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第73話 学校帰りの喫茶店
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相変わらずの退屈な授業を終えると、紗良が俺の席の方までやってきた。
「兄さん、今日は部活ですか?」
「いや、今日は部活は休みだよ」
「では、一緒に喫茶店に行きましょう!!」
「お、おう」
紗良の圧に負け、俺たちは学校を出ると喫茶店へと向かう。
途中、クラスメイトからはチラチラと見られたが、もう慣れたもんだ。
「兄さん、タブレットは持ってきていますよね?」
「ああ、持ってるぞ」
俺は、外で執筆する用にタブレットとBluetoothのキーボードを持ち歩いたいた。
「では、それで書いて下さい。私は見ていますので」
「え、紗良はそれでいいのか?」
「はい、十分です」
俺たちは、いつもの喫茶店へと向かう。
ここは、どの時間でも程よく空いているので使いやすいのだ。
「いらっしゃいませ」
今日は、バイトの女性が接客してくれる。
聞いた話だが、マスターのお孫さんだとか。
「空いているお好きなお席にどうぞ」
「はい」
俺たちは、比較的いつも空いている、奥のテーブル席へと腰を下ろした。
そこに、お冷を持ってきてくれる。
「ご注文がお決まりの頃にお伺いします」
そう言うと、店員さんは一度その場を離れた。
「紗良は何にするんだ?」
「私はいつも紅茶なので」
「じゃあ、俺もいつものにしよ」
俺たちは、それぞれ、コーヒーと紅茶を注文した。
「じゃあ、俺は仕事するけどいいのか?」
「はい、遠慮なくやってください」
その言葉で、俺は鞄の中からタブレットとキーボードを取り出すと、接続をした。
そこから、今日の朝保存した続きから書いていく。
その間、紗良はジッと俺の顔を見つめていた。
「お待たせしましたー」
俺が書き始めて数分で、コーヒーと紅茶が運ばれてきた。
「ありがとうございます」
それを受け取り、一口飲むとまた書き進める。
紗良は黙って見守っていた。
そう言えば、紗良にちゃんと仕事をしている所を見せるのはこれが始めてかもしれない。
紗良は、少しニヤニヤとした様子で俺を眺めている。
そんなにいい物なのだろうか。
そこから、体感で1時間半ほど執筆をした時、俺は画面から顔を上げた。
「どうです? 順調ですか?」
「うん、割と順調だよ」
「それは良かったです」
人に見られていると、少し恥ずかしが、やらないといけないという感じがするものだ。
俺は、更にそこから、1時間ほど執筆をした。
「あ、もうこんな時間か」
「そうですね」
辺りは、若干暗くなり始めていた。
「帰るか。だいぶ進んだし」
「お疲れ様でした」
文字数にしたら5000字とちょっと書けていた。
そこから、お会計を済ませると、俺たちは喫茶店を後にするのであった。
「兄さん、今日は部活ですか?」
「いや、今日は部活は休みだよ」
「では、一緒に喫茶店に行きましょう!!」
「お、おう」
紗良の圧に負け、俺たちは学校を出ると喫茶店へと向かう。
途中、クラスメイトからはチラチラと見られたが、もう慣れたもんだ。
「兄さん、タブレットは持ってきていますよね?」
「ああ、持ってるぞ」
俺は、外で執筆する用にタブレットとBluetoothのキーボードを持ち歩いたいた。
「では、それで書いて下さい。私は見ていますので」
「え、紗良はそれでいいのか?」
「はい、十分です」
俺たちは、いつもの喫茶店へと向かう。
ここは、どの時間でも程よく空いているので使いやすいのだ。
「いらっしゃいませ」
今日は、バイトの女性が接客してくれる。
聞いた話だが、マスターのお孫さんだとか。
「空いているお好きなお席にどうぞ」
「はい」
俺たちは、比較的いつも空いている、奥のテーブル席へと腰を下ろした。
そこに、お冷を持ってきてくれる。
「ご注文がお決まりの頃にお伺いします」
そう言うと、店員さんは一度その場を離れた。
「紗良は何にするんだ?」
「私はいつも紅茶なので」
「じゃあ、俺もいつものにしよ」
俺たちは、それぞれ、コーヒーと紅茶を注文した。
「じゃあ、俺は仕事するけどいいのか?」
「はい、遠慮なくやってください」
その言葉で、俺は鞄の中からタブレットとキーボードを取り出すと、接続をした。
そこから、今日の朝保存した続きから書いていく。
その間、紗良はジッと俺の顔を見つめていた。
「お待たせしましたー」
俺が書き始めて数分で、コーヒーと紅茶が運ばれてきた。
「ありがとうございます」
それを受け取り、一口飲むとまた書き進める。
紗良は黙って見守っていた。
そう言えば、紗良にちゃんと仕事をしている所を見せるのはこれが始めてかもしれない。
紗良は、少しニヤニヤとした様子で俺を眺めている。
そんなにいい物なのだろうか。
そこから、体感で1時間半ほど執筆をした時、俺は画面から顔を上げた。
「どうです? 順調ですか?」
「うん、割と順調だよ」
「それは良かったです」
人に見られていると、少し恥ずかしが、やらないといけないという感じがするものだ。
俺は、更にそこから、1時間ほど執筆をした。
「あ、もうこんな時間か」
「そうですね」
辺りは、若干暗くなり始めていた。
「帰るか。だいぶ進んだし」
「お疲れ様でした」
文字数にしたら5000字とちょっと書けていた。
そこから、お会計を済ませると、俺たちは喫茶店を後にするのであった。
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