545 / 718
第十三章 再生
第四十九話 会合
しおりを挟む
アルパザでの死闘が終わり、戦場を後にしたマクマインに待っていたのは”王の集い”への招集だった。人魔同盟という失策を咎めようと呼び出したに違いない。
「この際だ、王の集いから脱退し、新たに組織を立ち上げるのも悪くないかもしれんな……」
エルフの王、森王レオ=アルティネスの立ち上げた人族の繋がり。コソコソと長同士が会合し、魔族に対する戦いや、暮らしの良し悪しを決定する国際連合。
組織に迎合するメリットは、他種族の技術や職人の貸し出し、物資の輸出入に関する国家維持に向けた様々な支援を受けられる点だろう。
デメリットは動きを阻害されることに他ならない。何事にも連携が必要と謳う王の集いに自由は許されない。とはいえ、もし自由に行動出来たとしても、マクマインのように魔族と関わるのは間違っているが、それは棚に上げる。
『そんなことして何になるの?国が回らなくなっちゃっても僕は知らないよ?』
アシュタロトの言い分も分かる。王の集いのメリットを捨ててまで自由意志を優先すれば確実にイルレアン国は滅ぶ。ほとんどの物資を輸出入に頼っているイルレアンにとって、ここで絶たれては干上がるだけだ。もし神の力を当てにしているなら即刻考えを改めるべきだ。アシュタロトに消えられて困るのはマクマインなのだから。
「勘違いするな。脱退するのは私個人だ。代わりにイルレアン国の王にお任せするつもりだ」
王の集いに唯一公爵の位で組織に属していたマクマイン。今それを正しい形に戻すだけだと詭弁を垂れる。
『また暗躍するつもりなの?まぁ表に出過ぎたってのがあるんだろうけど……』
「ああ、冷静さを欠いていた。思い返してみても恥ずかしい限りだ。イミーナが奴を殺すのに失敗し、ゼアルを倒された時に踏み止まるべきだったのだ。それが出来なかったのは未熟さ故だろうな……」
マクマインは王の集いへの参加のための通信機を弄る。野営地で一際大きな天幕を張り、人払いを済ませたこの場所は何もかもが遠くに聞こえる。スッと机の上に置いて喉を鳴らして声の通りを確認する。
もう起動するものと思って黙っていたアシュタロトにマクマインはしたり顔を向ける。
「だがそれで良い。老いさらばえたこの身で、生涯最後の目標を見つけた。私の命がある限り、必ずやあの者共を血祭りに上げてやる。その誓いを貴様に捧げよう」
アシュタロトは一瞬呆けたが、同じくしたり顔で返す。
『受けてあげるよ。その誓いを……』
しばらくアシュタロトと見つめ合い、満足したマクマインは通信機を起動させた。
*
白き空間。汚れることのない白は清らかで潔癖なイメージと冷たさを感じさせる。そこに集うのは、この異世界を作りし神々。ほとんど全員がそこに集結する。
中でも可哀想なほどに項垂れている者が机のような白い物体に突っ伏している。アルテミスである。
『最悪だにゃ……こんな屈辱は味わったことがないにゃよ』
『いや、嘘をつけ。これくらいなら何度だって味わっただろう?何でも盛るのは良くない癖だぞ』
そこにアトムと思しき声が響く。体を創造していないために気配だけが漂っているように感じる。
『はあぁぁあっ!?お前に言われたくはないにゃ!デカいばっかで大味の癖に!!』
『大は小を兼ねるという。ふむ、理に適っているな。ところで貴様は?……なるほど、間抜けということか』
『やるにゃら相手になるにゃ!!』
バッと立ち上がって牽制する。睨みつけた虚空の先にアトムが居るのだろう。そんな子供のような喧嘩を止めるでもなく他の神々は思考を巡らせている。
『ユピテルとバルカンは八大地獄に付いていると言ったな。其はあれらで勝てると思うか?』
『先ず無理。ソフィーに加担して分かったのは、この世界の理を超えさせていることは確かね。どうやって造ったんだか……』
『サトリ……熱心……』
『うむ。しかし熱心ということだけで放置する領域は既に超えている。ここらで灸を据える必要があるだろう』
『はっ!どうするというんにゃ?守護獣すら相手にならにゃいのに、一体どこの誰が相手になるにゃ?ウチらが手を下すんにゃ?』
『それで負けたのはどこのどいつだ?』
『お前も負けたにゃ!!』
『其らは黙っていろ。どちらも完膚なきまでにやられておいて罵れる質か?』
『しかしネレイド、アルテミスの言うことも一理あります。如何するおつもりでしょうか?』
イリヤは諭すように静かに語りかける。ネレイドは一拍置いて言葉を発する。
『バルカンからの情報で八大地獄の強化を図っていると聞いた。これをぶつけるのは当然として、吾らも戦力を設けようと思う』
『……創造?』
ミネルバの質問に『うむ』と一言。
『無駄なことを……そんなことをしている間に世界は滅茶苦茶だ。それよりもエレクトラがやった人間の強化の方が早くて容易い』
『それで勝てたらここでこうしてないでしょ?蒸し返していないで何か考えたら?』
『……言うでは無いか。しかし貴様がやったソフィーとかいう女。本当に強かったのか?白の騎士団とやらで一番強いのはゼアルだと聞いた。そういう観点から言っても選択に難があったのではないかと推察するが?』
エレクトラはムッとしてアトムを睨む。ソフィーは一角人の中では間違いなく一番強い。しかし最強かと問われればどう答えたものか困ったと見える。
『何を言ってるにゃ?ゼアルとかいう男もアシュタロトに強化されてたにゃ。ゼアルも負けてたにゃ』
その答えにさらにエレクトラの顔が険しくなった。アトムはそれを知っていながらエレクトラの失策を突いたようだ。性根が腐っている。その視線にばつが悪くなったアトムは苦々しい口調で吐き捨てる。
『ふんっ!あれもダメこれもダメ。いっそ我らの力を一つに纏めて浴びせてやれば消滅しないものか』
不貞腐れたアトムの言葉にネレイドが飛びつく。
『それだ』
『ぬ?それだと?大砲でも作るつもりか?力を結集させるというなら惜しむつもりはない。しかし当てられるか?』
『……違う……アトム……勘違い』
ミネルバの指摘にアトムは疑問符を浮かべる。
『吾らの力を一つの個体に収束させる。……造るよりも早く容易いか。その通りだな』
『けどそんな容量のある人間がいるもの?収束させたら弾けたりしない?』
『ロングマンを使うのはどうかにゃ?あの男にゃら多分耐えられると思うにゃ』
『間抜けが。奴は我らを敵視している。そんな奴に力を与えては反旗を翻すのは目に見えている』
『じゃあどうするにゃ!?』
アトムとの諍いが絶えないアルテミス。ネレイドはそんなふたりを無視して言葉を紡ぐ。
『イチかバチか……か。ならば試すのは一人。人類最強を使用する』
以降神々の会合は終結した。
人類最強を謳うヒューマン。その名はゼアル。
神々の力が結集し、ゼアルは頂へと登る。
「この際だ、王の集いから脱退し、新たに組織を立ち上げるのも悪くないかもしれんな……」
エルフの王、森王レオ=アルティネスの立ち上げた人族の繋がり。コソコソと長同士が会合し、魔族に対する戦いや、暮らしの良し悪しを決定する国際連合。
組織に迎合するメリットは、他種族の技術や職人の貸し出し、物資の輸出入に関する国家維持に向けた様々な支援を受けられる点だろう。
デメリットは動きを阻害されることに他ならない。何事にも連携が必要と謳う王の集いに自由は許されない。とはいえ、もし自由に行動出来たとしても、マクマインのように魔族と関わるのは間違っているが、それは棚に上げる。
『そんなことして何になるの?国が回らなくなっちゃっても僕は知らないよ?』
アシュタロトの言い分も分かる。王の集いのメリットを捨ててまで自由意志を優先すれば確実にイルレアン国は滅ぶ。ほとんどの物資を輸出入に頼っているイルレアンにとって、ここで絶たれては干上がるだけだ。もし神の力を当てにしているなら即刻考えを改めるべきだ。アシュタロトに消えられて困るのはマクマインなのだから。
「勘違いするな。脱退するのは私個人だ。代わりにイルレアン国の王にお任せするつもりだ」
王の集いに唯一公爵の位で組織に属していたマクマイン。今それを正しい形に戻すだけだと詭弁を垂れる。
『また暗躍するつもりなの?まぁ表に出過ぎたってのがあるんだろうけど……』
「ああ、冷静さを欠いていた。思い返してみても恥ずかしい限りだ。イミーナが奴を殺すのに失敗し、ゼアルを倒された時に踏み止まるべきだったのだ。それが出来なかったのは未熟さ故だろうな……」
マクマインは王の集いへの参加のための通信機を弄る。野営地で一際大きな天幕を張り、人払いを済ませたこの場所は何もかもが遠くに聞こえる。スッと机の上に置いて喉を鳴らして声の通りを確認する。
もう起動するものと思って黙っていたアシュタロトにマクマインはしたり顔を向ける。
「だがそれで良い。老いさらばえたこの身で、生涯最後の目標を見つけた。私の命がある限り、必ずやあの者共を血祭りに上げてやる。その誓いを貴様に捧げよう」
アシュタロトは一瞬呆けたが、同じくしたり顔で返す。
『受けてあげるよ。その誓いを……』
しばらくアシュタロトと見つめ合い、満足したマクマインは通信機を起動させた。
*
白き空間。汚れることのない白は清らかで潔癖なイメージと冷たさを感じさせる。そこに集うのは、この異世界を作りし神々。ほとんど全員がそこに集結する。
中でも可哀想なほどに項垂れている者が机のような白い物体に突っ伏している。アルテミスである。
『最悪だにゃ……こんな屈辱は味わったことがないにゃよ』
『いや、嘘をつけ。これくらいなら何度だって味わっただろう?何でも盛るのは良くない癖だぞ』
そこにアトムと思しき声が響く。体を創造していないために気配だけが漂っているように感じる。
『はあぁぁあっ!?お前に言われたくはないにゃ!デカいばっかで大味の癖に!!』
『大は小を兼ねるという。ふむ、理に適っているな。ところで貴様は?……なるほど、間抜けということか』
『やるにゃら相手になるにゃ!!』
バッと立ち上がって牽制する。睨みつけた虚空の先にアトムが居るのだろう。そんな子供のような喧嘩を止めるでもなく他の神々は思考を巡らせている。
『ユピテルとバルカンは八大地獄に付いていると言ったな。其はあれらで勝てると思うか?』
『先ず無理。ソフィーに加担して分かったのは、この世界の理を超えさせていることは確かね。どうやって造ったんだか……』
『サトリ……熱心……』
『うむ。しかし熱心ということだけで放置する領域は既に超えている。ここらで灸を据える必要があるだろう』
『はっ!どうするというんにゃ?守護獣すら相手にならにゃいのに、一体どこの誰が相手になるにゃ?ウチらが手を下すんにゃ?』
『それで負けたのはどこのどいつだ?』
『お前も負けたにゃ!!』
『其らは黙っていろ。どちらも完膚なきまでにやられておいて罵れる質か?』
『しかしネレイド、アルテミスの言うことも一理あります。如何するおつもりでしょうか?』
イリヤは諭すように静かに語りかける。ネレイドは一拍置いて言葉を発する。
『バルカンからの情報で八大地獄の強化を図っていると聞いた。これをぶつけるのは当然として、吾らも戦力を設けようと思う』
『……創造?』
ミネルバの質問に『うむ』と一言。
『無駄なことを……そんなことをしている間に世界は滅茶苦茶だ。それよりもエレクトラがやった人間の強化の方が早くて容易い』
『それで勝てたらここでこうしてないでしょ?蒸し返していないで何か考えたら?』
『……言うでは無いか。しかし貴様がやったソフィーとかいう女。本当に強かったのか?白の騎士団とやらで一番強いのはゼアルだと聞いた。そういう観点から言っても選択に難があったのではないかと推察するが?』
エレクトラはムッとしてアトムを睨む。ソフィーは一角人の中では間違いなく一番強い。しかし最強かと問われればどう答えたものか困ったと見える。
『何を言ってるにゃ?ゼアルとかいう男もアシュタロトに強化されてたにゃ。ゼアルも負けてたにゃ』
その答えにさらにエレクトラの顔が険しくなった。アトムはそれを知っていながらエレクトラの失策を突いたようだ。性根が腐っている。その視線にばつが悪くなったアトムは苦々しい口調で吐き捨てる。
『ふんっ!あれもダメこれもダメ。いっそ我らの力を一つに纏めて浴びせてやれば消滅しないものか』
不貞腐れたアトムの言葉にネレイドが飛びつく。
『それだ』
『ぬ?それだと?大砲でも作るつもりか?力を結集させるというなら惜しむつもりはない。しかし当てられるか?』
『……違う……アトム……勘違い』
ミネルバの指摘にアトムは疑問符を浮かべる。
『吾らの力を一つの個体に収束させる。……造るよりも早く容易いか。その通りだな』
『けどそんな容量のある人間がいるもの?収束させたら弾けたりしない?』
『ロングマンを使うのはどうかにゃ?あの男にゃら多分耐えられると思うにゃ』
『間抜けが。奴は我らを敵視している。そんな奴に力を与えては反旗を翻すのは目に見えている』
『じゃあどうするにゃ!?』
アトムとの諍いが絶えないアルテミス。ネレイドはそんなふたりを無視して言葉を紡ぐ。
『イチかバチか……か。ならば試すのは一人。人類最強を使用する』
以降神々の会合は終結した。
人類最強を謳うヒューマン。その名はゼアル。
神々の力が結集し、ゼアルは頂へと登る。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる