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第23話 夕食と……
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時間は、19時の手前を指していた。
「そろそろ、腹減ったな。飯にするか
「はい!」
春輝は、スマホを閉じると、キッチンへと向かった。
「紗良、好きなだけよそってくれ」
そう言って、しゃもじとお皿を渡した。
「ありがとうございます!」
紗良は、笑みを浮かべながら、しゃもじを受け取り、お皿にご飯をよそっていった。
「このぐらいで!」
「おうよ」
春輝もお皿にご飯をよそい、カレーをかけた。
「よし、食べよう」
二人は、カレーの入ったお皿を持って、リビングへと向かる。
対面には紗良が座り、ニコニコしていた。
「「いただきます!!」」
手を合わせると、スプーンでカレーを口に運んでいく。
「うん、我ながら、よくできたのではないだろうか」
「美味しいです……」
紗良も、幸せそうな表情でカレーを口に運んでいる。
実に微笑ましい。
「幸せそうに食べてくれて嬉しいよ」
「はい、美味しいものを食べるのは幸せです……」
「良かったよ」
幸せそうに食べる紗良を眺めつつ、春輝も食べ進める。
「「ごちそうさまでした」」
二人は、同じタイミングで食べ終わった。
「さて、片付けますか」
春輝は立ち上がった。
「あ、片付けくらいは私がやります!」
「そうか、じゃあ、一緒にやろっか」
「はい」
食べ終わった食器を持って、キッチンのシンクに入れる。
紗良が洗っていき、洗い終わった皿を春輝が拭いていく。
そんな、二人の共同作業は数分で幕を閉じた。
「そういえば、もうすぐ、期末試験か」
ため息交じりに春輝が言った。
「そうですね。勉強しなきゃです」
「紗良は、勉強できるの?」
「まあ、理系科目は得意なんですけど、文系は全然駄目で……」
「じゃあ、俺とは逆だな」
春輝は文系科目はそれなりに出来るのだが、数学など、理系科目はてんで駄目なのだ。
「やっぱ、書道家は国語出来るんですね」
紗良は、何故か感心していた。
「まあ、関係あるかは分からんがな」
「じゃあ、勉強会しましょう!」
「勉強会?」
「はい! お互いの苦手科目が逆なら、教え合えばいいんです」
「なるほどな」
紗良の言っていることも、一理あるかもしれない。
「どうでしょうか?」
「いいんじゃないか。勉強会、やろうか」
「はい!」
こうして、二人は勉強会をすることになった。
翌朝、登校すると、試験が近づけいる雰囲気が感じられた。
授業も、テスト範囲が提示されるようになって来た。
「いよいよ、試験ってかんじだな」
試験期間に入ったので、部活は休みだ。
今日は紗良と一緒に下校をしている。
「ちゃんと勉強しないと、赤点になっちゃいますね」
「だな」
紗良は、悪戯っぽく笑った。
隣を歩く紗良は、いつ見ても美しいと思ってしまう。
「帰ったら勉強だな」
「ですねー」
二人は、家までの道のりを歩いた。
「そろそろ、腹減ったな。飯にするか
「はい!」
春輝は、スマホを閉じると、キッチンへと向かった。
「紗良、好きなだけよそってくれ」
そう言って、しゃもじとお皿を渡した。
「ありがとうございます!」
紗良は、笑みを浮かべながら、しゃもじを受け取り、お皿にご飯をよそっていった。
「このぐらいで!」
「おうよ」
春輝もお皿にご飯をよそい、カレーをかけた。
「よし、食べよう」
二人は、カレーの入ったお皿を持って、リビングへと向かる。
対面には紗良が座り、ニコニコしていた。
「「いただきます!!」」
手を合わせると、スプーンでカレーを口に運んでいく。
「うん、我ながら、よくできたのではないだろうか」
「美味しいです……」
紗良も、幸せそうな表情でカレーを口に運んでいる。
実に微笑ましい。
「幸せそうに食べてくれて嬉しいよ」
「はい、美味しいものを食べるのは幸せです……」
「良かったよ」
幸せそうに食べる紗良を眺めつつ、春輝も食べ進める。
「「ごちそうさまでした」」
二人は、同じタイミングで食べ終わった。
「さて、片付けますか」
春輝は立ち上がった。
「あ、片付けくらいは私がやります!」
「そうか、じゃあ、一緒にやろっか」
「はい」
食べ終わった食器を持って、キッチンのシンクに入れる。
紗良が洗っていき、洗い終わった皿を春輝が拭いていく。
そんな、二人の共同作業は数分で幕を閉じた。
「そういえば、もうすぐ、期末試験か」
ため息交じりに春輝が言った。
「そうですね。勉強しなきゃです」
「紗良は、勉強できるの?」
「まあ、理系科目は得意なんですけど、文系は全然駄目で……」
「じゃあ、俺とは逆だな」
春輝は文系科目はそれなりに出来るのだが、数学など、理系科目はてんで駄目なのだ。
「やっぱ、書道家は国語出来るんですね」
紗良は、何故か感心していた。
「まあ、関係あるかは分からんがな」
「じゃあ、勉強会しましょう!」
「勉強会?」
「はい! お互いの苦手科目が逆なら、教え合えばいいんです」
「なるほどな」
紗良の言っていることも、一理あるかもしれない。
「どうでしょうか?」
「いいんじゃないか。勉強会、やろうか」
「はい!」
こうして、二人は勉強会をすることになった。
翌朝、登校すると、試験が近づけいる雰囲気が感じられた。
授業も、テスト範囲が提示されるようになって来た。
「いよいよ、試験ってかんじだな」
試験期間に入ったので、部活は休みだ。
今日は紗良と一緒に下校をしている。
「ちゃんと勉強しないと、赤点になっちゃいますね」
「だな」
紗良は、悪戯っぽく笑った。
隣を歩く紗良は、いつ見ても美しいと思ってしまう。
「帰ったら勉強だな」
「ですねー」
二人は、家までの道のりを歩いた。
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