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メイドのリリアーナ
1 3人の孤児
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「あのさ、俺、リリーと並べる人になれたかな?」
ファブリノは立ったまま、不安そうにリリアーナに聞いた。『並べる男』ではなく『並べる人』という言葉を自然に選ぶファブリノのことが、リリアーナは、好きになっていた。
ファブリノが、サトウキビの苗を買い付けから戻ってきた日の翌日の朝、リリアーナは、ファブリノの部屋を訪れていた。
「リノ」
ファブリノは、リリアーナの初めての呼び捨てに、肩を『ビクッ』と揺らした。それを見たリリアーナは、またクスクスと笑う。ファブリノは、顔を赤くして俯いてしまった。
リリアーナが、ファブリノの左肩に手を置いて、額の左の傷にキスをした。ファブリノは、目を見開いて、止まってしまった。
「痛くならないためのおまじないよ」
ファブリノは、ゆっくりと、リリアーナの方を見た。リリアーナは、にっこりと笑った。ファブリノは、リリアーナの左肩に手を置いて、リリアーナの唇にキスをした。唇を離すと、リリアーナが優しく微笑む。
「ここも痛いの?」
リリアーナは右手の人差し指を、ファブリノの唇にそっと当てる。ファブリノは、『コクリ』と頷いた。
「そう、じゃあ、おまじないしなくちゃ、ね」
二人は深く深くキスをした。
〰️ 〰️ 〰️
リリアーナの両親は、ガレアッド男爵領都で、肉屋を営んでいた。毎朝、少し離れた牧場へ、肉の買い出しに行き、昼前から店を開く。新鮮だと評判で、ガレアッド男爵領の他の町からも買いに来るお客さんもいたほどだし、領主の屋敷にも納品していた。リリアーナは、小さい頃から両親の手伝いをしていたので、文字を読むのも書くのも、そして計算も得意だった。さらに、今となって、解体途中の肉にも恐怖心がないということまで露見したことは、オマケだ。なので、初等学校では、大変優秀であった。
しかし、初等学校を卒業する直前、流行り病で、両親と妹を亡くしてしまった。ガレアッド男爵は、優秀だと聞いていたその娘を以前からビアータの専属メイドにしたいと考えていたので、手を差し伸べるとともに、ビアータの専属メイドにして、そのために必要なんだとリリアーナを納得させて、リリアーナを中等学校にも行かせた。リリアーナはそこでも優秀であったため、リリアーナの希望で、主にガレアッド男爵邸で過ごしビアータのメイドの仕事をして、合間にルーデジオから勉強を教わり、中等学校へは、テストを受けに行くだけにした。リリアーナ13歳、ビアータ8歳。
お転婆のビアータの遊び相手であったリリアーナは、乗馬も畑仕事もビアータに全部付き合った。ビアータもリリアーナに教えてもらうならと、勉強も多少するようにもなった。
ビアータが9歳になり、初等学校へ通うと仕事が減った分、ルーデジオから剣術と体術を習った。リリアーナは、ビアータが大好きで、絶対に守りたいと考えたからだ。
ビアータが10歳になり、関所の外の丸太小屋へ遊びに行くようになると、その時には、ルーデジオとともにいつも一緒だったし、ルーデジオが無理な時でも、リリアーナは、いつでも一緒に行っていた。
〰️
そんな時、ビアータが、リリアーナにもルーデジオにも内緒で男の子3人を連れてどこかへ行ってしまった。慌てたリリアーナは、追いかけたが、見失ってしまった。それでも道順から、丸太小屋であろうことは、予想ができた。丸太小屋の手前で馬から降りて、そっと近づく。
そして、木の影から丸太小屋の様子を伺う。2番目の丸太小屋に、3人を置いて、ビアータはすぐに引き返していった。ビアータは、家の者に心配をかけていることは、自覚してたのだろう。
そこいたのは、ジャンとテラとウルバだった。リリアーナが丸太小屋の中に入ると案の定、3人は放心状態であった。リリアーナは、3人に喝を入れると、1番目の丸太小屋から、バケツと釣り竿を持ち出させて、西へ歩いて15分ほどの川へ案内する。道といっても馬が1頭通れる程度の幅で両脇は子供の背丈ほどの草むらだ。
「魚を釣らないと今日のご飯はなしになっちゃうわよっ!」
3人は、なんとか合計20匹釣りあげ、道の途中で拾った蔓に魚を通した。いや、何も知らない3人は、通し方もリリアーナに教わった。バケツには、それぞれ水を満たし、休みながら丸太小屋に戻った。
リリアーナは、火のおこし方から、火の扱い、バケツの水の扱いまで、説明して、魚を半分焼く。
調理小屋の外には、丸太を並べただけの椅子と、丸太の上に平らな板を乗せて釘で留めただけのテーブルがある。そこに焼いた魚を並べれば、朝ごはんを食べていない3人はそれを貪るように食べた。すでにお昼を少し過ぎていた。
「着替えを持って、さっきの川で体を洗って洗濯をしてきなさい。はい、タオル」
3人は素直に再び川へ向かった。リリアーナはその間に、蔦を木から木へ渡して干場を作った。それから、馬を走らせて、関所の小さな町へ行き、乾パンと干肉を買った。ルーデジオの教えで、いつでも多少のお金は持ち歩いていた。もちろん、ジャンたちに使うためではなく、ビアータにもしもの時があってはならないからだ。今、ビアータがやりたいことは、3人を守ることであろうから、リリアーナはそれをサポートするだけだ。
リリアーナが丸太小屋に戻ってきてみれば、蔦にキチンと洗濯物が干されていた。
「あら?思っていたより、しっかりしてるじゃないの」
リリアーナは、小屋から本を持ってきて、外のテーブルに座る3人に見せる。
「リリアーナさん、俺たち、文字は読めないんだ」
ジャンの言葉にテラもウルバも俯いた。
「そう、それはまた後で考えましょう。それより、これを見て」
リリアーナが持ってきた本は図鑑だった。
「ここにキノコの絵が書いてあるでしょう。そして、キノコの絵の下にあるドクロマークはわかる?」
3人は頷く。
「これは、食べちゃダメってことなの。それで、こっちは同じ場所に赤丸がついているわね。これは美味しいって意味なの。これに載ってないキノコは、安全のため、食べちゃダメよ、わかった?」
3人は頷く。
「じゃあ、キノコ狩りに行きましょう!」
3人は籠を背負って、リリアーナについて行く。魚釣りとは別の南に向かう道の向こうには、森が広がっていた。両脇が草むらの道のようなところを歩くこと30分ほどで小さな森に着く。
森に、入ればすぐにキノコや木の実が見つかった。3人で図鑑を見ながら安心なものだけ取っていく。さらに、リリアーナの指示で蔦や、小枝も取った。
「蔦はロープの代わりに何にでも使えるから、コマメに取っておくといいわ。小枝は薪用ね。これもコマメにやらないとダメよ」
手付かずの森なので、すぐに籠いっぱいになった。持ち帰って、テーブルの上に並べる。キノコの半分は、適度な大きさに割いて、大きな葉っぱの上に重ならないように並べた。
「キノコは、乾燥させても、お湯に入れて煮込めば食べれるから、こうして干キノコにしていきましょう。次は魚よ」
蔦に通したまま、調理小屋の側のバケツに入れてあった。
「さっき教えたでしょう。鱗と内蔵を取り出して」
リリアーナは、テキパキと指示していく。3人は不器用ながらなんとか魚を捌いた。
「そして、これも干すわよ。多少硬くなるけど、焼けば食べられるわ。雨が降ったからって、ご飯抜きは嫌でしょう?」
3人がブンブンと首を縦に振った。
調理小屋に戻って、買ってきた乾パンと干肉について、説明した。
「このカメには、水を半分ほど入れておくようにしてね。なるべく毎日交換してほしいけど、3日くらいなら大丈夫。交換するのよ、継ぎ足しはダメ!いい?
ただし、このカメに入れていいのは、この杓子だけ、もし、あなたちの手や顔を入れてしまったら、すぐに新しくしてね。それが長持ちして、お腹を壊さないコツよ。本当は沸かして保存したいけど、3人でそこまでやるのは、無理ね。とにかく、そうしておけば、雨の日でも水が飲めるわ。」
3人はリリアーナの教えを素直に聞いた。
ファブリノは立ったまま、不安そうにリリアーナに聞いた。『並べる男』ではなく『並べる人』という言葉を自然に選ぶファブリノのことが、リリアーナは、好きになっていた。
ファブリノが、サトウキビの苗を買い付けから戻ってきた日の翌日の朝、リリアーナは、ファブリノの部屋を訪れていた。
「リノ」
ファブリノは、リリアーナの初めての呼び捨てに、肩を『ビクッ』と揺らした。それを見たリリアーナは、またクスクスと笑う。ファブリノは、顔を赤くして俯いてしまった。
リリアーナが、ファブリノの左肩に手を置いて、額の左の傷にキスをした。ファブリノは、目を見開いて、止まってしまった。
「痛くならないためのおまじないよ」
ファブリノは、ゆっくりと、リリアーナの方を見た。リリアーナは、にっこりと笑った。ファブリノは、リリアーナの左肩に手を置いて、リリアーナの唇にキスをした。唇を離すと、リリアーナが優しく微笑む。
「ここも痛いの?」
リリアーナは右手の人差し指を、ファブリノの唇にそっと当てる。ファブリノは、『コクリ』と頷いた。
「そう、じゃあ、おまじないしなくちゃ、ね」
二人は深く深くキスをした。
〰️ 〰️ 〰️
リリアーナの両親は、ガレアッド男爵領都で、肉屋を営んでいた。毎朝、少し離れた牧場へ、肉の買い出しに行き、昼前から店を開く。新鮮だと評判で、ガレアッド男爵領の他の町からも買いに来るお客さんもいたほどだし、領主の屋敷にも納品していた。リリアーナは、小さい頃から両親の手伝いをしていたので、文字を読むのも書くのも、そして計算も得意だった。さらに、今となって、解体途中の肉にも恐怖心がないということまで露見したことは、オマケだ。なので、初等学校では、大変優秀であった。
しかし、初等学校を卒業する直前、流行り病で、両親と妹を亡くしてしまった。ガレアッド男爵は、優秀だと聞いていたその娘を以前からビアータの専属メイドにしたいと考えていたので、手を差し伸べるとともに、ビアータの専属メイドにして、そのために必要なんだとリリアーナを納得させて、リリアーナを中等学校にも行かせた。リリアーナはそこでも優秀であったため、リリアーナの希望で、主にガレアッド男爵邸で過ごしビアータのメイドの仕事をして、合間にルーデジオから勉強を教わり、中等学校へは、テストを受けに行くだけにした。リリアーナ13歳、ビアータ8歳。
お転婆のビアータの遊び相手であったリリアーナは、乗馬も畑仕事もビアータに全部付き合った。ビアータもリリアーナに教えてもらうならと、勉強も多少するようにもなった。
ビアータが9歳になり、初等学校へ通うと仕事が減った分、ルーデジオから剣術と体術を習った。リリアーナは、ビアータが大好きで、絶対に守りたいと考えたからだ。
ビアータが10歳になり、関所の外の丸太小屋へ遊びに行くようになると、その時には、ルーデジオとともにいつも一緒だったし、ルーデジオが無理な時でも、リリアーナは、いつでも一緒に行っていた。
〰️
そんな時、ビアータが、リリアーナにもルーデジオにも内緒で男の子3人を連れてどこかへ行ってしまった。慌てたリリアーナは、追いかけたが、見失ってしまった。それでも道順から、丸太小屋であろうことは、予想ができた。丸太小屋の手前で馬から降りて、そっと近づく。
そして、木の影から丸太小屋の様子を伺う。2番目の丸太小屋に、3人を置いて、ビアータはすぐに引き返していった。ビアータは、家の者に心配をかけていることは、自覚してたのだろう。
そこいたのは、ジャンとテラとウルバだった。リリアーナが丸太小屋の中に入ると案の定、3人は放心状態であった。リリアーナは、3人に喝を入れると、1番目の丸太小屋から、バケツと釣り竿を持ち出させて、西へ歩いて15分ほどの川へ案内する。道といっても馬が1頭通れる程度の幅で両脇は子供の背丈ほどの草むらだ。
「魚を釣らないと今日のご飯はなしになっちゃうわよっ!」
3人は、なんとか合計20匹釣りあげ、道の途中で拾った蔓に魚を通した。いや、何も知らない3人は、通し方もリリアーナに教わった。バケツには、それぞれ水を満たし、休みながら丸太小屋に戻った。
リリアーナは、火のおこし方から、火の扱い、バケツの水の扱いまで、説明して、魚を半分焼く。
調理小屋の外には、丸太を並べただけの椅子と、丸太の上に平らな板を乗せて釘で留めただけのテーブルがある。そこに焼いた魚を並べれば、朝ごはんを食べていない3人はそれを貪るように食べた。すでにお昼を少し過ぎていた。
「着替えを持って、さっきの川で体を洗って洗濯をしてきなさい。はい、タオル」
3人は素直に再び川へ向かった。リリアーナはその間に、蔦を木から木へ渡して干場を作った。それから、馬を走らせて、関所の小さな町へ行き、乾パンと干肉を買った。ルーデジオの教えで、いつでも多少のお金は持ち歩いていた。もちろん、ジャンたちに使うためではなく、ビアータにもしもの時があってはならないからだ。今、ビアータがやりたいことは、3人を守ることであろうから、リリアーナはそれをサポートするだけだ。
リリアーナが丸太小屋に戻ってきてみれば、蔦にキチンと洗濯物が干されていた。
「あら?思っていたより、しっかりしてるじゃないの」
リリアーナは、小屋から本を持ってきて、外のテーブルに座る3人に見せる。
「リリアーナさん、俺たち、文字は読めないんだ」
ジャンの言葉にテラもウルバも俯いた。
「そう、それはまた後で考えましょう。それより、これを見て」
リリアーナが持ってきた本は図鑑だった。
「ここにキノコの絵が書いてあるでしょう。そして、キノコの絵の下にあるドクロマークはわかる?」
3人は頷く。
「これは、食べちゃダメってことなの。それで、こっちは同じ場所に赤丸がついているわね。これは美味しいって意味なの。これに載ってないキノコは、安全のため、食べちゃダメよ、わかった?」
3人は頷く。
「じゃあ、キノコ狩りに行きましょう!」
3人は籠を背負って、リリアーナについて行く。魚釣りとは別の南に向かう道の向こうには、森が広がっていた。両脇が草むらの道のようなところを歩くこと30分ほどで小さな森に着く。
森に、入ればすぐにキノコや木の実が見つかった。3人で図鑑を見ながら安心なものだけ取っていく。さらに、リリアーナの指示で蔦や、小枝も取った。
「蔦はロープの代わりに何にでも使えるから、コマメに取っておくといいわ。小枝は薪用ね。これもコマメにやらないとダメよ」
手付かずの森なので、すぐに籠いっぱいになった。持ち帰って、テーブルの上に並べる。キノコの半分は、適度な大きさに割いて、大きな葉っぱの上に重ならないように並べた。
「キノコは、乾燥させても、お湯に入れて煮込めば食べれるから、こうして干キノコにしていきましょう。次は魚よ」
蔦に通したまま、調理小屋の側のバケツに入れてあった。
「さっき教えたでしょう。鱗と内蔵を取り出して」
リリアーナは、テキパキと指示していく。3人は不器用ながらなんとか魚を捌いた。
「そして、これも干すわよ。多少硬くなるけど、焼けば食べられるわ。雨が降ったからって、ご飯抜きは嫌でしょう?」
3人がブンブンと首を縦に振った。
調理小屋に戻って、買ってきた乾パンと干肉について、説明した。
「このカメには、水を半分ほど入れておくようにしてね。なるべく毎日交換してほしいけど、3日くらいなら大丈夫。交換するのよ、継ぎ足しはダメ!いい?
ただし、このカメに入れていいのは、この杓子だけ、もし、あなたちの手や顔を入れてしまったら、すぐに新しくしてね。それが長持ちして、お腹を壊さないコツよ。本当は沸かして保存したいけど、3人でそこまでやるのは、無理ね。とにかく、そうしておけば、雨の日でも水が飲めるわ。」
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