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第82話 表紙イラストの完成
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紗良と新宿に行った日の翌日、日曜日ということもあり、昼頃に目を覚ますとそのままパソコンを立ち上げた。
眠い目をこすりながらの作業だったが、俺は一気に目を覚ますことになる。
「さてと、」
一日の始まりは、メールをチェックすることから始まる。
今日の一番上に表示されていた文字は『表紙イラスト完成しました』という、朝桐からのメールであった。
「お、マジか」
俺は期待を胸に、その文字の上にカーソルを合わせる。
今まで、何度かラフは貰っていたが、完成形を見るのは当然これが初めてのことである。
「なんか、緊張するな」
そう、呟きながらも俺はクリックしてそのメールを開く。
そこには、画像ファイルが添付されていた。
画像ファイルをクリックすると、二枚の画像が表示された。
「おぉ!」
感動のあまり声を出してしまった。
「すごいな……」
イラストには、タイトルとクレジットが入っているものと、何も入っていないものの二枚があった。
タイトルの題字はもちろん俺だ。
あらかじめ色々なパターンを作って送っておいたのだが、見事にマッチしている。
イラストは、メインヒロインである妹が中央に描かれ、その後ろに主人公が描かれている。
背景は自宅のリビングだろう。
俺のイメージした通りに描かれていて、感動以外が何も出てこない。
俺は、すぐにメールを返信する。
『完璧です。イメージした通りで感動しました。このまま使用してください』
という、このイラストを表紙に使って欲しいという旨のメールを送信した。
すると、すぐに返信が来た。
『承知しました。明日にはイラスト付きで告知しようと思いますので、先生もSNSで拡散してくださって大丈夫です』
そんな内容が朝桐さんから帰ってきた。
ついに、発売が迫ってきた感じがする。
「紗良、ちょっといい」
俺は、この感動を誰かと共有したくて、リビングでお茶を飲んでいた紗良に声を掛けた。
「はい、大丈夫ですよ」
「ちょっと、これ見てよ」
俺は、スマホに取り込んだ、表紙イラストを紗良に見せた。
「おお。表紙完成したんですね!」
紗良は、俺のスマホの画面をまじまじと見つめた居た。
「凄いです!! 綺麗なイラストですね!」
紗良もそのイラストの美しさに引き込まれている様子だった。
「いやぁ、本当に凄いよ……!」
俺も、何回見ても美しいイラストだと思う。
俺は、しばらくそのイラストを見つめていた。
♢
その翌日の夕方、表紙イラストが公開された。
このタイミングでイラストレーターがマホガクの氷室さんであることも公開となった。
そのこともあり、俺のSNSでは大盛り上がりとなっていた。
『表紙イラストとイラストレーターさんが公開になりました。イラストレーターさんはマホガクの氷室さんです。発売をお楽しみに!』
そんな内容と共に、頂いた表紙イラストを添付して投降をした。
『まさかの氷室先生!!』
『マホガクコンビだ!』
『楽しみが増えました』
そんなコメントが俺のSNSに寄せられていたのであった。
眠い目をこすりながらの作業だったが、俺は一気に目を覚ますことになる。
「さてと、」
一日の始まりは、メールをチェックすることから始まる。
今日の一番上に表示されていた文字は『表紙イラスト完成しました』という、朝桐からのメールであった。
「お、マジか」
俺は期待を胸に、その文字の上にカーソルを合わせる。
今まで、何度かラフは貰っていたが、完成形を見るのは当然これが初めてのことである。
「なんか、緊張するな」
そう、呟きながらも俺はクリックしてそのメールを開く。
そこには、画像ファイルが添付されていた。
画像ファイルをクリックすると、二枚の画像が表示された。
「おぉ!」
感動のあまり声を出してしまった。
「すごいな……」
イラストには、タイトルとクレジットが入っているものと、何も入っていないものの二枚があった。
タイトルの題字はもちろん俺だ。
あらかじめ色々なパターンを作って送っておいたのだが、見事にマッチしている。
イラストは、メインヒロインである妹が中央に描かれ、その後ろに主人公が描かれている。
背景は自宅のリビングだろう。
俺のイメージした通りに描かれていて、感動以外が何も出てこない。
俺は、すぐにメールを返信する。
『完璧です。イメージした通りで感動しました。このまま使用してください』
という、このイラストを表紙に使って欲しいという旨のメールを送信した。
すると、すぐに返信が来た。
『承知しました。明日にはイラスト付きで告知しようと思いますので、先生もSNSで拡散してくださって大丈夫です』
そんな内容が朝桐さんから帰ってきた。
ついに、発売が迫ってきた感じがする。
「紗良、ちょっといい」
俺は、この感動を誰かと共有したくて、リビングでお茶を飲んでいた紗良に声を掛けた。
「はい、大丈夫ですよ」
「ちょっと、これ見てよ」
俺は、スマホに取り込んだ、表紙イラストを紗良に見せた。
「おお。表紙完成したんですね!」
紗良は、俺のスマホの画面をまじまじと見つめた居た。
「凄いです!! 綺麗なイラストですね!」
紗良もそのイラストの美しさに引き込まれている様子だった。
「いやぁ、本当に凄いよ……!」
俺も、何回見ても美しいイラストだと思う。
俺は、しばらくそのイラストを見つめていた。
♢
その翌日の夕方、表紙イラストが公開された。
このタイミングでイラストレーターがマホガクの氷室さんであることも公開となった。
そのこともあり、俺のSNSでは大盛り上がりとなっていた。
『表紙イラストとイラストレーターさんが公開になりました。イラストレーターさんはマホガクの氷室さんです。発売をお楽しみに!』
そんな内容と共に、頂いた表紙イラストを添付して投降をした。
『まさかの氷室先生!!』
『マホガクコンビだ!』
『楽しみが増えました』
そんなコメントが俺のSNSに寄せられていたのであった。
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