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四章
四十八話 これからの未来
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翌日、アリーシャは宮殿の庭園で一人の皇子を待っていた。
やがて、待ち合わせ場所に現れたのは――。
「悪いな、アリーシャ。待たせたか?」
「いえ、私が早く来すぎただけですから」
アリーシャは首を横に振ると、目の前に立つ皇子に視線を向ける。
「こうして二人きりで話すのは久しぶりですね、ハイラル様」
「そうだな。最近は忙しかったからな」
ハイラルは苦笑しながら答える。最近は険しい顔が多かったが、今夜は穏やかに微笑んでいる。
「アリーシャ、この俺を選んでくれた事を嬉しく思うぞ。順当な判断だと思うが、今までのお前は煮え切らない態度が多かったからな」
「ごめんなさい、私……」
「いや、いい。アリーシャの事だ、真面目に考えていたのだろう。誰を選ぶかが次期皇帝を決める事にもなる――とな。まったく、父上もとんでもない事を言ってくれたものだ。もし父がああ言わなければ、アリーシャはもっと早く俺を選んでくれていたのだろう?」
「ええっと……」
「はは、冗談だ。気にするな」
ハイラルは笑う。そしてアリーシャの手を取った。
数多の戦場を潜り抜け、日夜厳しい鍛錬に励んでいるハイラルの掌は、無骨な男らしい感触をしている。
そして同時に優しい温もりも感じられた。
「俺が皇帝になった暁には、アリーシャを必ず幸せにしてやる。だから安心しろ」
「ハイラル様……」
「さて、そろそろ時間だな。これでも皇子だからな、エスコートは一通り叩き込まれてる。……さあ行こう、アリーシャ」
「はいっ!」
ハイラルはアリーシャと腕を組むと、そのまま宮殿のダンスホールに入って行った。
「おお、アリーシャ様とハイラル殿下がいらっしゃったぞ」
「まあ、素敵……! 今宵のアリーシャ様は一層素敵ですわね……!」
「ハイラル殿下も、今まで以上に堂々としていらしてご立派ですな」
二人の姿にパーティーの参列者から惜しみない称賛が浴びせられる。
そんな中、アリーシャとハイラルは会場の中央まで移動した。
ハイラルはアリーシャの腰に腕を回すと、音楽に合わせてステップを踏み始める。
「どうだ、アリーシャ? 俺とのダンスは?」
「ハイラル様、すごく上手です……!」
「当然だ。こう見えても、剣技だけでなく舞踊にも精通している。だが、まだまだ未熟だな。アリーシャの方が上手だ」
「ふふ、リリアナとたくさん練習しましたからね」
「そうだったか。……今後はアリーシャと、このように優雅に踊る機会も増えるだろう。その日までに、もっと精進せねばな」
「はい、楽しみにしていますね」
「ああ、任せておけ」
二人は会話を交わしながらも、見事な足運びを披露する。
それからしばらくの間、アリーシャとハイラルは互いに微笑みながらダンスを楽しむ。
二人の楽しげな雰囲気を見た者は誰もが思っただろう。
アストラ帝国の未来は、きっと素晴らしいものになるだろうと――。
***
アストラ帝国で、アリーシャの日々は続いていく。
舞踏会が終わった後も、三人の皇子からのアプローチは続く。ロランとエクレールは、まだ自分たちにもチャンスがあると信じて積極的にアプローチしてくる。
「アリーシャ! 城下町に行く予定はないか? あるのなら俺が護衛として同行しよう。いいレストランも知っているから、帰りに一緒にどうだ?」
「アリーシャ! 前にアストラ帝国の美術史に興味があるって言っていたよね? 僕が案内するから、次の休日は一緒に美術館巡りをしようよ!」
「アリーシャ……休日はボクと一緒に過ごしてくれるよね? アリーシャはいつも忙しいから、休日ぐらいはのんびり過ごそう……二人で一緒に」
「あ、あははは……」
アリーシャは困り顔で考え込む。最近もずっとこの繰り返しだ。
だが、以前に比べると少し変化した事があった。
変わらないやり取りの中で、ハイラルと視線が合うとお互いに小さく笑い合う事だ。それだけで、アリーシャは温かな気持ちになれる。
「あの……すみません、次の休日はもう予定が入っているんです」
「そうなのか!?」
「一体何の予定が!?」
「各地の教会の代表者様方との話し合いです! 各地では続々と聖女候補が見つかっています。次の聖女候補たちの為に、聖女教育機関の立ち上げに向かって頑張らないと!!」
アリーシャは拳を握って掲げる。アリーシャはやる気に満ち溢れていた。
ルイン王国の大神殿にいた頃とはまた違った心境だ。
あの頃はただ、与えられた役割をこなす事で精一杯だった。
でも今は違う。アストラ帝国に来て、三人の皇子と触れ合って、ただ流されるだけではなく自分の意思で未来を築く事の大切さを知った。
女神教のやり方に唯々諾々と従うのではなく、間違っているのなら糺す。
変革が必要だと思うのなら、変革が実現できるように努力する。
そう思えるようになったのは、三人の皇子のおかげだ。
「そ、そうか……それは仕方がないな」
「残念だけど、諦めよう……」
「あ、でもその分、夜はお話できると思いますよ」
「本当か!?」
「やった!」
「ふふ、楽しみにしていますね」
アリーシャはにっこりと笑う。すると、三人は目を輝かせて喜びを露にした。
「アリーシャ、これからもずっと俺の傍にいてくれ」
「君がいない生活なんて考えられないよ」
「アリーシャが側にいてくれたら、ボクはもっと頑張れる……だから、これからも一緒にいてほしい」
「ええ、もちろんです!」
アリーシャは笑顔で答えた。
これからも、アストラ帝国でのアリーシャの日々は続いていく。
三人の皇子や、アストラ帝国で出来た仲間たちと一緒に。
やがて、待ち合わせ場所に現れたのは――。
「悪いな、アリーシャ。待たせたか?」
「いえ、私が早く来すぎただけですから」
アリーシャは首を横に振ると、目の前に立つ皇子に視線を向ける。
「こうして二人きりで話すのは久しぶりですね、ハイラル様」
「そうだな。最近は忙しかったからな」
ハイラルは苦笑しながら答える。最近は険しい顔が多かったが、今夜は穏やかに微笑んでいる。
「アリーシャ、この俺を選んでくれた事を嬉しく思うぞ。順当な判断だと思うが、今までのお前は煮え切らない態度が多かったからな」
「ごめんなさい、私……」
「いや、いい。アリーシャの事だ、真面目に考えていたのだろう。誰を選ぶかが次期皇帝を決める事にもなる――とな。まったく、父上もとんでもない事を言ってくれたものだ。もし父がああ言わなければ、アリーシャはもっと早く俺を選んでくれていたのだろう?」
「ええっと……」
「はは、冗談だ。気にするな」
ハイラルは笑う。そしてアリーシャの手を取った。
数多の戦場を潜り抜け、日夜厳しい鍛錬に励んでいるハイラルの掌は、無骨な男らしい感触をしている。
そして同時に優しい温もりも感じられた。
「俺が皇帝になった暁には、アリーシャを必ず幸せにしてやる。だから安心しろ」
「ハイラル様……」
「さて、そろそろ時間だな。これでも皇子だからな、エスコートは一通り叩き込まれてる。……さあ行こう、アリーシャ」
「はいっ!」
ハイラルはアリーシャと腕を組むと、そのまま宮殿のダンスホールに入って行った。
「おお、アリーシャ様とハイラル殿下がいらっしゃったぞ」
「まあ、素敵……! 今宵のアリーシャ様は一層素敵ですわね……!」
「ハイラル殿下も、今まで以上に堂々としていらしてご立派ですな」
二人の姿にパーティーの参列者から惜しみない称賛が浴びせられる。
そんな中、アリーシャとハイラルは会場の中央まで移動した。
ハイラルはアリーシャの腰に腕を回すと、音楽に合わせてステップを踏み始める。
「どうだ、アリーシャ? 俺とのダンスは?」
「ハイラル様、すごく上手です……!」
「当然だ。こう見えても、剣技だけでなく舞踊にも精通している。だが、まだまだ未熟だな。アリーシャの方が上手だ」
「ふふ、リリアナとたくさん練習しましたからね」
「そうだったか。……今後はアリーシャと、このように優雅に踊る機会も増えるだろう。その日までに、もっと精進せねばな」
「はい、楽しみにしていますね」
「ああ、任せておけ」
二人は会話を交わしながらも、見事な足運びを披露する。
それからしばらくの間、アリーシャとハイラルは互いに微笑みながらダンスを楽しむ。
二人の楽しげな雰囲気を見た者は誰もが思っただろう。
アストラ帝国の未来は、きっと素晴らしいものになるだろうと――。
***
アストラ帝国で、アリーシャの日々は続いていく。
舞踏会が終わった後も、三人の皇子からのアプローチは続く。ロランとエクレールは、まだ自分たちにもチャンスがあると信じて積極的にアプローチしてくる。
「アリーシャ! 城下町に行く予定はないか? あるのなら俺が護衛として同行しよう。いいレストランも知っているから、帰りに一緒にどうだ?」
「アリーシャ! 前にアストラ帝国の美術史に興味があるって言っていたよね? 僕が案内するから、次の休日は一緒に美術館巡りをしようよ!」
「アリーシャ……休日はボクと一緒に過ごしてくれるよね? アリーシャはいつも忙しいから、休日ぐらいはのんびり過ごそう……二人で一緒に」
「あ、あははは……」
アリーシャは困り顔で考え込む。最近もずっとこの繰り返しだ。
だが、以前に比べると少し変化した事があった。
変わらないやり取りの中で、ハイラルと視線が合うとお互いに小さく笑い合う事だ。それだけで、アリーシャは温かな気持ちになれる。
「あの……すみません、次の休日はもう予定が入っているんです」
「そうなのか!?」
「一体何の予定が!?」
「各地の教会の代表者様方との話し合いです! 各地では続々と聖女候補が見つかっています。次の聖女候補たちの為に、聖女教育機関の立ち上げに向かって頑張らないと!!」
アリーシャは拳を握って掲げる。アリーシャはやる気に満ち溢れていた。
ルイン王国の大神殿にいた頃とはまた違った心境だ。
あの頃はただ、与えられた役割をこなす事で精一杯だった。
でも今は違う。アストラ帝国に来て、三人の皇子と触れ合って、ただ流されるだけではなく自分の意思で未来を築く事の大切さを知った。
女神教のやり方に唯々諾々と従うのではなく、間違っているのなら糺す。
変革が必要だと思うのなら、変革が実現できるように努力する。
そう思えるようになったのは、三人の皇子のおかげだ。
「そ、そうか……それは仕方がないな」
「残念だけど、諦めよう……」
「あ、でもその分、夜はお話できると思いますよ」
「本当か!?」
「やった!」
「ふふ、楽しみにしていますね」
アリーシャはにっこりと笑う。すると、三人は目を輝かせて喜びを露にした。
「アリーシャ、これからもずっと俺の傍にいてくれ」
「君がいない生活なんて考えられないよ」
「アリーシャが側にいてくれたら、ボクはもっと頑張れる……だから、これからも一緒にいてほしい」
「ええ、もちろんです!」
アリーシャは笑顔で答えた。
これからも、アストラ帝国でのアリーシャの日々は続いていく。
三人の皇子や、アストラ帝国で出来た仲間たちと一緒に。
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