
ファンタジー
人生で数度もない貴重なイベントである修学旅行。この風鈴高校に通う二年二組の生徒たちも、長い間待ち望んでいた修学旅行に胸を躍らせていた。
はしゃぐバスの中――突然周りが黒く染まり、生徒たちは下へ下へと落下してしまう。
目が覚め、見えた景色は――現実の法則が意味をなさない、まさに『異世界』であった。
クラス全員ハズレスキル!?前代未聞の異世界転移に少年少女らは立ち向かう。
――根源に至る『四騎士』
――世界征服を企む『ナイトメア』
――新世界を作ろうとする『ネビュラ教』
異世界の様々な情勢に振り回されながらも奔走する。目指すは「クラスメイト全員の合流」と「元世界への帰還」。
はたして彼らは全員合流し、元の世界へと帰れるのか。
長くも奇妙な修学旅行が今始まる――。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる