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第540話 未来への扉3
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第540話 未来への扉3
ここはイーノック王国から俺たちがもらった屋敷だけど、屋敷というよりは小さいお城といった方がいいと思える。
その中でのできことだが俺たちは朝の騒ぎで食事が遅れたけど、キャサリンは、全然、騒がなかったので、キャサリンをみると気を失っていた。
キャサリンが、しばらくして意識を回復して「ネコが喋った?」とボーゼンとしている。
アリシアに抱かれていたネコは皆んなに、もみくちゃにされている。
神獣たちまで可愛がっている。
まぁ、小さい動物は可愛いけど、こいつ根性が悪い。
時々、本当に動かなくてぬいぐるみの振りをするから。
それとも人見知りなのか?
なんだか、変な奴が加入したもんだ。
俺たちは朝食を食べるために、食堂に集まっているので、俺の異空間から食べるものを出す。
時間が止まっている空間だから、入れた時のまま、維持することができるので、熱々のまま食べることができる。
全員の食べるものを出して、今日は食後のデザートは、フルーツにした。
フルーツは葡萄だ。
食後のデザートも食べ終わって皆んなに「えっと、今日からメンバー?になる、ネコだけど、ネコじゃないリアムをよろしく」といってリアムがテーブルの上に立って、
「え~、ご紹介にあがりました、私、リアムと申します。私は、ご主人さまの教育かがりですから、皆さんとも仲良くしてください」
「はい、リアムさん」とアレク
「はい、なんでしょう、え~と?」
「私はアレクと言いますが、リアムさんはご主人さまの教育係といいましたが、どうしてでしょう?」
「ああ、そのことですか、アレクさん、私は、こちらのご主人さまではなく、別の、クリス様から仰せ使っています」
「別のご主人さま?」
「はい、これ以上は言えませんが‥‥‥、申し訳ありません」
「リアムさんは秘密が多いんですね」とアレク
「はい、私にも、私の事情がありますので‥‥‥」
「はい、それはもういいですから、リアムさんは、どうしてネコなのですか?」
「はい、それは仮りの姿です」
「えっ、ネコが仮りの姿?」
「はい、私は実は、猫ではなく、ご主人さまを導くマントです」といって俺の肩に飛び乗りマントになった。
「おお~」とみんな感心している。
マントの時は喋らないだろうな、と思っていたら「私は、マントになって、いつもご主人さまと一緒に行動するのですよ」
「ええ~、ご主人さまといつも一緒?」
「ええ、これからは、ご主人さまを立派な救世主にしなければなりませんので」
また猫に戻ってテーブルの上で立つ
「えっ、救世主?」とアリシア
「ええ、そうです」
「勇者じゃなくて‥‥‥」
「ええ、勇者としてのクリス様は、もう立派に活躍されています。普段は、勇者らしくありませんが、いざとなったら‥‥‥それは皆さんが知っていることでしょう?
今まで数千年のうち、偽物は多くいましたが本物の勇者が現れたのは、クリス様、ただ1人です。
これが運命の子の運命と言おうか、まさにご主人さまこそ、正真正銘の勇者なのです。
はい、ここで皆さん拍手、拍手‥‥‥」
パチパチパチ‥‥‥
なんだか、こいつめんどくさい。
「じゃ、今まで現れた勇者は?」
「あっ、そうですね、今まで現れた勇者は、ご主人さまの半分の能力も魔法力もありませんでした。
そんな奴らをご主人さまと同じ呼び名で呼ぶことさえ、憚はばかれます。
ご主人さまと一緒にしたらいけません。
そいつらは出来損ないの勇者ですから」
「出来損ない?」
「ええ、ご主人さまが生まれるべきして、生まれた本物の勇者ですよ。
皆さん、ご主人さまが、敵に押されることを見たことがありますか?
ないでしょう?」
なんだかネコのくせに話がうまい。
メンバーにはいないタイプだ。
「あのウルフでさえ、ご主人さまには敵いません。だからウルフは、色々な策を講じるわけですね。
ご主人さまの聖属性魔法には、誰も敵いません。
もちろん、それだけではありませんよ」といって猫の短い指?を立てた。
「ご主人さまが今まで努力した基礎魔法も東大随一のものです。みなさんが、いつも時間があれば練習している基礎魔法はご主人さまだからできたことです」
なんだか、ネコが偉そうに俺のことを全部知っているみたいだ。
「私がきたからには、ご主人さまを救世主への道を歩かせることになりますが、いいですね、みなさん、ご主人さまにしっかりついてくるのですよ。ご主人さまは、まだまだ能力が拡大していきますが、その時に不安などがあると違う道にいってしまいます」
「違う道?」
「そうですよ、アリシアさん、ご主人さまはあなたを特に大事に思っていらっしゃいます」
なんだか変な方向にいっているから顔が赤くなる。
「もちろん、みなさんのことも大好きですから、安心してください。でも子供の頃より一緒に育ってきたアリシアさんのことを、何よりも大切だと思っています。
もしアリシアさんやみなさんに何かあったら、ご主人さまこそ、悪の大魔王になって、星ごと滅ぼしてしまうでしょう、ご主人さまには、その力があるのですよ」
「‥‥‥」
「うん、私も、そう思う」とイザベラ
「うん、私も」とソフィア
「でも安心してください、このメンバーの1人も欠けることなく未来に行くことができれば、ご主人さまは、勇者、救世主よりも上の存在になります、そうすればみなさんも‥‥‥おっといけませんね、つい口元が緩んでしまいました。お話はここまでです」
といってテーブルから降りた。
ネコのフリをして手で顔を洗っている。そして「にゃ~ん」と鳴いた。
みんなが唖然としている。
悪の大魔王という話ではなく、ネコのヒョ変ぶりに‥‥‥
みんなが思っているみたい「なんだ、こいつ‥‥‥」って
*
出現したネコが可愛くないということがわかり、冷めた表情でネコを見ている人が増えてしまった。
性格が悪いネコに振り回されることもありそうだ。
しかし加盟国に連絡するなら、姿を見せないスポークスマン(代弁者)になり得る。
でも、いらないことまで言いそうだ。
食事を終えたので、俺は部屋に戻ってきた。
性格が悪いネコも一緒に。
こんなネコと同じ部屋にいるのは嫌だけどしょうがない。
でも俺は今日も、マントを見つけた部屋に行く必要がある。
キャサリンは、どうするのか、わからないけど、俺は急ぎ、マントがあった部屋にいくことにした。
キャサリンは神獣たちでも転移ができるから送るのは大丈夫だろう。
机の上に書き残して、しばらく留守にすると。
俺は午前中から、秘密の部屋に転移した。
しかもネコと一緒にだ。
猫と転移してきた俺は、本の状態を見てみると一冊だけ、消えかかっている。
もう猶予はない。消えかかっている本は触ることもできないので、その横に本を本棚から手に取る。
本をパラパラとめくっていき、この本は俺が探している本じゃない。
俺は、これから何が起きるのか、それが書いてある本を探している。
今、見ているのは未来の本の棚だから、多分、どこかに書き記している可能性がある。
いや、それよりもネコに聞いてみよう。
「リアム、君は、ここに詳しい?」
「はい、たぶん、そうですね」
「じゃ、未来のことを書いてる本は、どこにある?」
「えっ、ありませんよ」と簡単に言われた。
「えっ、ないの?」
「はい、ありません」
ガ~ン なんだぁないのか?
「えっ、じゃ、どうして、ここに先の本があるの?」
「それはご主人さまに緊張性を持っていただくためにあります」とはっきり言われた。
なんだか、ネコに言われると落ち込みがひどい‥‥
ここはイーノック王国から俺たちがもらった屋敷だけど、屋敷というよりは小さいお城といった方がいいと思える。
その中でのできことだが俺たちは朝の騒ぎで食事が遅れたけど、キャサリンは、全然、騒がなかったので、キャサリンをみると気を失っていた。
キャサリンが、しばらくして意識を回復して「ネコが喋った?」とボーゼンとしている。
アリシアに抱かれていたネコは皆んなに、もみくちゃにされている。
神獣たちまで可愛がっている。
まぁ、小さい動物は可愛いけど、こいつ根性が悪い。
時々、本当に動かなくてぬいぐるみの振りをするから。
それとも人見知りなのか?
なんだか、変な奴が加入したもんだ。
俺たちは朝食を食べるために、食堂に集まっているので、俺の異空間から食べるものを出す。
時間が止まっている空間だから、入れた時のまま、維持することができるので、熱々のまま食べることができる。
全員の食べるものを出して、今日は食後のデザートは、フルーツにした。
フルーツは葡萄だ。
食後のデザートも食べ終わって皆んなに「えっと、今日からメンバー?になる、ネコだけど、ネコじゃないリアムをよろしく」といってリアムがテーブルの上に立って、
「え~、ご紹介にあがりました、私、リアムと申します。私は、ご主人さまの教育かがりですから、皆さんとも仲良くしてください」
「はい、リアムさん」とアレク
「はい、なんでしょう、え~と?」
「私はアレクと言いますが、リアムさんはご主人さまの教育係といいましたが、どうしてでしょう?」
「ああ、そのことですか、アレクさん、私は、こちらのご主人さまではなく、別の、クリス様から仰せ使っています」
「別のご主人さま?」
「はい、これ以上は言えませんが‥‥‥、申し訳ありません」
「リアムさんは秘密が多いんですね」とアレク
「はい、私にも、私の事情がありますので‥‥‥」
「はい、それはもういいですから、リアムさんは、どうしてネコなのですか?」
「はい、それは仮りの姿です」
「えっ、ネコが仮りの姿?」
「はい、私は実は、猫ではなく、ご主人さまを導くマントです」といって俺の肩に飛び乗りマントになった。
「おお~」とみんな感心している。
マントの時は喋らないだろうな、と思っていたら「私は、マントになって、いつもご主人さまと一緒に行動するのですよ」
「ええ~、ご主人さまといつも一緒?」
「ええ、これからは、ご主人さまを立派な救世主にしなければなりませんので」
また猫に戻ってテーブルの上で立つ
「えっ、救世主?」とアリシア
「ええ、そうです」
「勇者じゃなくて‥‥‥」
「ええ、勇者としてのクリス様は、もう立派に活躍されています。普段は、勇者らしくありませんが、いざとなったら‥‥‥それは皆さんが知っていることでしょう?
今まで数千年のうち、偽物は多くいましたが本物の勇者が現れたのは、クリス様、ただ1人です。
これが運命の子の運命と言おうか、まさにご主人さまこそ、正真正銘の勇者なのです。
はい、ここで皆さん拍手、拍手‥‥‥」
パチパチパチ‥‥‥
なんだか、こいつめんどくさい。
「じゃ、今まで現れた勇者は?」
「あっ、そうですね、今まで現れた勇者は、ご主人さまの半分の能力も魔法力もありませんでした。
そんな奴らをご主人さまと同じ呼び名で呼ぶことさえ、憚はばかれます。
ご主人さまと一緒にしたらいけません。
そいつらは出来損ないの勇者ですから」
「出来損ない?」
「ええ、ご主人さまが生まれるべきして、生まれた本物の勇者ですよ。
皆さん、ご主人さまが、敵に押されることを見たことがありますか?
ないでしょう?」
なんだかネコのくせに話がうまい。
メンバーにはいないタイプだ。
「あのウルフでさえ、ご主人さまには敵いません。だからウルフは、色々な策を講じるわけですね。
ご主人さまの聖属性魔法には、誰も敵いません。
もちろん、それだけではありませんよ」といって猫の短い指?を立てた。
「ご主人さまが今まで努力した基礎魔法も東大随一のものです。みなさんが、いつも時間があれば練習している基礎魔法はご主人さまだからできたことです」
なんだか、ネコが偉そうに俺のことを全部知っているみたいだ。
「私がきたからには、ご主人さまを救世主への道を歩かせることになりますが、いいですね、みなさん、ご主人さまにしっかりついてくるのですよ。ご主人さまは、まだまだ能力が拡大していきますが、その時に不安などがあると違う道にいってしまいます」
「違う道?」
「そうですよ、アリシアさん、ご主人さまはあなたを特に大事に思っていらっしゃいます」
なんだか変な方向にいっているから顔が赤くなる。
「もちろん、みなさんのことも大好きですから、安心してください。でも子供の頃より一緒に育ってきたアリシアさんのことを、何よりも大切だと思っています。
もしアリシアさんやみなさんに何かあったら、ご主人さまこそ、悪の大魔王になって、星ごと滅ぼしてしまうでしょう、ご主人さまには、その力があるのですよ」
「‥‥‥」
「うん、私も、そう思う」とイザベラ
「うん、私も」とソフィア
「でも安心してください、このメンバーの1人も欠けることなく未来に行くことができれば、ご主人さまは、勇者、救世主よりも上の存在になります、そうすればみなさんも‥‥‥おっといけませんね、つい口元が緩んでしまいました。お話はここまでです」
といってテーブルから降りた。
ネコのフリをして手で顔を洗っている。そして「にゃ~ん」と鳴いた。
みんなが唖然としている。
悪の大魔王という話ではなく、ネコのヒョ変ぶりに‥‥‥
みんなが思っているみたい「なんだ、こいつ‥‥‥」って
*
出現したネコが可愛くないということがわかり、冷めた表情でネコを見ている人が増えてしまった。
性格が悪いネコに振り回されることもありそうだ。
しかし加盟国に連絡するなら、姿を見せないスポークスマン(代弁者)になり得る。
でも、いらないことまで言いそうだ。
食事を終えたので、俺は部屋に戻ってきた。
性格が悪いネコも一緒に。
こんなネコと同じ部屋にいるのは嫌だけどしょうがない。
でも俺は今日も、マントを見つけた部屋に行く必要がある。
キャサリンは、どうするのか、わからないけど、俺は急ぎ、マントがあった部屋にいくことにした。
キャサリンは神獣たちでも転移ができるから送るのは大丈夫だろう。
机の上に書き残して、しばらく留守にすると。
俺は午前中から、秘密の部屋に転移した。
しかもネコと一緒にだ。
猫と転移してきた俺は、本の状態を見てみると一冊だけ、消えかかっている。
もう猶予はない。消えかかっている本は触ることもできないので、その横に本を本棚から手に取る。
本をパラパラとめくっていき、この本は俺が探している本じゃない。
俺は、これから何が起きるのか、それが書いてある本を探している。
今、見ているのは未来の本の棚だから、多分、どこかに書き記している可能性がある。
いや、それよりもネコに聞いてみよう。
「リアム、君は、ここに詳しい?」
「はい、たぶん、そうですね」
「じゃ、未来のことを書いてる本は、どこにある?」
「えっ、ありませんよ」と簡単に言われた。
「えっ、ないの?」
「はい、ありません」
ガ~ン なんだぁないのか?
「えっ、じゃ、どうして、ここに先の本があるの?」
「それはご主人さまに緊張性を持っていただくためにあります」とはっきり言われた。
なんだか、ネコに言われると落ち込みがひどい‥‥
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