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第318話 人と神(前半)

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第318話 人と神(前半)

注:
ジャネット フェニックスの神獣
ロゼッタ  ドラゴンの神獣
パトリシア クマの神獣
アレク   トラの神獣
アデル   キツネの神獣
アイリス  グリフォンの神獣
エイミー  ケロベロスの神獣(年齢順)

レイチェル  この星の神
アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、セラフィーナ、シャーロットは人間
~~~~~~~~~~

仮にも創造神と言う最高の位置にいる神が、俺を狙う必要があるのか?

暇だから遊びか?

または、他の誰かが、騙だましているのか?

本当に何が起きているのか、わからない。

誰かが、動いている。

その誰かが、俺を殺した奴だ。

今は、現実に、俺を殺したのは、俺が見た奴の足元だけ。

これは、困ったぞ。

まだ、目の前には、アレクと話しながらレイチェルが入浴を楽しんでいる。

レイチェルの周りには、アデルとエイミーとアイリスが集まっている。仲良く話をしている。

「あのレイチェル」

「はい、なんですか?」

レイチェルは立とうとしているから、3人が肩を押して湯船へ押し込んでいる。

その時に、3人の胸が見えているよ‥‥‥

「すいませんね、こんな体験は初めてで、それで、なんですか、神クリス」

「あ、その呼び名は、まだやめてください」

「えっ、どうしてですか?」

「まだ、しっくりこないので」

「そうですかぁ?、いいと思うんですけど」

「レイチェル、ちょっと聞きたいんですが、神ナサニエルは、どんな性格の方ですか?」

俺は何気ないことを聞くことにした。

「性格ですかぁ、う~んとですね、神ナサニエルは、とても性格が変わりやすい方です。この前なんか、以前、私がお話ししたことを忘れていましたから、こちらが戸惑いました。
そして、良く怒られます。
違う星の神のことなのに、私は悪くないのに、私が怒られたんですよ」

大丈夫かぁ、その神様

「今回も、ウルフのことで、私が怒られましたけどね、星が滅んでしまったら、どうするんだって言われましてね、もう、本当に、どうしようかと思っていたんですよ、でも、世界をサーチしたら、な、なんと勇者の称号を持っている人がいるじゃないですか、それも、勇者の周りに、神獣たちが付き添ってくれているくらい、素晴らしい人材が‥‥‥」

レイチェルは目が両手を合わせて、目をキラキラさせている。

裸でなければ、いいかもしれないけど。

あまり体を伸ばすと見えるって。

「それが、俺だと‥‥‥」

「そうですよ、他に誰がいるんですか?」

「俺は神として、どのくらいの位置にいるんですか?」

「そうですね、まだ新米ですけど、そんなに悪い位置ではないですよ」

「まぁ、私より下ですけど」

「そ、そうですか」

まぁ、それは、そうだよね

「でも、初めてですよ、勇者が神になるなんて、何をしたんです?」

「それは俺の方が聞きたいくらいですよ」

「レイチェルも、知らないんですか?、俺が、神になつた理由」

「分かりません」

「そうですか」俺はがっかりする。

「あっ、でも、その方なら、知っているかもしれませんよ」

「えっ、誰です? それは‥‥」

「それはですね、創造神様と同格の宇宙を維持する神でアラスター様ですね」

創造神以外にも、神はいるのか?

「この世界はですね、創造神ナサニエルとアラスター様で作られていくのですよ」

「宇宙を維持することができて、初めて、創造神ナサニエル様が、星を作ることができるんですよ」

「つまりベースになるのが、アラスターで、その中に創造神ナサニエルがいるということ?」

「まぁそうですね」

「あとの神は、星に一人ずつ?」

「はい、そうです」

「ということは、この星では、レイチェルが、最高神?」

「そうですね」

「他の神が、この星に来ることはないの?」

「そうですね、星を支配している神は、そんな暇はありませんよ、ナサニエル様も、お忙しいし、アラスター様も、同じくらいお忙しい方ですから」

「でも、俺も油断があったとはいえ、簡単に殺せるほどの人っているんですか?」

俺は確認に迫ることを聞いていく。

「う~ん、難しい問題ですね」

「まぁ、私でも、ウルフのコントロールができなくなったから、あなたに頼んだわけですから」

「 私でも私の支配下から逃れてコントロールできなくなったウルフを捕らえることも難しいと思いますから」

「と言うことは、レイチェルよりも上の神が関係していると‥‥‥」

あれっ、レイチェルができないことを、俺に頼んだと言うことは、俺の方が上
‥‥‥


それとも、人の世界のことだから、人種に任せたと言うこと?

それにしても、創造神ナサニエルと宇宙を維持するアラスター神かぁ

そのどちらかの神が関与しているのか、別の奴がいるのか?

それは、今から、わかることだろう?

たぶん、レイチェルに聞いても、それ以上は知らないだろう。

まぁ、そのための準備はしておく必要がある。

なんだか、 突拍子もない話になってきた。

俺がレイチェルに聞いたから、レイチェルもたぶん、頭の中に置いてくれていると思う。

さぁ、俺たちは、どうしようか??
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