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第505話 1000年前の世界23
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第505話 1000年前の世界23
俺たちは王様に了承をとってから、作戦を練っている。
5人に作戦行動を説明する。
「今、馬車でジュリアス伯爵とロバート男爵が城に向かっていると思われる。
たぶん、以前から作っていた薬をダイアナに飲ませると思うけどダイアナだけとは限らない。
操りやすいのがダイアナと言うだけであって、王にも薬を飲ませれば操ることができると思う。
そして城の中にも敵はいるよ。
そしてウルフの奴や魔族も来る可能性がある」
「ねぇ、前から聞こうと思っていたんだけどウルフって誰よ」とヒルダ
「今は説明する時間がないよ、あとでね、ヒルダは、ここでお留守番だから」
「え~、私も闘うよ」
「いや、姫のヒルダにもしものことがあれば、そっち方が大変だから、お留守番ね」
「もう、もうっ」
ヒルダが怒っているけど、ダメなものはダメだ。
ヒルダが、どんなに強く闘うことができたって、さらに強い奴がいる。
ウルフと魔族の戦いになると、ヒルダは足手まといになる。
ウルフ単独だったら、ヒルダを容易に守ることはできると思うけど、魔族が数人絡んでくると厄介だ。
ヒルダにはかわいそうだが、安全な空間でおとなしくしてもらおう。
俺たちは空間から出てきて借りている部屋から王の元に転移した。
「おお、戻ったか」と王
「それで、どうする? 兵士を動かすかね?」
「兵士が味方とは限りません、背後から狙われたくはないですね」
「そ、そうか」
「王様、敵はジュリアス伯爵だけじゃなく、あなたの腹心にもいる可能性があるんですよ」
「そうであった」
「王様、今現在の現状では、王自身も危険が迫っているかもしれませんので、ヒルダと同じところにいてもらえませんか?」
「わしもか? わしは、昔から鍛えておくから結構戦力になると思うんだが」
「今から来るやつはジュリアス伯爵だけじゃありません。もっと恐しい奴も戦闘に参加するかもしれないからです。あなたなんか、イチコロですよ。
今のあなたの戦力では、ここにいるアリシアの足元にも及びませんよ」
「えっ、こちらの綺麗な女性にも及ばない」
「はい、間違いありません。アリシアは、筋肉質ではありませんが、結構、強いですよ」
基本的な戦いではアリシアは神獣たちには勝てないだろう。しかし人の中ではトップクラスだと思う、
トップクラスと言うのは、戦いになるのはメンバーだけだから。
メンバーの中でもトップクラスと言うことだ。神獣たちを除いて。
それほどアリシアは努力をして基礎魔法をおろそかにしていない。
その成果があったから、索敵魔法を教えてもいいと思った。
索敵魔法の話はコリンにはしていない。
「わ、わかった、貴殿の言う通りにする」
「あっ、その前に一筆書いてもらえませんか。王令を」
「何をだ?」
「もし文官や兵士や騎士が、疑問を持つようでしたら、不穏な空気に乱れてしまいますので、そのための処置ですね」
「わかった」と言いながら王は机に座ってペンをとって書き始めた。
「これでいいだろうか?」
俺は王令が書かれている紙を読んでみた。
「はい、これで、この国は俺のものだ」と口が大きく裂けて言い放った。
王は唖然としている。
そこへ頭にゲンコツが飛んできた。
「もうクリス、ふざけないで」とアリシア
「痛いなぁ」
「もう、クリスがふざけるからでしょう」
「いや、いちど行ってみたかったんだよ」
「もう、王様が唖然としているでしょ」
「とこんな奴が相手になると言うことですよ、王様」
「なんだかよくわからんがわかった」
「じゃ、中にヒルダがいますので、全てヒルダに聞いてください」と言いながら空間の入り口を開けた。
王を空間に入ってもらう。
王が入ったあと、アリシアから怒られた。
緊張をほぐすためにしたことだけど、本気にされた。
今、索敵魔法で確認してみると、ロバート男爵が城についたところだ。
ロバート男爵が、そこで待つ間にジュリアス伯爵が到着した。
2人は城の奥につながる階段を登っていく。
階段を登ったり通路を通りながら奥へ、上へと進んでいく。
やはり一番最初に出向いた部屋はダイアナの部屋みたい。
奥にダイアナがいる。扉を守る兵士に「ジュリアス伯爵がダイアナ姫にお会いしたい」と言っている。
それを聞いた兵士は、何も聞かずに外から「ジュリアス伯爵がお見えです」と言って王女の意向を聞かずに扉を開けた。
兵士も行動がおかしい。
それとも前もってダイアナにアポイントメントをとっていたんだろうか?
「まぁ、ようこそジュリアス伯爵」と言ってダイアナは言う。
「これは、これは、王女様におかれましてはご機嫌麗しゅう」と後ろにいるロバート男爵も頭を下げる。
俺はジャネットとアリシアとコリンの3人で王の部屋にいるけど、同じフロアなので監視しやすい。
「まぁ、ジュリアス伯爵もお元気そうで何よりです」とダイアナ
「それで今日は、どうされたのですか?」とダイアナが切り出したので、やはり約束はなかったみたいだ。
「今日はですね、このロバート男爵が地方の領主で人気になっている薬を入手しまして姫様に献上したく参りました」
「人気?」
「はい、ロバート男爵が領地の近くの街で手に入れまして、これを飲むと肌が白く綺麗になり、しかも痩せることができると人気がある品なため手に入れることが困難でしたが、何とか入手することができましたので姫様だけにと言うことで副作用がない薬でございます」
ダイアナは薬を手に取り「まぁ、素晴らしいわ。これを飲むだけで痩せるなんて、なんて素晴らしい薬かしら」
「はい、姫様のために特別に入手したものでございます」
「まぁ、ありがとう、ジュリアス伯爵」
「早速、飲んでみましょう」と言って部屋の中に置いてあった水を侍女がコップに移している。
侍女が「姫様、いくら伯爵からの貰い物だからと言って用心しなければいけませんので、まずは私が飲んでみましょう」
ナイスだ、侍女さん、さぁ、ジュリアス伯爵、どうでる?
「それも、そうね」と言って薬を侍女に渡そうとしている。
「あの、姫様、この薬は限りがあります。今、入っている薬を全て飲まなければ効果は無いんです」
「そうなの?」
「じゃ、私が、飲んでみるわ」
「いけません、姫様」と侍女
「でもね、全部飲まないと効果がない薬ですから、あなたが飲んでしまうと減って効果がないかもわからないじゃない」
「それは、そうですが、でも、危険です」
必死に説得しようとしているけど無駄に終わりそうだ。
俺は鑑定魔法で薬を確認してみたけど、薬は麻薬成分が大量に入っているのと他にも何か入っているみたいだ。
どうしようか? いつ出ていくべきか? 俺が鑑定魔法を使って確認しても操る薬だとわかってもらえない。
あっ、そうだ。
俺は王のいた部屋からダイアナの部屋の前に転移してきた。
兵士が「!っ」と言う間も無く俺が倒した。
そして部屋をノックする。
侍女が「どなたですか?」と言うなり俺は扉を開けて中に入った。
「何者ですか?」と侍女
俺は侍女に王が書いた種類を見せる。
「えっ」侍女は書類に目を通しても疑いの目を向けている。
「ちょっと通してもらえますよ」
侍女を押しのけて部屋の中に入った。
「何者だ、ここをダイアナ姫の部屋と知っているのか?」
「うん、知っている」とそっけない返事をした。
ロバート男爵が、懐の小刀で切り掛かってくる。
俺は小刀を基礎魔法を俺の体に張り巡らせて、小刀は基礎魔法にあたって弾き返された。
弾き返された拍子にロバート男爵が体勢を崩して座り込む。
俺たちは王様に了承をとってから、作戦を練っている。
5人に作戦行動を説明する。
「今、馬車でジュリアス伯爵とロバート男爵が城に向かっていると思われる。
たぶん、以前から作っていた薬をダイアナに飲ませると思うけどダイアナだけとは限らない。
操りやすいのがダイアナと言うだけであって、王にも薬を飲ませれば操ることができると思う。
そして城の中にも敵はいるよ。
そしてウルフの奴や魔族も来る可能性がある」
「ねぇ、前から聞こうと思っていたんだけどウルフって誰よ」とヒルダ
「今は説明する時間がないよ、あとでね、ヒルダは、ここでお留守番だから」
「え~、私も闘うよ」
「いや、姫のヒルダにもしものことがあれば、そっち方が大変だから、お留守番ね」
「もう、もうっ」
ヒルダが怒っているけど、ダメなものはダメだ。
ヒルダが、どんなに強く闘うことができたって、さらに強い奴がいる。
ウルフと魔族の戦いになると、ヒルダは足手まといになる。
ウルフ単独だったら、ヒルダを容易に守ることはできると思うけど、魔族が数人絡んでくると厄介だ。
ヒルダにはかわいそうだが、安全な空間でおとなしくしてもらおう。
俺たちは空間から出てきて借りている部屋から王の元に転移した。
「おお、戻ったか」と王
「それで、どうする? 兵士を動かすかね?」
「兵士が味方とは限りません、背後から狙われたくはないですね」
「そ、そうか」
「王様、敵はジュリアス伯爵だけじゃなく、あなたの腹心にもいる可能性があるんですよ」
「そうであった」
「王様、今現在の現状では、王自身も危険が迫っているかもしれませんので、ヒルダと同じところにいてもらえませんか?」
「わしもか? わしは、昔から鍛えておくから結構戦力になると思うんだが」
「今から来るやつはジュリアス伯爵だけじゃありません。もっと恐しい奴も戦闘に参加するかもしれないからです。あなたなんか、イチコロですよ。
今のあなたの戦力では、ここにいるアリシアの足元にも及びませんよ」
「えっ、こちらの綺麗な女性にも及ばない」
「はい、間違いありません。アリシアは、筋肉質ではありませんが、結構、強いですよ」
基本的な戦いではアリシアは神獣たちには勝てないだろう。しかし人の中ではトップクラスだと思う、
トップクラスと言うのは、戦いになるのはメンバーだけだから。
メンバーの中でもトップクラスと言うことだ。神獣たちを除いて。
それほどアリシアは努力をして基礎魔法をおろそかにしていない。
その成果があったから、索敵魔法を教えてもいいと思った。
索敵魔法の話はコリンにはしていない。
「わ、わかった、貴殿の言う通りにする」
「あっ、その前に一筆書いてもらえませんか。王令を」
「何をだ?」
「もし文官や兵士や騎士が、疑問を持つようでしたら、不穏な空気に乱れてしまいますので、そのための処置ですね」
「わかった」と言いながら王は机に座ってペンをとって書き始めた。
「これでいいだろうか?」
俺は王令が書かれている紙を読んでみた。
「はい、これで、この国は俺のものだ」と口が大きく裂けて言い放った。
王は唖然としている。
そこへ頭にゲンコツが飛んできた。
「もうクリス、ふざけないで」とアリシア
「痛いなぁ」
「もう、クリスがふざけるからでしょう」
「いや、いちど行ってみたかったんだよ」
「もう、王様が唖然としているでしょ」
「とこんな奴が相手になると言うことですよ、王様」
「なんだかよくわからんがわかった」
「じゃ、中にヒルダがいますので、全てヒルダに聞いてください」と言いながら空間の入り口を開けた。
王を空間に入ってもらう。
王が入ったあと、アリシアから怒られた。
緊張をほぐすためにしたことだけど、本気にされた。
今、索敵魔法で確認してみると、ロバート男爵が城についたところだ。
ロバート男爵が、そこで待つ間にジュリアス伯爵が到着した。
2人は城の奥につながる階段を登っていく。
階段を登ったり通路を通りながら奥へ、上へと進んでいく。
やはり一番最初に出向いた部屋はダイアナの部屋みたい。
奥にダイアナがいる。扉を守る兵士に「ジュリアス伯爵がダイアナ姫にお会いしたい」と言っている。
それを聞いた兵士は、何も聞かずに外から「ジュリアス伯爵がお見えです」と言って王女の意向を聞かずに扉を開けた。
兵士も行動がおかしい。
それとも前もってダイアナにアポイントメントをとっていたんだろうか?
「まぁ、ようこそジュリアス伯爵」と言ってダイアナは言う。
「これは、これは、王女様におかれましてはご機嫌麗しゅう」と後ろにいるロバート男爵も頭を下げる。
俺はジャネットとアリシアとコリンの3人で王の部屋にいるけど、同じフロアなので監視しやすい。
「まぁ、ジュリアス伯爵もお元気そうで何よりです」とダイアナ
「それで今日は、どうされたのですか?」とダイアナが切り出したので、やはり約束はなかったみたいだ。
「今日はですね、このロバート男爵が地方の領主で人気になっている薬を入手しまして姫様に献上したく参りました」
「人気?」
「はい、ロバート男爵が領地の近くの街で手に入れまして、これを飲むと肌が白く綺麗になり、しかも痩せることができると人気がある品なため手に入れることが困難でしたが、何とか入手することができましたので姫様だけにと言うことで副作用がない薬でございます」
ダイアナは薬を手に取り「まぁ、素晴らしいわ。これを飲むだけで痩せるなんて、なんて素晴らしい薬かしら」
「はい、姫様のために特別に入手したものでございます」
「まぁ、ありがとう、ジュリアス伯爵」
「早速、飲んでみましょう」と言って部屋の中に置いてあった水を侍女がコップに移している。
侍女が「姫様、いくら伯爵からの貰い物だからと言って用心しなければいけませんので、まずは私が飲んでみましょう」
ナイスだ、侍女さん、さぁ、ジュリアス伯爵、どうでる?
「それも、そうね」と言って薬を侍女に渡そうとしている。
「あの、姫様、この薬は限りがあります。今、入っている薬を全て飲まなければ効果は無いんです」
「そうなの?」
「じゃ、私が、飲んでみるわ」
「いけません、姫様」と侍女
「でもね、全部飲まないと効果がない薬ですから、あなたが飲んでしまうと減って効果がないかもわからないじゃない」
「それは、そうですが、でも、危険です」
必死に説得しようとしているけど無駄に終わりそうだ。
俺は鑑定魔法で薬を確認してみたけど、薬は麻薬成分が大量に入っているのと他にも何か入っているみたいだ。
どうしようか? いつ出ていくべきか? 俺が鑑定魔法を使って確認しても操る薬だとわかってもらえない。
あっ、そうだ。
俺は王のいた部屋からダイアナの部屋の前に転移してきた。
兵士が「!っ」と言う間も無く俺が倒した。
そして部屋をノックする。
侍女が「どなたですか?」と言うなり俺は扉を開けて中に入った。
「何者ですか?」と侍女
俺は侍女に王が書いた種類を見せる。
「えっ」侍女は書類に目を通しても疑いの目を向けている。
「ちょっと通してもらえますよ」
侍女を押しのけて部屋の中に入った。
「何者だ、ここをダイアナ姫の部屋と知っているのか?」
「うん、知っている」とそっけない返事をした。
ロバート男爵が、懐の小刀で切り掛かってくる。
俺は小刀を基礎魔法を俺の体に張り巡らせて、小刀は基礎魔法にあたって弾き返された。
弾き返された拍子にロバート男爵が体勢を崩して座り込む。
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