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第四章 崩壊
第三話 謎多き炭鉱
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「いでよ、”光球”」
アルルは突如暗くなった目の前を明るくするため、自慢の魔槍アスロンから拳大の光の玉を出した。そこにいたのはブレイドとベルフィアとウィー、自分を含めた四人。結局ラルフとミーシャとは、はぐれたままだ。
「なんじゃここは?こんな仕掛けがあルなんて聞いとらんぞ?どうなっとル ブレイド」
ベルフィアは抱き上げたウィーを下ろして、胸の前に腕を組み、ブレイドを睨みつける。しかしこれに関してはブレイドも同じ気持ちだった。
「いや、すいません。俺も親父の地図を引っ張り出していただけなので、まさかこんな仕掛けがあるなんて夢にも思わず…」
この炭鉱を制覇したのであれば、危険マークなり一言メモなり残してほしいものである。誰にも見せず渡さずひっそりと作っていた趣味に近いので、自分だけが分かればいい程度に考えていた可能性もある。
「まさか…こんなに危険だとは…」
当惑するブレイドを見て内心腹が立つが、元を正せば近道だと飛び付いた自分達にも非がある。ひいてはラルフのせいと言えなくもない。
いち早く何かに気付きながら何もできずに消えた愚かなヒューマン。ミーシャの意向でなければ痛め付けるところだ。仲間ということで命までは取らないが、せめて一発殴らないと気がすまない。
「ラルフめ…妾が殴ルまで死ぬことは許さんぞ…」
と同時にミーシャを思うが、まず害される存在でもないので命の危険はない。しかし、出口の見えないこの炭鉱跡に嫌気がさして、山脈ごと消し炭に変えることも考えられる。そうなれば自分達もただではすまない。
「まずはミーシャ様を探す。そノ後でラルフをミーシャ様と共に探す」
ベルフィアは焦りつつも、至って冷静に対処しようと振る舞う。ブレイドは自分の失態を恥じるも、ベルフィアの言葉に素直に「はい」と返事をし、アルルに目配せを送った後ウィーを引き連れて歩き出した。
しばらく歩いてどこにも着かず、分かれ道も見当たらない現状を鑑みてベルフィアは立ち止まって考え始める。方向すら分からない状況は不味いと認識し始めた。ようやく頭が冴えてきたのだ。結局”冷静に…”を心掛けていただけで冷静ではなかったと自分を戒め、さっきの状況を思い出す。
「そうじゃアルル。そちさっき転移とか言うタな?なんか知っとルんか?」
「詳しいことは分からないけど、あれは間違いなく転移です。こうして私たちも飛ばされてるし、罠として転移を使うなんて聞いたことないけど…」
アルルも顎に手を当てて悩んだ表情を見せる。ここで魔法の知識に最も精通しているのはアルルではあるが、正直何処まで信用できるのかは分からなかった。アルルはブレイドと一緒に引きこもっていたし、どれだけすごい先祖がいたとはいえ、その知識は座学でしかない。経験に裏打ちされるにはまだ若すぎる。
「気になるのはラルフさんのセリフですね」
アルルはラルフが言った”地形が変わっている”というセリフを取り上げ、考えを巡らす。
「転移というノがヨく分からないんじゃが、要するに移動に関すル事じゃろ?周りごと飛ばすくらい訳ないんじゃないノか?」
「地形ごとの移動は聞いたことないです。単純に効率悪いし、単体でも移動には結構力使います。地形ごとになれば大人数がいるでしょうし、何より魔力は有限ですから…」
アルルの言葉を鵜呑みにするなら、魔力諸費が凄まじい無駄な罠であると言う事が分かる。
「なら、何のためにこんな罠を…」
ブレイドも一緒になって考える。ウィーは話についていけず、周りをキョロキョロと見渡す。すぐそばにあった穴から湧き出る虫を見つけた。ウィーはお腹が空いてきていたので丁度良いと思い近寄る。虫たちは逃げも隠れもせず、逆にウィーに迫る。追いかけるのが不得意なウィーにとって勝手にやって来るのは都合が良かったが…。
「ウィー!!」
しかし噛んでくるのは想定外だった。その悲鳴を聞いた三人はすぐさまウィーを確認する。そこには頭と手の指と足の数か所を虫に齧りつかれたウィーの姿があった。
「なんじゃなんじゃ?こノ程度ノ虫如きにやられとルんか?まっタく…」
ため息をつきつつウィーを救出する。
「ベルフィアさん!」
虫たちは尋常じゃない数でベルフィアの足にまとわりつく。その異常性を見たブレイドは慌ててベルフィアを呼ぶ。ここにいる虫たちは生き物を見るや強い弱い関係なく齧りつく肉食の虫たちだ。
通常なら足に食いつかれた痛みで転倒し、そのまま食い殺される危険も考えられる。が、ベルフィアには関係がない。何食わぬ顔で足を貪られている。
「こノ虫共め…誰ノ足に噛みついとルか知らんと見えル」
ベルフィアはウィーに噛みついていた虫を払いのけて、ブレイドに投げ渡す。ボールのように簡単に投げたが、吸血鬼の腕力は人とは違う。ウィーの体重は30kg未満と軽いとはいえ、ボールのように投げられてはキャッチが難しい。ラルフなら確実に転倒していた。
だが、ブレイドにはほとんど関係ない。彼も半人半魔であり常人ではない。力もそれなりに強い。ブレイドは強靭な足腰でウィーをキャッチすると寄ってくる虫から飛び退く。アルルと並ぶと彼女は早々に膝までのシールドを張る。大挙する虫たちを防ぐとベルフィアに声をかける。
「一匹一匹相手にしてたら埒飽きませんよ?私がシールド張りますからここから離れましょうよ」
「まぁ待て。妾ノ足にまとわりついて離れんノじゃ。せっかくじゃからこうして…」
足を振り上げ、虫の大群に振り下ろす。バキバキという乾いた音が辺りに響く。下の方でグチャッと水分がはじける音がして、それだけで十匹くらいが死に至る。
「ふむ…張り合いノ無い…」
齧られたり体中をはい回られたりしても何のそのである。手の上に乗せて掌を齧られても齧られた先から再生しているのを見れば虫たちではどうしようもない事がよく分かる。手の上に乗った虫を握りつぶして、体を這いずり回る虫を流麗な体裁きで落としていく。足を踏み鳴らし、足元の虫を踏み潰す。
虫だらけだったベルフィアの体には一匹の虫もついていない状態となり、アルルのシールドにハードルでも跨ぐように踏み越える。あとからあとから湧き出る虫が勢力を増し津波の様にやって来る。しかしベルフィアが跨いだ瞬間に全身にシールドを張ったので虫の侵入を防ぐことに成功した。
「なんていう数だ…」
この炭鉱内でひっそりと増殖している虫たち。さっきまで結構歩いていたが食べられたであろう生き物たちの残骸を全く観なかったし、共食いをしていたにしては数が多い気がする。ここに誘い込まれた生き物たちはこの虫たちに跡形もなく食い尽くされ、増えて行ったのだろうか?となるならばここは虫たちを育てるために作られた何らかの施設なのか?それともただの嫌がらせなのか?
何のために作られたのかは置いておくとしても、これは正直どうしたらいいか分からなかった。アルルがどれほど優秀でもここを出られなければジリ貧である。虫に齧られたウィーは恐怖のあまりブレイドの腕の中で震え上がって降りようとしない。
「ふぅむ、数ノ暴力か…。妾にはどうと言う事は無いが、そちらには面倒な相手じゃノぅ。暴れルにしろブレイドノ武器では大味すぎルし、アルルはこノ壁で仲間を守ルノが精一杯。先に出口を見つけてしまう方が良いノかもしれんな…」
いまだこの炭鉱にかけられた魔法が分かっていないものの自分たちでできる事を模索しつつ、ラルフたちを同時に探すのが効率がいいとベルフィアは結論付けた。
「その方が良いでしょうね。ベルフィアさんの分析通り対処が難しいですし…」
ブレイドが虫のいない後ろを振り向いたその時、人影がふらりと見えた。
「ん?あれはまさか…」
ブレイドがさっと動き出す。
「どうしたのブレイド?」
アルルはその様子に違和感を覚えるが、ブレイドの視線の先を見て勘づく。
「あっ…ラルフさん?」
「なに!ラルフじゃと!」
バッと振り向くがその姿は全く違う人物だった。光に照らし出されたその男は異様な見た目で四人を出迎える。
そこにいたのは上半身を鎖に縛られ、幽鬼の様にやせ細った男。身長は160~165cmくらい、もうかなり歳のいった小柄な黄色人種。ボロボロの服で穴の開いた靴を履き虚ろな目で光を見ていた。その目は四人を見渡すとブレイドの顔で目が止まる。じっとそのまま見ていると、その虚ろな目は突如輝きを取り戻す。
「あんた…ブレイブかい?」
アルルは突如暗くなった目の前を明るくするため、自慢の魔槍アスロンから拳大の光の玉を出した。そこにいたのはブレイドとベルフィアとウィー、自分を含めた四人。結局ラルフとミーシャとは、はぐれたままだ。
「なんじゃここは?こんな仕掛けがあルなんて聞いとらんぞ?どうなっとル ブレイド」
ベルフィアは抱き上げたウィーを下ろして、胸の前に腕を組み、ブレイドを睨みつける。しかしこれに関してはブレイドも同じ気持ちだった。
「いや、すいません。俺も親父の地図を引っ張り出していただけなので、まさかこんな仕掛けがあるなんて夢にも思わず…」
この炭鉱を制覇したのであれば、危険マークなり一言メモなり残してほしいものである。誰にも見せず渡さずひっそりと作っていた趣味に近いので、自分だけが分かればいい程度に考えていた可能性もある。
「まさか…こんなに危険だとは…」
当惑するブレイドを見て内心腹が立つが、元を正せば近道だと飛び付いた自分達にも非がある。ひいてはラルフのせいと言えなくもない。
いち早く何かに気付きながら何もできずに消えた愚かなヒューマン。ミーシャの意向でなければ痛め付けるところだ。仲間ということで命までは取らないが、せめて一発殴らないと気がすまない。
「ラルフめ…妾が殴ルまで死ぬことは許さんぞ…」
と同時にミーシャを思うが、まず害される存在でもないので命の危険はない。しかし、出口の見えないこの炭鉱跡に嫌気がさして、山脈ごと消し炭に変えることも考えられる。そうなれば自分達もただではすまない。
「まずはミーシャ様を探す。そノ後でラルフをミーシャ様と共に探す」
ベルフィアは焦りつつも、至って冷静に対処しようと振る舞う。ブレイドは自分の失態を恥じるも、ベルフィアの言葉に素直に「はい」と返事をし、アルルに目配せを送った後ウィーを引き連れて歩き出した。
しばらく歩いてどこにも着かず、分かれ道も見当たらない現状を鑑みてベルフィアは立ち止まって考え始める。方向すら分からない状況は不味いと認識し始めた。ようやく頭が冴えてきたのだ。結局”冷静に…”を心掛けていただけで冷静ではなかったと自分を戒め、さっきの状況を思い出す。
「そうじゃアルル。そちさっき転移とか言うタな?なんか知っとルんか?」
「詳しいことは分からないけど、あれは間違いなく転移です。こうして私たちも飛ばされてるし、罠として転移を使うなんて聞いたことないけど…」
アルルも顎に手を当てて悩んだ表情を見せる。ここで魔法の知識に最も精通しているのはアルルではあるが、正直何処まで信用できるのかは分からなかった。アルルはブレイドと一緒に引きこもっていたし、どれだけすごい先祖がいたとはいえ、その知識は座学でしかない。経験に裏打ちされるにはまだ若すぎる。
「気になるのはラルフさんのセリフですね」
アルルはラルフが言った”地形が変わっている”というセリフを取り上げ、考えを巡らす。
「転移というノがヨく分からないんじゃが、要するに移動に関すル事じゃろ?周りごと飛ばすくらい訳ないんじゃないノか?」
「地形ごとの移動は聞いたことないです。単純に効率悪いし、単体でも移動には結構力使います。地形ごとになれば大人数がいるでしょうし、何より魔力は有限ですから…」
アルルの言葉を鵜呑みにするなら、魔力諸費が凄まじい無駄な罠であると言う事が分かる。
「なら、何のためにこんな罠を…」
ブレイドも一緒になって考える。ウィーは話についていけず、周りをキョロキョロと見渡す。すぐそばにあった穴から湧き出る虫を見つけた。ウィーはお腹が空いてきていたので丁度良いと思い近寄る。虫たちは逃げも隠れもせず、逆にウィーに迫る。追いかけるのが不得意なウィーにとって勝手にやって来るのは都合が良かったが…。
「ウィー!!」
しかし噛んでくるのは想定外だった。その悲鳴を聞いた三人はすぐさまウィーを確認する。そこには頭と手の指と足の数か所を虫に齧りつかれたウィーの姿があった。
「なんじゃなんじゃ?こノ程度ノ虫如きにやられとルんか?まっタく…」
ため息をつきつつウィーを救出する。
「ベルフィアさん!」
虫たちは尋常じゃない数でベルフィアの足にまとわりつく。その異常性を見たブレイドは慌ててベルフィアを呼ぶ。ここにいる虫たちは生き物を見るや強い弱い関係なく齧りつく肉食の虫たちだ。
通常なら足に食いつかれた痛みで転倒し、そのまま食い殺される危険も考えられる。が、ベルフィアには関係がない。何食わぬ顔で足を貪られている。
「こノ虫共め…誰ノ足に噛みついとルか知らんと見えル」
ベルフィアはウィーに噛みついていた虫を払いのけて、ブレイドに投げ渡す。ボールのように簡単に投げたが、吸血鬼の腕力は人とは違う。ウィーの体重は30kg未満と軽いとはいえ、ボールのように投げられてはキャッチが難しい。ラルフなら確実に転倒していた。
だが、ブレイドにはほとんど関係ない。彼も半人半魔であり常人ではない。力もそれなりに強い。ブレイドは強靭な足腰でウィーをキャッチすると寄ってくる虫から飛び退く。アルルと並ぶと彼女は早々に膝までのシールドを張る。大挙する虫たちを防ぐとベルフィアに声をかける。
「一匹一匹相手にしてたら埒飽きませんよ?私がシールド張りますからここから離れましょうよ」
「まぁ待て。妾ノ足にまとわりついて離れんノじゃ。せっかくじゃからこうして…」
足を振り上げ、虫の大群に振り下ろす。バキバキという乾いた音が辺りに響く。下の方でグチャッと水分がはじける音がして、それだけで十匹くらいが死に至る。
「ふむ…張り合いノ無い…」
齧られたり体中をはい回られたりしても何のそのである。手の上に乗せて掌を齧られても齧られた先から再生しているのを見れば虫たちではどうしようもない事がよく分かる。手の上に乗った虫を握りつぶして、体を這いずり回る虫を流麗な体裁きで落としていく。足を踏み鳴らし、足元の虫を踏み潰す。
虫だらけだったベルフィアの体には一匹の虫もついていない状態となり、アルルのシールドにハードルでも跨ぐように踏み越える。あとからあとから湧き出る虫が勢力を増し津波の様にやって来る。しかしベルフィアが跨いだ瞬間に全身にシールドを張ったので虫の侵入を防ぐことに成功した。
「なんていう数だ…」
この炭鉱内でひっそりと増殖している虫たち。さっきまで結構歩いていたが食べられたであろう生き物たちの残骸を全く観なかったし、共食いをしていたにしては数が多い気がする。ここに誘い込まれた生き物たちはこの虫たちに跡形もなく食い尽くされ、増えて行ったのだろうか?となるならばここは虫たちを育てるために作られた何らかの施設なのか?それともただの嫌がらせなのか?
何のために作られたのかは置いておくとしても、これは正直どうしたらいいか分からなかった。アルルがどれほど優秀でもここを出られなければジリ貧である。虫に齧られたウィーは恐怖のあまりブレイドの腕の中で震え上がって降りようとしない。
「ふぅむ、数ノ暴力か…。妾にはどうと言う事は無いが、そちらには面倒な相手じゃノぅ。暴れルにしろブレイドノ武器では大味すぎルし、アルルはこノ壁で仲間を守ルノが精一杯。先に出口を見つけてしまう方が良いノかもしれんな…」
いまだこの炭鉱にかけられた魔法が分かっていないものの自分たちでできる事を模索しつつ、ラルフたちを同時に探すのが効率がいいとベルフィアは結論付けた。
「その方が良いでしょうね。ベルフィアさんの分析通り対処が難しいですし…」
ブレイドが虫のいない後ろを振り向いたその時、人影がふらりと見えた。
「ん?あれはまさか…」
ブレイドがさっと動き出す。
「どうしたのブレイド?」
アルルはその様子に違和感を覚えるが、ブレイドの視線の先を見て勘づく。
「あっ…ラルフさん?」
「なに!ラルフじゃと!」
バッと振り向くがその姿は全く違う人物だった。光に照らし出されたその男は異様な見た目で四人を出迎える。
そこにいたのは上半身を鎖に縛られ、幽鬼の様にやせ細った男。身長は160~165cmくらい、もうかなり歳のいった小柄な黄色人種。ボロボロの服で穴の開いた靴を履き虚ろな目で光を見ていた。その目は四人を見渡すとブレイドの顔で目が止まる。じっとそのまま見ていると、その虚ろな目は突如輝きを取り戻す。
「あんた…ブレイブかい?」
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