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第一章 小麦姫と熊隊長の青春
9 ビアータの帰還
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サンドラたちの馬車が着くと、まわりに子どもたちが溢れてきた。
「サンドラ!元気だった?」
ビアータがサンドラに抱きつく。
「ええ、とっても元気よ。アルとリノは、1学期から始めたお仕事を夏休みも頼まれてしまったのですって。コルはお兄様の結婚式だそうよ。3人とも来たがっていたんだけど、残念ね」
ファブリノは、乗馬の訓練のない日曜日に、アルフレードとともに馭者のできる仕事をやっていた。
「うふふ、来たらきっと驚くわね」
「そうね、アハハ」
サンドラは夏を『ビアータの家』で過ごし、少し早めに、ビアータとともに学園に戻ることにした。帰りには約束通り、ファーゴ子爵家により、夫人とビアータとお茶をして、コルネリオと一緒に学園へ戻った。
〰️
「わぉ!サンドラも焼けたねぇ!」
「ふふん、そうよ!農家を楽しんできたものっ!」
早馬を出したわけでもないのに、ファブリノとアルフレードは、寮の前で待っていてくれた。
「僕も何日かでも行けばよかったな」
コルネリオは、帰り道でも、ずっとこう言っていた。
「カブの調子がいいの。畑に詳しいジーノさんが鶏のフンを肥料にしていたのよ。あと、牛のフンも集めていたわ。あの実験はここでは無理だものねぇ。カブがさらに大きくてびっくりするわよっ!」
「うわぁ!見たかったよ!来年の夏は連れててよね!」
「ビアータさんに聞いてくださーい!うふふ」
「なんだ、二人ともずいぶんと近くなってないか?」
サンドラとコルネリオのやり取りをジッと見ていたファブリノには、そう見えた。
「え??え!そ、そうかな?だとしたら、嬉しいけど」
コルネリオは素直に照れた。サンドラは、そうはいかない。
「何もかわらないわっ!リノったら、変よ!温室見てこようっと!」
「待ってよ!僕もいくよっ!」
「俺も行くってばぁ!」
サンドラは、またしても照れてしまっていた。3人は温室へ走っていった。
少し離れたところでは、ビアータとアルフレードが話をしていた。
「アル、元気だった?」
ビアータは、笑顔で見上げた。
「ああ、元気だよ。手紙ありがとう。こっちは代わり映えしないから、僕からの手紙は短くてつまらなかったろう?」
アルフレードには、小麦色のビアータが眩しい。ビアータが元気そうなので、アルフレードは、ホッとしたのと、会えて嬉しかったので、ずっと笑顔だ。
「ふふ、でも、私を心配してくれているのは、伝わってきたわ。私、ますます、アルと結婚したくなったわ。また考えてみてね!」
久しぶりの結婚宣言に、アルフレードは顔を真っ赤にさせた。ビアータは、アルフレードが以前よりビアータの言葉に反応してくれていることがとても嬉しかった。
「ふふ、私達も温室へ行きましょう!」
ビアータは、アルフレードの大きな背中を後ろから押した。
「私はこの大きな背中が大好きなのよねぇ。」
とても小さな声だったので、残念ながら、アルフレードには聞こえなかった。
〰️ 〰️ 〰️
夏休み最後の週に、ビアータは、先生に呼ばれて、簡単に学習状況を確認されて、『オッケー』を貰っていた。ビアータ自身も頑張っていたのだが、サンドラが夏休みにつきっきりで見てくれたことは、大きい。
9月になると、アルフレードとファブリノの仕事は、半分をDクラスの男の子に譲ったので、隔週になった。
そんないつもの昼休み。アルフレードとファブリノは、鍛錬場に行った。
入るとすぐに、後輩たちに囲まれた。同級生たちは、その向こうでクスクスと笑っている。後輩の一人が質問してきた。
「アルフレードさん!小麦姫と付き合っているって、本当ですか?」
「は?い?…」
「アルフレードさんって、1年の時に、毎日プロポーズしたそうですね!それで落としたんですか?」
「え?アルフレードさんがされてたんだろう?」
「でも、あのかわいい小麦姫が、プロポーズなんてするか?」
1年の男子たちが勝手な話をどんどんしている。
「おーまーえーたーちぃ!!」
アルフレードは、奥で笑っている同級生たちを追いかけまわした。同級生たちは、『悪い、悪い』と謝りながら笑って逃げていた。
9月の始業日に突然現れた小麦色をした子爵令嬢ビアータは、1年生から見たら、不思議な存在である。令嬢にも関わらず、小麦色の肌をしている姿、そして1学期には全く姿がなかったことが、軽侮であれ憧れであれ、何かと噂になるのは、仕方がないことだ。さらに、笑顔がかわいいと評判だ。
アルフレードの同級生たちは、1年生が混乱する程度に、本当も嘘も混ぜて話をしたのだ。
ファブリノに情報を集めてもらったところ、『小麦姫と熊隊長の恋』は、有名な話らしい。
アルフレードとビアータは、困った顔をしていたが、なぜかサンドラには、大受けだった。
〰️ 〰️ 〰️
10月の二人の仕事が休みの日、べニートとロマーナとの約束で、屋台街へビアータとサンドラとコルネリオを連れて行った。
いろいろなものを買い込んで、テーブルにつくと、アルフレードがみんなを紹介した。ビアータとサンドラは、目の前に並んだ量に目を見開いてびっくりしていた。
『いったい何十人で食べるつもりなのだろうか?』
ビアータとサンドラは口をポカンと開けていた。見慣れているロマーナは、男たちを放っておいて、ビアータとサンドラに話かける。
「ビアータさんとサンドラさん!会いたかったのよぉ!噂は聞いているわ」
「え?私達の噂ですか?」
ビアータとサンドラは、ファブリノに視線を送るが、ファブリノは、肉に夢中でこちらを見ていない。噂をすると言えば、ファブリノだと、二人は考えている。ほぼほぼ、あたりだ。
「ふふふ、大丈夫よ。悪い噂じゃないわ」
ロマーナの声が小さくなる。
「男の子たちが、『シャン』としないから、大変よね」
ロマーナが二人にウィンクした。ビアータは、苦笑い。サンドラも苦笑いだが、これは誰に向けてなのか?サンドラ自身に向けての苦笑いなような気もする。
「サンドラちゃん、久しぶりだね、こりゃまたキレイに小麦色だあ。かわいいな。
ビアータちゃん、アルが世話になってるね。まさか馭者までできるようになりたいなんて、なぁ。コイツ、何でも上の兄貴にやらされて、できるようになったことばかりだからさぁ。
自分からやりたいことが考えられるなんて、兄としては、嬉しいわけよっ!」
ビアータたちが来る前から、ワインを飲んでいると見られるべニートは、酔っているのかもしれない。嬉しさを表すのに、泣きまねまでしている。
「兄さん、兄さんのことしゃべられたくなかったら、余計なこといわないでよねっ!」
アルフレードが睨む。そんなアルフレードを見たことがないビアータとサンドラは驚いていた。だが、アルフレードの睨んだ顔が全く怖くないので、二人はすぐに大笑いしてしまった。
「ほんっとにお前は、俺にだけ強いんだなっ!兄貴呼んでくるぞっ!」
べニートは、そう言って、アルフレードの肩を抱く。かわいい熊同士の兄弟喧嘩が始まる。アルフレードがべニートの手をピシャリと叩いた。
「構わないよ。兄貴は、絶対僕の味方だからねっ!」
べニートは、口を尖らせてでワインを煽り、下を向いてしまった。アルフレードの言うことが合っているのだろう。
「アルとべニートお兄様って、仲がいいんですね。ふふふ」
「わかる?ホントに双子みたいよ。ふふ」
ビアータとロマーナが目を合わせて喜んだ。べニートがガバッと顔をあげた。
「アル!聞いたか?俺のこと、『べニートお兄様』だってぇ!!かっわいいなぁ!妹!最高!」
ビアータは、自分の言葉を改めて言われて真っ赤になった。正確には、まだお兄様ではないし、妹でもない。ビアータが赤いのは、わかるが、なんとアルフレードまで、真っ赤になった。
「あらあら、ねぇ?」
ロマーナはサンドラを見る。サンドラは大きく頷いた。
「はい…」
女二人だけにわかる会話をしていた。
「サンドラ!元気だった?」
ビアータがサンドラに抱きつく。
「ええ、とっても元気よ。アルとリノは、1学期から始めたお仕事を夏休みも頼まれてしまったのですって。コルはお兄様の結婚式だそうよ。3人とも来たがっていたんだけど、残念ね」
ファブリノは、乗馬の訓練のない日曜日に、アルフレードとともに馭者のできる仕事をやっていた。
「うふふ、来たらきっと驚くわね」
「そうね、アハハ」
サンドラは夏を『ビアータの家』で過ごし、少し早めに、ビアータとともに学園に戻ることにした。帰りには約束通り、ファーゴ子爵家により、夫人とビアータとお茶をして、コルネリオと一緒に学園へ戻った。
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「わぉ!サンドラも焼けたねぇ!」
「ふふん、そうよ!農家を楽しんできたものっ!」
早馬を出したわけでもないのに、ファブリノとアルフレードは、寮の前で待っていてくれた。
「僕も何日かでも行けばよかったな」
コルネリオは、帰り道でも、ずっとこう言っていた。
「カブの調子がいいの。畑に詳しいジーノさんが鶏のフンを肥料にしていたのよ。あと、牛のフンも集めていたわ。あの実験はここでは無理だものねぇ。カブがさらに大きくてびっくりするわよっ!」
「うわぁ!見たかったよ!来年の夏は連れててよね!」
「ビアータさんに聞いてくださーい!うふふ」
「なんだ、二人ともずいぶんと近くなってないか?」
サンドラとコルネリオのやり取りをジッと見ていたファブリノには、そう見えた。
「え??え!そ、そうかな?だとしたら、嬉しいけど」
コルネリオは素直に照れた。サンドラは、そうはいかない。
「何もかわらないわっ!リノったら、変よ!温室見てこようっと!」
「待ってよ!僕もいくよっ!」
「俺も行くってばぁ!」
サンドラは、またしても照れてしまっていた。3人は温室へ走っていった。
少し離れたところでは、ビアータとアルフレードが話をしていた。
「アル、元気だった?」
ビアータは、笑顔で見上げた。
「ああ、元気だよ。手紙ありがとう。こっちは代わり映えしないから、僕からの手紙は短くてつまらなかったろう?」
アルフレードには、小麦色のビアータが眩しい。ビアータが元気そうなので、アルフレードは、ホッとしたのと、会えて嬉しかったので、ずっと笑顔だ。
「ふふ、でも、私を心配してくれているのは、伝わってきたわ。私、ますます、アルと結婚したくなったわ。また考えてみてね!」
久しぶりの結婚宣言に、アルフレードは顔を真っ赤にさせた。ビアータは、アルフレードが以前よりビアータの言葉に反応してくれていることがとても嬉しかった。
「ふふ、私達も温室へ行きましょう!」
ビアータは、アルフレードの大きな背中を後ろから押した。
「私はこの大きな背中が大好きなのよねぇ。」
とても小さな声だったので、残念ながら、アルフレードには聞こえなかった。
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夏休み最後の週に、ビアータは、先生に呼ばれて、簡単に学習状況を確認されて、『オッケー』を貰っていた。ビアータ自身も頑張っていたのだが、サンドラが夏休みにつきっきりで見てくれたことは、大きい。
9月になると、アルフレードとファブリノの仕事は、半分をDクラスの男の子に譲ったので、隔週になった。
そんないつもの昼休み。アルフレードとファブリノは、鍛錬場に行った。
入るとすぐに、後輩たちに囲まれた。同級生たちは、その向こうでクスクスと笑っている。後輩の一人が質問してきた。
「アルフレードさん!小麦姫と付き合っているって、本当ですか?」
「は?い?…」
「アルフレードさんって、1年の時に、毎日プロポーズしたそうですね!それで落としたんですか?」
「え?アルフレードさんがされてたんだろう?」
「でも、あのかわいい小麦姫が、プロポーズなんてするか?」
1年の男子たちが勝手な話をどんどんしている。
「おーまーえーたーちぃ!!」
アルフレードは、奥で笑っている同級生たちを追いかけまわした。同級生たちは、『悪い、悪い』と謝りながら笑って逃げていた。
9月の始業日に突然現れた小麦色をした子爵令嬢ビアータは、1年生から見たら、不思議な存在である。令嬢にも関わらず、小麦色の肌をしている姿、そして1学期には全く姿がなかったことが、軽侮であれ憧れであれ、何かと噂になるのは、仕方がないことだ。さらに、笑顔がかわいいと評判だ。
アルフレードの同級生たちは、1年生が混乱する程度に、本当も嘘も混ぜて話をしたのだ。
ファブリノに情報を集めてもらったところ、『小麦姫と熊隊長の恋』は、有名な話らしい。
アルフレードとビアータは、困った顔をしていたが、なぜかサンドラには、大受けだった。
〰️ 〰️ 〰️
10月の二人の仕事が休みの日、べニートとロマーナとの約束で、屋台街へビアータとサンドラとコルネリオを連れて行った。
いろいろなものを買い込んで、テーブルにつくと、アルフレードがみんなを紹介した。ビアータとサンドラは、目の前に並んだ量に目を見開いてびっくりしていた。
『いったい何十人で食べるつもりなのだろうか?』
ビアータとサンドラは口をポカンと開けていた。見慣れているロマーナは、男たちを放っておいて、ビアータとサンドラに話かける。
「ビアータさんとサンドラさん!会いたかったのよぉ!噂は聞いているわ」
「え?私達の噂ですか?」
ビアータとサンドラは、ファブリノに視線を送るが、ファブリノは、肉に夢中でこちらを見ていない。噂をすると言えば、ファブリノだと、二人は考えている。ほぼほぼ、あたりだ。
「ふふふ、大丈夫よ。悪い噂じゃないわ」
ロマーナの声が小さくなる。
「男の子たちが、『シャン』としないから、大変よね」
ロマーナが二人にウィンクした。ビアータは、苦笑い。サンドラも苦笑いだが、これは誰に向けてなのか?サンドラ自身に向けての苦笑いなような気もする。
「サンドラちゃん、久しぶりだね、こりゃまたキレイに小麦色だあ。かわいいな。
ビアータちゃん、アルが世話になってるね。まさか馭者までできるようになりたいなんて、なぁ。コイツ、何でも上の兄貴にやらされて、できるようになったことばかりだからさぁ。
自分からやりたいことが考えられるなんて、兄としては、嬉しいわけよっ!」
ビアータたちが来る前から、ワインを飲んでいると見られるべニートは、酔っているのかもしれない。嬉しさを表すのに、泣きまねまでしている。
「兄さん、兄さんのことしゃべられたくなかったら、余計なこといわないでよねっ!」
アルフレードが睨む。そんなアルフレードを見たことがないビアータとサンドラは驚いていた。だが、アルフレードの睨んだ顔が全く怖くないので、二人はすぐに大笑いしてしまった。
「ほんっとにお前は、俺にだけ強いんだなっ!兄貴呼んでくるぞっ!」
べニートは、そう言って、アルフレードの肩を抱く。かわいい熊同士の兄弟喧嘩が始まる。アルフレードがべニートの手をピシャリと叩いた。
「構わないよ。兄貴は、絶対僕の味方だからねっ!」
べニートは、口を尖らせてでワインを煽り、下を向いてしまった。アルフレードの言うことが合っているのだろう。
「アルとべニートお兄様って、仲がいいんですね。ふふふ」
「わかる?ホントに双子みたいよ。ふふ」
ビアータとロマーナが目を合わせて喜んだ。べニートがガバッと顔をあげた。
「アル!聞いたか?俺のこと、『べニートお兄様』だってぇ!!かっわいいなぁ!妹!最高!」
ビアータは、自分の言葉を改めて言われて真っ赤になった。正確には、まだお兄様ではないし、妹でもない。ビアータが赤いのは、わかるが、なんとアルフレードまで、真っ赤になった。
「あらあら、ねぇ?」
ロマーナはサンドラを見る。サンドラは大きく頷いた。
「はい…」
女二人だけにわかる会話をしていた。
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