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021 ヤツはとんでもないものを盗み返してしまいました(1)
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「……またやった」
自分の設定について祐人が思い出したのは翌朝、あられもない姿で隣に転がっているルカを目にしたときだった。
断片的にだがルカの方からふざけ半分に唇を奪われ、そのままなし崩しに行為に突入した記憶が残っている。
もう一度、隣に目をやる。お互いの身体から出たものがまだ生乾きのままこびりついている裸の尻を見つめながら、節操がないにもほどがあると祐人は思った。
昨日、王城を出たとき、もう当分は女に触れるまいと心に誓った。その半日後にこうして会ったばかりの女――しかも自分の金を奪って逃げた盗人と関係を持っているのだから世話はない。
……モテまくるのはいいにしても、これはまずい気がする。何がどうまずいのかわからない。だがまずい。このままこんなことを続けていては絶対にまずい……。
「……んー」
ルカが寝返りをうち、仰向けになってまた寝息をたて始めた。
だらしなく開かれた股の周りは、やはり生乾きのそれで汚れている。ティッシュが何かで拭いてやろうかとも思ったが、そんなものが都合よく転がっているはずもない。
そうこうしているうちに「ん?」と可愛らしい声をもらし、ルカが目を開けた。祐人に目をやり、反動をつけごろんと起き上がった。裸であぐらをかいたあられもない格好で――だがどういうわけだろう、ちらちらと祐人を見たり目を逸らしたりして、なかなか話しかけてこようとしない。
「……どうした?」
「……恥ずかしーんだよ。酔った勢いで――いや、酒の力借りてあんなことしちまって」
「こういうの、慣れてないのか?」
「あったり前だろ! これでも、その……初めてだったんだからな……」
顔を真っ赤にしてそう言うルカに、祐人は思わず手で顔を覆った。激しい後悔と罪悪感が祐人の意識を塗り潰した。
……何ということをしてしまったのだろう。酒に飲まれ、俺はまた軽率にこんな少女の純潔を……。
「……そういうことなら、すまん。償わせてくれ」
「え……? いや、違うぜ! ユートはぜんぜん悪くない! 最初にキスしたのもあーしだし、脱いで跨ったのもあーしだ。ユートは何てゆーか、少し嫌がってたみたいだったし……」
それを聞いて祐人は、少しだけ心が慰められるのを感じた。やはり俺は躊躇っていたのだ。結局、手を出しているのだから罪は同じかも知れないが、どうやらルカの方がその気だったようだ。
……それならば、まあいい。全然よくない気もするが、とりあえずこの場は、まあいいで済ませることにする。
「……あーしはぜんぜん後悔なんかしてねーよ。はじめのうち痛かったけど、途中からすげー気持ちよくなって……サイコーの初体験だったぜ、へへ。でもよ、むしろその……ユートが後悔してるんじゃねーかって」
「俺が? 何で俺が後悔なんかするんだよ?」
「やー……その、ユートって好い男じゃねーか。ぶっちゃけ、あーしがこれまで会った男の中で一番好い男だ。女なんて選びほーだいだろ? そんなやつが、あーしみたいなチンチクリンのコソ泥とやっちまって後悔してるんじゃねーかって、そう思って……」
そう言ってルカは恥じ入るように俯いた。
……そんなルカの姿を眺めながら、こいつはいったい何を言っているのだろう、と素で祐人は思った。
だが、すぐに思い直した。……そういえばこれと似たようなことがアイリアとの時にもあった。女という生き物が持つ魅力を一身に集めたようなあのアイリアでさえ、この俺と釣り合いがとれていないというようなことを口にしていたのだ。俺のような絶世の美男子に比べると、女としての自分が恥ずかしく思える、というようなことを。
改めてルカの身体を見る。確かに全体的に小ぶりだが、それは女としてのルカの魅力を少しも損なっていない。むしろ抱き締めれば壊れてしまいそうなほど華奢なその身体は妖精のような美しさ――さる著名な小説においてニンフェットと名付けられていた少女特有の色香をまとっており、初めて男を知ったことでその色香は一層濃く悩ましいものになっている。栗色の癖毛がかかる顔はまだ幼さの残る少女のそれで、だが俯いたままこちらを見つめるその瞳には暗い情欲の火がちらちらと見え隠れする。
……美少女どころの騒ぎではない。アイリアに劣らず、ルカという女は祐人にとって明らかに天災の類だった。
「……あんまりこういうこと言いたくないけど、ルカは充分可愛いと思うぞ」
「えっ……」
「後悔なんかするかよ。ルカとその……こうなって俺は嬉しいし、変な言い方だけど、光栄に思う」
その言葉に、ルカは信じられないものを見るような目を祐人に向けた。
「……本気で言ってんのかよ、それ」
「ああ、本気だ」
「嘘言ってたら承知しねーからな」
「嘘なんか言ってない」
「ホントにあーしは可愛いのか? ユートには、ホントにあーしが可愛く見えるのか?」
「ああ、すごく可愛く見える」
「すっげー嬉しい! 大好きだぜユート!」
ルカは祐人に飛びかかるとその頭を抱き抱え、両脚を祐人の身体にまわして貪るようにキスしてきた。やがて顔を離し、涎まみれの口元を手の甲で拭って、無邪気な笑顔を祐人に近づけて言った。
「なあ! そんだったらもう一回してくれよ!」
「はあ? 何をだ?」
「きまってんだろ! これだよ、これ!」
そう言ってルカは祐人を押し倒し、舌舐めずりしながら跨ってこようとする。こいつはどうもこの格好でするのが好きらしい――ぼんやりとそんなことを考えながら流されかけたところで、祐人はがばと身を起こしてルカの両肩を掴んだ。
「待て! ちょっと待て!」
「えー、何でだよ」
「何でじゃねえよ。朝っぱらからそんな気になれるか」
祐人にしてみればかなり苦しい言い訳だったが、その言葉にルカはぽかんと口を開け、それから申し訳なさそうな顔でぽりぽりと頬を掻いた。
「……そっか、聞いたことあるよ。男ってのは起きたばっかのときはやる気にならねーって。ゴメンな、ユート。あーし、こういうの慣れてなくて」
「いや……いいよ。当然だろ、昨日が初めてだったんなら」
「……そーだよ。あーしみたいに可愛い子が初めてをくれてやったんだ。ユートも少しは感謝してくれねーとな」
ルカは照れながら冗談めかしてそんなことを言ったが、祐人にとってそれは駄目押しのクリティカルヒットだった。朝からそんな気になれないと言った舌の根も乾かないうちに、祐人の一部はルカの言うそれを行うための準備を開始していた。
こんな朝っぱらから俺はまたこのいたいけな少女を……半分自棄になりながらルカの裸を引き寄せようとしたところで、福音のようにぐう、と祐人の腹が悲鳴をあげた。
「おーそーだ、朝メシにしねーとな」
ルカはそう言って祐人から離れ、戸棚の上に置かれたバスケットをまさぐり始めた。祐人の目の前で裸の尻が揺れる。せめて下着くらいつけてくれと言いかけ、だがそれよりもルカの台詞の方が早かった。
「そーいや祐人、どっか別の国から来たよーなこと言ってたよな?」
「ああ、言ってた」
「どこから来たんだよ?」
「その辺は秘密ってことにしといてくれないか」
「なんだよそれ、気になるじゃねーか」
「それよりこの国のこと教えてくれよ」
「あー? この国のこと?」
「実は俺、この国に来たばっかりなんだ。だからこの国のこと色々教えてほしくてさ」
ルカは頭だけ振り返り、きょとんとした顔で祐人を見た。それからにまーっといやらしい笑みを浮かべ、バスケットからパンを取り上げながら言った。
「そーゆーことなら任せとけ。隅から隅まで教えてやるぜ!」
自分の設定について祐人が思い出したのは翌朝、あられもない姿で隣に転がっているルカを目にしたときだった。
断片的にだがルカの方からふざけ半分に唇を奪われ、そのままなし崩しに行為に突入した記憶が残っている。
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昨日、王城を出たとき、もう当分は女に触れるまいと心に誓った。その半日後にこうして会ったばかりの女――しかも自分の金を奪って逃げた盗人と関係を持っているのだから世話はない。
……モテまくるのはいいにしても、これはまずい気がする。何がどうまずいのかわからない。だがまずい。このままこんなことを続けていては絶対にまずい……。
「……んー」
ルカが寝返りをうち、仰向けになってまた寝息をたて始めた。
だらしなく開かれた股の周りは、やはり生乾きのそれで汚れている。ティッシュが何かで拭いてやろうかとも思ったが、そんなものが都合よく転がっているはずもない。
そうこうしているうちに「ん?」と可愛らしい声をもらし、ルカが目を開けた。祐人に目をやり、反動をつけごろんと起き上がった。裸であぐらをかいたあられもない格好で――だがどういうわけだろう、ちらちらと祐人を見たり目を逸らしたりして、なかなか話しかけてこようとしない。
「……どうした?」
「……恥ずかしーんだよ。酔った勢いで――いや、酒の力借りてあんなことしちまって」
「こういうの、慣れてないのか?」
「あったり前だろ! これでも、その……初めてだったんだからな……」
顔を真っ赤にしてそう言うルカに、祐人は思わず手で顔を覆った。激しい後悔と罪悪感が祐人の意識を塗り潰した。
……何ということをしてしまったのだろう。酒に飲まれ、俺はまた軽率にこんな少女の純潔を……。
「……そういうことなら、すまん。償わせてくれ」
「え……? いや、違うぜ! ユートはぜんぜん悪くない! 最初にキスしたのもあーしだし、脱いで跨ったのもあーしだ。ユートは何てゆーか、少し嫌がってたみたいだったし……」
それを聞いて祐人は、少しだけ心が慰められるのを感じた。やはり俺は躊躇っていたのだ。結局、手を出しているのだから罪は同じかも知れないが、どうやらルカの方がその気だったようだ。
……それならば、まあいい。全然よくない気もするが、とりあえずこの場は、まあいいで済ませることにする。
「……あーしはぜんぜん後悔なんかしてねーよ。はじめのうち痛かったけど、途中からすげー気持ちよくなって……サイコーの初体験だったぜ、へへ。でもよ、むしろその……ユートが後悔してるんじゃねーかって」
「俺が? 何で俺が後悔なんかするんだよ?」
「やー……その、ユートって好い男じゃねーか。ぶっちゃけ、あーしがこれまで会った男の中で一番好い男だ。女なんて選びほーだいだろ? そんなやつが、あーしみたいなチンチクリンのコソ泥とやっちまって後悔してるんじゃねーかって、そう思って……」
そう言ってルカは恥じ入るように俯いた。
……そんなルカの姿を眺めながら、こいつはいったい何を言っているのだろう、と素で祐人は思った。
だが、すぐに思い直した。……そういえばこれと似たようなことがアイリアとの時にもあった。女という生き物が持つ魅力を一身に集めたようなあのアイリアでさえ、この俺と釣り合いがとれていないというようなことを口にしていたのだ。俺のような絶世の美男子に比べると、女としての自分が恥ずかしく思える、というようなことを。
改めてルカの身体を見る。確かに全体的に小ぶりだが、それは女としてのルカの魅力を少しも損なっていない。むしろ抱き締めれば壊れてしまいそうなほど華奢なその身体は妖精のような美しさ――さる著名な小説においてニンフェットと名付けられていた少女特有の色香をまとっており、初めて男を知ったことでその色香は一層濃く悩ましいものになっている。栗色の癖毛がかかる顔はまだ幼さの残る少女のそれで、だが俯いたままこちらを見つめるその瞳には暗い情欲の火がちらちらと見え隠れする。
……美少女どころの騒ぎではない。アイリアに劣らず、ルカという女は祐人にとって明らかに天災の類だった。
「……あんまりこういうこと言いたくないけど、ルカは充分可愛いと思うぞ」
「えっ……」
「後悔なんかするかよ。ルカとその……こうなって俺は嬉しいし、変な言い方だけど、光栄に思う」
その言葉に、ルカは信じられないものを見るような目を祐人に向けた。
「……本気で言ってんのかよ、それ」
「ああ、本気だ」
「嘘言ってたら承知しねーからな」
「嘘なんか言ってない」
「ホントにあーしは可愛いのか? ユートには、ホントにあーしが可愛く見えるのか?」
「ああ、すごく可愛く見える」
「すっげー嬉しい! 大好きだぜユート!」
ルカは祐人に飛びかかるとその頭を抱き抱え、両脚を祐人の身体にまわして貪るようにキスしてきた。やがて顔を離し、涎まみれの口元を手の甲で拭って、無邪気な笑顔を祐人に近づけて言った。
「なあ! そんだったらもう一回してくれよ!」
「はあ? 何をだ?」
「きまってんだろ! これだよ、これ!」
そう言ってルカは祐人を押し倒し、舌舐めずりしながら跨ってこようとする。こいつはどうもこの格好でするのが好きらしい――ぼんやりとそんなことを考えながら流されかけたところで、祐人はがばと身を起こしてルカの両肩を掴んだ。
「待て! ちょっと待て!」
「えー、何でだよ」
「何でじゃねえよ。朝っぱらからそんな気になれるか」
祐人にしてみればかなり苦しい言い訳だったが、その言葉にルカはぽかんと口を開け、それから申し訳なさそうな顔でぽりぽりと頬を掻いた。
「……そっか、聞いたことあるよ。男ってのは起きたばっかのときはやる気にならねーって。ゴメンな、ユート。あーし、こういうの慣れてなくて」
「いや……いいよ。当然だろ、昨日が初めてだったんなら」
「……そーだよ。あーしみたいに可愛い子が初めてをくれてやったんだ。ユートも少しは感謝してくれねーとな」
ルカは照れながら冗談めかしてそんなことを言ったが、祐人にとってそれは駄目押しのクリティカルヒットだった。朝からそんな気になれないと言った舌の根も乾かないうちに、祐人の一部はルカの言うそれを行うための準備を開始していた。
こんな朝っぱらから俺はまたこのいたいけな少女を……半分自棄になりながらルカの裸を引き寄せようとしたところで、福音のようにぐう、と祐人の腹が悲鳴をあげた。
「おーそーだ、朝メシにしねーとな」
ルカはそう言って祐人から離れ、戸棚の上に置かれたバスケットをまさぐり始めた。祐人の目の前で裸の尻が揺れる。せめて下着くらいつけてくれと言いかけ、だがそれよりもルカの台詞の方が早かった。
「そーいや祐人、どっか別の国から来たよーなこと言ってたよな?」
「ああ、言ってた」
「どこから来たんだよ?」
「その辺は秘密ってことにしといてくれないか」
「なんだよそれ、気になるじゃねーか」
「それよりこの国のこと教えてくれよ」
「あー? この国のこと?」
「実は俺、この国に来たばっかりなんだ。だからこの国のこと色々教えてほしくてさ」
ルカは頭だけ振り返り、きょとんとした顔で祐人を見た。それからにまーっといやらしい笑みを浮かべ、バスケットからパンを取り上げながら言った。
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