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第534話 基本魔法
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第534話 基本魔法
ドンドン、扉を叩く音がしている。誰かが扉を叩いているみたいだ。
やっと魔物退治が終わったので、ゆっくり眠れると思ったのに‥‥‥
「はぁ~い、だれ?」と頭が寝不足でぼーっとしながらベットから起き上がって、扉に向かって歩いていく。
扉を開けると、数人は目を腫らしながら、メンバーの全員が立っている。
アリシアが「クリス、朝、起きたら指輪がないの。しかも全員の指輪が‥‥‥」
「まぁ、中にどうぞ」といって俺だけ寝巻きをきているが、中に入ってもらった」
「そ、それで指輪なんだけど‥‥‥」とアリシアが急かす。
「えっ、ごめん、指輪は俺が持っている」
「えっ、クリスが?」
「実は、訳があって俺が全員の指輪を持っている」
「もう、びっくりしたよ」とアリシア
「ごめん、ごめん、昨日は夜だったから、もうみんな寝ていたし」
「それで、指輪は?」
「うん、異空間にあるよ、今、出すよ」と俺は、言ってテーブルの上に指を出した。
全員が指輪に手を伸ばす。
今度は、はめなくていいんだな。
イザベラが「ちょっと、クリス、この指輪、今までのとは違うわね」と言ってきた。
「よく、わかったね」
「うん、なんとなくだけど、魔力が違うような気がしたから」
「昨日は思いついたことがあってね」
「何を思いついたの?」とソフィア
「それはね、レリックのことなんだけど、ワームホールの話をしたときに1000年目まで行くことができたよね」
「うん、そう聞いてる」ソフィア
「そのワームホールの最後まで言ってレリックを採取してきたんだ」
「えっ、最後まで?」
「そう最後まで」
「さ、最後までって?」
「最後までって言うのは違うよな、う~ん、星ができたとき、と言った方がいいか」
「星ができた時?」
「そう、今、住んでいる星ができた時だね。つまりワームホールを通れば、過去にいけるだろ?」
「へ~、そんな過去まで遡っていったんだ」
俺は、そこで神クリスティアナとあったことは言わなかった。
「過去まで遡って、、この星にあるレリック、全てを異空間に入れてある」
「全て?」
「そう、全て、ウルフたちが集めたものも含めて、全て」
「そ、そうなんだ」
「うん、この星に存在している、全てのレリックを融合して一つのものにして、それを13個に分けたものが、今回の指輪だよ。
保存能力の格段に向上しているし、取られないように結界魔法を張ってもいるし、俺の魔法を他の人が使えないようにしているよ」
「へ~、魔法力も向上しているんだよね」
「うん、そうだね、格段と言うよりも飛躍的に向上しているから、みんな慣れておくんだよ」
「ちょっと聞きたいんだけど、クリスの能力が、入っているわけじゃないよね」
「うん、そうだね、俺の全魔法力を入れようとしたらレリックが割れてしまうと思う」
「そ、そうなんだ」とアリシア
「レリックでも、持たないなんて、どんだけ魔法力があるのよ」とイザベラ
「えっ、今でも向上しているから、測れないよ」
「えっ、まだ上がっているの?」
「うん、そうだね」
「魔力の基礎となるマソを集めやすくなっているし、最近は、なんだか、すごく集めやすいよ。
だから、見ててごらん、今から少し基礎魔法を展開するから」
と言って抑え気味にして基礎魔法を展開してみる。
「うわっ、何、威力?」
「ちょっと、やめて」
俺が魔法を展開するのをやめると、数人が座り込んだ。
「はぁ、なんだか、凄すぎて‥‥‥」セラフィーナも、へたり込んでいる
「もう、クリス、ここでは魔法展開するの、禁止」とアリシア
ジャネットが「神獣の私たちでさえ、体が震えました」
パトリシアも「ご主人さま、すごいですね」
「うん、これも努力と戦いの成果かな?」
「えっ、それだけ?」
「うん、そうだよ」
「本当に、何か隠していない?」
「何もないよ」
「でも、より強くイメージを持つことができるようになったね」
「それは、どういうこと?」
「何をしないか、と言うよりも何を使うのか、と言うことや、今、なんの魔法を発動するべきか、それらが明確になってイメージすることが早くなったことだね」
「それは、いつもやっていることだよ‥‥‥」
「イメージすることと、魔法を合わせやすくなったのかな?」
「合わせる?」
「そう、合わせること、融合と言った方がいいかもしれないけど、イメージと魔法を融合させて考えるんだ。
みんなは、魔法を使うときは、イメージして、それから、いつも使ってる魔法を行使するだろ?」
「うん」
「それを同時にするんだよ」
「同時‥‥‥」
「早く同時に考えることができれば、イメージ力の程度で、より強く魔法が発動することができるし」
「なんだか、よくわかりません」とシャーロット
「うん、私も」とセラフィーナ
「一つはイメージすること、これはいつもやっていたよね」
「うん」
「イメージしたら、次は‥‥‥?」
「魔法を集めること?」
「そう、それが2番目だろ。3番目は、その魔法を使うか?」と言うことで魔法は発動するんだよ」
だから、それを同時にすることかな?」
「ちょっと待ってクリス、三つのことを同時にやれと」とイザベラ
「そうだよ、そうすると発動も早くなるし、威力は集まるマソで違うけど、あとは明確なイメージだね」
「無理ね」とイザベラ
「そんなことないんだよ、これもいつも練習している人だったら、誰でも慣れるとできるんだよ」
「まずはイメージ、魔力の元となるマソを集める、そして何の魔法を行使するのか、の3つだね。
基礎魔法は、みんな、随分、上達したから、今度は、3つを同時にやってみてごらん」
「まぁ、その先には、また次の段階があるんだけど‥‥‥」
「まだ、あるんだ」とソフィア
「俺は魔法には終わりはないと思っているよ。たとえば、痩せる魔法とか、肌を綺麗にする魔法とか、視力をよくする魔法とか、あとは究極の若返りの魔法とか‥‥‥不老不死とか?」
「えっ、あるの?」目を輝かせて聞いてくる
「いや、あればいいなと」
「なぁんだ」 みんな、落ち込んだ。
あっ、でも、俺って最近、人の1年の歳を取っても、あまり変化ないんだよね。
あと、もう1つ気になることがあるんだけど、メンバーも最近は。いつも見ているからかもわからないけど変わらなくなったんだよね。
ソフィアとイザベラとコリンに会った頃は、1年くらい4人で冒険者をしていた頃が懐かしいけど、そのあとから俺以外の3人とも変化がないような感じだ。
そしてあとから入ってきたセラフィーナとシャーロットも同様に初めの頃と違って、変化がない。
もしかして変化がないのも、あれのせいなのかな?
*
次の朝、俺たちは、討伐のご褒美としてイーノック王国の焼肉屋に行くことにした。
普通だったらちょっと遠い所でも、俺たちには簡単にいくことができるから近くと変わらない。
そしてイーノック王国の事件後も確認する必要がある。
焼肉屋は夕方からなので、俺たちは先にお城に行くことにした。
お城では、俺たちがいつきてもいいように、以前、借りた部屋がそのままになっているので、門番とのやりとりをせずに、借りた部屋に転移してきた。
借りていた部屋は、以前と変わりなく、掃除だけはしてもらっているので、部屋の扉から出て、歩いている人にイアンかキャサリンを呼んでもらう。
しばらく待つとドアをノックする音
「失礼します」と言って入ってきたのがキャサリンだった。
「キャサリン、久しぶり」とアリシアやソフィア、や他のメンバー
「皆さん、お元気でしたか?」
ドンドン、扉を叩く音がしている。誰かが扉を叩いているみたいだ。
やっと魔物退治が終わったので、ゆっくり眠れると思ったのに‥‥‥
「はぁ~い、だれ?」と頭が寝不足でぼーっとしながらベットから起き上がって、扉に向かって歩いていく。
扉を開けると、数人は目を腫らしながら、メンバーの全員が立っている。
アリシアが「クリス、朝、起きたら指輪がないの。しかも全員の指輪が‥‥‥」
「まぁ、中にどうぞ」といって俺だけ寝巻きをきているが、中に入ってもらった」
「そ、それで指輪なんだけど‥‥‥」とアリシアが急かす。
「えっ、ごめん、指輪は俺が持っている」
「えっ、クリスが?」
「実は、訳があって俺が全員の指輪を持っている」
「もう、びっくりしたよ」とアリシア
「ごめん、ごめん、昨日は夜だったから、もうみんな寝ていたし」
「それで、指輪は?」
「うん、異空間にあるよ、今、出すよ」と俺は、言ってテーブルの上に指を出した。
全員が指輪に手を伸ばす。
今度は、はめなくていいんだな。
イザベラが「ちょっと、クリス、この指輪、今までのとは違うわね」と言ってきた。
「よく、わかったね」
「うん、なんとなくだけど、魔力が違うような気がしたから」
「昨日は思いついたことがあってね」
「何を思いついたの?」とソフィア
「それはね、レリックのことなんだけど、ワームホールの話をしたときに1000年目まで行くことができたよね」
「うん、そう聞いてる」ソフィア
「そのワームホールの最後まで言ってレリックを採取してきたんだ」
「えっ、最後まで?」
「そう最後まで」
「さ、最後までって?」
「最後までって言うのは違うよな、う~ん、星ができたとき、と言った方がいいか」
「星ができた時?」
「そう、今、住んでいる星ができた時だね。つまりワームホールを通れば、過去にいけるだろ?」
「へ~、そんな過去まで遡っていったんだ」
俺は、そこで神クリスティアナとあったことは言わなかった。
「過去まで遡って、、この星にあるレリック、全てを異空間に入れてある」
「全て?」
「そう、全て、ウルフたちが集めたものも含めて、全て」
「そ、そうなんだ」
「うん、この星に存在している、全てのレリックを融合して一つのものにして、それを13個に分けたものが、今回の指輪だよ。
保存能力の格段に向上しているし、取られないように結界魔法を張ってもいるし、俺の魔法を他の人が使えないようにしているよ」
「へ~、魔法力も向上しているんだよね」
「うん、そうだね、格段と言うよりも飛躍的に向上しているから、みんな慣れておくんだよ」
「ちょっと聞きたいんだけど、クリスの能力が、入っているわけじゃないよね」
「うん、そうだね、俺の全魔法力を入れようとしたらレリックが割れてしまうと思う」
「そ、そうなんだ」とアリシア
「レリックでも、持たないなんて、どんだけ魔法力があるのよ」とイザベラ
「えっ、今でも向上しているから、測れないよ」
「えっ、まだ上がっているの?」
「うん、そうだね」
「魔力の基礎となるマソを集めやすくなっているし、最近は、なんだか、すごく集めやすいよ。
だから、見ててごらん、今から少し基礎魔法を展開するから」
と言って抑え気味にして基礎魔法を展開してみる。
「うわっ、何、威力?」
「ちょっと、やめて」
俺が魔法を展開するのをやめると、数人が座り込んだ。
「はぁ、なんだか、凄すぎて‥‥‥」セラフィーナも、へたり込んでいる
「もう、クリス、ここでは魔法展開するの、禁止」とアリシア
ジャネットが「神獣の私たちでさえ、体が震えました」
パトリシアも「ご主人さま、すごいですね」
「うん、これも努力と戦いの成果かな?」
「えっ、それだけ?」
「うん、そうだよ」
「本当に、何か隠していない?」
「何もないよ」
「でも、より強くイメージを持つことができるようになったね」
「それは、どういうこと?」
「何をしないか、と言うよりも何を使うのか、と言うことや、今、なんの魔法を発動するべきか、それらが明確になってイメージすることが早くなったことだね」
「それは、いつもやっていることだよ‥‥‥」
「イメージすることと、魔法を合わせやすくなったのかな?」
「合わせる?」
「そう、合わせること、融合と言った方がいいかもしれないけど、イメージと魔法を融合させて考えるんだ。
みんなは、魔法を使うときは、イメージして、それから、いつも使ってる魔法を行使するだろ?」
「うん」
「それを同時にするんだよ」
「同時‥‥‥」
「早く同時に考えることができれば、イメージ力の程度で、より強く魔法が発動することができるし」
「なんだか、よくわかりません」とシャーロット
「うん、私も」とセラフィーナ
「一つはイメージすること、これはいつもやっていたよね」
「うん」
「イメージしたら、次は‥‥‥?」
「魔法を集めること?」
「そう、それが2番目だろ。3番目は、その魔法を使うか?」と言うことで魔法は発動するんだよ」
だから、それを同時にすることかな?」
「ちょっと待ってクリス、三つのことを同時にやれと」とイザベラ
「そうだよ、そうすると発動も早くなるし、威力は集まるマソで違うけど、あとは明確なイメージだね」
「無理ね」とイザベラ
「そんなことないんだよ、これもいつも練習している人だったら、誰でも慣れるとできるんだよ」
「まずはイメージ、魔力の元となるマソを集める、そして何の魔法を行使するのか、の3つだね。
基礎魔法は、みんな、随分、上達したから、今度は、3つを同時にやってみてごらん」
「まぁ、その先には、また次の段階があるんだけど‥‥‥」
「まだ、あるんだ」とソフィア
「俺は魔法には終わりはないと思っているよ。たとえば、痩せる魔法とか、肌を綺麗にする魔法とか、視力をよくする魔法とか、あとは究極の若返りの魔法とか‥‥‥不老不死とか?」
「えっ、あるの?」目を輝かせて聞いてくる
「いや、あればいいなと」
「なぁんだ」 みんな、落ち込んだ。
あっ、でも、俺って最近、人の1年の歳を取っても、あまり変化ないんだよね。
あと、もう1つ気になることがあるんだけど、メンバーも最近は。いつも見ているからかもわからないけど変わらなくなったんだよね。
ソフィアとイザベラとコリンに会った頃は、1年くらい4人で冒険者をしていた頃が懐かしいけど、そのあとから俺以外の3人とも変化がないような感じだ。
そしてあとから入ってきたセラフィーナとシャーロットも同様に初めの頃と違って、変化がない。
もしかして変化がないのも、あれのせいなのかな?
*
次の朝、俺たちは、討伐のご褒美としてイーノック王国の焼肉屋に行くことにした。
普通だったらちょっと遠い所でも、俺たちには簡単にいくことができるから近くと変わらない。
そしてイーノック王国の事件後も確認する必要がある。
焼肉屋は夕方からなので、俺たちは先にお城に行くことにした。
お城では、俺たちがいつきてもいいように、以前、借りた部屋がそのままになっているので、門番とのやりとりをせずに、借りた部屋に転移してきた。
借りていた部屋は、以前と変わりなく、掃除だけはしてもらっているので、部屋の扉から出て、歩いている人にイアンかキャサリンを呼んでもらう。
しばらく待つとドアをノックする音
「失礼します」と言って入ってきたのがキャサリンだった。
「キャサリン、久しぶり」とアリシアやソフィア、や他のメンバー
「皆さん、お元気でしたか?」
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