47 / 56
047 戴冠式前夜(2)
しおりを挟む
――灯のともらない部屋の中に、アイリアは一人立っていた。あの森の中で初めて出会ったときと同じ服を着て、あのときと同じ打ち拉がれた目で、じっと祐人を見つめていた。
その眼差しを見ただけで、祐人はもう泣けそうになった。自分が彼女にどれだけ酷い仕打ちをしたのか、憔悴したその眼差しがすべて物語っていた。
「黙っていなくなってごめん。あの時は――」
「いや、私の方こそ謝らなければならない。本当に申し訳なかった」
そう言ってアイリアは深々と頭を下げた。もう一度頭を上げたとき、その顔には何かに堪えるような表情が浮かんでいた。その表情のまま、アイリアは静かに切り出した。
「ユートが国政に強い意欲を持っていることはわかっていた。しかし……口にするのも情けないが、ユートを政治に参与させるだけの力を私は持っていなかった。先代の皇帝亡き今、この国で私が一番皇帝に近い立場だというのにおかしな話だ」
「……」
「あの時の私はどうすればユートを国政に近づけられるか考えて……いや、嘘は止めよう。国政に関わりたいというユートの思いを、私は無視していた。本当のことを告げれば、ユートが失望して私の傍から離れてしまうのではないかと思って……それがこわかった」
そこでアイリアは大きくひとつ息を吐いた。それからまた祐人に向き直り、真剣な表情を作って、言った。
「ユートに助けられて城に戻ったのはいいが、私は不安で堪らなかった。その不安を誤魔化すために、私は貴方との愛に溺れた。ユートに抱かれている時だけ、私は不安を感じないでいられた。帝国を憂うユートの気持ちを無視し、宮廷の事情にかこつけてあんな欲望の捌け口のような扱いをしてしまい……これでは愛想を尽かされても当然だ」
そう言ってアイリアは右手で顔を覆った。指の隙間から後悔がこぼれ落ちてくる……そんな表情に、祐人は言葉がかけられなかった。
「ユートがいなくなって初めて、私はそのことに気づいた。私の中でユートの存在がどれだけ大きくなっていたのかということも……。もう一度ユートに会えると知ってまず思ったのは、それを謝らなければならないということだった。ユートを引き上げるには私の力が足りなかった。……せめて包み隠さずありのままを言えばそういうことになる。本当に済まなかった。この通りだ」
心底悔しそうな声でそう言うと、アイリアは深く頭を下げた。アイリアが頭を上げるのを待って、祐人が言葉を継いだ。
「事情はわかったよ。俺の方こそ、あのときは無理言ってごめん。普通に考えればそうだよな。どこの誰ともわからないような得体の知れない男が、たまたま皇女様を助けたからといって国政に食い込めるはずなんかない」
「……」
「アイリアとああいう仲になって、これならすぐ政治の場に加えてもらえるんじゃないかって、そんな図々しいこと考えていたのは俺の方だ。アイリアの気持ちを利用するようなことをして済まなかった。本当にごめん」
「……なら、お互い様だな」
祐人の言葉にアイリアは少しだけ笑みを浮かべた。だが、すぐにその笑みを消して、言った。
「……ただ、こんなことを言うのは心底情けないのだが、あれだけ時間があったというのに、今もって宮廷にユートを迎える準備ができていない。そればかりか、事態はあの時に輪をかけて混迷を極めている」
「……」
「ユートも知っているだろう、第一皇女にして私の姉上であるエレネが何者かにより拐かされ、宮廷は大騒ぎになっている。姉上を推していた者たちは私を事件の首謀者とみなし、精霊庁への弾劾も辞さない構えだ。戴冠式は明日に迫っているのに、宮廷内の意思統一はおろか、私を推してくれていた者たちとの関係もあやしくなってきた」
そう言ってアイリアは両腕で身体を抱くようにし、わずかに震え始めた声でなおも続けた。
「……正直なところ、ユートに助けてもらおうにも、何をどう助けてもらったらいいかさえわからない状況なのだ。精々収拾に努めてきたが、もうどうすることもできない」
「……」
「泣き言など言いたくない……泣き言など言いたくないが、私はもう疲れた。出会ったあの日に願ったように、ユートと共に消えてしまいたい。どこか遠くの国へ行き、そこで、ユートと二人で……」
そこで詰まると、アイリアは声もなく大粒の涙を流し始めた。言ってはならないことを言ってしまった、そう思ったのだろう。
祐人は、とても堪らなかった。……自分がいなくなったことで、アイリアはずっと一人で戦ってきた。
――だが、今日からは一人じゃない。
「準備なら全部、俺の方でやっておいたよ」
「……え?」
「アイリアに皺寄せがいってしまったようで申し訳なかった。お姉さん――エレネは俺のもとにいる。というか、実は俺があの塔からエレネを連れ出したんだ」
呆然という言葉そのものの表情で、アイリアは声もなく祐人を見つめた。祐人はアイリアに一歩近づき、手を伸ばせば届く場所に立って、話を続けた。
「カステリオ卿――ロザリーの計略に引っかかって、エレネはあの塔に閉じこめられていた。だが間違っちゃいけない。エレネは何もアイリアのことを悪く思ってたわけじゃない。ただ奇跡を示せないアイリアが皇帝になったらきっと苦労するだろうと思って反対していただけだ」
「……姉上が」
「その気持ちにつけこまれて、エレネは皇位をロザリーに譲り渡そうとしていた。自分にも皇帝は務まらないと思ってな。もっとも、ロザリーは平和裏に禅譲を受けようとしていたんじゃない。アイリアとエレネを亡き者にして、その上で冠を受けようとしていたんだ。だがそのロザリーだって、我が身かわいさに簒奪を企てていたわけじゃない。力の無い者が皇位に就けばこの国は滅びる。それならば自分が皇帝となってこの国を建て直すしかない。さんざん思い悩んだ挙げ句に辿り着いた、それがロザリーの結論だったんだ」
「……」
「けど実際のところは、ロザリーも他のやつの思惑に踊らされていた。精霊庁だ。裏で糸を引いていたのは精霊庁だった。アイリアとエレネの諍いもロザリーの簒奪の企ても、元をたどれば全部連中が仕組んだことだった。俺からの情報提供で、ロザリーも遂にその事実に気づいた。罪を償いたいから殺してくれって言われたけど、俺はロザリーには生きて働いてもらった方がこの国のためになると思った。そう言って説得したら、ロザリーも今後の国政では全面的に俺の方針に従うことを約束してくれたよ」
「ユート、貴方は一体……」
その眼差しを見ただけで、祐人はもう泣けそうになった。自分が彼女にどれだけ酷い仕打ちをしたのか、憔悴したその眼差しがすべて物語っていた。
「黙っていなくなってごめん。あの時は――」
「いや、私の方こそ謝らなければならない。本当に申し訳なかった」
そう言ってアイリアは深々と頭を下げた。もう一度頭を上げたとき、その顔には何かに堪えるような表情が浮かんでいた。その表情のまま、アイリアは静かに切り出した。
「ユートが国政に強い意欲を持っていることはわかっていた。しかし……口にするのも情けないが、ユートを政治に参与させるだけの力を私は持っていなかった。先代の皇帝亡き今、この国で私が一番皇帝に近い立場だというのにおかしな話だ」
「……」
「あの時の私はどうすればユートを国政に近づけられるか考えて……いや、嘘は止めよう。国政に関わりたいというユートの思いを、私は無視していた。本当のことを告げれば、ユートが失望して私の傍から離れてしまうのではないかと思って……それがこわかった」
そこでアイリアは大きくひとつ息を吐いた。それからまた祐人に向き直り、真剣な表情を作って、言った。
「ユートに助けられて城に戻ったのはいいが、私は不安で堪らなかった。その不安を誤魔化すために、私は貴方との愛に溺れた。ユートに抱かれている時だけ、私は不安を感じないでいられた。帝国を憂うユートの気持ちを無視し、宮廷の事情にかこつけてあんな欲望の捌け口のような扱いをしてしまい……これでは愛想を尽かされても当然だ」
そう言ってアイリアは右手で顔を覆った。指の隙間から後悔がこぼれ落ちてくる……そんな表情に、祐人は言葉がかけられなかった。
「ユートがいなくなって初めて、私はそのことに気づいた。私の中でユートの存在がどれだけ大きくなっていたのかということも……。もう一度ユートに会えると知ってまず思ったのは、それを謝らなければならないということだった。ユートを引き上げるには私の力が足りなかった。……せめて包み隠さずありのままを言えばそういうことになる。本当に済まなかった。この通りだ」
心底悔しそうな声でそう言うと、アイリアは深く頭を下げた。アイリアが頭を上げるのを待って、祐人が言葉を継いだ。
「事情はわかったよ。俺の方こそ、あのときは無理言ってごめん。普通に考えればそうだよな。どこの誰ともわからないような得体の知れない男が、たまたま皇女様を助けたからといって国政に食い込めるはずなんかない」
「……」
「アイリアとああいう仲になって、これならすぐ政治の場に加えてもらえるんじゃないかって、そんな図々しいこと考えていたのは俺の方だ。アイリアの気持ちを利用するようなことをして済まなかった。本当にごめん」
「……なら、お互い様だな」
祐人の言葉にアイリアは少しだけ笑みを浮かべた。だが、すぐにその笑みを消して、言った。
「……ただ、こんなことを言うのは心底情けないのだが、あれだけ時間があったというのに、今もって宮廷にユートを迎える準備ができていない。そればかりか、事態はあの時に輪をかけて混迷を極めている」
「……」
「ユートも知っているだろう、第一皇女にして私の姉上であるエレネが何者かにより拐かされ、宮廷は大騒ぎになっている。姉上を推していた者たちは私を事件の首謀者とみなし、精霊庁への弾劾も辞さない構えだ。戴冠式は明日に迫っているのに、宮廷内の意思統一はおろか、私を推してくれていた者たちとの関係もあやしくなってきた」
そう言ってアイリアは両腕で身体を抱くようにし、わずかに震え始めた声でなおも続けた。
「……正直なところ、ユートに助けてもらおうにも、何をどう助けてもらったらいいかさえわからない状況なのだ。精々収拾に努めてきたが、もうどうすることもできない」
「……」
「泣き言など言いたくない……泣き言など言いたくないが、私はもう疲れた。出会ったあの日に願ったように、ユートと共に消えてしまいたい。どこか遠くの国へ行き、そこで、ユートと二人で……」
そこで詰まると、アイリアは声もなく大粒の涙を流し始めた。言ってはならないことを言ってしまった、そう思ったのだろう。
祐人は、とても堪らなかった。……自分がいなくなったことで、アイリアはずっと一人で戦ってきた。
――だが、今日からは一人じゃない。
「準備なら全部、俺の方でやっておいたよ」
「……え?」
「アイリアに皺寄せがいってしまったようで申し訳なかった。お姉さん――エレネは俺のもとにいる。というか、実は俺があの塔からエレネを連れ出したんだ」
呆然という言葉そのものの表情で、アイリアは声もなく祐人を見つめた。祐人はアイリアに一歩近づき、手を伸ばせば届く場所に立って、話を続けた。
「カステリオ卿――ロザリーの計略に引っかかって、エレネはあの塔に閉じこめられていた。だが間違っちゃいけない。エレネは何もアイリアのことを悪く思ってたわけじゃない。ただ奇跡を示せないアイリアが皇帝になったらきっと苦労するだろうと思って反対していただけだ」
「……姉上が」
「その気持ちにつけこまれて、エレネは皇位をロザリーに譲り渡そうとしていた。自分にも皇帝は務まらないと思ってな。もっとも、ロザリーは平和裏に禅譲を受けようとしていたんじゃない。アイリアとエレネを亡き者にして、その上で冠を受けようとしていたんだ。だがそのロザリーだって、我が身かわいさに簒奪を企てていたわけじゃない。力の無い者が皇位に就けばこの国は滅びる。それならば自分が皇帝となってこの国を建て直すしかない。さんざん思い悩んだ挙げ句に辿り着いた、それがロザリーの結論だったんだ」
「……」
「けど実際のところは、ロザリーも他のやつの思惑に踊らされていた。精霊庁だ。裏で糸を引いていたのは精霊庁だった。アイリアとエレネの諍いもロザリーの簒奪の企ても、元をたどれば全部連中が仕組んだことだった。俺からの情報提供で、ロザリーも遂にその事実に気づいた。罪を償いたいから殺してくれって言われたけど、俺はロザリーには生きて働いてもらった方がこの国のためになると思った。そう言って説得したら、ロザリーも今後の国政では全面的に俺の方針に従うことを約束してくれたよ」
「ユート、貴方は一体……」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。


異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる