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第二章 旅立ち
第二十九話 今後
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夜明けと共にラルフたちはドラキュラ城に向かっていた。
第一拠点として、ドラキュラ城から改めて出発する事にしたからだ。
その心は、アルパザから離れる事で、魔族侵攻や復興に関するこれ以上の迷惑をかけない為。
というのは建前で本音は、残れば確実に糾弾される。ミーシャも今はアルパザの町民に対し、消極的になっている為、罪を認めそうだ。迷惑以前に面倒だから逃げたにすぎない。
なんせ、こうなったのは結局の所、ラルフたちにこそある。
「結局、中途半端に終わっタノぅ…タっタ一日で逃げ帰ルとは…魔族ノ質も落ちタもんじゃな…」
ベルフィアは退屈そうにしている。本人曰く、もう少しで掴めそうなモノがあったのに、施行回数が少なくて物足りなかったという事らしい。
「お前はそうだろうな。でも俺らは違う。あのままじゃリーダーも団長も、もたなかっただろうし、正直、さっさと引き上げてくれてラッキーだったぜ」
ラルフが戻ってみれば疲弊した二人が、戦友として語り合っていた。命を懸けた者同士だからこそ生まれる友情がそこには存在した。
無論、ラルフには冷たかった。
ミーシャも神妙な顔で顎に手を当てながら少々考えるそぶりをしている。
「ラルフは気付いたか?相手はカサブリアの者たちばかり…我が国の兵をあの裏切り以降、見ていないんだ。なんでなんだろう…」
確かに、それを思えば不思議な話だ。
魔族と言えど種類がある。
アルパザ領内に侵入したのは魔獸人と魔鳥人。
もっと気味の悪い奴や、角の生えた奴とか色々いるのに、チラリとも見ていない。これはおかしい。
「アイツらは配下じゃ無かったのか…あ、でも聞いたことあるなぁ、魔獸人はカサブリア王国に集中してるって…カサブリアと言えば最近、魔王討伐が人類側で騒がれてたけど、あれは事実なのか?」
ミーシャは頷き、それを肯定する。
「事実だ。第七魔王”銀爪”が倒された。今はそいつの息子に受け継がれている」
つまり既に、次代がいるという状況。
(当たり前か…魔王は強いが、その一柱を倒した所で国が崩壊する事はない。代理を立ててでも国の存続を図るのは、どこも同じだよな…)
今、新しく代わった王が政権を握り、ミーシャを追い落とす事に荷担している。となれば、生きる伝説と化しているミーシャを葬り去る事によほどメリットがあるのだろう。
それまで、特に喧嘩なくやってきた関係を壊してまで始動した計画。新しい魔王は何を考えているのか。
「妾が思うに、そノ、カサブリアとか言う国に濡れ衣を着せルつもりではないでしょうか?」
ラルフとミーシャはベルフィアの言葉に疑問を感じる。
「…濡れ衣もなにも、家臣から攻撃を受けたのに、逸らしようがなくないか?」
「ふん、ふん」とミーシャも頷く。
「ミーシャ様に対してではなく、内外に発信すル為ノ策略なノだとしタら?」
端から聞いていたベルフィアは、当事者に囚われる事なく情報を受け取れる。第三者の視点という奴だ。
黒の円卓は12席。各魔王たちを撹乱する事で自身の裏切りを隠す。
「…イミーナのやりそうな実に小賢しい手だ。」
ミーシャはその仮説に一人納得する。
ラルフはそんな単純な事だろうかと思う。
実際、イミーナという奴はミーシャから聞いた限りでは、後ろから撃つだけの短絡的な裏切り者ではない。
裏切るからには徹底した戦略を考えて実行する。
”銀爪”に全て擦り付けるには杜撰すぎる。
なんせ単にカサブリアの部下を使っているだけなのだから。”銀爪”との関係も拗れて、抗争待ったなしだ。
三人の考察が捗る中、ドラキュラ城に行きついた。
丁度、三日前に出てから変わりなく、ツタまみれの汚い城だ。
城の内部に入ると、大広間に移動した。
「おや?」
大広間に着くなり見慣れない椅子が鎮座していた。
ミーシャは嬉しそうに小走りで椅子に近寄る。
この埃っぽい空間に三日置いていたので、椅子の上に埃が軽く乗っていた。それを払って、ふんぞり返って座る。
「それは?ミーシャが移動させたのか?」
「そうよ。いいでしょ?」
「流石でございますミーシャ様」
椅子の周りに集まって、今後の事についてを話し合う。
「どこに行くかだよなぁ…」
状況は芳しくない。人類にも魔族にも傾倒する事は出来ない。ここも安全地帯ではない為、国をまたぐ他、道はない。
「私にいい考えがある」
ミーシャは自信たっぷりに告げる。
「本当か!?どこだ?」
ラルフはミーシャの言葉に少し大げさになってしまう。安全地帯は大歓迎だ。となれば問題は距離だ。
「ぺルタルク丘陵よ。知ってる?」
ぺルタルク丘陵。
魔族が支配する地ではあるものの、その美しさは目を見張るものがあり、その昔、稀代の画家が十枚ほど様々な角度から描かれた絵画が高値で取引されていた。有名な博物館に寄贈されているのを偶々、見た事がある。
「そこは安全なノですか?」
「ふっふーん!実はそこの統治者が知り合いでね。結構、仲がいいからきっと匿ってくれるわ」
なるほど。魔王同士でちゃんと交流があるようだ。
「持つべきものは友達ってか?やるなミーシャ。しかし、ぺルタルク丘陵か…遠いなぁ…」
「文句を言うもんじゃない。安全地帯ノ確保が優先なノじゃから、あル物は使うべきじゃろが」
その通りである。大体、自分には代案がないしこれを言われたら、ぐぅの音も出ない。
「まぁ…な。結構な旅になるぜ…」
「なんで?飛んでいけばすぐじゃない?」
ミーシャは当たり前に発言する。
「そりゃ飛べりゃぁな。…俺も飛びてぇよ」
魔法使いなら、飛ぶ方法もあっただろう。
飛行タイプの魔道具を、文無しだった頃にでかい街で見かけたくらいで、買い揃えるなど出来ようはずがない。ここで、いい事を思いつく。
「そうだ!ミーシャは先にその場所に言って話を付けてきてくれないか?」
「!?おどれミーシャ様になんて事を…!」
ベルフィアがラルフに掴みかかる。
「待て!考えてもみろよ。ミーシャはいいけど俺らは知られてもいないんだぞ?万が一攻撃されたら、お前はいいけど俺は死んじまうんだぞ?」
それについては偽りもなければ誇張もない。
ベルフィアは魔族として扱われるだろうがラルフは人間であり、発見されればすぐさま攻撃される恐れがある。
「それが?どうしタというんじゃ?おどれノ為に無駄な体力を使わせルつもりか?恥を知れ!」
「その辺にしなさい。ラルフの言う通りよ。私とベルフィアはどうにでもなるけど、ラルフは死ぬわ」
ベルフィアはミーシャに視線を移すと、ラルフの襟首から手を離し、間合いを空ける。
「私なら大丈夫だから。ちょっと行って来て、話を付けてくるわ」
ミーシャは足を組んで、支配者然としている。
「ありがとう、ミーシャ。そうしてもらえると助かる。さて…それじゃ俺たちはどこを進んで行くか…」
地図を広げて、ベルフィアと話し合っている。
「ここで峠を越えれば…」
「いや、ここを通ればわざわざ登る必要は…」
その様子を眺めていたミーシャはそわそわして落ち着きがなくなっている。ラルフはミーシャの落ち着きがない行動を不思議に思いながらルートを導き出す。
休憩ポイントを何箇所か設けて、長旅を想定している。
「なにかあればこの最短距離は通れないな…まぁ、遠回りすればどうとでもなるか」
「見せて」
ミーシャは子供の様なかわいらしい声で頼む。
別に減る物でもないので、素直に渡す。
「地上で行くと、こんな長旅になるのね」
「へぇー」といった感じでまじまじと見ている。ミーシャは地図を見てはいるが、どちらかといえばちらちらとラルフを見ている。その視線を感じてある一つの仮説が生まれる。
「…もしかして、一緒に行きたいのか?」
ミーシャはビクッとして地図の後ろに隠れる。
しかし、地図が徐々に下がって、ミーシャの目がラルフを見ていたそのままの視線で出てくる。媚びた様なうかがう目だった。
「もちろん一緒に行きましョう。やはり、お一人で行くなど容認できません」
ベルフィアは当然、肯定する。
しかし、問題はラルフだ。
ミーシャはラルフには拒絶されたくない。
ラルフはしばし考えた後、
「みんなで一緒に行こう。近くに行った後でもどうにかなるだろ…多分…」
大丈夫だった。地図をラルフに返して、ほっと一安心するミーシャ。
クウゥゥゥゥゥゥゥ…
いつも聞いていたあの音が帰ってきた。
ミーシャはお腹を押さえて、顔が赤くなる。
安心したらお腹が空いたようだ。
何回も聞かれたのに慣れないようだ。
「飯食ってから行こうな」
と言って、カバンから缶詰を取り出す。
「まタそれか…食事については何とかせんといかんノぅ」
「それは何が入ってるの?」
三人でワイワイ言いながらご飯にする。
ドラキュラ城には美味しい匂いが漂っていた。
第一拠点として、ドラキュラ城から改めて出発する事にしたからだ。
その心は、アルパザから離れる事で、魔族侵攻や復興に関するこれ以上の迷惑をかけない為。
というのは建前で本音は、残れば確実に糾弾される。ミーシャも今はアルパザの町民に対し、消極的になっている為、罪を認めそうだ。迷惑以前に面倒だから逃げたにすぎない。
なんせ、こうなったのは結局の所、ラルフたちにこそある。
「結局、中途半端に終わっタノぅ…タっタ一日で逃げ帰ルとは…魔族ノ質も落ちタもんじゃな…」
ベルフィアは退屈そうにしている。本人曰く、もう少しで掴めそうなモノがあったのに、施行回数が少なくて物足りなかったという事らしい。
「お前はそうだろうな。でも俺らは違う。あのままじゃリーダーも団長も、もたなかっただろうし、正直、さっさと引き上げてくれてラッキーだったぜ」
ラルフが戻ってみれば疲弊した二人が、戦友として語り合っていた。命を懸けた者同士だからこそ生まれる友情がそこには存在した。
無論、ラルフには冷たかった。
ミーシャも神妙な顔で顎に手を当てながら少々考えるそぶりをしている。
「ラルフは気付いたか?相手はカサブリアの者たちばかり…我が国の兵をあの裏切り以降、見ていないんだ。なんでなんだろう…」
確かに、それを思えば不思議な話だ。
魔族と言えど種類がある。
アルパザ領内に侵入したのは魔獸人と魔鳥人。
もっと気味の悪い奴や、角の生えた奴とか色々いるのに、チラリとも見ていない。これはおかしい。
「アイツらは配下じゃ無かったのか…あ、でも聞いたことあるなぁ、魔獸人はカサブリア王国に集中してるって…カサブリアと言えば最近、魔王討伐が人類側で騒がれてたけど、あれは事実なのか?」
ミーシャは頷き、それを肯定する。
「事実だ。第七魔王”銀爪”が倒された。今はそいつの息子に受け継がれている」
つまり既に、次代がいるという状況。
(当たり前か…魔王は強いが、その一柱を倒した所で国が崩壊する事はない。代理を立ててでも国の存続を図るのは、どこも同じだよな…)
今、新しく代わった王が政権を握り、ミーシャを追い落とす事に荷担している。となれば、生きる伝説と化しているミーシャを葬り去る事によほどメリットがあるのだろう。
それまで、特に喧嘩なくやってきた関係を壊してまで始動した計画。新しい魔王は何を考えているのか。
「妾が思うに、そノ、カサブリアとか言う国に濡れ衣を着せルつもりではないでしょうか?」
ラルフとミーシャはベルフィアの言葉に疑問を感じる。
「…濡れ衣もなにも、家臣から攻撃を受けたのに、逸らしようがなくないか?」
「ふん、ふん」とミーシャも頷く。
「ミーシャ様に対してではなく、内外に発信すル為ノ策略なノだとしタら?」
端から聞いていたベルフィアは、当事者に囚われる事なく情報を受け取れる。第三者の視点という奴だ。
黒の円卓は12席。各魔王たちを撹乱する事で自身の裏切りを隠す。
「…イミーナのやりそうな実に小賢しい手だ。」
ミーシャはその仮説に一人納得する。
ラルフはそんな単純な事だろうかと思う。
実際、イミーナという奴はミーシャから聞いた限りでは、後ろから撃つだけの短絡的な裏切り者ではない。
裏切るからには徹底した戦略を考えて実行する。
”銀爪”に全て擦り付けるには杜撰すぎる。
なんせ単にカサブリアの部下を使っているだけなのだから。”銀爪”との関係も拗れて、抗争待ったなしだ。
三人の考察が捗る中、ドラキュラ城に行きついた。
丁度、三日前に出てから変わりなく、ツタまみれの汚い城だ。
城の内部に入ると、大広間に移動した。
「おや?」
大広間に着くなり見慣れない椅子が鎮座していた。
ミーシャは嬉しそうに小走りで椅子に近寄る。
この埃っぽい空間に三日置いていたので、椅子の上に埃が軽く乗っていた。それを払って、ふんぞり返って座る。
「それは?ミーシャが移動させたのか?」
「そうよ。いいでしょ?」
「流石でございますミーシャ様」
椅子の周りに集まって、今後の事についてを話し合う。
「どこに行くかだよなぁ…」
状況は芳しくない。人類にも魔族にも傾倒する事は出来ない。ここも安全地帯ではない為、国をまたぐ他、道はない。
「私にいい考えがある」
ミーシャは自信たっぷりに告げる。
「本当か!?どこだ?」
ラルフはミーシャの言葉に少し大げさになってしまう。安全地帯は大歓迎だ。となれば問題は距離だ。
「ぺルタルク丘陵よ。知ってる?」
ぺルタルク丘陵。
魔族が支配する地ではあるものの、その美しさは目を見張るものがあり、その昔、稀代の画家が十枚ほど様々な角度から描かれた絵画が高値で取引されていた。有名な博物館に寄贈されているのを偶々、見た事がある。
「そこは安全なノですか?」
「ふっふーん!実はそこの統治者が知り合いでね。結構、仲がいいからきっと匿ってくれるわ」
なるほど。魔王同士でちゃんと交流があるようだ。
「持つべきものは友達ってか?やるなミーシャ。しかし、ぺルタルク丘陵か…遠いなぁ…」
「文句を言うもんじゃない。安全地帯ノ確保が優先なノじゃから、あル物は使うべきじゃろが」
その通りである。大体、自分には代案がないしこれを言われたら、ぐぅの音も出ない。
「まぁ…な。結構な旅になるぜ…」
「なんで?飛んでいけばすぐじゃない?」
ミーシャは当たり前に発言する。
「そりゃ飛べりゃぁな。…俺も飛びてぇよ」
魔法使いなら、飛ぶ方法もあっただろう。
飛行タイプの魔道具を、文無しだった頃にでかい街で見かけたくらいで、買い揃えるなど出来ようはずがない。ここで、いい事を思いつく。
「そうだ!ミーシャは先にその場所に言って話を付けてきてくれないか?」
「!?おどれミーシャ様になんて事を…!」
ベルフィアがラルフに掴みかかる。
「待て!考えてもみろよ。ミーシャはいいけど俺らは知られてもいないんだぞ?万が一攻撃されたら、お前はいいけど俺は死んじまうんだぞ?」
それについては偽りもなければ誇張もない。
ベルフィアは魔族として扱われるだろうがラルフは人間であり、発見されればすぐさま攻撃される恐れがある。
「それが?どうしタというんじゃ?おどれノ為に無駄な体力を使わせルつもりか?恥を知れ!」
「その辺にしなさい。ラルフの言う通りよ。私とベルフィアはどうにでもなるけど、ラルフは死ぬわ」
ベルフィアはミーシャに視線を移すと、ラルフの襟首から手を離し、間合いを空ける。
「私なら大丈夫だから。ちょっと行って来て、話を付けてくるわ」
ミーシャは足を組んで、支配者然としている。
「ありがとう、ミーシャ。そうしてもらえると助かる。さて…それじゃ俺たちはどこを進んで行くか…」
地図を広げて、ベルフィアと話し合っている。
「ここで峠を越えれば…」
「いや、ここを通ればわざわざ登る必要は…」
その様子を眺めていたミーシャはそわそわして落ち着きがなくなっている。ラルフはミーシャの落ち着きがない行動を不思議に思いながらルートを導き出す。
休憩ポイントを何箇所か設けて、長旅を想定している。
「なにかあればこの最短距離は通れないな…まぁ、遠回りすればどうとでもなるか」
「見せて」
ミーシャは子供の様なかわいらしい声で頼む。
別に減る物でもないので、素直に渡す。
「地上で行くと、こんな長旅になるのね」
「へぇー」といった感じでまじまじと見ている。ミーシャは地図を見てはいるが、どちらかといえばちらちらとラルフを見ている。その視線を感じてある一つの仮説が生まれる。
「…もしかして、一緒に行きたいのか?」
ミーシャはビクッとして地図の後ろに隠れる。
しかし、地図が徐々に下がって、ミーシャの目がラルフを見ていたそのままの視線で出てくる。媚びた様なうかがう目だった。
「もちろん一緒に行きましョう。やはり、お一人で行くなど容認できません」
ベルフィアは当然、肯定する。
しかし、問題はラルフだ。
ミーシャはラルフには拒絶されたくない。
ラルフはしばし考えた後、
「みんなで一緒に行こう。近くに行った後でもどうにかなるだろ…多分…」
大丈夫だった。地図をラルフに返して、ほっと一安心するミーシャ。
クウゥゥゥゥゥゥゥ…
いつも聞いていたあの音が帰ってきた。
ミーシャはお腹を押さえて、顔が赤くなる。
安心したらお腹が空いたようだ。
何回も聞かれたのに慣れないようだ。
「飯食ってから行こうな」
と言って、カバンから缶詰を取り出す。
「まタそれか…食事については何とかせんといかんノぅ」
「それは何が入ってるの?」
三人でワイワイ言いながらご飯にする。
ドラキュラ城には美味しい匂いが漂っていた。
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