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第五章 戦争
第二十三話 閑話
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灼赤大陸。竜魔人の支配する山"サラマンド"。
その山の自然に出来た空洞を利用し、作成された居城に多くの生き物が集結していた。
ヒートアイランドの覇権を持つ鬼族。体に炎を纏ったサンショウウオに良く似た出で立ちの生物、サラマンダー。トライデントを握り、翼はあるが皮膚の無い筋肉が剥き出しの悪魔、レッドデーモン。木炭のような体を持ち、内部に火が煌々と燃えている人型の存在、フレイムウッズ。黒曜石のような輝きを放つ甲羅を背負った爬虫類、ブラックタートルなど種族を挙げれば切りがない。
ここに集うは第十一魔王"橙将"の部下。戦争でも始めそうな程敵意丸出しで竜魔人と対立している。奥の玉座に件の橙将と護衛四人だけ通され、玉座に座る竜魔人の新しき王"ティアマト”に会う事を許された。
「何をしに参られた?橙将殿……」
ティアマトは昔の姿を捨て、”鏖”との戦闘で戦死した第四魔王"紫炎"を彷彿とさせる特別な存在へと姿を変えていた。その姿に瞠目した橙将は目を閉じ、気を落ち着けると会釈の後話し始めた。
「ティアマト殿。この度は”紫炎”殿……いえ、ドレイク殿の突然のご逝去、御愁傷様でございます。彼の栄誉ある戦死に報いる為馳せ参じました。出来ますればご遺体との面会を……同じ魔王、同じ武人として最後の言葉を送りたく……」
遜る橙将。ここに来た理由は竜魔人の今後の立ち位置の確認だが、武人であり戦闘能力の高い竜魔人に……いや、ドレイクという強者に尊敬の念を抱いていた。橙将は紫炎より早い段階で魔王となったが、単一個体としての実力より統率力が買われていたので、実力と求心力を両方兼ね備えたドレイクに憧れていたのだ。彼に対する弔いの気持ちは本物だった。
この戦乱渦巻く大陸で、陣地を荒らされなければ不干渉を貫いていたドレイクが、家臣からも恨みを買っている自分を差し置いて先に死ぬとは思いも寄らない。生きていれば何が起こるか分からないとはよくぞ言ったものである。ティアマトは橙将のその言葉に静かな冷笑を見せる。
「ドレイク様……ふっ、ドレイク様はわたくしに力を授けて消滅しました。肉の一部、鱗の欠片すら無く……つまりわたくしとドレイク様は一心同体。それを聞いて尚何か申したくばわたくしにどうぞ」
皮肉とも取れるような言い回し、全てを理解してると言いたげな見下した目。二、三度ティアマトと会った事があるが、まるで別人のような雰囲気だ。力を授けられたというのは外見の変化で何となく察する所だが、愛する者が失われて覚悟が決まったとも取れる。
橙将は押し黙る。発言を解析すればティアマトの中でドレイクが生きているという事になるだろう。ならば彼の死に関する事柄にこれ以上触れるのは彼女の逆鱗に触れる事になりかねない。少しの沈黙の後ティアマトがまた口を開く。
「……現在のサラマンドの統治はわたくしに委ねられました。彼の第一魔王に連絡し、わたくしは第四魔王の席に着く予定です。ドレイク様の為に……」
聞いてもいない事をペラペラと喋る。その発言に橙将の瞳が揺れる。
(……なるほど、お見通しと言う事か……)
ここに来た理由を橙将の到着前に看破していたのだろう。それに気付くと肩を竦める。
「……ふむ、という事は円卓を離れるおつもりはないのですね?安心しました」
その言葉にティアマトの眉が片方動く。
「安心?あわよくば竜魔人の支配、若しくは駆逐すら目論んでいたのかと睨んでいたのですが……わたくしの考えすぎとでも?」
「その様な事を考える筈がないでしょう。吾の願いはこの大陸の平穏です。争いを好む種族と違い威厳と知性に溢れた竜魔人は常に理性を保ち、この大陸の平和に貢献していました。その素晴らしい種族を支配?駆逐?吾を見くびりすぎですな。ヒートアイランドの現当主としてドレイク殿に報いる為に伺ったにすぎません」
聴こえのいい言葉で良くもペラペラと口が回るものだと「ふんっ」と鼻を鳴らしてティアマトは斜に構えた。
「そなたが考える事など戦歴を見れば明らかであろうが。支配の為なら手段を選ばぬ姿勢はドレイク様からも聞いている。卑怯で回りくどい裏切り者……搦め手くらいしかまともに出来ない弱い愚か者だとね」
その侮蔑の眼差しは心底嫌っている者の目だ。一時期トラウマにもなったこの目を向けられたのは、生まれた時から備わっていた特異能力を親兄弟に知られた時だと思い出す。天性の指揮者や将軍としてのスキル。
だがそれを知った者はまるで当然であるかのように軽蔑の目を橙将に向けてきた。力こそ全ての魔族には受け入れられない能力なのだろう。魔王でも知るものはごく少数であり紫炎も知っていたので、妻であるティアマトには話していたのだろう。同じ大陸の統治者で憧れでもあるドレイクにもそう思われていたのは心底心外だが最早慣れた者である。
「これはまた……手厳しいですな」
橙将は口元に拳を持って行き、苦笑いで済ませた。ついて来ている護衛すら主が悪口を言われている事に何も思わないのか涼しい顔で立っている。その雰囲気が面白くないティアマトは冷笑を隠して片手をあげた。
「……まぁ安心してください。既に聞いていると思いますが、鏖こそわたくしの敵。ドレイク様が結ばれた平和協定は継続させていただきますので今後ともよろしくお願いします」
ふんぞり返って「よろしく……」など敬意の欠片もない。しかし立ち位置がハッキリしている事と既に竜魔人を掌握し、第一魔王”黒雲”にも連絡を行っている動き出しの速さには感心する。それこそ好感すら持てる程に。
「ええ、こちらからもよろしくお願いします。ティアマト殿」
スタスタ前に出ながら握手の為に手を差し出す。ティアマトの部下達は橙将の突然の動きにハッと気付いて身構えた。
バギンッ
その時、橙将の足元が砕けた。ピタッと足を止めてティアマトを見ると手をかざしている。何らかの攻撃を飛ばしたのだろうが視認出来なかった。
「止まれ。寄るな下郎」
「冷たいですなぁ。ちょっとした挨拶ではありませんか」
「橙将……お前の能力は知っている。それ以上近寄れば幾らドレイク様との協定だとしても破棄させてもらう」
その言葉に心の中でほくそ笑む。彼女は統治者としてまだまだ青いと言って過言ではない。感情の高ぶりで簡単に腹の内を出してくれるから何を考え行動するのか手に取るように分かる。こう言っては何だが近付けさえすれば掌握するのは容易だろう。ドレイクはその辺りが絶妙だった。激情的な部分を曝け出しながらも肝心な所では考えをひた隠しにしてきた。それを思えばティアマトは緩い。
竜魔人の立ち位置の確認をしたかっただけ……だったのだがこうなってくると話は変わってくる。橙将が平和と題してひた隠しにしてきた「支配欲」が首をもたげる。久々に立場を分からせてやりたい存在に出会った。未亡人である事を思えばこの感情は業が深いが、抑えきれぬ劣情は橙将の心をかき乱す。
そんな気持ちを1mmも顔に出す事無く困った様な苦笑いを見せると、握手の為に差し出した手を引っ込めて後ろに二歩下がる。慌てる事は無い。死なない限り時間はたっぷりあるのだから。
「……吾は敵ではありませんよ?まぁでも、そうですね……吾の能力を警戒するのは仕方のない事。今回はこれにて失礼致します。いずれ誤解が解けた時にまた語らいましょう……。では」
それだけ言って華麗に踵を返す。護衛の横を通り過ぎると護衛もそれに合わせて踵を返して去っていった。その様子を見送った後、ティアマトはポツリと呟く。
「……そんな時なんて未来永劫無いわ……」
この二日後、ティアマトは第四魔王”紫炎”の席に着く。
新第四魔王”竜胆”として……。
その山の自然に出来た空洞を利用し、作成された居城に多くの生き物が集結していた。
ヒートアイランドの覇権を持つ鬼族。体に炎を纏ったサンショウウオに良く似た出で立ちの生物、サラマンダー。トライデントを握り、翼はあるが皮膚の無い筋肉が剥き出しの悪魔、レッドデーモン。木炭のような体を持ち、内部に火が煌々と燃えている人型の存在、フレイムウッズ。黒曜石のような輝きを放つ甲羅を背負った爬虫類、ブラックタートルなど種族を挙げれば切りがない。
ここに集うは第十一魔王"橙将"の部下。戦争でも始めそうな程敵意丸出しで竜魔人と対立している。奥の玉座に件の橙将と護衛四人だけ通され、玉座に座る竜魔人の新しき王"ティアマト”に会う事を許された。
「何をしに参られた?橙将殿……」
ティアマトは昔の姿を捨て、”鏖”との戦闘で戦死した第四魔王"紫炎"を彷彿とさせる特別な存在へと姿を変えていた。その姿に瞠目した橙将は目を閉じ、気を落ち着けると会釈の後話し始めた。
「ティアマト殿。この度は”紫炎”殿……いえ、ドレイク殿の突然のご逝去、御愁傷様でございます。彼の栄誉ある戦死に報いる為馳せ参じました。出来ますればご遺体との面会を……同じ魔王、同じ武人として最後の言葉を送りたく……」
遜る橙将。ここに来た理由は竜魔人の今後の立ち位置の確認だが、武人であり戦闘能力の高い竜魔人に……いや、ドレイクという強者に尊敬の念を抱いていた。橙将は紫炎より早い段階で魔王となったが、単一個体としての実力より統率力が買われていたので、実力と求心力を両方兼ね備えたドレイクに憧れていたのだ。彼に対する弔いの気持ちは本物だった。
この戦乱渦巻く大陸で、陣地を荒らされなければ不干渉を貫いていたドレイクが、家臣からも恨みを買っている自分を差し置いて先に死ぬとは思いも寄らない。生きていれば何が起こるか分からないとはよくぞ言ったものである。ティアマトは橙将のその言葉に静かな冷笑を見せる。
「ドレイク様……ふっ、ドレイク様はわたくしに力を授けて消滅しました。肉の一部、鱗の欠片すら無く……つまりわたくしとドレイク様は一心同体。それを聞いて尚何か申したくばわたくしにどうぞ」
皮肉とも取れるような言い回し、全てを理解してると言いたげな見下した目。二、三度ティアマトと会った事があるが、まるで別人のような雰囲気だ。力を授けられたというのは外見の変化で何となく察する所だが、愛する者が失われて覚悟が決まったとも取れる。
橙将は押し黙る。発言を解析すればティアマトの中でドレイクが生きているという事になるだろう。ならば彼の死に関する事柄にこれ以上触れるのは彼女の逆鱗に触れる事になりかねない。少しの沈黙の後ティアマトがまた口を開く。
「……現在のサラマンドの統治はわたくしに委ねられました。彼の第一魔王に連絡し、わたくしは第四魔王の席に着く予定です。ドレイク様の為に……」
聞いてもいない事をペラペラと喋る。その発言に橙将の瞳が揺れる。
(……なるほど、お見通しと言う事か……)
ここに来た理由を橙将の到着前に看破していたのだろう。それに気付くと肩を竦める。
「……ふむ、という事は円卓を離れるおつもりはないのですね?安心しました」
その言葉にティアマトの眉が片方動く。
「安心?あわよくば竜魔人の支配、若しくは駆逐すら目論んでいたのかと睨んでいたのですが……わたくしの考えすぎとでも?」
「その様な事を考える筈がないでしょう。吾の願いはこの大陸の平穏です。争いを好む種族と違い威厳と知性に溢れた竜魔人は常に理性を保ち、この大陸の平和に貢献していました。その素晴らしい種族を支配?駆逐?吾を見くびりすぎですな。ヒートアイランドの現当主としてドレイク殿に報いる為に伺ったにすぎません」
聴こえのいい言葉で良くもペラペラと口が回るものだと「ふんっ」と鼻を鳴らしてティアマトは斜に構えた。
「そなたが考える事など戦歴を見れば明らかであろうが。支配の為なら手段を選ばぬ姿勢はドレイク様からも聞いている。卑怯で回りくどい裏切り者……搦め手くらいしかまともに出来ない弱い愚か者だとね」
その侮蔑の眼差しは心底嫌っている者の目だ。一時期トラウマにもなったこの目を向けられたのは、生まれた時から備わっていた特異能力を親兄弟に知られた時だと思い出す。天性の指揮者や将軍としてのスキル。
だがそれを知った者はまるで当然であるかのように軽蔑の目を橙将に向けてきた。力こそ全ての魔族には受け入れられない能力なのだろう。魔王でも知るものはごく少数であり紫炎も知っていたので、妻であるティアマトには話していたのだろう。同じ大陸の統治者で憧れでもあるドレイクにもそう思われていたのは心底心外だが最早慣れた者である。
「これはまた……手厳しいですな」
橙将は口元に拳を持って行き、苦笑いで済ませた。ついて来ている護衛すら主が悪口を言われている事に何も思わないのか涼しい顔で立っている。その雰囲気が面白くないティアマトは冷笑を隠して片手をあげた。
「……まぁ安心してください。既に聞いていると思いますが、鏖こそわたくしの敵。ドレイク様が結ばれた平和協定は継続させていただきますので今後ともよろしくお願いします」
ふんぞり返って「よろしく……」など敬意の欠片もない。しかし立ち位置がハッキリしている事と既に竜魔人を掌握し、第一魔王”黒雲”にも連絡を行っている動き出しの速さには感心する。それこそ好感すら持てる程に。
「ええ、こちらからもよろしくお願いします。ティアマト殿」
スタスタ前に出ながら握手の為に手を差し出す。ティアマトの部下達は橙将の突然の動きにハッと気付いて身構えた。
バギンッ
その時、橙将の足元が砕けた。ピタッと足を止めてティアマトを見ると手をかざしている。何らかの攻撃を飛ばしたのだろうが視認出来なかった。
「止まれ。寄るな下郎」
「冷たいですなぁ。ちょっとした挨拶ではありませんか」
「橙将……お前の能力は知っている。それ以上近寄れば幾らドレイク様との協定だとしても破棄させてもらう」
その言葉に心の中でほくそ笑む。彼女は統治者としてまだまだ青いと言って過言ではない。感情の高ぶりで簡単に腹の内を出してくれるから何を考え行動するのか手に取るように分かる。こう言っては何だが近付けさえすれば掌握するのは容易だろう。ドレイクはその辺りが絶妙だった。激情的な部分を曝け出しながらも肝心な所では考えをひた隠しにしてきた。それを思えばティアマトは緩い。
竜魔人の立ち位置の確認をしたかっただけ……だったのだがこうなってくると話は変わってくる。橙将が平和と題してひた隠しにしてきた「支配欲」が首をもたげる。久々に立場を分からせてやりたい存在に出会った。未亡人である事を思えばこの感情は業が深いが、抑えきれぬ劣情は橙将の心をかき乱す。
そんな気持ちを1mmも顔に出す事無く困った様な苦笑いを見せると、握手の為に差し出した手を引っ込めて後ろに二歩下がる。慌てる事は無い。死なない限り時間はたっぷりあるのだから。
「……吾は敵ではありませんよ?まぁでも、そうですね……吾の能力を警戒するのは仕方のない事。今回はこれにて失礼致します。いずれ誤解が解けた時にまた語らいましょう……。では」
それだけ言って華麗に踵を返す。護衛の横を通り過ぎると護衛もそれに合わせて踵を返して去っていった。その様子を見送った後、ティアマトはポツリと呟く。
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