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第340話 ウルフとの再戦2
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第340話 ウルフと再戦2
久しぶりにオーリス王国にメンバー全員が揃った。
なので、もう一度、コーヒーに氷を入れてあげたけど、アデルとアイリスは苦いと言って飲まなかったが、エイミーは、美味しいと言って、二人が残した分まで飲んでいた。
他のメンバーは冷たいのが美味しいと飲んでいたけど、幼年組の二人は苦いと言っていた。
温かいものばかりではなく冷たいものも、たまにはいいと思う。
いつも検索魔法でウルフを見張っていると、もう一人の奴に気づかれる恐れがあるので、俺は時々しか、ウルフの行動を確認していない。
いつでも危険が及ぶ恐れもあるので、サーチは時々、やる事にしている。
まえにイザベラが、どうして以前、みたいにいつも確認しないのか、言ってきたことがあるんだけど、あの二人は別格だから、そうはいかないと答えた。
どこかにいる悪人くらいだったら、検索魔法を発動状態を維持することでもいいけど、ウルフよりも危険な存在がいるから、余計に注意しなければならない。
いくら、今の俺の検索魔法は気が付かれにくいと言っても、あの二人には注意するべきだと思う。
今、ウルフは空間から出てきて、街を歩いている所だけど、いるのは、前回はオーリス王国の反対側だったけど、もう少し近い位置にいる。
前回のときに、俺の存在もオーリス王国にいると言うこともわかっているから、余計にヤバい。
なので、俺たちはブラッドフォード大公国の山荘に転移して来た。
もちろん、俺たちが、ここにいることは、それぞれの国に連絡してある。
しかも、すぐに連絡できるように、通信魔法のリンゴの形をしているものを置いてある。
通信装置の魔法のリンゴは、俺と神獣たちに連絡がつくように変更した。
これで、俺が説明しなくても、いつでも神獣たちに、連絡が付くようになる。
街に被害が出ることを考えて、ここの山荘を選んだんだけど、ここはお気に入りの場所なので、被害が出ても困ってしまう。
でも街には多くの人がいるから、人的な被害が少ない、ここを選んだわけ。
俺たちは、国からの連絡を待っているのもある。
ここで、緊急な通信が入ってきた。
緊急通信が入ったのは、ライオネル公国からだった。
ライオネル公国の王様であるセラフィーナの父親から、緊急通信が入ってきた。
「盟主クリス様、聞こえますか?」
昼間だったこともあり、すぐに俺と神獣たちが聞き耳を立てる。
「はい、こちら、クリスです、何があったんですか?」
「おお、連絡がついた、盟主クリス様、大変です」
「あの、その盟主ってやめませんか?」
「しかし、そういうわけには」
「今は緊急事態ですから」
「わかった、クリス様、国の近くに魔物が住むエリアがありますが、そこに、最大規模の魔物が大量に発生していると、冒険者の数名から報告が入ってきたんです」
なんだ、魔物かぁ? 俺は少し落胆した。
「魔物が大量に出てということですけど、それくらいの数、確認されていますか? 数十体ですか、百はいっているんですか?」
「それくらいじゃ、緊急連絡しませんよ」
「正確な数はわかりませんが、数万はいるみたいなんです」
「今までに、そんな数がいたと言う報告は?」
「いいえ、初めてです」
セラフィーナが俺が聞いた通信をジャネットがメンバーに話しているので、聞いているけど、顔が青ざめている。
「すぐに、準備していきます」
通信装置を解除した。
「誰がライオネル公国に行く?」と俺が聞くと、全員が手を挙げた。
「う~ん、どうしようか?」
「まず、様子を見てくるから、俺とセラフィーナだけで行こうか?」
そう俺が言うと、全員がつまらなそうな顔をしたけど、「すぐに連絡するから、待ってて」と言うと、「わかりました」と言うジャネットの声だけがした。
俺は、準備らしいものはないので、セラフィーナに確認だけすると、「急ぎましょ」とセラフィーナは言ったので、俺は瞬間転移でライオネル公国にきた。
ライオネル公国では、俺はセラフィーナの部屋に転移することが多くあるので、もちろん、今回もセラフィーナの部屋に瞬間転移してきた。
そこには、王様も待機していた。
王様は転移してきた俺と、娘のセラフィーナを連れて、会議室に案内した。
案内しながら王様はセラフィーナに「元気にしているか?」とか、「体調は大丈夫か?」と聞いている。
セラフィーナは、「父上、今は緊急事態ですから、私は大丈夫です」と言って答いる。
会議室に入ると、多くの人がいることで、かなりの緊急事態だとわかる。
そこで、ジャネットに念話で連絡を取り、こちらに全員を連れてくるように頼んだ。
そういった瞬間に、準備していたように全員が、瞬間転移でライオネル公国の俺の前に転移してきた。
俺たちは、それぞれで動いて、そこにいる人から情報を集めていく。
王様からは地図を広げてもらい、魔物出現エリアを示してもらう。
ライオネル公国には西側に広がる密林があり、そこには多くの魔物が住んでいるそうだけど、今までにないくらいの魔物の数が、幾つもの冒険者たちが確認しているそうだ。
数が多すぎて、全部の冒険者が討伐不可能で逃げてきたそうだ。
また、数名の冒険者が魔物に襲われて命を落としていると。
密林の近くに兵士がいるそうだけど、避難させているそうだ。
昔から密林に魔物がいるので、近くには、村はないということを聞いた。
俺は、今までは、魔物退治はコブリンくらいしかしかことがないけど、「どんな魔物が出ているか、情報がありますか?」と聞くと
「ゴブリンを筆頭に、オーク、オーガ、ワイバーン、スライムの情報もある、まだ確認できていないものもいるみたい、そしてこの密林にはスライムはいなかったはずなんだが」
「ちょっと整理しましょうか?」
「‥‥‥」と王様
「ゴブリンは小さい人型の魔物でしたよね、動きが早くて人を襲うこともある」
「オークは顔が猪か、豚みたいな、人よりも大きい魔物」
「オーガはツノを生やした巨人の人型」
「ワイバーンは、空を飛ぶ飛竜でしたね」
「スライムは、まぁ、なんとなくわかります」
あまりにも多くの魔物で、討伐方法が違うから、確認する必要がある。
久しぶりにオーリス王国にメンバー全員が揃った。
なので、もう一度、コーヒーに氷を入れてあげたけど、アデルとアイリスは苦いと言って飲まなかったが、エイミーは、美味しいと言って、二人が残した分まで飲んでいた。
他のメンバーは冷たいのが美味しいと飲んでいたけど、幼年組の二人は苦いと言っていた。
温かいものばかりではなく冷たいものも、たまにはいいと思う。
いつも検索魔法でウルフを見張っていると、もう一人の奴に気づかれる恐れがあるので、俺は時々しか、ウルフの行動を確認していない。
いつでも危険が及ぶ恐れもあるので、サーチは時々、やる事にしている。
まえにイザベラが、どうして以前、みたいにいつも確認しないのか、言ってきたことがあるんだけど、あの二人は別格だから、そうはいかないと答えた。
どこかにいる悪人くらいだったら、検索魔法を発動状態を維持することでもいいけど、ウルフよりも危険な存在がいるから、余計に注意しなければならない。
いくら、今の俺の検索魔法は気が付かれにくいと言っても、あの二人には注意するべきだと思う。
今、ウルフは空間から出てきて、街を歩いている所だけど、いるのは、前回はオーリス王国の反対側だったけど、もう少し近い位置にいる。
前回のときに、俺の存在もオーリス王国にいると言うこともわかっているから、余計にヤバい。
なので、俺たちはブラッドフォード大公国の山荘に転移して来た。
もちろん、俺たちが、ここにいることは、それぞれの国に連絡してある。
しかも、すぐに連絡できるように、通信魔法のリンゴの形をしているものを置いてある。
通信装置の魔法のリンゴは、俺と神獣たちに連絡がつくように変更した。
これで、俺が説明しなくても、いつでも神獣たちに、連絡が付くようになる。
街に被害が出ることを考えて、ここの山荘を選んだんだけど、ここはお気に入りの場所なので、被害が出ても困ってしまう。
でも街には多くの人がいるから、人的な被害が少ない、ここを選んだわけ。
俺たちは、国からの連絡を待っているのもある。
ここで、緊急な通信が入ってきた。
緊急通信が入ったのは、ライオネル公国からだった。
ライオネル公国の王様であるセラフィーナの父親から、緊急通信が入ってきた。
「盟主クリス様、聞こえますか?」
昼間だったこともあり、すぐに俺と神獣たちが聞き耳を立てる。
「はい、こちら、クリスです、何があったんですか?」
「おお、連絡がついた、盟主クリス様、大変です」
「あの、その盟主ってやめませんか?」
「しかし、そういうわけには」
「今は緊急事態ですから」
「わかった、クリス様、国の近くに魔物が住むエリアがありますが、そこに、最大規模の魔物が大量に発生していると、冒険者の数名から報告が入ってきたんです」
なんだ、魔物かぁ? 俺は少し落胆した。
「魔物が大量に出てということですけど、それくらいの数、確認されていますか? 数十体ですか、百はいっているんですか?」
「それくらいじゃ、緊急連絡しませんよ」
「正確な数はわかりませんが、数万はいるみたいなんです」
「今までに、そんな数がいたと言う報告は?」
「いいえ、初めてです」
セラフィーナが俺が聞いた通信をジャネットがメンバーに話しているので、聞いているけど、顔が青ざめている。
「すぐに、準備していきます」
通信装置を解除した。
「誰がライオネル公国に行く?」と俺が聞くと、全員が手を挙げた。
「う~ん、どうしようか?」
「まず、様子を見てくるから、俺とセラフィーナだけで行こうか?」
そう俺が言うと、全員がつまらなそうな顔をしたけど、「すぐに連絡するから、待ってて」と言うと、「わかりました」と言うジャネットの声だけがした。
俺は、準備らしいものはないので、セラフィーナに確認だけすると、「急ぎましょ」とセラフィーナは言ったので、俺は瞬間転移でライオネル公国にきた。
ライオネル公国では、俺はセラフィーナの部屋に転移することが多くあるので、もちろん、今回もセラフィーナの部屋に瞬間転移してきた。
そこには、王様も待機していた。
王様は転移してきた俺と、娘のセラフィーナを連れて、会議室に案内した。
案内しながら王様はセラフィーナに「元気にしているか?」とか、「体調は大丈夫か?」と聞いている。
セラフィーナは、「父上、今は緊急事態ですから、私は大丈夫です」と言って答いる。
会議室に入ると、多くの人がいることで、かなりの緊急事態だとわかる。
そこで、ジャネットに念話で連絡を取り、こちらに全員を連れてくるように頼んだ。
そういった瞬間に、準備していたように全員が、瞬間転移でライオネル公国の俺の前に転移してきた。
俺たちは、それぞれで動いて、そこにいる人から情報を集めていく。
王様からは地図を広げてもらい、魔物出現エリアを示してもらう。
ライオネル公国には西側に広がる密林があり、そこには多くの魔物が住んでいるそうだけど、今までにないくらいの魔物の数が、幾つもの冒険者たちが確認しているそうだ。
数が多すぎて、全部の冒険者が討伐不可能で逃げてきたそうだ。
また、数名の冒険者が魔物に襲われて命を落としていると。
密林の近くに兵士がいるそうだけど、避難させているそうだ。
昔から密林に魔物がいるので、近くには、村はないということを聞いた。
俺は、今までは、魔物退治はコブリンくらいしかしかことがないけど、「どんな魔物が出ているか、情報がありますか?」と聞くと
「ゴブリンを筆頭に、オーク、オーガ、ワイバーン、スライムの情報もある、まだ確認できていないものもいるみたい、そしてこの密林にはスライムはいなかったはずなんだが」
「ちょっと整理しましょうか?」
「‥‥‥」と王様
「ゴブリンは小さい人型の魔物でしたよね、動きが早くて人を襲うこともある」
「オークは顔が猪か、豚みたいな、人よりも大きい魔物」
「オーガはツノを生やした巨人の人型」
「ワイバーンは、空を飛ぶ飛竜でしたね」
「スライムは、まぁ、なんとなくわかります」
あまりにも多くの魔物で、討伐方法が違うから、確認する必要がある。
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