45 / 150
バターの微笑み
06 ー 銀色の狼
しおりを挟む
昼食時を過ぎた広場は、それでも人は沢山居る。徐々に集まってきて遠巻きに見ている人々の視線に、誠は場所を移すことを提案した。
未だに銀狼姿のアレクセイは、移動中も誠の隣は自分だと言わんばかりにピッタリとくっ付いている。少々歩き辛かったが、誠は駄賃代わりだと、道中アレクセイの頬や首を存分にもふもふさせて貰っていた。
「広っ…」
門番に驚かれつつも、邸の敷地内に入った誠は高台に聳えたつ辺境伯邸を見上げていた。
貴族の邸というのは、建物も大きいが庭園もアホみたいに広い。それが高台に建っているなら、尚更だ。
一番外の外壁から邸の門までの距離は、かなりある。通常は馬車で上るのだそうだが、まだピリピリしているアレクセイはその提案を速攻で却下し、自分の背中に誠を乗せて上まで登ってしまった。
「班長!マコト!」
「良かった、無事でしたか…」
邸内に入ると、エントランスにはレビ達が集まっていた。どうやら会議室から銀狼姿で飛び出して行ったアレクセイを心配していたらしい。
皆、アレクセイが連絡鳥を誠に渡しているのを見ている。その連絡鳥が一羽のまま戻って来たため、誠に何かあったのかと判断していたのだ。
誠はアレクセイから降りると、大丈夫だと軽く手を振った。
「皆、さっき振り」
「マコトさん、何があったんですか?」
「いやぁ…何があったっつーか、アレクセイの親戚に会ったっつーか」
アレクセイにしたように、ドナルドの耳をもふもふしたくなるのを堪えつつ誠が答えると、獣人の姿に戻ったアレクセイは、人前だというのに誠を後ろから抱きしめた。
「…あの野郎は、俺のマコトに手を出そうとしたんだ」
「いやいや、だから違うって言ってんだろうが」
やっと誠達に追いついたレイナルドが、半ば呆れながら息を弾ませていた。
「はー…一年振りに甥っ子に会えると思ったら、立派な雄の顔になっちまいやがって。で?ヴォルクの本家での顔合わせは済ませたのか?」
「伯父上!」
アレクセイの声は鋭い。
レイナルドをひと睨みすると、アレクセイはいつの間にか近くに控えていた初老の燕尾服の男に指示を出した。
「フランシス、伯父上は長旅でお疲れのようだ。今すぐ部屋に連れて行ってやってくれ」
「かしこまりました。さ、旦那様」
「おい、ちょっと待て。まだ話は…」
フランシスと呼ばれた男はレイナルドを拘束すると、細身の体のどこにそんな力があるのか、そのままレイナルドを引き摺って邸の奥へと消えて行ってしまった。
「アレクセーイ!」
バタン、と扉が閉まる音がエントランスに響くと、この場は静かになった。
戻って来たフランシスに客間に案内され、誠はやっとひと心地着くことが出来た。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
淹れたての紅茶の香りで心を落ち着かせた後、誠は室内を見回していた。逗留させてもらっていた館よりは飾り気があるものの、邸の外観と同じで過剰な装飾は一切無い。しかしどころどころに施されている彫刻や、落ち着いた雰囲気を出しているテーブルセットはきっと良い物を使っている。
良い物を長く使っているのだろうが、その精神は好きだ。
誠は大きく息を吐き出すと、椅子の背もたれに体重を少しかけた。
「マコト様、アレクセイ様達がお戻りになるまで、お休みになられますか?それともお庭を案内いたしましょうか」
誠が落ち着いたのを確認したのか、部屋の隅に控えていたフランシスが誠に声をかけた。
フランシスは見た通りこの邸の執事を務めており、執事長だというのは移動中に聞いた話だ。そんな人物がアレクセイ達に着かなくても良いのかと思ったが、監視の意味も込められているのかもしれない。
それでも、これだけの邸だ。庭がどのように整えられているのか、かなり興味がある。誠は遠慮無く、庭の案内を頼んだ。
街を一望できる庭は、庭園と言った方が正しかった。通常は水の魔石や魔道具で造られる噴水は、水路や水圧の計算のみで造られた物だそうだ。施された彫刻の模様も美しく、職人の技術の高さが窺えた。
庭の木々や花も、雑多に植えられえているようで、そうではない。小径を進むごとに街との眺望が取られており、ガゼボにも座らせてもらったが、しばらくぼーっと眺めていたいくらいだった。
部屋に戻って来た誠に、また紅茶が用意される。クッキーの原型であるジャンブルも数枚用意されていたので、昼食を食べ損なった誠は遠慮なくいただくことにした。
「…フランシスさん」
再び隅に控えていたフランシスに声をかける。
「何でございましょう」
「俺、おとなしくしてるんで、戻っていただいても…」
「かしこまりました。通常なら会議はもっと時間がかかると思いますが、何か時間潰しになるような物でもお持ちいたしましょうか」
「んー…いや、大丈夫です。本なら持ってますから」
誠は自分のマジックバッグを、ポンと叩く。フランシスはそんな誠の様子に微笑んだ。
「さようですか。何かご用がございましたら、そちらのベルを鳴らしてください」
「分かりました。ありがとうございます」
「いえいえ、それでは失礼します」
彼から見れば小僧にも等しいし得体の知れない人物だろうが、常に丁寧に接してくれたフランシスは執事の鑑だ。気配も薄いので、妙な圧迫感も無く、庭での案内も街の歴史を交えて教えてくれたので、飽きることはなかった。
「あれが接客の極意か…」
誠は先達の背中に、たくさん学ぶものを見つけた。
フランシスの気配が遠くになると、客間には完全に誠一人となった。
「…今のうちだよな」
誠はバッグから便箋とペンを取り出すと、相模への手紙を書きはじめた。ただの経過報告だ。特筆すべきことは何も無い。
しかし、アレクセイのことは書こうかどうしようか迷ってしまった。書いてしまえば、恋愛相談みたいになるに決まっている。
「あー…やめやめ。結果報告だけで十分だって」
誠は締めの言葉を書き、インクが乾く間にスイーツと鳥居を用意して向こう側に送った。
「統括の神様と相模さんに送ったけど、本来の業務だよな、後は」
本来の業務、即ちこの世界の神に料理やスイーツを供えることだ。一度供えれば終わりというものでもない。この街にどれ程滞在するのか知らないが、その間に最低でも一度は教会に行って供えなければならないだろう。
バッグを漁ってスイーツの数を確認するが、残りは少ない。
「まさか、ここの厨房借りるわけにもいかないしな。今日はどこに泊まるんだろ」
先に聞いておけば良かったが、今更だ。聞きに行けないので、誠は待つことしかできない。仕方がないので、海外のカフェの本を取り出して時間を潰していた。
未だに銀狼姿のアレクセイは、移動中も誠の隣は自分だと言わんばかりにピッタリとくっ付いている。少々歩き辛かったが、誠は駄賃代わりだと、道中アレクセイの頬や首を存分にもふもふさせて貰っていた。
「広っ…」
門番に驚かれつつも、邸の敷地内に入った誠は高台に聳えたつ辺境伯邸を見上げていた。
貴族の邸というのは、建物も大きいが庭園もアホみたいに広い。それが高台に建っているなら、尚更だ。
一番外の外壁から邸の門までの距離は、かなりある。通常は馬車で上るのだそうだが、まだピリピリしているアレクセイはその提案を速攻で却下し、自分の背中に誠を乗せて上まで登ってしまった。
「班長!マコト!」
「良かった、無事でしたか…」
邸内に入ると、エントランスにはレビ達が集まっていた。どうやら会議室から銀狼姿で飛び出して行ったアレクセイを心配していたらしい。
皆、アレクセイが連絡鳥を誠に渡しているのを見ている。その連絡鳥が一羽のまま戻って来たため、誠に何かあったのかと判断していたのだ。
誠はアレクセイから降りると、大丈夫だと軽く手を振った。
「皆、さっき振り」
「マコトさん、何があったんですか?」
「いやぁ…何があったっつーか、アレクセイの親戚に会ったっつーか」
アレクセイにしたように、ドナルドの耳をもふもふしたくなるのを堪えつつ誠が答えると、獣人の姿に戻ったアレクセイは、人前だというのに誠を後ろから抱きしめた。
「…あの野郎は、俺のマコトに手を出そうとしたんだ」
「いやいや、だから違うって言ってんだろうが」
やっと誠達に追いついたレイナルドが、半ば呆れながら息を弾ませていた。
「はー…一年振りに甥っ子に会えると思ったら、立派な雄の顔になっちまいやがって。で?ヴォルクの本家での顔合わせは済ませたのか?」
「伯父上!」
アレクセイの声は鋭い。
レイナルドをひと睨みすると、アレクセイはいつの間にか近くに控えていた初老の燕尾服の男に指示を出した。
「フランシス、伯父上は長旅でお疲れのようだ。今すぐ部屋に連れて行ってやってくれ」
「かしこまりました。さ、旦那様」
「おい、ちょっと待て。まだ話は…」
フランシスと呼ばれた男はレイナルドを拘束すると、細身の体のどこにそんな力があるのか、そのままレイナルドを引き摺って邸の奥へと消えて行ってしまった。
「アレクセーイ!」
バタン、と扉が閉まる音がエントランスに響くと、この場は静かになった。
戻って来たフランシスに客間に案内され、誠はやっとひと心地着くことが出来た。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
淹れたての紅茶の香りで心を落ち着かせた後、誠は室内を見回していた。逗留させてもらっていた館よりは飾り気があるものの、邸の外観と同じで過剰な装飾は一切無い。しかしどころどころに施されている彫刻や、落ち着いた雰囲気を出しているテーブルセットはきっと良い物を使っている。
良い物を長く使っているのだろうが、その精神は好きだ。
誠は大きく息を吐き出すと、椅子の背もたれに体重を少しかけた。
「マコト様、アレクセイ様達がお戻りになるまで、お休みになられますか?それともお庭を案内いたしましょうか」
誠が落ち着いたのを確認したのか、部屋の隅に控えていたフランシスが誠に声をかけた。
フランシスは見た通りこの邸の執事を務めており、執事長だというのは移動中に聞いた話だ。そんな人物がアレクセイ達に着かなくても良いのかと思ったが、監視の意味も込められているのかもしれない。
それでも、これだけの邸だ。庭がどのように整えられているのか、かなり興味がある。誠は遠慮無く、庭の案内を頼んだ。
街を一望できる庭は、庭園と言った方が正しかった。通常は水の魔石や魔道具で造られる噴水は、水路や水圧の計算のみで造られた物だそうだ。施された彫刻の模様も美しく、職人の技術の高さが窺えた。
庭の木々や花も、雑多に植えられえているようで、そうではない。小径を進むごとに街との眺望が取られており、ガゼボにも座らせてもらったが、しばらくぼーっと眺めていたいくらいだった。
部屋に戻って来た誠に、また紅茶が用意される。クッキーの原型であるジャンブルも数枚用意されていたので、昼食を食べ損なった誠は遠慮なくいただくことにした。
「…フランシスさん」
再び隅に控えていたフランシスに声をかける。
「何でございましょう」
「俺、おとなしくしてるんで、戻っていただいても…」
「かしこまりました。通常なら会議はもっと時間がかかると思いますが、何か時間潰しになるような物でもお持ちいたしましょうか」
「んー…いや、大丈夫です。本なら持ってますから」
誠は自分のマジックバッグを、ポンと叩く。フランシスはそんな誠の様子に微笑んだ。
「さようですか。何かご用がございましたら、そちらのベルを鳴らしてください」
「分かりました。ありがとうございます」
「いえいえ、それでは失礼します」
彼から見れば小僧にも等しいし得体の知れない人物だろうが、常に丁寧に接してくれたフランシスは執事の鑑だ。気配も薄いので、妙な圧迫感も無く、庭での案内も街の歴史を交えて教えてくれたので、飽きることはなかった。
「あれが接客の極意か…」
誠は先達の背中に、たくさん学ぶものを見つけた。
フランシスの気配が遠くになると、客間には完全に誠一人となった。
「…今のうちだよな」
誠はバッグから便箋とペンを取り出すと、相模への手紙を書きはじめた。ただの経過報告だ。特筆すべきことは何も無い。
しかし、アレクセイのことは書こうかどうしようか迷ってしまった。書いてしまえば、恋愛相談みたいになるに決まっている。
「あー…やめやめ。結果報告だけで十分だって」
誠は締めの言葉を書き、インクが乾く間にスイーツと鳥居を用意して向こう側に送った。
「統括の神様と相模さんに送ったけど、本来の業務だよな、後は」
本来の業務、即ちこの世界の神に料理やスイーツを供えることだ。一度供えれば終わりというものでもない。この街にどれ程滞在するのか知らないが、その間に最低でも一度は教会に行って供えなければならないだろう。
バッグを漁ってスイーツの数を確認するが、残りは少ない。
「まさか、ここの厨房借りるわけにもいかないしな。今日はどこに泊まるんだろ」
先に聞いておけば良かったが、今更だ。聞きに行けないので、誠は待つことしかできない。仕方がないので、海外のカフェの本を取り出して時間を潰していた。
0
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
龍の寵愛を受けし者達
樹木緑
BL
サンクホルム国の王子のジェイドは、
父王の護衛騎士であるダリルに憧れていたけど、
ある日偶然に自分の護衛にと推す父王に反する声を聞いてしまう。
それ以来ずっと嫌われていると思っていた王子だったが少しずつ打ち解けて
いつかはそれが愛に変わっていることに気付いた。
それと同時に何故父王が最強の自身の護衛を自分につけたのか理解す時が来る。
王家はある者に裏切りにより、
無惨にもその策に敗れてしまう。
剣が苦手でずっと魔法の研究をしていた王子は、
責めて騎士だけは助けようと、
刃にかかる寸前の所でとうの昔に失ったとされる
時戻しの術をかけるが…
拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件
碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。
状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。
「これ…俺、なのか?」
何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。
《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》
────────────
~お知らせ~
※第3話を少し修正しました。
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
※第22話を少し修正しました。
※第24話を少し修正しました。
※第25話を少し修正しました。
※第26話を少し修正しました。
※第31話を少し修正しました。
※第32話を少し修正しました。
────────────
※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!!
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
大嫌いなこの世界で
十時(如月皐)
BL
嫌いなもの。豪華な調度品、山のような美食、惜しげなく晒される媚態……そして、縋り甘えるしかできない弱さ。
豊かな国、ディーディアの王宮で働く凪は笑顔を見せることのない冷たい男だと言われていた。
昔は豊かな暮らしをしていて、傅かれる立場から傅く立場になったのが不満なのだろう、とか、
母親が王の寵妃となり、生まれた娘は王女として暮らしているのに、自分は使用人であるのが我慢ならないのだろうと人々は噂する。
そんな中、凪はひとつの事件に巻き込まれて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる