56 / 133
6章
56、地竜再来
しおりを挟む
カンカンカンカンカンッ
「ドラゴンだぁ!!ドラゴンが攻めてきたぞぉ!!」
地竜は間を置かずに攻めて来た。衛兵が高台から目視し、拡声器と鐘で危険を街中に知らせる。街の人間は急ぎ避難を始めるかと思ったが、ワラワラとのんびり避難し始める。この心境の変化はディロン=ディザスターの功績が大きい。
たった1人で地竜侵攻を退けた怪物。市民にとっては守護神とも言える存在が居るのだから、慌てることなどない。ただし何があるか分からないので一応避難しているのが現状である。
「お!見ろ!ディロン様だ!!」
トルメルンの住人たちは大きな街道の真ん中をのっしのっしと歩くディロンに黄色い声援を送る。ディロンは新品の斧を撫でながら、市民の声を意に介さず街の玄関口を目指して歩いて行った。
「すげぇなぁ……街の住人の期待を一身に背負える豪胆さ。まさに英雄に相応しいぜ」
「俺もあんな風に生まれたかったなぁ……」
「ヒューマンなのに俺たち獣人族より強いなんて反則だよな」
「しかしなぁ……今度こそぶっ殺してもらわんとこんな生活は続けられんぞい……」
「やってくれるさ。ディロン様なら……」
ディロンが去った後も尽きない話題にディロンの偉大さを感じさせる。レッドはそんな街の声を聞きながら目を輝かせた。
「やっぱ竜殺しは伊達じゃないな。見ろよオリー。あれが尊敬の眼差しだ」
「今のレッドも同じ目をしているぞ」
「マジ?照れるなぁ……」
『まったくおめでたい方々ですね。レッドが戦わなければ街は救われていないというのに……』
「俺が何だって?」
『……いいですかレッド。あなたがやったことをしっかりと世に知らしめていかないと、今後もレッドのイメージが変わることはありません。だからもっと主張していきましょう』
「ああ、ディロンさんがまさにそれだよな。あの人からは学ばなくちゃいけないことがたくさんありそうだ」
「それじゃ行こう。ディロン=ディザスターの側に行けば色々学べるだろうからな」
「良いね!」
レッドはオリーとミルレースを連れて走り出した。
昨晩と同じく冒険者たちがずらっと並んで防衛線を張っている。冒険者たちは武器を砥石で研いたり、魔道具や消耗品の確認をしているようだ。
しかし思ったほどの緊張感はない。冒険者の間でもディロンがいれば安泰だとの見方があるのだろう。今度は自分たちもディロンのドラゴン退治に横槍を入れられないかと画策しているのだ。『ドラゴンを倒すのに尽力した』『ドラゴンを倒す一助になった』そもそも『ドラゴンと戦った』という売り文句を手に入れたい乞食根性丸出しの冒険者もいるくらいだ。
レッドはそんな剥き出しのハングリー精神に気圧されて最後尾で待機することにした。
『何をしているのですかレッド。これじゃ何も出来ませんよ?』
「いや……その……」
「なんだこの冒険者たちは?昨日の弱々しい態度とは一変したように見えるが……」
「そりゃまぁディロンさんが前に立つんだから当然だよ。勇気が湧いてくるもんだよな」
「なるほど。旗頭にカリスマがあれば強くなったと錯覚出来るわけか」
『ディロンって人は一応この方たちよりは強いみたいですし?』
「……なんでそんな上から目線なんだよ。単独でドラゴンを撃破した実績があるのに……」
レッドが苦言を呈した時、側に居たフルプレートに見を包んだ冒険者が近寄ってきた。
「よぉよぉ。好き勝手言うじゃねぇか?錯覚だと?はっ!舐めんじゃねぇよ。美人だからって容赦しねぇぞ」
両手持ちの剣を軽々と片手で振り回しながらピタッと切っ先を止めてオリーに突き付ける。微動だにしない切っ先を見れば、腕力に自身のあるタイプのベテラン冒険者だと分かった。
「魔法使いか格闘士か……ふふっこの俺様の剣技に付いて来られないところから魔法使いの方か。傷を付けられない内に謝っとけよ。そしたら、お前の体を一晩楽しむってことで勘弁してやるぜ?」
戦士が下卑た笑みを浮かべながら謝罪を要求してきた。それを聞いたレッドは遮るようにオリーの前に出た。
「俺の仲間には指一本触れさせないぞ」
「はぁ?お呼びじゃねぇんだよつまようじ。ドラゴンの前にお前を叩き斬って……」
そこまで言ったところで戦士の頭がむんずと掴まれた。成人した男性の頭を覆うほど巨大な手に包まれた戦士は、母猫に咥えられた子猫のように大人しく、その足は生まれたばかりの子鹿のように震えていた。こんな風に掴んできた人間が誰なのか、一瞬の内に理解出来たのだ。冷や汗をかきながら目が泳ぐ。
「……退け、つまようじ」
「は、はひぃ……!!」
ディロンの言葉に動けなかった足はシャカシャカと動き、掌が頭頂部から離れた瞬間にすぐに他の冒険者たちに紛れた。
「……あ、ありがとうございます。助かりました」
「……チッ……ふざけんな」
「え?」
「……とっとと行くぞ」
ディロンは斧を担ぎながらレッドに顎で指示する。レッドが疑問符を浮かべていると、ディロンはずんずんと先に行ってしまう。
『レッドレッド!置いていかれますよ!』
「あ、うん」
レッドはディロンに遅れないように小走りで後ろについていく。ついてきていることを肩越しに確認したディロンは、防衛線の先頭まで出ると足を止めて振り返る。3歩後ろにいたレッドたちを見て1つ頷くと大声を張り上げた。
「オメーらはここまでだっ!!こっから先は俺とこいつらが行く!ここが最終ラインだ!しっかりやれや!!」
ディロンの一方的な言葉に冒険者たちがざわめく。
「そりゃねぇぜディロン!!俺たちにも噛ませろよ!!」
「なんでそいつを連れて行くんですか!!」
「おい待てよディロンさん!そいつはレッド=カーマインだぜ!!」
「マジかよ!あのレッドか?!」
「そんなの連れてったら死ぬぞ!!」
冒険者たちはわーわーっと騒がしく抵抗する。名誉、名声を欲する冒険者たちがこんな機会を見逃すはずがない。
「黙れっ!!」
ディロンは歯茎を剥き出しにして怒号をぶつける。ビリビリと心胆を震わせる声で怒鳴られれば誰もが息を飲んで静かになる。しーんっと静まり返ったところでボソッと「……殺すぞ」と呟き、そのまま森に入って行く。あまりの剣幕にレッドも押し黙り、冒険者たちと一緒に神妙にしている。
「……何してんだレッド。早く来い」
「え?あ、あの……はい……」
ディロンがわざわざ立ち止まってレッドを待っている。レッドは後ろ髪を引かれる思いでオリーと一緒にディロンの元に走った。
「ドラゴンだぁ!!ドラゴンが攻めてきたぞぉ!!」
地竜は間を置かずに攻めて来た。衛兵が高台から目視し、拡声器と鐘で危険を街中に知らせる。街の人間は急ぎ避難を始めるかと思ったが、ワラワラとのんびり避難し始める。この心境の変化はディロン=ディザスターの功績が大きい。
たった1人で地竜侵攻を退けた怪物。市民にとっては守護神とも言える存在が居るのだから、慌てることなどない。ただし何があるか分からないので一応避難しているのが現状である。
「お!見ろ!ディロン様だ!!」
トルメルンの住人たちは大きな街道の真ん中をのっしのっしと歩くディロンに黄色い声援を送る。ディロンは新品の斧を撫でながら、市民の声を意に介さず街の玄関口を目指して歩いて行った。
「すげぇなぁ……街の住人の期待を一身に背負える豪胆さ。まさに英雄に相応しいぜ」
「俺もあんな風に生まれたかったなぁ……」
「ヒューマンなのに俺たち獣人族より強いなんて反則だよな」
「しかしなぁ……今度こそぶっ殺してもらわんとこんな生活は続けられんぞい……」
「やってくれるさ。ディロン様なら……」
ディロンが去った後も尽きない話題にディロンの偉大さを感じさせる。レッドはそんな街の声を聞きながら目を輝かせた。
「やっぱ竜殺しは伊達じゃないな。見ろよオリー。あれが尊敬の眼差しだ」
「今のレッドも同じ目をしているぞ」
「マジ?照れるなぁ……」
『まったくおめでたい方々ですね。レッドが戦わなければ街は救われていないというのに……』
「俺が何だって?」
『……いいですかレッド。あなたがやったことをしっかりと世に知らしめていかないと、今後もレッドのイメージが変わることはありません。だからもっと主張していきましょう』
「ああ、ディロンさんがまさにそれだよな。あの人からは学ばなくちゃいけないことがたくさんありそうだ」
「それじゃ行こう。ディロン=ディザスターの側に行けば色々学べるだろうからな」
「良いね!」
レッドはオリーとミルレースを連れて走り出した。
昨晩と同じく冒険者たちがずらっと並んで防衛線を張っている。冒険者たちは武器を砥石で研いたり、魔道具や消耗品の確認をしているようだ。
しかし思ったほどの緊張感はない。冒険者の間でもディロンがいれば安泰だとの見方があるのだろう。今度は自分たちもディロンのドラゴン退治に横槍を入れられないかと画策しているのだ。『ドラゴンを倒すのに尽力した』『ドラゴンを倒す一助になった』そもそも『ドラゴンと戦った』という売り文句を手に入れたい乞食根性丸出しの冒険者もいるくらいだ。
レッドはそんな剥き出しのハングリー精神に気圧されて最後尾で待機することにした。
『何をしているのですかレッド。これじゃ何も出来ませんよ?』
「いや……その……」
「なんだこの冒険者たちは?昨日の弱々しい態度とは一変したように見えるが……」
「そりゃまぁディロンさんが前に立つんだから当然だよ。勇気が湧いてくるもんだよな」
「なるほど。旗頭にカリスマがあれば強くなったと錯覚出来るわけか」
『ディロンって人は一応この方たちよりは強いみたいですし?』
「……なんでそんな上から目線なんだよ。単独でドラゴンを撃破した実績があるのに……」
レッドが苦言を呈した時、側に居たフルプレートに見を包んだ冒険者が近寄ってきた。
「よぉよぉ。好き勝手言うじゃねぇか?錯覚だと?はっ!舐めんじゃねぇよ。美人だからって容赦しねぇぞ」
両手持ちの剣を軽々と片手で振り回しながらピタッと切っ先を止めてオリーに突き付ける。微動だにしない切っ先を見れば、腕力に自身のあるタイプのベテラン冒険者だと分かった。
「魔法使いか格闘士か……ふふっこの俺様の剣技に付いて来られないところから魔法使いの方か。傷を付けられない内に謝っとけよ。そしたら、お前の体を一晩楽しむってことで勘弁してやるぜ?」
戦士が下卑た笑みを浮かべながら謝罪を要求してきた。それを聞いたレッドは遮るようにオリーの前に出た。
「俺の仲間には指一本触れさせないぞ」
「はぁ?お呼びじゃねぇんだよつまようじ。ドラゴンの前にお前を叩き斬って……」
そこまで言ったところで戦士の頭がむんずと掴まれた。成人した男性の頭を覆うほど巨大な手に包まれた戦士は、母猫に咥えられた子猫のように大人しく、その足は生まれたばかりの子鹿のように震えていた。こんな風に掴んできた人間が誰なのか、一瞬の内に理解出来たのだ。冷や汗をかきながら目が泳ぐ。
「……退け、つまようじ」
「は、はひぃ……!!」
ディロンの言葉に動けなかった足はシャカシャカと動き、掌が頭頂部から離れた瞬間にすぐに他の冒険者たちに紛れた。
「……あ、ありがとうございます。助かりました」
「……チッ……ふざけんな」
「え?」
「……とっとと行くぞ」
ディロンは斧を担ぎながらレッドに顎で指示する。レッドが疑問符を浮かべていると、ディロンはずんずんと先に行ってしまう。
『レッドレッド!置いていかれますよ!』
「あ、うん」
レッドはディロンに遅れないように小走りで後ろについていく。ついてきていることを肩越しに確認したディロンは、防衛線の先頭まで出ると足を止めて振り返る。3歩後ろにいたレッドたちを見て1つ頷くと大声を張り上げた。
「オメーらはここまでだっ!!こっから先は俺とこいつらが行く!ここが最終ラインだ!しっかりやれや!!」
ディロンの一方的な言葉に冒険者たちがざわめく。
「そりゃねぇぜディロン!!俺たちにも噛ませろよ!!」
「なんでそいつを連れて行くんですか!!」
「おい待てよディロンさん!そいつはレッド=カーマインだぜ!!」
「マジかよ!あのレッドか?!」
「そんなの連れてったら死ぬぞ!!」
冒険者たちはわーわーっと騒がしく抵抗する。名誉、名声を欲する冒険者たちがこんな機会を見逃すはずがない。
「黙れっ!!」
ディロンは歯茎を剥き出しにして怒号をぶつける。ビリビリと心胆を震わせる声で怒鳴られれば誰もが息を飲んで静かになる。しーんっと静まり返ったところでボソッと「……殺すぞ」と呟き、そのまま森に入って行く。あまりの剣幕にレッドも押し黙り、冒険者たちと一緒に神妙にしている。
「……何してんだレッド。早く来い」
「え?あ、あの……はい……」
ディロンがわざわざ立ち止まってレッドを待っている。レッドは後ろ髪を引かれる思いでオリーと一緒にディロンの元に走った。
0
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
俺のギフト【草】は草を食うほど強くなるようです ~クズギフトの息子はいらないと追放された先が樹海で助かった~
草乃葉オウル
ファンタジー
★お気に入り登録お願いします!★
男性向けHOTランキングトップ10入り感謝!
王国騎士団長の父に自慢の息子として育てられた少年ウォルト。
だが、彼は14歳の時に行われる儀式で【草】という謎のギフトを授かってしまう。
周囲の人間はウォルトを嘲笑し、強力なギフトを求めていた父は大激怒。
そんな父を「顔真っ赤で草」と煽った結果、ウォルトは最果ての樹海へ追放されてしまう。
しかし、【草】には草が持つ効能を増幅する力があった。
そこらへんの薬草でも、ウォルトが食べれば伝説級の薬草と同じ効果を発揮する。
しかも樹海には高額で取引される薬草や、絶滅したはずの幻の草もそこら中に生えていた。
あらゆる草を食べまくり最強の力を手に入れたウォルトが樹海を旅立つ時、王国は思い知ることになる。
自分たちがとんでもない人間を解き放ってしまったことを。
女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう
サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」
万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。
地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。
これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。
彼女なしの独身に平凡な年収。
これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。
2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。
「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」
誕生日を迎えた夜。
突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。
「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」
女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。
しかし、降り立って彼はすぐに気づく。
女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。
これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
異世界帰りの勇者は現代社会に戦いを挑む
大沢 雅紀
ファンタジー
ブラック企業に勤めている山田太郎は、自らの境遇に腐ることなく働いて金をためていた。しかし、やっと挙げた結婚式で裏切られてしまう。失意の太郎だったが、異世界に勇者として召喚されてしまった。
一年後、魔王を倒した太郎は、異世界で身に着けた力とアイテムをもって帰還する。そして自らを嵌めたクラスメイトと、彼らを育んた日本に対して戦いを挑むのだった。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる