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029 ひきこもりプリンセス螺旋(2)
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突然のことだったのと疲労とで、祐人はすぐには返事が返せなかった。
女性の声のようだが、扉の向こうに誰がいるのか、祐人にはわからない。祐人を捕らえるべき立場の人間ということも、当然考えられる。だがここでいつまでも黙っていては怪しまれる。何と言って答えるべきか……荒い息であえぎながら、祐人は必死に頭をはたらかせた。
「……いや、ちょっと道に迷っちゃって」
……で、口をついて出た言葉がこれである。我ながら何という雑な言い訳だ、と祐人は情けなくなった。塔の最上階まで登ってきて道に迷ったなどと、自ら不審者だと宣言しているようなものだ。……もう引き返すしかない。そう思って重い身体を起こしかけた。
だが中から返ってきた声は祐人の意表をつくものだった。
「――あら、それは困りましたね」
こちらを疑うでもなく逆に気遣うような、優雅な響きさえ感じられるおっとりした声で壁向こうの女性は告げた。それでまた祐人は悩むことになる。……さて、どう返したものだろう。女性は少し天然気味のようだが、自分をどうこうしようという害意はなさそうに思える。
そこまで考えて、祐人は思い切って女性の言葉に乗ってみることにした。
「ええ、実は困っているんです」
「――何かわたくしにできることがあれば良いのですが」
「でしたらその、しばらく匿ってもらうことはできませんか?」
「――匿って差し上げたいのは山々ですが、そうして差し上げられない事情がございます」
「その事情というのは?」
「――鍵がございません。この扉はこちらからは開けることができないのです」
「鍵……ですか」
言いながら祐人は手の中の鍵を見つめた。入り口の扉にささったままになっていたのを、ついここまで持ってきてしまったものだ。同じ鍵で開くとも限らないが、試してみる価値はありそうだ。そう思って祐人はもう一度扉に向き直った。
「この扉が開けば、匿っていただけるのでしょうか?」
「――ええ、約束致しましょう」
祐人は祈るような気持ちで鍵穴に鍵を差し入れて回した――かちりと音がした。鍵を引き抜き、ドアノブに手をかけて回すと、扉はゆっくりと音を立てて開いた。
「まあ……」
扉の向こうで待っていたのは、驚いた顔で祐人を見る美女だった。
だが、もっと驚いたのは祐人だった。声で女性だということはわかっていたが、こんな息が止まるような美女が顔を出すとは思わなかったのだ。
「どうぞ、お入りになって下さい」
「……あ、はい」
扉が閉まる音を背中に聞きながら、言われるままに祐人は中へ入った。
広さはそれなりだが、ミニマリズムを感じさせる殺風景な部屋だった。アイリアの部屋にあったものと同じように天蓋のついた寝台に、鏡台と小さな箪笥の他には何もない。あとは石造りの壁に窓がひとつと、同じく壁に何のためのものか大きめの四角い穴がひとつ。
ここはどういう部屋なのだろう……まだうまくはたらかない頭でそんなことを考え始めた祐人の耳に、少し離れたところから女性の声がかかった。
「ささ、何もないところですが」
見れば女性は寝台のへりに腰かけ、隣に座るよう手振りで祐人に促していた。……さすがに躊躇したがそこしか座るところがないので、仕方なく祐人は女性の隣に座った。
隣を見ると、女性は笑顔で応えてくれた。その笑顔に、祐人は思わず見惚れてしまった。
銀色に近いプラチナブロンドの、神々しいまでに美しい女性だった。異性として意識するしないの次元を超えて、まるで繊細で優美な芸術品を眺めるように、祐人は女性を見つめた。
もちろん、女としても充分すぎるほど魅力的な女性であることに間違いはない。透き通るような美貌は膝の上に慎ましく重ねられた指の先までオーラのように女性を包んでおり、柔和でありながら凛とした面差しと相まって、文字通り女神のような印象を醸し出している。真っ直ぐに伸ばされた背筋のおもてに息づく大きくて形の良い胸も、見る者によっては扇情的と映る要素なのだろう。
だが祐人はそのひとつひとつを、ほとんど尊敬の念をもって眺めた。この世にはこんなにも美しい女性がいたのか――と、一言で言えばそれ以外なにも考えられなかった。
それが理由で、女性と二人、寝台に腰かけているという状況にも関わらず、祐人の胸が高鳴ることはなかった。ただ陶酔したように口を半開きにして、女性に声をかけられるまで、じっとその姿を見つめていた。
「どうなさいました?」
「あ……いえ。綺麗なんで、つい見惚れてしまって」
そう言ってしまってから、祐人は失敗したと思った。こういう不用意な一言でいつも妙な方向へ進んでしまうのだ。
だが女性は特に気にするでもなく、春を思わせる穏やかな笑顔で、「あら、お上手ですね」と言った。
「わたくしの方こそ、どのようなお方が迷い込んでいらしたのかと思えば、あまりにも凛々しいお方でしたので驚きました」
「……それはどうも」
過剰な反応がない分ありがたかったが、それでもやはりこうした色気のある言葉が返ってくる。
だが祐人の方でも、いい加減この手のやりとりに慣れてきた。未だに違和感があるが自分はこの世界では絶世の美男子なのだから、凛々しいなどと言われても否定する必要はない。この女性のように過剰に反応することなく、適当に流しておけばいいのだ。
「それにしても、今日はなんと嬉しい日なのでしょう。この鳥籠にお客様がいらっしゃるだなんて」
「鳥籠?」
「はい。この部屋をわたくしはそう呼んでおります。天高きところに一羽の鳥を囲う石の籠。その鳥も、今は二羽に増えておりますが」
そう言って女性はくすりと笑った。……なるほど鳥籠か、と祐人は思った。扉に鍵をかけられて中から開けられないのであれば、確かに女性の言う通り鳥籠のようなものだ。……と言うより、普通に幽閉である。
それにしても、この女性はなぜこんな塔の一室に幽閉されているのだろう――そう思いながら祐人はちらりと扉に目をやって、思わず二度見した。愕然としてしばらくその扉を見つめた。
扉は閉まっていた。そして、その扉にはドアノブがなかった。
「……あの扉、どうやって開けるんですか?」
「え? こちらからは開けませんよ?」
「は?」
「あの扉はこちらからは開けません。貴方様がこの部屋にお入りになる前、ご説明したと記憶しておりますが……」
「……」
女性の声のようだが、扉の向こうに誰がいるのか、祐人にはわからない。祐人を捕らえるべき立場の人間ということも、当然考えられる。だがここでいつまでも黙っていては怪しまれる。何と言って答えるべきか……荒い息であえぎながら、祐人は必死に頭をはたらかせた。
「……いや、ちょっと道に迷っちゃって」
……で、口をついて出た言葉がこれである。我ながら何という雑な言い訳だ、と祐人は情けなくなった。塔の最上階まで登ってきて道に迷ったなどと、自ら不審者だと宣言しているようなものだ。……もう引き返すしかない。そう思って重い身体を起こしかけた。
だが中から返ってきた声は祐人の意表をつくものだった。
「――あら、それは困りましたね」
こちらを疑うでもなく逆に気遣うような、優雅な響きさえ感じられるおっとりした声で壁向こうの女性は告げた。それでまた祐人は悩むことになる。……さて、どう返したものだろう。女性は少し天然気味のようだが、自分をどうこうしようという害意はなさそうに思える。
そこまで考えて、祐人は思い切って女性の言葉に乗ってみることにした。
「ええ、実は困っているんです」
「――何かわたくしにできることがあれば良いのですが」
「でしたらその、しばらく匿ってもらうことはできませんか?」
「――匿って差し上げたいのは山々ですが、そうして差し上げられない事情がございます」
「その事情というのは?」
「――鍵がございません。この扉はこちらからは開けることができないのです」
「鍵……ですか」
言いながら祐人は手の中の鍵を見つめた。入り口の扉にささったままになっていたのを、ついここまで持ってきてしまったものだ。同じ鍵で開くとも限らないが、試してみる価値はありそうだ。そう思って祐人はもう一度扉に向き直った。
「この扉が開けば、匿っていただけるのでしょうか?」
「――ええ、約束致しましょう」
祐人は祈るような気持ちで鍵穴に鍵を差し入れて回した――かちりと音がした。鍵を引き抜き、ドアノブに手をかけて回すと、扉はゆっくりと音を立てて開いた。
「まあ……」
扉の向こうで待っていたのは、驚いた顔で祐人を見る美女だった。
だが、もっと驚いたのは祐人だった。声で女性だということはわかっていたが、こんな息が止まるような美女が顔を出すとは思わなかったのだ。
「どうぞ、お入りになって下さい」
「……あ、はい」
扉が閉まる音を背中に聞きながら、言われるままに祐人は中へ入った。
広さはそれなりだが、ミニマリズムを感じさせる殺風景な部屋だった。アイリアの部屋にあったものと同じように天蓋のついた寝台に、鏡台と小さな箪笥の他には何もない。あとは石造りの壁に窓がひとつと、同じく壁に何のためのものか大きめの四角い穴がひとつ。
ここはどういう部屋なのだろう……まだうまくはたらかない頭でそんなことを考え始めた祐人の耳に、少し離れたところから女性の声がかかった。
「ささ、何もないところですが」
見れば女性は寝台のへりに腰かけ、隣に座るよう手振りで祐人に促していた。……さすがに躊躇したがそこしか座るところがないので、仕方なく祐人は女性の隣に座った。
隣を見ると、女性は笑顔で応えてくれた。その笑顔に、祐人は思わず見惚れてしまった。
銀色に近いプラチナブロンドの、神々しいまでに美しい女性だった。異性として意識するしないの次元を超えて、まるで繊細で優美な芸術品を眺めるように、祐人は女性を見つめた。
もちろん、女としても充分すぎるほど魅力的な女性であることに間違いはない。透き通るような美貌は膝の上に慎ましく重ねられた指の先までオーラのように女性を包んでおり、柔和でありながら凛とした面差しと相まって、文字通り女神のような印象を醸し出している。真っ直ぐに伸ばされた背筋のおもてに息づく大きくて形の良い胸も、見る者によっては扇情的と映る要素なのだろう。
だが祐人はそのひとつひとつを、ほとんど尊敬の念をもって眺めた。この世にはこんなにも美しい女性がいたのか――と、一言で言えばそれ以外なにも考えられなかった。
それが理由で、女性と二人、寝台に腰かけているという状況にも関わらず、祐人の胸が高鳴ることはなかった。ただ陶酔したように口を半開きにして、女性に声をかけられるまで、じっとその姿を見つめていた。
「どうなさいました?」
「あ……いえ。綺麗なんで、つい見惚れてしまって」
そう言ってしまってから、祐人は失敗したと思った。こういう不用意な一言でいつも妙な方向へ進んでしまうのだ。
だが女性は特に気にするでもなく、春を思わせる穏やかな笑顔で、「あら、お上手ですね」と言った。
「わたくしの方こそ、どのようなお方が迷い込んでいらしたのかと思えば、あまりにも凛々しいお方でしたので驚きました」
「……それはどうも」
過剰な反応がない分ありがたかったが、それでもやはりこうした色気のある言葉が返ってくる。
だが祐人の方でも、いい加減この手のやりとりに慣れてきた。未だに違和感があるが自分はこの世界では絶世の美男子なのだから、凛々しいなどと言われても否定する必要はない。この女性のように過剰に反応することなく、適当に流しておけばいいのだ。
「それにしても、今日はなんと嬉しい日なのでしょう。この鳥籠にお客様がいらっしゃるだなんて」
「鳥籠?」
「はい。この部屋をわたくしはそう呼んでおります。天高きところに一羽の鳥を囲う石の籠。その鳥も、今は二羽に増えておりますが」
そう言って女性はくすりと笑った。……なるほど鳥籠か、と祐人は思った。扉に鍵をかけられて中から開けられないのであれば、確かに女性の言う通り鳥籠のようなものだ。……と言うより、普通に幽閉である。
それにしても、この女性はなぜこんな塔の一室に幽閉されているのだろう――そう思いながら祐人はちらりと扉に目をやって、思わず二度見した。愕然としてしばらくその扉を見つめた。
扉は閉まっていた。そして、その扉にはドアノブがなかった。
「……あの扉、どうやって開けるんですか?」
「え? こちらからは開けませんよ?」
「は?」
「あの扉はこちらからは開けません。貴方様がこの部屋にお入りになる前、ご説明したと記憶しておりますが……」
「……」
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