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「んっ……んっ……」
口を手で塞ぎ、必死に声が出るのを抑えた。
女とは違う低い喘ぎ声に源一郎が萎えてしまわないか不安になり、無意識に手で口を塞いでいた。視界はこの懐中電灯の小さな光だけだ。急に電気が復旧しなければ、自分の裸をまともに見られる心配はない。だが、声は変える事はできない。
「なんで、声我慢してるんだよ」
「んっ、だって……源さんが、あっ……萎えたら……」
「萎えねぇよ。いいから、声聞かせろよ」
源一郎に無理矢理手を外された。
「源さん……気持ち悪く、ない……?」
既に指は二本に増やされ、いい所が擦られ指だけで達してしまうそうだった。
「興奮する」
そう言って、キスをされた。
「もう、挿れていいか?」
指が抜かれ、そう問われると、
「ま、待って……後ろからにして……」
雪明は四つん這いになると、枕を抱き込み腰を上げた。
ゴクリと源一郎の喉が鳴る。雪明の細い腰を掴み自分の中心をあてがうと、
「ゆっくり……挿れて……久し振りだから……」
そう懇願するように言った。
「きつ……」
半分程挿れたところで、中の締め付けに思わず源一郎の声が漏れた。それでも、ゆっくりと腰を推し進める。
「あっ……はっ…………源さんの、お、っきい……」
ゆらゆらと雪明自ら腰を揺らしている。
「入り口、擦れて……気持ちい…………」
雪明の声はとめどなく漏れ、いい、もっと、気持ちいい、とうわ言のように声を漏らしている。
雪明が発する言葉がいちいち源一郎を煽り、射精感が襲ってくる。小さく息を吐くと、源一郎は一度動きを止めた。
雪明は自分のお腹を摩ると、
「源さんの、ここに、入ってる……」
そうウットリとした声を漏らす。
(いちいちコイツは……)
雪明の煽りに源一郎の理性は限界だった。
ずぶりと奥まで挿れた途端、雪明の背中が大きく跳ねた。
「あっ! 嘘……ふかっ……!」
何度も奥を突くと、雪明の中がぎゅっと締め付けられる。
「あっ! んっ……! お、く……あたって……!」
「おまえの中、すげえ熱い……気持ち良いか?」
耳元で囁くと、ブルリと雪明の体が震えた。
「そこ、もっと……気持ち、いい……!」
目の前が火花が散ったように、チカチカとし意識が飛びそうになる。
「気持ち、良すぎて……おかしくなる……あっ、あっ、こんな、の……初め……て……」
源一郎は雪明が言葉を発する度に、ゾクゾクと欲情が増し、気を抜くとすぐに達してしまいそうだった。
「もう、おまえ喋るな! もたねえだろ!」
グチュグチュと繋がった部分から濡れた音がし、雪明の中心は泣いているかのように、透明の液がトロトロと溢れている。それを源一郎は握ると、上下に動かして始めた。
「や、やだ……!」
「やだじゃねえだろ、こんなに濡らして」
雪明の顔を向けさせると、唇を塞いだ。
「も、もう、イき、たい……」
「イケよ」
その言葉と同時に源一郎は腰を大きく動かした。途端、雪明の体がビクビクと震えると、源一郎の手に吐精してしまった。
「あ、あ……」
枕に顔を埋めた雪明はヒクヒクと体がヒクついていた。
だが、源一郎は達していない。源一郎は再び腰を動かし始めると、
「ま、待って……! まだ、無理……」
「俺はイッてないんだよ」
そう言って雪明の体を正面に向けさせた。
「やだ! 前からはイヤ!」
「なんでだよ」
「だって……前からして源さん萎えたら……」
震える声でそう雪明が言った。顔は見えないが、泣いているのかもしれない。
「……」
雪明の中で、源一郎の暴言がずっと頭の隅にあるのだろう。
自分が言ってしまった事とは言え、今更ながら酷く後悔した。
「あの時は悪かった」
源一郎は雪明にキスをすると、雪明の猫毛の黒髪を優しく撫でた。
「おまえの言う通り、俺はこっち側の人間なんだよ」
「え?」
大きく一つ息を吐き、源一郎は雪明と繋がったまま雪明に覆い被さる。
「認めたくなかった。自分がゲイだって事」
耳元でそう言った。
「どんなにいい女と付き合っても長く続かなくて、本気で好きになる事がなかった。ずっと、女とする事に違和感を感じてた」
源一郎はそんな事を語りながらも、ゆるゆると腰を動かししている。
「おまえを初めて見た時、女には感じた事のない感情が湧いた」
「かん、じょう……?」
中で源一郎を感じながら、雪明は源一郎の言葉を繰り返した。
「初めて自分から、こいつを抱きたいと思った」
そう言うと同時に、雪明の奥を一気に突いた。
「あ! うっ……ん!」
何度も奥を突くと、雪明は子供のようにイヤイヤと子供のように頭を横に振っている。
「おまえと出会って、自分がゲイなんだって事を認めざる得なくなった……中学からずっと女を切らした事のない、女ったらしで有名だったこの俺が、実はゲイでした、なんて簡単に信じられるか?」
「あっ……! んっ……ん……また、イ……ク……!」
源一郎の話を聞きたいのに、ずっと雪明の前立腺を突いている源一郎の中心にばかり意識がいってしまう。
「それでも、自分がゲイじゃないって認めたくなくて、おまえにキツく当たっちまった」
源一郎の体がブルリと震えた。
「この話は後だ」
そう言うと、源一郎に唇を塞がれ腰の律動が再開した。
口を手で塞ぎ、必死に声が出るのを抑えた。
女とは違う低い喘ぎ声に源一郎が萎えてしまわないか不安になり、無意識に手で口を塞いでいた。視界はこの懐中電灯の小さな光だけだ。急に電気が復旧しなければ、自分の裸をまともに見られる心配はない。だが、声は変える事はできない。
「なんで、声我慢してるんだよ」
「んっ、だって……源さんが、あっ……萎えたら……」
「萎えねぇよ。いいから、声聞かせろよ」
源一郎に無理矢理手を外された。
「源さん……気持ち悪く、ない……?」
既に指は二本に増やされ、いい所が擦られ指だけで達してしまうそうだった。
「興奮する」
そう言って、キスをされた。
「もう、挿れていいか?」
指が抜かれ、そう問われると、
「ま、待って……後ろからにして……」
雪明は四つん這いになると、枕を抱き込み腰を上げた。
ゴクリと源一郎の喉が鳴る。雪明の細い腰を掴み自分の中心をあてがうと、
「ゆっくり……挿れて……久し振りだから……」
そう懇願するように言った。
「きつ……」
半分程挿れたところで、中の締め付けに思わず源一郎の声が漏れた。それでも、ゆっくりと腰を推し進める。
「あっ……はっ…………源さんの、お、っきい……」
ゆらゆらと雪明自ら腰を揺らしている。
「入り口、擦れて……気持ちい…………」
雪明の声はとめどなく漏れ、いい、もっと、気持ちいい、とうわ言のように声を漏らしている。
雪明が発する言葉がいちいち源一郎を煽り、射精感が襲ってくる。小さく息を吐くと、源一郎は一度動きを止めた。
雪明は自分のお腹を摩ると、
「源さんの、ここに、入ってる……」
そうウットリとした声を漏らす。
(いちいちコイツは……)
雪明の煽りに源一郎の理性は限界だった。
ずぶりと奥まで挿れた途端、雪明の背中が大きく跳ねた。
「あっ! 嘘……ふかっ……!」
何度も奥を突くと、雪明の中がぎゅっと締め付けられる。
「あっ! んっ……! お、く……あたって……!」
「おまえの中、すげえ熱い……気持ち良いか?」
耳元で囁くと、ブルリと雪明の体が震えた。
「そこ、もっと……気持ち、いい……!」
目の前が火花が散ったように、チカチカとし意識が飛びそうになる。
「気持ち、良すぎて……おかしくなる……あっ、あっ、こんな、の……初め……て……」
源一郎は雪明が言葉を発する度に、ゾクゾクと欲情が増し、気を抜くとすぐに達してしまいそうだった。
「もう、おまえ喋るな! もたねえだろ!」
グチュグチュと繋がった部分から濡れた音がし、雪明の中心は泣いているかのように、透明の液がトロトロと溢れている。それを源一郎は握ると、上下に動かして始めた。
「や、やだ……!」
「やだじゃねえだろ、こんなに濡らして」
雪明の顔を向けさせると、唇を塞いだ。
「も、もう、イき、たい……」
「イケよ」
その言葉と同時に源一郎は腰を大きく動かした。途端、雪明の体がビクビクと震えると、源一郎の手に吐精してしまった。
「あ、あ……」
枕に顔を埋めた雪明はヒクヒクと体がヒクついていた。
だが、源一郎は達していない。源一郎は再び腰を動かし始めると、
「ま、待って……! まだ、無理……」
「俺はイッてないんだよ」
そう言って雪明の体を正面に向けさせた。
「やだ! 前からはイヤ!」
「なんでだよ」
「だって……前からして源さん萎えたら……」
震える声でそう雪明が言った。顔は見えないが、泣いているのかもしれない。
「……」
雪明の中で、源一郎の暴言がずっと頭の隅にあるのだろう。
自分が言ってしまった事とは言え、今更ながら酷く後悔した。
「あの時は悪かった」
源一郎は雪明にキスをすると、雪明の猫毛の黒髪を優しく撫でた。
「おまえの言う通り、俺はこっち側の人間なんだよ」
「え?」
大きく一つ息を吐き、源一郎は雪明と繋がったまま雪明に覆い被さる。
「認めたくなかった。自分がゲイだって事」
耳元でそう言った。
「どんなにいい女と付き合っても長く続かなくて、本気で好きになる事がなかった。ずっと、女とする事に違和感を感じてた」
源一郎はそんな事を語りながらも、ゆるゆると腰を動かししている。
「おまえを初めて見た時、女には感じた事のない感情が湧いた」
「かん、じょう……?」
中で源一郎を感じながら、雪明は源一郎の言葉を繰り返した。
「初めて自分から、こいつを抱きたいと思った」
そう言うと同時に、雪明の奥を一気に突いた。
「あ! うっ……ん!」
何度も奥を突くと、雪明は子供のようにイヤイヤと子供のように頭を横に振っている。
「おまえと出会って、自分がゲイなんだって事を認めざる得なくなった……中学からずっと女を切らした事のない、女ったらしで有名だったこの俺が、実はゲイでした、なんて簡単に信じられるか?」
「あっ……! んっ……ん……また、イ……ク……!」
源一郎の話を聞きたいのに、ずっと雪明の前立腺を突いている源一郎の中心にばかり意識がいってしまう。
「それでも、自分がゲイじゃないって認めたくなくて、おまえにキツく当たっちまった」
源一郎の体がブルリと震えた。
「この話は後だ」
そう言うと、源一郎に唇を塞がれ腰の律動が再開した。
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