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第65話 始業式と日常
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学校に着き、まずはホームルームの時間となる。
正直、眠たい。
「では、始業式が始まるので皆さん移動してください」
担任の指示があり、ぞろぞろと移動を始める。
そして、アリーナに移動をすると始業式が開始される。
校長のコピペのような挨拶から始まり、ますます睡魔に襲われる。
昭和臭ののする校歌を歌う。
「18歳未満は閲覧禁止」程度の拘束力しかない、生活指導の注意事項の伝達。
退屈な始業式は幕を下ろした。
これからまた、『日常』の始まりである。
「夏休みどうだったよ?」
和也が話しかけてきた。
そう言えば、こいつと話すのも一ヶ月ぶりか。
メッセージアプリを使い、何度か連絡は取っていたが、わざわざ直接会うほどの用事は無かった。
「うーん。まあ、なんだかんだで忙しかったかな?」
「そっかぁ。お前には紗良ちゃんがいるもんな」
和也は、ニヤニヤとした表情を浮かべていた。
「お前だって、彼女いるだろうに」
「だって、彼女とは毎日会う訳じゃ無いじゃん」
まあ、普通はそうであろう。
和也の場合、クラスは違えど、学校は同じなので、学校がある日は毎日顔を合わせるのだろうが、休みとなればそうはいかないだろう。
「でも、お前は紗良ちゃんとずっと一緒だったんだろ?」
和也はまだニヤニヤしている。
「そりゃ、兄妹だし、一緒に暮らしているんだからな」
「羨ましいなぁ。美少女と一つ屋根の下とか」
「言っとくけど、紗良は妹だからな」
確かに、紗良は可愛いし、守ってあげたいと思っている。
しかし、それは恋愛的感情からなのかはわからなかった。
「なんだ、詰まんないな」
「逆にどうあったら面白いんだよ」
男友との会話なんて、実にくだらない内容だったりする。
こういう、バカみたいな話をバカみたいに出来るのが男友達のいい所ではないだろうか。
女性とずっと一緒に居ると、少なからずも気を遣っている自分が居るのだ。
「兄さん、帰りましょう」
「おう、帰ろうぜ」
今日は、午前中だけで学校は終わりだ。
まだ、部活も無い。
荷物をまとめると、紗良と共に教室を出る。
「春輝、シスコンに磨きがかかってない?」
「確かに……」
莉緒と和也がそんな話をしているのを何となく感じたが、無視だ無視。
「昼飯は、食って帰るか」
「それがいいですね。家には何もありませんし」
言えには、昨日買ったお菓子の類が残っているだけである。
「だよね。ファミレスとかでいい?」
「はい、私はそれで大丈夫ですよ」
なんだかんだんで、ファミレスがちょうどいいのだ。
「じゃあ、ファミレスで昼飯食べて帰るか」
「はい!」
紗良は、笑顔で頷いた。
俺たちは、帰り道の近くにあるファミレスで昼食を取るのであった。
正直、眠たい。
「では、始業式が始まるので皆さん移動してください」
担任の指示があり、ぞろぞろと移動を始める。
そして、アリーナに移動をすると始業式が開始される。
校長のコピペのような挨拶から始まり、ますます睡魔に襲われる。
昭和臭ののする校歌を歌う。
「18歳未満は閲覧禁止」程度の拘束力しかない、生活指導の注意事項の伝達。
退屈な始業式は幕を下ろした。
これからまた、『日常』の始まりである。
「夏休みどうだったよ?」
和也が話しかけてきた。
そう言えば、こいつと話すのも一ヶ月ぶりか。
メッセージアプリを使い、何度か連絡は取っていたが、わざわざ直接会うほどの用事は無かった。
「うーん。まあ、なんだかんだで忙しかったかな?」
「そっかぁ。お前には紗良ちゃんがいるもんな」
和也は、ニヤニヤとした表情を浮かべていた。
「お前だって、彼女いるだろうに」
「だって、彼女とは毎日会う訳じゃ無いじゃん」
まあ、普通はそうであろう。
和也の場合、クラスは違えど、学校は同じなので、学校がある日は毎日顔を合わせるのだろうが、休みとなればそうはいかないだろう。
「でも、お前は紗良ちゃんとずっと一緒だったんだろ?」
和也はまだニヤニヤしている。
「そりゃ、兄妹だし、一緒に暮らしているんだからな」
「羨ましいなぁ。美少女と一つ屋根の下とか」
「言っとくけど、紗良は妹だからな」
確かに、紗良は可愛いし、守ってあげたいと思っている。
しかし、それは恋愛的感情からなのかはわからなかった。
「なんだ、詰まんないな」
「逆にどうあったら面白いんだよ」
男友との会話なんて、実にくだらない内容だったりする。
こういう、バカみたいな話をバカみたいに出来るのが男友達のいい所ではないだろうか。
女性とずっと一緒に居ると、少なからずも気を遣っている自分が居るのだ。
「兄さん、帰りましょう」
「おう、帰ろうぜ」
今日は、午前中だけで学校は終わりだ。
まだ、部活も無い。
荷物をまとめると、紗良と共に教室を出る。
「春輝、シスコンに磨きがかかってない?」
「確かに……」
莉緒と和也がそんな話をしているのを何となく感じたが、無視だ無視。
「昼飯は、食って帰るか」
「それがいいですね。家には何もありませんし」
言えには、昨日買ったお菓子の類が残っているだけである。
「だよね。ファミレスとかでいい?」
「はい、私はそれで大丈夫ですよ」
なんだかんだんで、ファミレスがちょうどいいのだ。
「じゃあ、ファミレスで昼飯食べて帰るか」
「はい!」
紗良は、笑顔で頷いた。
俺たちは、帰り道の近くにあるファミレスで昼食を取るのであった。
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