26 / 62
登場人物 & 26 ピンクさん「どいてどいてどいてぇ!!!」
しおりを挟む
登場人物が多くなってきたのでお話の途中ですが纒めました。参考にしてください。
後半の登場人物は書いておりません。
ラオルド
ビモーデ王国第一王子、二十歳。
エーティル
公爵令嬢、十八歳。王太子妃になることが決定している
ウェルシェ
男爵令嬢、十七歳。ピンク髪ピンク瞳のピンクさん。ラオルドの恋人?
ムーガ
国営騎士団第三師団団長。国王の差配で現在はエーティルの側近の一人。侯爵家三男
キリア
ビモーデ王国第二王子、十八歳。
ドリテン
公爵家三男、二十四歳。ラオルドの側近
ソナハス
侯爵家次男、二十四歳。ラオルドの側近
サナ
第三師団第二部隊所属の女性騎士。子爵令嬢。ムーガの差配でエーティルの専属護衛兼メイド
リタ
第三師団第二部隊所属の女性騎士。男爵令嬢。ムーガの差配でエーティルの専属護衛兼メイド
カティド
第三師団第二部隊隊長
ケイルとヨハン
第三師団第二部隊の新人隊員。二人共子爵家出身で十七歳。
マイアス
元貴族家の武術家庭教師。現在は王城の衛兵
メルキト
ビモーデ王国第三王子、十七歳
モカレ
ビモーデ王国第四王子、十歳
ブランジッド
エーティルの弟十三歳。公爵家の次期当主でエーティル大好きなシスコン
ベン
エーティルの公爵家の自警団団長
〰️ 〰️ 〰️
〰️ 〰️ 〰️
一年後、王都から最も離れた小さな小さな男爵領ではピンクの瞳をした少女が丘の上から自分たちの町を見下ろしていた。
連峰を背中に抱く領地は未開発なところも多く緑の森が瑞々しく光る自然豊かな領地だ。
少女の茶色の髪が風に靡く。
「こんな坂道を散歩して転んだらどうするんだ?」
優しさを目一杯に含んだ言葉に少女は満面の笑みで振り返る。
その愛おしい笑顔に男は目を細めた。
〰️ 〰️ 〰️
時を遡ってラオルドが城を辞する前日のことである。
最北の修道院へ行くため女を一人乗せた粗末な馬車が北の門へ向かって出立した。護衛は馭者を務める騎士と騎馬に跨る騎士二人の三人。罪人を守るための騎士ではなく護送係を無事に完遂するための騎士である。
出立して半日も経った頃に別の馬が馬車へ近づいてきた。警戒を強めた騎士たちであったがその馬上の者を見て安堵する。
「第三師団長殿。もしや直々に伝達ですか?」
師団長と呼ばれた男を含めた四人は馬を止めて降り立った。男は殺気の全く籠もらない人懐っこくてどこにでも馴染めそうな極極普通の顔の口角をこれでもかと上げる。
「ご苦労さん。いや、伝達じゃないんだ。
護送係を交代するために来たんだよ」
「「「え!?」」」
三人の騎士は周りをキョロキョロ見渡す見晴らしのいい街道には農夫の一人もいない。
「実はな、キリア殿下の護衛を強化しなければならなくなった」
第三師団長ムーガが馬車に視線を送り暗に中にいる人物が関わった事件で政局が変わったということを伝える。騎士たちは第一王子の失墜と第二王子の立場の向上を察した。
「ですが、我々は師団長殿ほどに腕がたつわけではありませんし……」
三人は目を合わせて頷きあう。
「一人一人の実力ならな。だが、俺一人で一日中を数ヶ月も守れるわけじゃない。今必要なのは一人の実力者じゃない。五十人の堅実で忠義な者なんだよ。わかるだろう?」
師団長ほどの者から『堅実で忠義』と褒められれば喜ばない騎士はいない。三人は自分の堅実さと忠義心を肯定するように照れ笑いしたり首肯したりしている。
「こうして馬車に鍵も閂もしてあることだし、こんな小娘一人なら俺一人でどうにでもなる。お前たちが言うように俺は腕はたつから山賊から身を守ったり逃げるくらいならできるしな。いざとなればこの馬車も囮にして馬で逃げるさ」
「わかりました。ではお願いします。これが護送書類です」
「了解」
ムーガは書類を受け取ると自分が乗ってきた馬に括り付けていた荷物を馭者台の後ろの荷物置き場に投げる。そして自分が乗ってきた馬の口を馭者をしていた騎士に預けた。
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
「はい。師団長殿もお気をつけていってらっしゃいませ」
「ああ。んじゃ、次の町まで距離があるからもう行くわ。
こいつに合わせて俺まで野営なんて嫌だらよ」
「あははは。そうですね」
馭者台に軽快に乗ったムーガは物凄い勢いで馬を走らせて行った。
いくら罪人でも中に女性が乗っていると考えていた騎士たちは丁寧にそしてゆっくりめに馬車を進ませて来ていたのでムーガのスピードにびっくりする。
だが、すでに彼方へ行ってしまった馬車を追いかけてまで聞くようなことではないし罪人を乗せているのだから問題はないだろうと判断した。
「俺たちもそろそろ行かないと夕方に王都へ着けなくなるぞ」
三人の騎士はこれまで来た道を急ぎめに戻って行った。
ムーガは森を少し入ったところで馬車を止め鍵と閂を外す。
『ガツン!』
凄い勢いでドアが開かれ平民服を着たピンクの髪の少女が飛び出てきた。
「どいてどいてどいてぇ!!!」
森の奥へと走っていく。
行動の理由は女性の尊厳を守るため割愛する。
ホッとした顔で戻ってきた少女にムーガは仕方のないやつだと苦笑いを零した。
「はぁ~~、スッキリしたぁ。罪人だからって馬車内で済ませろって酷くないですかぁ?
本当に漏れるかと思いましたよ」
戻って来た少女のセリフ…………割愛の意味はなかったかもしれない。
ムーガの困ったような微笑を見て唇を尖らせた少女の機嫌を取るように言い訳をする。
「出すもの出したら逃げるヤツが多いからさ。逃げられないように罪人の用足を見なきゃいけない騎士たちの気持ちも解かれよ」
「だからって桶はないでしょ! 桶は! 蓋緩いし」
怒りを喚き散らす少女に対しムーガは少女の頭を撫でてその場を誤魔化した。
〰️ 〰️ 〰️
〰️ 〰️ 〰️
『予想が裏切られたかも!?』
と思われましたらエールやご感想をいただけますと作者が『うっき~!!』となりますwww
よろしくお願いいたします!
後半の登場人物は書いておりません。
ラオルド
ビモーデ王国第一王子、二十歳。
エーティル
公爵令嬢、十八歳。王太子妃になることが決定している
ウェルシェ
男爵令嬢、十七歳。ピンク髪ピンク瞳のピンクさん。ラオルドの恋人?
ムーガ
国営騎士団第三師団団長。国王の差配で現在はエーティルの側近の一人。侯爵家三男
キリア
ビモーデ王国第二王子、十八歳。
ドリテン
公爵家三男、二十四歳。ラオルドの側近
ソナハス
侯爵家次男、二十四歳。ラオルドの側近
サナ
第三師団第二部隊所属の女性騎士。子爵令嬢。ムーガの差配でエーティルの専属護衛兼メイド
リタ
第三師団第二部隊所属の女性騎士。男爵令嬢。ムーガの差配でエーティルの専属護衛兼メイド
カティド
第三師団第二部隊隊長
ケイルとヨハン
第三師団第二部隊の新人隊員。二人共子爵家出身で十七歳。
マイアス
元貴族家の武術家庭教師。現在は王城の衛兵
メルキト
ビモーデ王国第三王子、十七歳
モカレ
ビモーデ王国第四王子、十歳
ブランジッド
エーティルの弟十三歳。公爵家の次期当主でエーティル大好きなシスコン
ベン
エーティルの公爵家の自警団団長
〰️ 〰️ 〰️
〰️ 〰️ 〰️
一年後、王都から最も離れた小さな小さな男爵領ではピンクの瞳をした少女が丘の上から自分たちの町を見下ろしていた。
連峰を背中に抱く領地は未開発なところも多く緑の森が瑞々しく光る自然豊かな領地だ。
少女の茶色の髪が風に靡く。
「こんな坂道を散歩して転んだらどうするんだ?」
優しさを目一杯に含んだ言葉に少女は満面の笑みで振り返る。
その愛おしい笑顔に男は目を細めた。
〰️ 〰️ 〰️
時を遡ってラオルドが城を辞する前日のことである。
最北の修道院へ行くため女を一人乗せた粗末な馬車が北の門へ向かって出立した。護衛は馭者を務める騎士と騎馬に跨る騎士二人の三人。罪人を守るための騎士ではなく護送係を無事に完遂するための騎士である。
出立して半日も経った頃に別の馬が馬車へ近づいてきた。警戒を強めた騎士たちであったがその馬上の者を見て安堵する。
「第三師団長殿。もしや直々に伝達ですか?」
師団長と呼ばれた男を含めた四人は馬を止めて降り立った。男は殺気の全く籠もらない人懐っこくてどこにでも馴染めそうな極極普通の顔の口角をこれでもかと上げる。
「ご苦労さん。いや、伝達じゃないんだ。
護送係を交代するために来たんだよ」
「「「え!?」」」
三人の騎士は周りをキョロキョロ見渡す見晴らしのいい街道には農夫の一人もいない。
「実はな、キリア殿下の護衛を強化しなければならなくなった」
第三師団長ムーガが馬車に視線を送り暗に中にいる人物が関わった事件で政局が変わったということを伝える。騎士たちは第一王子の失墜と第二王子の立場の向上を察した。
「ですが、我々は師団長殿ほどに腕がたつわけではありませんし……」
三人は目を合わせて頷きあう。
「一人一人の実力ならな。だが、俺一人で一日中を数ヶ月も守れるわけじゃない。今必要なのは一人の実力者じゃない。五十人の堅実で忠義な者なんだよ。わかるだろう?」
師団長ほどの者から『堅実で忠義』と褒められれば喜ばない騎士はいない。三人は自分の堅実さと忠義心を肯定するように照れ笑いしたり首肯したりしている。
「こうして馬車に鍵も閂もしてあることだし、こんな小娘一人なら俺一人でどうにでもなる。お前たちが言うように俺は腕はたつから山賊から身を守ったり逃げるくらいならできるしな。いざとなればこの馬車も囮にして馬で逃げるさ」
「わかりました。ではお願いします。これが護送書類です」
「了解」
ムーガは書類を受け取ると自分が乗ってきた馬に括り付けていた荷物を馭者台の後ろの荷物置き場に投げる。そして自分が乗ってきた馬の口を馭者をしていた騎士に預けた。
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
「はい。師団長殿もお気をつけていってらっしゃいませ」
「ああ。んじゃ、次の町まで距離があるからもう行くわ。
こいつに合わせて俺まで野営なんて嫌だらよ」
「あははは。そうですね」
馭者台に軽快に乗ったムーガは物凄い勢いで馬を走らせて行った。
いくら罪人でも中に女性が乗っていると考えていた騎士たちは丁寧にそしてゆっくりめに馬車を進ませて来ていたのでムーガのスピードにびっくりする。
だが、すでに彼方へ行ってしまった馬車を追いかけてまで聞くようなことではないし罪人を乗せているのだから問題はないだろうと判断した。
「俺たちもそろそろ行かないと夕方に王都へ着けなくなるぞ」
三人の騎士はこれまで来た道を急ぎめに戻って行った。
ムーガは森を少し入ったところで馬車を止め鍵と閂を外す。
『ガツン!』
凄い勢いでドアが開かれ平民服を着たピンクの髪の少女が飛び出てきた。
「どいてどいてどいてぇ!!!」
森の奥へと走っていく。
行動の理由は女性の尊厳を守るため割愛する。
ホッとした顔で戻ってきた少女にムーガは仕方のないやつだと苦笑いを零した。
「はぁ~~、スッキリしたぁ。罪人だからって馬車内で済ませろって酷くないですかぁ?
本当に漏れるかと思いましたよ」
戻って来た少女のセリフ…………割愛の意味はなかったかもしれない。
ムーガの困ったような微笑を見て唇を尖らせた少女の機嫌を取るように言い訳をする。
「出すもの出したら逃げるヤツが多いからさ。逃げられないように罪人の用足を見なきゃいけない騎士たちの気持ちも解かれよ」
「だからって桶はないでしょ! 桶は! 蓋緩いし」
怒りを喚き散らす少女に対しムーガは少女の頭を撫でてその場を誤魔化した。
〰️ 〰️ 〰️
〰️ 〰️ 〰️
『予想が裏切られたかも!?』
と思われましたらエールやご感想をいただけますと作者が『うっき~!!』となりますwww
よろしくお願いいたします!
58
お気に入りに追加
2,187
あなたにおすすめの小説

余命3ヶ月を言われたので静かに余生を送ろうと思ったのですが…大好きな殿下に溺愛されました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のセイラは、ずっと孤独の中生きてきた。自分に興味のない父や婚約者で王太子のロイド。
特に王宮での居場所はなく、教育係には嫌味を言われ、王宮使用人たちからは、心無い噂を流される始末。さらに婚約者のロイドの傍には、美しくて人当たりの良い侯爵令嬢のミーアがいた。
ロイドを愛していたセイラは、辛くて苦しくて、胸が張り裂けそうになるのを必死に耐えていたのだ。
毎日息苦しい生活を強いられているせいか、最近ずっと調子が悪い。でもそれはきっと、気のせいだろう、そう思っていたセイラだが、ある日吐血してしまう。
診察の結果、母と同じ不治の病に掛かっており、余命3ヶ月と宣言されてしまったのだ。
もう残りわずかしか生きられないのなら、愛するロイドを解放してあげよう。そして自分は、屋敷でひっそりと最期を迎えよう。そう考えていたセイラ。
一方セイラが余命宣告を受けた事を知ったロイドは…
※両想いなのにすれ違っていた2人が、幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いいたします。
他サイトでも同時投稿中です。

えっ「可愛いだけの無能な妹」って私のことですか?~自業自得で追放されたお姉様が戻ってきました。この人ぜんぜん反省してないんですけど~
村咲
恋愛
ずっと、国のために尽くしてきた。聖女として、王太子の婚約者として、ただ一人でこの国にはびこる瘴気を浄化してきた。
だけど国の人々も婚約者も、私ではなく妹を選んだ。瘴気を浄化する力もない、可愛いだけの無能な妹を。
私がいなくなればこの国は瘴気に覆いつくされ、荒れ果てた不毛の地となるとも知らず。
……と思い込む、国外追放されたお姉様が戻ってきた。
しかも、なにを血迷ったか隣国の皇子なんてものまで引き連れて。
えっ、私が王太子殿下や国の人たちを誘惑した? 嘘でお姉様の悪評を立てた?
いやいや、悪評が立ったのも追放されたのも、全部あなたの自業自得ですからね?
王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
いりん
恋愛
婚約者の王子が好きだったが、
たまたま付き人と、
「婚約者のことが好きなわけじゃないー
王族なんて恋愛して結婚なんてできないだろう」
と話ながら切なそうに聖女を見つめている王子を見て、王子の片思いに気付いた。
私が悪役令嬢になれば、聖女と王子は結婚できるはず!と婚約破棄を目指してたのに…、
「僕と婚約破棄して、あいつと結婚するつもり?許さないよ」
なんで執着するんてすか??
策略家王子×天然令嬢の両片思いストーリー
基本的に悪い人が出てこないほのぼのした話です。

今世ではあなたと結婚なんてお断りです!
水川サキ
恋愛
私は夫に殺された。
正確には、夫とその愛人である私の親友に。
夫である王太子殿下に剣で身体を貫かれ、死んだと思ったら1年前に戻っていた。
もう二度とあんな目に遭いたくない。
今度はあなたと結婚なんて、絶対にしませんから。
あなたの人生なんて知ったことではないけれど、
破滅するまで見守ってさしあげますわ!

氷の貴婦人
羊
恋愛
ソフィは幸せな結婚を目の前に控えていた。弾んでいた心を打ち砕かれたのは、結婚相手のアトレーと姉がベッドに居る姿を見た時だった。
呆然としたまま結婚式の日を迎え、その日から彼女の心は壊れていく。
感情が麻痺してしまい、すべてがかすみ越しの出来事に思える。そして、あんなに好きだったアトレーを見ると吐き気をもよおすようになった。
毒の強めなお話で、大人向けテイストです。

【完結】婚約破棄される未来見えてるので最初から婚約しないルートを選びます
21時完結
恋愛
レイリーナ・フォン・アーデルバルトは、美しく品格高い公爵令嬢。しかし、彼女はこの世界が乙女ゲームの世界であり、自分がその悪役令嬢であることを知っている。ある日、夢で見た記憶が現実となり、レイリーナとしての人生が始まる。彼女の使命は、悲惨な結末を避けて幸せを掴むこと。
エドウィン王子との婚約を避けるため、レイリーナは彼との接触を避けようとするが、彼の深い愛情に次第に心を開いていく。エドウィン王子から婚約を申し込まれるも、レイリーナは即答を避け、未来を築くために時間を求める。
悪役令嬢としての運命を変えるため、レイリーナはエドウィンとの関係を慎重に築きながら、新しい道を模索する。運命を超えて真実の愛を掴むため、彼女は一人の女性として成長し、幸せな未来を目指して歩み続ける。

【完結】婚約破棄はしたいけれど傍にいてほしいなんて言われましても、私は貴方の母親ではありません
すだもみぢ
恋愛
「彼女は私のことを好きなんだって。だから君とは婚約解消しようと思う」
他の女性に言い寄られて舞い上がり、10年続いた婚約を一方的に解消してきた王太子。
今まで婚約者だと思うからこそ、彼のフォローもアドバイスもしていたけれど、まだそれを当たり前のように求めてくる彼に驚けば。
「君とは結婚しないけれど、ずっと私の側にいて助けてくれるんだろう?」
貴方は私を母親だとでも思っているのでしょうか。正直気持ち悪いんですけれど。
王妃様も「あの子のためを思って我慢して」としか言わないし。
あんな男となんてもう結婚したくないから我慢するのも嫌だし、非難されるのもイヤ。なんとかうまいこと立ち回って幸せになるんだから!

【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる