22 / 56
022 ヤツはとんでもないものを盗み返してしまいました(2)
しおりを挟む「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今日は父の日。そこで今回の番外編は父の日をテーマにお伝えしたいと思います。ではメンバーの元に行ってみましょう」
村正はそう言って、最初のトップバッターである影の元に移動した。
影はうずくまって胸に手を当てていた。
「影!どうしたんだ?」
「村正殿!ひどいでござる!」
「なぜ?」
「番外編親父たち、父になるで、父の日を一度も祝ってもらえないことを知っているはずでござる!それなのに傷口に塩を塗るような事をして何か恨みでもあるんでござるか?」
「安心しろ影!すでに拙者も腹を切ってもいないのに痛みを感じている!」
「村正殿!」
「陰腹を…切った人の…気持ちがよくわかる…グフッ!」
それだけ言って村正は口から血を吐いて倒れた。
「村正殿!しっかりするでござる!傷は浅いでござる!」
この後、村正は軍曹の手によって治療が施された。
「軍曹殿!村正殿の様子は?」
「安定したであります!」
「原因はなんだったんだ?」
「神経性胃炎による吐血であります!」
「村正殿!相当無理をしていたんでござるな!」
「父の日というだけでここまで不調になるなんて!」
「うむ、今は眠らせておいては方がいいね!」
「これから番外編の父の日シリーズは考えた方がいいでござる!」
「うむ、でもその前に」
親父たち一同
「「「「今回の番外編を見て自分も痛みを感じた人がいたら、あなたは孤独ではありません。ここに同じ痛みを持つ仲間がいると思ってください(でござる)!!」」」」
舞台裏の親父たちの会話
ブドウ「所で陰腹ってなんだ?」
教授「うむ、人に見えない所で切腹した人物が苦痛をこらえて心中をあかすことだよ!」
影「人形浄瑠璃や歌舞伎、時代劇なとでそういう演技があるでござる!」
軍曹「肯定であります!」
村正はそう言って、最初のトップバッターである影の元に移動した。
影はうずくまって胸に手を当てていた。
「影!どうしたんだ?」
「村正殿!ひどいでござる!」
「なぜ?」
「番外編親父たち、父になるで、父の日を一度も祝ってもらえないことを知っているはずでござる!それなのに傷口に塩を塗るような事をして何か恨みでもあるんでござるか?」
「安心しろ影!すでに拙者も腹を切ってもいないのに痛みを感じている!」
「村正殿!」
「陰腹を…切った人の…気持ちがよくわかる…グフッ!」
それだけ言って村正は口から血を吐いて倒れた。
「村正殿!しっかりするでござる!傷は浅いでござる!」
この後、村正は軍曹の手によって治療が施された。
「軍曹殿!村正殿の様子は?」
「安定したであります!」
「原因はなんだったんだ?」
「神経性胃炎による吐血であります!」
「村正殿!相当無理をしていたんでござるな!」
「父の日というだけでここまで不調になるなんて!」
「うむ、今は眠らせておいては方がいいね!」
「これから番外編の父の日シリーズは考えた方がいいでござる!」
「うむ、でもその前に」
親父たち一同
「「「「今回の番外編を見て自分も痛みを感じた人がいたら、あなたは孤独ではありません。ここに同じ痛みを持つ仲間がいると思ってください(でござる)!!」」」」
舞台裏の親父たちの会話
ブドウ「所で陰腹ってなんだ?」
教授「うむ、人に見えない所で切腹した人物が苦痛をこらえて心中をあかすことだよ!」
影「人形浄瑠璃や歌舞伎、時代劇なとでそういう演技があるでござる!」
軍曹「肯定であります!」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
少し残念なお嬢様の異世界英雄譚
雛山
ファンタジー
性格以外はほぼ完璧な少し残念なお嬢様が、事故で亡くなったけど。
美少女魔王様に召喚されてしまいましたとさ。
お嬢様を呼んだ魔王様は、お嬢様に自分の国を助けてとお願いします。
美少女大好きサブカル大好きの残念お嬢様は根拠も無しに安請け合い。
そんなお嬢様が異世界でモンスター相手にステゴロ無双しつつ、変な仲間たちと魔王様のお国を再建するために冒険者になってみたり特産物を作ったりと頑張るお話です。
©雛山 2019/3/4
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる