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ミルクの優しさ
06.5 ー スイール村
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誠の隣で寝る権利をもぎ取った狼は、調子に乗っていた。
恋に纏わる駆け引きなんぞ、勝手が分からない。軍事戦略を練る方がよっぽどマシだ。あの手この手で何とか自分のペースに持って行こうとするが、上手くいったと思ってもいつの間にか形成を逆転される時がある。
だが、今夜はその綱渡りにも等しい誠との交渉に勝ったのだ。浮かれもするし、調子にも乗るだろうが、アレクセイの勝利鍵は、彼の尾のヘタリ具合だということに彼自身は気付いていない。
アレクセイは、すやすやと眠る誠の髪に鼻を埋めた。どういう訳か、誠からは薔薇の芳香にも似た香りがほんの少しするのだ。誠の故郷の特別な石鹸を使っているのかと思ったが、風呂上がりの誠から香るのは、薬草の香りだ。それに誠の後でアレクセイも風呂に入ったが、浴室内に残る香りも薬草だった。
王都では最近、花の香りがする、香水と言う物が流行っている。それかと思い聞いてみたが、料理人は匂いが強い物はつけないそうだ。
どういうことだろう。
考えながらも、アレクセイは誠の髪で遊びはじめた。
コシのある誠の髪は、アレクセイの指をサラサラと滑って逃げていく。人の髪なぞ興味の無かったアレクセイだが、誠は特別だ。何もかもが愛しくて仕方が無い。
そんな誠を少しでも手中に収めて安心したかったのもあるが、アレクセイの目的はもう一つあった。
誠の耳と尾だ。
獣人の繁殖力は、長寿のせいか弱い。相手が人間族なら絶望的だ。ただでさえツガイになる契約魔法で、無理に自分達と寿命を合わせるのだ。更に同性でも孕ませることのできる魔法を使うと、相手のダメージは相当だろう。
だが、誠には確かに自分達の種族と同じような耳と尾があった。普段は隠しているのか、就寝中のみ現れるのか現段階では不明だが、もし獣人の血が流れているのなら、誠と安全に番える可能性はかなり高くなる。
誠の頭の、耳が生えていた辺りを執拗に撫でていると、擽ったいのか誠は「ん…」と呻いた。決して睡眠の邪魔をしたいわけではない。アレクセイは優しい手つきで、誠の頭を自分の方に寄せた。
しかし息苦しかったのか、またしても誠が唸る。アレクセイはクスクスと笑いながら少し離してやると、途端に目の前にモフっとした耳が現れた。そして複数の尾も現れ、そのうちの一本が自分の腕をパシパシと叩いてくる。
「…そんなに嫌なのか?」
残念に思ったアレクセイが、もう少し、ほんの少しだけ誠から離れようとすると、誠はゴソゴソと動きながら自分で良き場所を探して落ち着いてしまった。その間アレクセイは我慢強く待っていた。
獲物を狩る時に、じっと待つという行為は得意だったはずなのに、相手が誠というだけで一分一秒がとても長く感じる。ごくりと固唾を飲んだが、喉の鳴る音で誠を起こしてしまわないか、気が気ではない。
何が正解か、全く分からない。それ程アレクセイが選んだ相手は特別だ。特別な秘密も抱えている。
それ以上に、誠が自分に微笑みかける度に、彼に触れる度に、彼の料理を口にする度に、キスをする度に、アレクセイの心は満たされ、今まで知らなかった愛おしさという感情が胸を突き破りそうになる。
誠の背中をそっと撫でると、しゅるりと尾が絡んでくる。随分と器用な尾だ。犬系の尾は猫系の尾のように自由自在に多方向へ動かすことはできない。狐は犬の仲間のはずだ。一体どういうことだろう。
アレクセイは誠の滑らかな尾の感触を楽しみながら、そんなことを考えていた。
「班長。最近いつもにも増して、機嫌が良いですね」
道行く足取りも軽く、レビがブンブンと尾を振りながらアレクセイに聞いた。
夜番は村などでの滞在中はニ交代制になり、本日も後半部分をアレクセイが担っている。
誠が眠っているベッドから抜け出すのは、かなりの苦行だった。王都騎士団名物、地獄の夏季訓練以上の苦行は無いと思っていたが、それ以上だった。
団員達には夕飯前に全員揃ったところで、部隊長であるフレデリクから下りて来た情報をしっかりと伝えている。そして今晩から警戒レベルを上げることも伝えていた。それゆえ本日からの夜番の間は、獣の姿を取ることになった。人型と比べると、器用さは落ちるが、機動力は格段に違うのだ。
アレクセイは、自分と似たような獣姿を持つレビを見た。
「そうか?…そうかもしれんな」
「あー…はいはい、ご馳走様です」
自分で聞いてきたくせに変に納得したレビを、器用な奴だと思ったアレクセイは、ゆらりと尾を揺らす。
「何がご馳走様なんだ?」
アレクセイがそう言うと、レビは尾をピタリと止めた。
「え…それ言っちゃいます?」
「だから、何だ?」
「いやー…班長とマコトのイチャイチャっぷりですよ!俺ら、吃驚しましたもん。だって班長って、どんな令息令嬢にも冷たいじゃないですか」
「そうか?普通だと思うが」
「いやいやいや。俺らの訓練ん時以上に冷たいですって。そりゃ、氷の貴公子とかって名前が付きますよ。それが、はじまりの森でマコトに会った時の班長の態度と言ったら…何か悪いもんでも食ったのかなーって思ってたんですけど、そうじゃないし」
「失礼だな。俺はそこまで、食い意地は張ってないぞ」
「ああ、すんません。でも、そんだけ他の奴に対しての態度が違うって話ですよ。まあ、俺らとかローゼスはいくら普段の班長の表情筋が殆ど仕事してなくても、可愛がってもらってるって分かってますけど。とは言え、俺らとは比べ物になんないくらい、マコトには態度が違いますよ」
「そうか…知らなかった」
「え…無自覚ですか?うわぁ…。ヴォルク公爵家ってツガイへの愛が半端無いって聞いたことあるけど、本当だったんですね」
レビが尾をブンブンと振りながら、なぜか興奮している。
そう言えばコイツは恋愛話が好物だったなと、アレクセイは思い出した。
「そうだが、マコトはまだツガイではないぞ」
アレクセイがそう言うと、またレビの尾はピタリと動きを止めた。
「え…嘘でしょ、嘘だと言ってよ班長!」
「いや、本当だ。…どうやらマコトは、訳ありらしくてな。無理に囲うと、消える恐れがある」
「えー…お似合いだと思うんですけど。だって二人が並んでると、すっげー良い雰囲気だし、班長も幸せそうだし。…俺ら、班長には幸せになって欲しいんですよ」
「…そう思ってくれていたのか。知らなかったよ、ありがとう」
「当たり前ですよ。だって、班長あっての一班ですからね」
またレビの尾は、勢いよく左右に揺れている。
アレクセイは特に班員に何かしたという自覚は無いが、レビは上司におべっかを使うタイプではない。アレクセイにとっては、新たな発見だった。そしてオスカーと一緒になった時もそうだったが、班員達とここまで突っ込んだ話をする日が来るとは思わなかった。
「そうか。それでは、王都に戻ったらもっと厳しい訓練をして、皆を強くしなければならないな」
「えー…そういう意味じゃないんですけど」
「分かっている。だがあの時のオーガ亜種を、無傷で倒せるくらいにはならないとな」
「…そうですね。俺、ちょっと危なかったし」
「ああ。それに、各地の目撃情報のことだ。いつまた遭遇するか分からん。気を抜くなよ」
「はい」
無駄話はこれで終いだと言外に滲ませたのを、レビは読み取る。
良い部下に恵まれている。アレクセイは常々、そう思っている。レビは数年の付き合いになるが、良い素材だ。若い部分も多いにあるが、経験が足りないだけだ。先輩にはしっかりと意見を言えるし、特に若い団員を持ち前のコミュニケーション能力でしっかりと纏めてくれている。
アレクセイはゲキを入れるように、尾をレビの太腿辺りにぶつけた。
「行くぞ」
「はい!」
銀狼とコヨーテは月明かりの下、山の中を駆け巡った。夜の静寂を守るために、そして、朝の皆の笑顔を守るために。
恋に纏わる駆け引きなんぞ、勝手が分からない。軍事戦略を練る方がよっぽどマシだ。あの手この手で何とか自分のペースに持って行こうとするが、上手くいったと思ってもいつの間にか形成を逆転される時がある。
だが、今夜はその綱渡りにも等しい誠との交渉に勝ったのだ。浮かれもするし、調子にも乗るだろうが、アレクセイの勝利鍵は、彼の尾のヘタリ具合だということに彼自身は気付いていない。
アレクセイは、すやすやと眠る誠の髪に鼻を埋めた。どういう訳か、誠からは薔薇の芳香にも似た香りがほんの少しするのだ。誠の故郷の特別な石鹸を使っているのかと思ったが、風呂上がりの誠から香るのは、薬草の香りだ。それに誠の後でアレクセイも風呂に入ったが、浴室内に残る香りも薬草だった。
王都では最近、花の香りがする、香水と言う物が流行っている。それかと思い聞いてみたが、料理人は匂いが強い物はつけないそうだ。
どういうことだろう。
考えながらも、アレクセイは誠の髪で遊びはじめた。
コシのある誠の髪は、アレクセイの指をサラサラと滑って逃げていく。人の髪なぞ興味の無かったアレクセイだが、誠は特別だ。何もかもが愛しくて仕方が無い。
そんな誠を少しでも手中に収めて安心したかったのもあるが、アレクセイの目的はもう一つあった。
誠の耳と尾だ。
獣人の繁殖力は、長寿のせいか弱い。相手が人間族なら絶望的だ。ただでさえツガイになる契約魔法で、無理に自分達と寿命を合わせるのだ。更に同性でも孕ませることのできる魔法を使うと、相手のダメージは相当だろう。
だが、誠には確かに自分達の種族と同じような耳と尾があった。普段は隠しているのか、就寝中のみ現れるのか現段階では不明だが、もし獣人の血が流れているのなら、誠と安全に番える可能性はかなり高くなる。
誠の頭の、耳が生えていた辺りを執拗に撫でていると、擽ったいのか誠は「ん…」と呻いた。決して睡眠の邪魔をしたいわけではない。アレクセイは優しい手つきで、誠の頭を自分の方に寄せた。
しかし息苦しかったのか、またしても誠が唸る。アレクセイはクスクスと笑いながら少し離してやると、途端に目の前にモフっとした耳が現れた。そして複数の尾も現れ、そのうちの一本が自分の腕をパシパシと叩いてくる。
「…そんなに嫌なのか?」
残念に思ったアレクセイが、もう少し、ほんの少しだけ誠から離れようとすると、誠はゴソゴソと動きながら自分で良き場所を探して落ち着いてしまった。その間アレクセイは我慢強く待っていた。
獲物を狩る時に、じっと待つという行為は得意だったはずなのに、相手が誠というだけで一分一秒がとても長く感じる。ごくりと固唾を飲んだが、喉の鳴る音で誠を起こしてしまわないか、気が気ではない。
何が正解か、全く分からない。それ程アレクセイが選んだ相手は特別だ。特別な秘密も抱えている。
それ以上に、誠が自分に微笑みかける度に、彼に触れる度に、彼の料理を口にする度に、キスをする度に、アレクセイの心は満たされ、今まで知らなかった愛おしさという感情が胸を突き破りそうになる。
誠の背中をそっと撫でると、しゅるりと尾が絡んでくる。随分と器用な尾だ。犬系の尾は猫系の尾のように自由自在に多方向へ動かすことはできない。狐は犬の仲間のはずだ。一体どういうことだろう。
アレクセイは誠の滑らかな尾の感触を楽しみながら、そんなことを考えていた。
「班長。最近いつもにも増して、機嫌が良いですね」
道行く足取りも軽く、レビがブンブンと尾を振りながらアレクセイに聞いた。
夜番は村などでの滞在中はニ交代制になり、本日も後半部分をアレクセイが担っている。
誠が眠っているベッドから抜け出すのは、かなりの苦行だった。王都騎士団名物、地獄の夏季訓練以上の苦行は無いと思っていたが、それ以上だった。
団員達には夕飯前に全員揃ったところで、部隊長であるフレデリクから下りて来た情報をしっかりと伝えている。そして今晩から警戒レベルを上げることも伝えていた。それゆえ本日からの夜番の間は、獣の姿を取ることになった。人型と比べると、器用さは落ちるが、機動力は格段に違うのだ。
アレクセイは、自分と似たような獣姿を持つレビを見た。
「そうか?…そうかもしれんな」
「あー…はいはい、ご馳走様です」
自分で聞いてきたくせに変に納得したレビを、器用な奴だと思ったアレクセイは、ゆらりと尾を揺らす。
「何がご馳走様なんだ?」
アレクセイがそう言うと、レビは尾をピタリと止めた。
「え…それ言っちゃいます?」
「だから、何だ?」
「いやー…班長とマコトのイチャイチャっぷりですよ!俺ら、吃驚しましたもん。だって班長って、どんな令息令嬢にも冷たいじゃないですか」
「そうか?普通だと思うが」
「いやいやいや。俺らの訓練ん時以上に冷たいですって。そりゃ、氷の貴公子とかって名前が付きますよ。それが、はじまりの森でマコトに会った時の班長の態度と言ったら…何か悪いもんでも食ったのかなーって思ってたんですけど、そうじゃないし」
「失礼だな。俺はそこまで、食い意地は張ってないぞ」
「ああ、すんません。でも、そんだけ他の奴に対しての態度が違うって話ですよ。まあ、俺らとかローゼスはいくら普段の班長の表情筋が殆ど仕事してなくても、可愛がってもらってるって分かってますけど。とは言え、俺らとは比べ物になんないくらい、マコトには態度が違いますよ」
「そうか…知らなかった」
「え…無自覚ですか?うわぁ…。ヴォルク公爵家ってツガイへの愛が半端無いって聞いたことあるけど、本当だったんですね」
レビが尾をブンブンと振りながら、なぜか興奮している。
そう言えばコイツは恋愛話が好物だったなと、アレクセイは思い出した。
「そうだが、マコトはまだツガイではないぞ」
アレクセイがそう言うと、またレビの尾はピタリと動きを止めた。
「え…嘘でしょ、嘘だと言ってよ班長!」
「いや、本当だ。…どうやらマコトは、訳ありらしくてな。無理に囲うと、消える恐れがある」
「えー…お似合いだと思うんですけど。だって二人が並んでると、すっげー良い雰囲気だし、班長も幸せそうだし。…俺ら、班長には幸せになって欲しいんですよ」
「…そう思ってくれていたのか。知らなかったよ、ありがとう」
「当たり前ですよ。だって、班長あっての一班ですからね」
またレビの尾は、勢いよく左右に揺れている。
アレクセイは特に班員に何かしたという自覚は無いが、レビは上司におべっかを使うタイプではない。アレクセイにとっては、新たな発見だった。そしてオスカーと一緒になった時もそうだったが、班員達とここまで突っ込んだ話をする日が来るとは思わなかった。
「そうか。それでは、王都に戻ったらもっと厳しい訓練をして、皆を強くしなければならないな」
「えー…そういう意味じゃないんですけど」
「分かっている。だがあの時のオーガ亜種を、無傷で倒せるくらいにはならないとな」
「…そうですね。俺、ちょっと危なかったし」
「ああ。それに、各地の目撃情報のことだ。いつまた遭遇するか分からん。気を抜くなよ」
「はい」
無駄話はこれで終いだと言外に滲ませたのを、レビは読み取る。
良い部下に恵まれている。アレクセイは常々、そう思っている。レビは数年の付き合いになるが、良い素材だ。若い部分も多いにあるが、経験が足りないだけだ。先輩にはしっかりと意見を言えるし、特に若い団員を持ち前のコミュニケーション能力でしっかりと纏めてくれている。
アレクセイはゲキを入れるように、尾をレビの太腿辺りにぶつけた。
「行くぞ」
「はい!」
銀狼とコヨーテは月明かりの下、山の中を駆け巡った。夜の静寂を守るために、そして、朝の皆の笑顔を守るために。
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