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第十一章 復讐
プロローグ
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『状況はどうなってますか?』
耳に心地良い声が鼓膜を震わせる。できることならいつものようにお側で直に拝聴したいものだが……。
「動きはありません。奴らはクリムゾンテールにて散策を継続しているものと思われます」
蒼玉の秘書ウェイブは現在、ミーシャの動向を探る為にこうして雲の影に隠れながら動向を伺っていた。
『そうですか……引き続き監視の目を光らせて下さい』
「畏まりました」
通信が切れ、落としていた目を上げると魔鳥に跨る赤茶けた鉄鎧に目を向けた。
「……今の聞きましたよね?」
「ああ。奴らとは接触せず、このまま監視……だな」
「ええ。"目立たないように"も付け加えてください」
血の騎士の首が動く。顔を傾けて赤い目がこちらを見ているのが確認出来た。「そんなこと当然だろう」と目で訴えている。
彼は現在臨戦態勢に無いため、常時発していた凶々しいオーラを抑え込んでいる。というよりあれはかなり目立つので、無理を言ってオーラを切ってもらったのだ。
(蒼玉様は何故この者と監視を任せたのか……監視役とは無縁であろうに……)
どんな者にも向き不向きはある。彼の場合は戦闘、自分の場合は隠密。華々しい戦果を上げてきた彼には申し訳ないが、この監視役からは自ら降りて欲しかった。
主人のために働き、その成果を上げるのは下僕の誉れ。とあれば、最高のパフォーマンスで望みたいのは当然のこと。自分たち下僕と同じように見初められたからと調子に乗られては困る。
とはいえ、彼の心中を察する所もあるので先輩風を吹かせるわけにも行かない。本来は裏切り者である黒影の部下。それも懐刀として重宝されていたというのに、裏切りの事実を知らなかった可哀想な男なのだ。
主人がそれを憂い、仲間に引き入れたのは彼女の優しさあってのこと。能力の高さから直接命令を賜る立場へと昇格しているが、そうでなくとも悪いようにされなかったことは容易に想像が付く。
仕えるべき主君を間違えなかった喜びが急激に湧き上がり、ブラッドレイに対する不安も薄れる。
そんな色々な感情が湧いては消えてを繰り返す内に、沈黙がこの場を支配していることに気づく。空気を変えるためにオホンッと咳払いを一つすると、下を見ていたブラッドレイの赤い目がキョロっと動いた。
「……それにしても奴らは何を考えているのでしょうねぇ?」
「何って……何の話だ?」
「資料は拝見されたと思うのですが、行動に謎が多すぎると思いませんか?あっちへ行ったりこっちへ行ったり。それも人族を援護するような戦いばかり……」
ウェイブはこめかみに指を当てて強めに撫でた。眉間にシワを寄せてそうしている様は頭痛に悩まされているようだ。
「理解に苦しむ」
ブラッドレイはウェイブから浮遊要塞に目を向ける。
「ふんっ……分かる必要もない」
バシッと切って落とす言い草に流石のウェイブも苛立ちを覚える。ここ数日は寝食を共にする仲だというのに、少しはこちらの気持ちも汲んでくれて良いのではないだろうか?
寄り添う意志のない彼の言い分に気持ちが抑えきれず口が開けかけたが、ブラッドレイから続けて出てきた言葉に一瞬思考が抜け落ちる。
「……というより奴らに明確な目的など存在しない」
「は?」
「資料を見て気づかなかったか?奴らは行き当りばったりで、その場その場の成り行きでコトを起こし、解決も見ないままにどこぞへと去る……」
言われてみればそうである。ふらふらとどこぞに顔を出しては敵を作り、そこを支配も統治もせず、人族と協定を結ぶわけでもなく、やるだけやって姿をくらます。
まるで満足して飽きたらどうでもよくなる幼子とやっていることは変わらない。
「魔族側だけが疲弊をしているのは、奴らに構っているからに他ならない。あちらには最強の魔王と謳われた鏖がいるのだぞ?紫炎様が為す術もなく殺された時から手を出すのは愚かだと分かった……。私は思うのだが、奴らに手を出すことなく放っておくのはどうだろうか?」
「それは……あまり感心できない意見ですね。同胞たちが日に日に減っている事態を重んじれば、こちらから手を出さないのは我々の面子に関わります」
「ふっ、命を取らずに面子を取るか……命の取り合いをするものの意見ではないな」
「!……いや、確かに私はあなたとは違います。しかし、こちらが日和れば奴らのみならず、人族が図に乗るのは目に見えているでしょう?面子は強者である証。強者であり続けることは即ち、敵に対する牽制になるのです。無駄な争いを避けるのも一つの兵法でしょう?」
「兵法ときたか、これだから論客は困る。机上の空論でしか物を……止そう、こんな所で言い合いなど馬鹿げている」
「あなたがそれを言いますか!?」
苛立ちから声を荒げる。ブラッドレイは小さくため息をつき、一拍置くとウェイブを見た。
「……そうだな、口が過ぎた。元よりこんなことに議論を割くのは無駄だと理解している。決定権も発言権もない私には論ずることすら許されてはいない。上官の命令に絶対の服従を誓った私にできるのは、こうして任務を粛々とこなすだけだ」
もう話すことはないと腕を組んで黙る。彼の一方的な物言いに、言い逃げられたような気がして気分が悪くなった。同情からあまり突っ込んだ話ができなかったためか、距離感を測りきれずに変な空気だけが流れた。
ウェイブは気分を変えるために要塞を眺めた。元々は第六魔王”灰燼”の要塞。彼岸花のような複雑なデザインで見るものを圧倒する。この世界にない植物だけに、その形の不気味さだけが際立つ。
「……見れば見るほどにおぞましい要塞ですね……灰燼様を取り込んだと聞いたときは半信半疑でしたが、ここ数日の様子を見れば信じざるを得ないですよ……」
独り言くらいの声量でポツリと呟く。特段返事をしてくれと思ったわけではなかったが、ブラッドレイは聞き逃さずに応えた。
「ああ、私も驚いた。あの12シスターズが与しているのだからな。確か彼女らは灰燼様に忠誠を誓ったと記憶している。どうやったか知らないが、取り込んだと言うのならそれは事実なのだろう」
「……ええ、かの吸血鬼が自慢げに話しておりました。そんなことが出来るだなんて……昔聞いた話と違いますが……」
「ここぞと言う時のとっておきというものだろう。またはアンデッド同士であれば出来る芸当だったのか……いずれにしろ、脅威であることは違いない」
さっきまでの食い違いは何処へやら、戦力分析なら互い違いになるようなことは起こらない。既にミーシャという極大の戦力がいるのにも関わらず、第一魔王”黒雲”の娘エレノアと第六魔王”灰燼”を取り込んだベルフィアという魔王クラスが三柱もいるのだ。その上、脇を固めるのが勇猛果敢なデュラハン姉妹。人間が足手まといだとしてもそれを補って余りある戦力。
「共に行動こそしていませんが、白絶様もあちらにつきました。四柱の魔王様方が我らの敵となって立ちはだかることになります」
「ふっ……それではいよいよ勝ちの目などないではないか?円卓に残られた魔王様は四柱。それもそれぞれの国で各々が籠もられたら、奴らにとって良い標的となってしまう。……見定める時ではないか?」
「先の話を蒸し返しますか?……白旗を振るのは早計でしょう。白絶様の件で驚かせたかもしれませんが、あのお方は戦局を見ておられる気がします。ヲルト大陸にて群青様の攻撃を防ぎはしましたが、攻撃に転じることはなかった。察するに奴らに弱みを握られているか、もしくは隙を伺っているか……何れにせよ、戦況が変わればどう転ぶかは分かりません」
「希望的観測だな。しかし、そんなものでもないとやっていられないのも事実。今はひたすらに成り行きを見守る他ないか……」
その声には諦めも入っている。仕えていた主君の裏切り。同族への冒涜と円卓の衰退。もはや滅びゆく定めと憂う目は、ただひたすらに咲き誇る花へと落ちる。
ブラッドレイの哀愁漂う雰囲気にウェイブまで飲まれる。ウェイブは非常に感受性豊かで同調しやすい。魔族にしては珍しいとも言える性格は、彼の長所であり短所でもあった。同じように目を落として今後訪れるかもしれない悲劇に肩を落とすのだった。
そんな二人を要塞から眺める小さなゴブリン。
ウィーという鳴き声からとった名前は彼のお気に入りだ。索敵能力が異常に発達したウィーは、ここ数日監視の目を感じていた。
特に敵意を感じていなかったので放っておいたが、ずっと見られていると流石に気になる。伝えるべきか迷い、小さな頭をひねっていた。
「そこで何をしている?虫ケラ」
そんなウィーを見かねてか、声をかけてきたのはほとんど関わったこともなかった第四魔王”竜胆”の名を冠するティアマトだった。
耳に心地良い声が鼓膜を震わせる。できることならいつものようにお側で直に拝聴したいものだが……。
「動きはありません。奴らはクリムゾンテールにて散策を継続しているものと思われます」
蒼玉の秘書ウェイブは現在、ミーシャの動向を探る為にこうして雲の影に隠れながら動向を伺っていた。
『そうですか……引き続き監視の目を光らせて下さい』
「畏まりました」
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「……今の聞きましたよね?」
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彼は現在臨戦態勢に無いため、常時発していた凶々しいオーラを抑え込んでいる。というよりあれはかなり目立つので、無理を言ってオーラを切ってもらったのだ。
(蒼玉様は何故この者と監視を任せたのか……監視役とは無縁であろうに……)
どんな者にも向き不向きはある。彼の場合は戦闘、自分の場合は隠密。華々しい戦果を上げてきた彼には申し訳ないが、この監視役からは自ら降りて欲しかった。
主人のために働き、その成果を上げるのは下僕の誉れ。とあれば、最高のパフォーマンスで望みたいのは当然のこと。自分たち下僕と同じように見初められたからと調子に乗られては困る。
とはいえ、彼の心中を察する所もあるので先輩風を吹かせるわけにも行かない。本来は裏切り者である黒影の部下。それも懐刀として重宝されていたというのに、裏切りの事実を知らなかった可哀想な男なのだ。
主人がそれを憂い、仲間に引き入れたのは彼女の優しさあってのこと。能力の高さから直接命令を賜る立場へと昇格しているが、そうでなくとも悪いようにされなかったことは容易に想像が付く。
仕えるべき主君を間違えなかった喜びが急激に湧き上がり、ブラッドレイに対する不安も薄れる。
そんな色々な感情が湧いては消えてを繰り返す内に、沈黙がこの場を支配していることに気づく。空気を変えるためにオホンッと咳払いを一つすると、下を見ていたブラッドレイの赤い目がキョロっと動いた。
「……それにしても奴らは何を考えているのでしょうねぇ?」
「何って……何の話だ?」
「資料は拝見されたと思うのですが、行動に謎が多すぎると思いませんか?あっちへ行ったりこっちへ行ったり。それも人族を援護するような戦いばかり……」
ウェイブはこめかみに指を当てて強めに撫でた。眉間にシワを寄せてそうしている様は頭痛に悩まされているようだ。
「理解に苦しむ」
ブラッドレイはウェイブから浮遊要塞に目を向ける。
「ふんっ……分かる必要もない」
バシッと切って落とす言い草に流石のウェイブも苛立ちを覚える。ここ数日は寝食を共にする仲だというのに、少しはこちらの気持ちも汲んでくれて良いのではないだろうか?
寄り添う意志のない彼の言い分に気持ちが抑えきれず口が開けかけたが、ブラッドレイから続けて出てきた言葉に一瞬思考が抜け落ちる。
「……というより奴らに明確な目的など存在しない」
「は?」
「資料を見て気づかなかったか?奴らは行き当りばったりで、その場その場の成り行きでコトを起こし、解決も見ないままにどこぞへと去る……」
言われてみればそうである。ふらふらとどこぞに顔を出しては敵を作り、そこを支配も統治もせず、人族と協定を結ぶわけでもなく、やるだけやって姿をくらます。
まるで満足して飽きたらどうでもよくなる幼子とやっていることは変わらない。
「魔族側だけが疲弊をしているのは、奴らに構っているからに他ならない。あちらには最強の魔王と謳われた鏖がいるのだぞ?紫炎様が為す術もなく殺された時から手を出すのは愚かだと分かった……。私は思うのだが、奴らに手を出すことなく放っておくのはどうだろうか?」
「それは……あまり感心できない意見ですね。同胞たちが日に日に減っている事態を重んじれば、こちらから手を出さないのは我々の面子に関わります」
「ふっ、命を取らずに面子を取るか……命の取り合いをするものの意見ではないな」
「!……いや、確かに私はあなたとは違います。しかし、こちらが日和れば奴らのみならず、人族が図に乗るのは目に見えているでしょう?面子は強者である証。強者であり続けることは即ち、敵に対する牽制になるのです。無駄な争いを避けるのも一つの兵法でしょう?」
「兵法ときたか、これだから論客は困る。机上の空論でしか物を……止そう、こんな所で言い合いなど馬鹿げている」
「あなたがそれを言いますか!?」
苛立ちから声を荒げる。ブラッドレイは小さくため息をつき、一拍置くとウェイブを見た。
「……そうだな、口が過ぎた。元よりこんなことに議論を割くのは無駄だと理解している。決定権も発言権もない私には論ずることすら許されてはいない。上官の命令に絶対の服従を誓った私にできるのは、こうして任務を粛々とこなすだけだ」
もう話すことはないと腕を組んで黙る。彼の一方的な物言いに、言い逃げられたような気がして気分が悪くなった。同情からあまり突っ込んだ話ができなかったためか、距離感を測りきれずに変な空気だけが流れた。
ウェイブは気分を変えるために要塞を眺めた。元々は第六魔王”灰燼”の要塞。彼岸花のような複雑なデザインで見るものを圧倒する。この世界にない植物だけに、その形の不気味さだけが際立つ。
「……見れば見るほどにおぞましい要塞ですね……灰燼様を取り込んだと聞いたときは半信半疑でしたが、ここ数日の様子を見れば信じざるを得ないですよ……」
独り言くらいの声量でポツリと呟く。特段返事をしてくれと思ったわけではなかったが、ブラッドレイは聞き逃さずに応えた。
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「ここぞと言う時のとっておきというものだろう。またはアンデッド同士であれば出来る芸当だったのか……いずれにしろ、脅威であることは違いない」
さっきまでの食い違いは何処へやら、戦力分析なら互い違いになるようなことは起こらない。既にミーシャという極大の戦力がいるのにも関わらず、第一魔王”黒雲”の娘エレノアと第六魔王”灰燼”を取り込んだベルフィアという魔王クラスが三柱もいるのだ。その上、脇を固めるのが勇猛果敢なデュラハン姉妹。人間が足手まといだとしてもそれを補って余りある戦力。
「共に行動こそしていませんが、白絶様もあちらにつきました。四柱の魔王様方が我らの敵となって立ちはだかることになります」
「ふっ……それではいよいよ勝ちの目などないではないか?円卓に残られた魔王様は四柱。それもそれぞれの国で各々が籠もられたら、奴らにとって良い標的となってしまう。……見定める時ではないか?」
「先の話を蒸し返しますか?……白旗を振るのは早計でしょう。白絶様の件で驚かせたかもしれませんが、あのお方は戦局を見ておられる気がします。ヲルト大陸にて群青様の攻撃を防ぎはしましたが、攻撃に転じることはなかった。察するに奴らに弱みを握られているか、もしくは隙を伺っているか……何れにせよ、戦況が変わればどう転ぶかは分かりません」
「希望的観測だな。しかし、そんなものでもないとやっていられないのも事実。今はひたすらに成り行きを見守る他ないか……」
その声には諦めも入っている。仕えていた主君の裏切り。同族への冒涜と円卓の衰退。もはや滅びゆく定めと憂う目は、ただひたすらに咲き誇る花へと落ちる。
ブラッドレイの哀愁漂う雰囲気にウェイブまで飲まれる。ウェイブは非常に感受性豊かで同調しやすい。魔族にしては珍しいとも言える性格は、彼の長所であり短所でもあった。同じように目を落として今後訪れるかもしれない悲劇に肩を落とすのだった。
そんな二人を要塞から眺める小さなゴブリン。
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特に敵意を感じていなかったので放っておいたが、ずっと見られていると流石に気になる。伝えるべきか迷い、小さな頭をひねっていた。
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