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第657話 滅亡する世界に逆らう者5
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第657話 滅亡する世界に逆らう者5
俺は、たまたまアリシアを派遣していた場所で結界を縮めながら魔物を減らすことをしている。
魔物が多いせいか時間がかかっている。
あまりにも大量の魔物のため、俺の魔法で攻撃するよりも時間がかかる。
あ~ぁ、こんなことなら攻撃して魔物を減らすんだった。
しかし、それよりも魔物を押し返す方が良いと思う。
ほんとうに大量の魔物がでても、誰も食いたくないし、腐敗臭が強いだろう、また、他の魔物を引き寄せることになるし、あまりにも多くの魔物を入れておくアイテム袋はないと思うし、この世界にはアイテム袋なんて異空間収納以外あるのかな??
俺が使う異空間収納とアイテム袋は違う。
俺は魔法がかかった袋なんて、お目にかかったことはない。
しかしアイテム袋だって、だれかが魔法をかけないとある訳ないよね。
そもそも、その辺にある布袋を持ってきて、魔法をかけて、アイテム袋にすることなんてできるのか?
それとも、ただの布じゃなく、何か特別な袋なのか?
いろいろなことを考えながら、もうすぐ、推し戻ることが終わる。
最後は異空間収納の出口を消すのみ。
*
アリシアとコリンが転移である国に姿を現した。
姿を現した二人はキョロキョロして、危険がないか確認すると戦闘体制を解いた。
剣を異空間収納に、すぐに入れることなく二人は、窓際に床に跪く二人の背後に近づく。
言っていることは、よくわからないが、なんだか祈っているように聞こえる。
どう見ても親子のような感で綺麗なドレスを着ている。
それを気にしたように自分達が着ている服を、チラッと見る二人。
服を見てお互いの顔を見合わせて、しょうがないという感じで両手を上げる。
窓際に座る二人の、すぐ後ろまで近づいて声をかける。
コリンが「あの~」 二人は振り返ることなく、祈りを中断しない。
アリシアが「あの、すいません」と声をかけても、気がつくことなく祈る二人。
そこで大きな声で二人で息を合わせて「あの、すいません」というと、二人は驚いた猫のように飛び上がった。
「きゃっ」
もう一人は、言葉を発する暇もない。
しかし、飛び上がったのは猫ほどではなかった。
声を急にかけられて驚いた二人は、床に転げるようになり、肩で大きく息をしながら胸を押さえて、こちらを向く。
「な、なんですか? あなたちは?」
「私たち、この国の魔力に惹かれて調査にきたんですが、あなたですね」とアリシアは若い女性の方を指差す。
「えっ?」なんだか驚くばかりで、意味不明なことばかり起きて戸惑っている二人
「お母様、この方達は、なんでしょう? 私たちの祈りを聞いてくださった女神さまですか?」急に現れた二人の女性に、ちょっと天然な王妃と王女
「………いいえ、私たちは女神さまではありませんよ」
「では、神様ですか? それとも天使さま?」
「いいえ、その、どちらでもありません」
「では、神様でもない、天使さまでもない? と言うことは神の御使いさまですか?」
「いいえ!」ちょっとイライラしてきたアリシア
話が進まないのでアリシアが「私たちは怪しいものではありません。勇者クリスの依頼で来ました。今は勇者は手を離すことができない状況でして、私たちが確認するために転移で数千キロを移動してきました」
「えっ、勇者様?」とオリビア女王
「えっ、転移?」と王妃
「そうです、多分、あなた達が祈っていたのは、勇者ですよね?」
「あっ、はい、そうですが、本当に祈りが届いたということですか?」
「そういうことになりますね、あっ、申し遅れました、私はアリシアと言いますがオーリス王国の伯爵位を持っています」
「オーリス王国の伯爵様でアリシアさま‥‥‥」
「はい」というアリシア、コリンを見ても、何も言わないからアリシアが「あっ、この子も………こちらも同じ伯爵位でコリンと言います」と言うとコリンはやっと頭だけを下げた。
慣れていない二人はカーテンシーはしなかった。
いやできなかった。
今は一人は戦場から戻って、すぐに、ここに来たばかりだ。
コリンは、普段から前に出ることを好まない
王女が「では、本当に勇者様のメンバーの方なのですか?」
「そうです」とアリシア
王妃と王女は、お互いの顔を見て、手を取り合い喜び出した。
「やりましたわ、お母様」
「そうですね、よかったわ、これで、この国は救われる‥‥‥」と涙する。
「お母さま‥‥‥」
「あの、それで、祈りを捧げた理由は?」
「あっ、そうでした」とオリビア王女
「それで何か、あったんですか?」
オリビア王女は、「実は王都の近くに魔物が大量にいるみたいで、国中、慌ただしくなっているんですが、このままでは、国は滅んでしまいます。どうか、お助けください」
それを聞いてアリシアは「あっ、もう、魔物は安心ですよ」
「えっ、どうしてですか?」
「クリスが、もう動いていますから、結界をはっているので、それ以上は、進行しないと思いますよ」
「えっ、でも、勇者様に会っていませんが‥‥‥」
「ええ、実は、ここにも、この近くにもクリスはいません」
「えっ、それで、どうして魔物を倒すことができるんですか?」
そうだよね、普通なら、そう思うよね、私だって、クリスのことを知っていないと、信じられないよ。
「それは‥‥‥」と説明に困っていると横からコリンが「それは勇者だからだよ」
コリンが「私から見てもクリスって勇者ぽくないんだけど、いざと言う時本当に信じられない力を使うんだよ」
アリシアが「‥‥うん、そうだね」
コリン「クリスってさぁ、もう本当に信じられないくらいの力を時々、使うんでよ」
コリン「私、さっきまでクリスと一緒にいたんだけど、私がクリスに飲み物を入れてあげようとしたら、つまずいてしまって飲み物をクリスの頭にこぼしちゃったんだよね」
「それで、どうしたんですか?」オリビア王女と王妃は、すごく聞きたそうに目を輝かせる。
コリン「うん、予想通り、飲み物がクリスの頭にかかってしまって、しかもコーヒーカップまで頭に乗っかってしまったんだよね」
アリシアが「そうだったの?」
「うん‥‥‥それで拭いてあげていたの」
「でもね、コリン、スカートで拭いちゃダメだよ」
「えっ、そう?」とコリンは、真顔でアリシアに聞く。
「もう、スカートで拭くと下着が見えるでしょう?」
「あっ、そうだね。それで?」
と聞いたところでアリシアは「ハァ」とため息をつく。
「もう、いいコリン、これからしたらダメだよ」
「あっ、うん、わかった」
本当にわかったのか、不安になりながらも、アリシアは、王妃と王女に向き合う。
「ごめんなさい、それで?」
「はい、魔物のことです」
「あっ、そうでしたね、魔物は、心配いりません。クリスが対処していますので」
「そうなのですね」
王妃が「あっ、それならば、王が勇者を召喚するための儀式を指揮しているんですが」
「えっ、勇者召喚ですか?」アリシア
「ええ、そうなんです」
王妃が「我が国に伝わる秘伝の召喚術なんですが、数百年前に、一度だけ、勇者召喚の儀式が成功したとだけ、伝えられていて」
「あっ、そうなんですか?」
「はい‥‥‥」とコリンはアリシアの横で聞いていて、ノートを出して書き出した。
コリンが書き出したことをみたアリシアは、あっ、もうコリンは役に立たないと思った。
なのでアリシア一人で話を進めていく。
「それで王様は、どこで勇者召喚を行なっているんですか?」
王妃は「そ、それがわからないんです。なにぶん、古い資料しか、私も見たことがなくて、それも、そんなことができるはずはないと思っていましたので、しっかりと見ていませんでした。多分、主人は、それらの資料を集めて、動いていると思いますので」
「そうですか、では、その資料を見つけることも、みることもできませんね」
「‥‥‥」誰もが話さない沈黙の時間が流れる。
俺は、たまたまアリシアを派遣していた場所で結界を縮めながら魔物を減らすことをしている。
魔物が多いせいか時間がかかっている。
あまりにも大量の魔物のため、俺の魔法で攻撃するよりも時間がかかる。
あ~ぁ、こんなことなら攻撃して魔物を減らすんだった。
しかし、それよりも魔物を押し返す方が良いと思う。
ほんとうに大量の魔物がでても、誰も食いたくないし、腐敗臭が強いだろう、また、他の魔物を引き寄せることになるし、あまりにも多くの魔物を入れておくアイテム袋はないと思うし、この世界にはアイテム袋なんて異空間収納以外あるのかな??
俺が使う異空間収納とアイテム袋は違う。
俺は魔法がかかった袋なんて、お目にかかったことはない。
しかしアイテム袋だって、だれかが魔法をかけないとある訳ないよね。
そもそも、その辺にある布袋を持ってきて、魔法をかけて、アイテム袋にすることなんてできるのか?
それとも、ただの布じゃなく、何か特別な袋なのか?
いろいろなことを考えながら、もうすぐ、推し戻ることが終わる。
最後は異空間収納の出口を消すのみ。
*
アリシアとコリンが転移である国に姿を現した。
姿を現した二人はキョロキョロして、危険がないか確認すると戦闘体制を解いた。
剣を異空間収納に、すぐに入れることなく二人は、窓際に床に跪く二人の背後に近づく。
言っていることは、よくわからないが、なんだか祈っているように聞こえる。
どう見ても親子のような感で綺麗なドレスを着ている。
それを気にしたように自分達が着ている服を、チラッと見る二人。
服を見てお互いの顔を見合わせて、しょうがないという感じで両手を上げる。
窓際に座る二人の、すぐ後ろまで近づいて声をかける。
コリンが「あの~」 二人は振り返ることなく、祈りを中断しない。
アリシアが「あの、すいません」と声をかけても、気がつくことなく祈る二人。
そこで大きな声で二人で息を合わせて「あの、すいません」というと、二人は驚いた猫のように飛び上がった。
「きゃっ」
もう一人は、言葉を発する暇もない。
しかし、飛び上がったのは猫ほどではなかった。
声を急にかけられて驚いた二人は、床に転げるようになり、肩で大きく息をしながら胸を押さえて、こちらを向く。
「な、なんですか? あなたちは?」
「私たち、この国の魔力に惹かれて調査にきたんですが、あなたですね」とアリシアは若い女性の方を指差す。
「えっ?」なんだか驚くばかりで、意味不明なことばかり起きて戸惑っている二人
「お母様、この方達は、なんでしょう? 私たちの祈りを聞いてくださった女神さまですか?」急に現れた二人の女性に、ちょっと天然な王妃と王女
「………いいえ、私たちは女神さまではありませんよ」
「では、神様ですか? それとも天使さま?」
「いいえ、その、どちらでもありません」
「では、神様でもない、天使さまでもない? と言うことは神の御使いさまですか?」
「いいえ!」ちょっとイライラしてきたアリシア
話が進まないのでアリシアが「私たちは怪しいものではありません。勇者クリスの依頼で来ました。今は勇者は手を離すことができない状況でして、私たちが確認するために転移で数千キロを移動してきました」
「えっ、勇者様?」とオリビア女王
「えっ、転移?」と王妃
「そうです、多分、あなた達が祈っていたのは、勇者ですよね?」
「あっ、はい、そうですが、本当に祈りが届いたということですか?」
「そういうことになりますね、あっ、申し遅れました、私はアリシアと言いますがオーリス王国の伯爵位を持っています」
「オーリス王国の伯爵様でアリシアさま‥‥‥」
「はい」というアリシア、コリンを見ても、何も言わないからアリシアが「あっ、この子も………こちらも同じ伯爵位でコリンと言います」と言うとコリンはやっと頭だけを下げた。
慣れていない二人はカーテンシーはしなかった。
いやできなかった。
今は一人は戦場から戻って、すぐに、ここに来たばかりだ。
コリンは、普段から前に出ることを好まない
王女が「では、本当に勇者様のメンバーの方なのですか?」
「そうです」とアリシア
王妃と王女は、お互いの顔を見て、手を取り合い喜び出した。
「やりましたわ、お母様」
「そうですね、よかったわ、これで、この国は救われる‥‥‥」と涙する。
「お母さま‥‥‥」
「あの、それで、祈りを捧げた理由は?」
「あっ、そうでした」とオリビア王女
「それで何か、あったんですか?」
オリビア王女は、「実は王都の近くに魔物が大量にいるみたいで、国中、慌ただしくなっているんですが、このままでは、国は滅んでしまいます。どうか、お助けください」
それを聞いてアリシアは「あっ、もう、魔物は安心ですよ」
「えっ、どうしてですか?」
「クリスが、もう動いていますから、結界をはっているので、それ以上は、進行しないと思いますよ」
「えっ、でも、勇者様に会っていませんが‥‥‥」
「ええ、実は、ここにも、この近くにもクリスはいません」
「えっ、それで、どうして魔物を倒すことができるんですか?」
そうだよね、普通なら、そう思うよね、私だって、クリスのことを知っていないと、信じられないよ。
「それは‥‥‥」と説明に困っていると横からコリンが「それは勇者だからだよ」
コリンが「私から見てもクリスって勇者ぽくないんだけど、いざと言う時本当に信じられない力を使うんだよ」
アリシアが「‥‥うん、そうだね」
コリン「クリスってさぁ、もう本当に信じられないくらいの力を時々、使うんでよ」
コリン「私、さっきまでクリスと一緒にいたんだけど、私がクリスに飲み物を入れてあげようとしたら、つまずいてしまって飲み物をクリスの頭にこぼしちゃったんだよね」
「それで、どうしたんですか?」オリビア王女と王妃は、すごく聞きたそうに目を輝かせる。
コリン「うん、予想通り、飲み物がクリスの頭にかかってしまって、しかもコーヒーカップまで頭に乗っかってしまったんだよね」
アリシアが「そうだったの?」
「うん‥‥‥それで拭いてあげていたの」
「でもね、コリン、スカートで拭いちゃダメだよ」
「えっ、そう?」とコリンは、真顔でアリシアに聞く。
「もう、スカートで拭くと下着が見えるでしょう?」
「あっ、そうだね。それで?」
と聞いたところでアリシアは「ハァ」とため息をつく。
「もう、いいコリン、これからしたらダメだよ」
「あっ、うん、わかった」
本当にわかったのか、不安になりながらも、アリシアは、王妃と王女に向き合う。
「ごめんなさい、それで?」
「はい、魔物のことです」
「あっ、そうでしたね、魔物は、心配いりません。クリスが対処していますので」
「そうなのですね」
王妃が「あっ、それならば、王が勇者を召喚するための儀式を指揮しているんですが」
「えっ、勇者召喚ですか?」アリシア
「ええ、そうなんです」
王妃が「我が国に伝わる秘伝の召喚術なんですが、数百年前に、一度だけ、勇者召喚の儀式が成功したとだけ、伝えられていて」
「あっ、そうなんですか?」
「はい‥‥‥」とコリンはアリシアの横で聞いていて、ノートを出して書き出した。
コリンが書き出したことをみたアリシアは、あっ、もうコリンは役に立たないと思った。
なのでアリシア一人で話を進めていく。
「それで王様は、どこで勇者召喚を行なっているんですか?」
王妃は「そ、それがわからないんです。なにぶん、古い資料しか、私も見たことがなくて、それも、そんなことができるはずはないと思っていましたので、しっかりと見ていませんでした。多分、主人は、それらの資料を集めて、動いていると思いますので」
「そうですか、では、その資料を見つけることも、みることもできませんね」
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