気づいたら異世界ライフ、始まっちゃってました!? 

飛鳥井 真理

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第一章 辺境の町

第33話 お得な情報・前編

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 手続きが終わり、私の全財産は村での取引の残りと併せて410シクルということに……。

 よかった、大きくは稼げてないけど数日なはなんとかなりそう。

 へえ、ゴブリンは1体で大銅貨1枚になるんだ。日本円だと千円ぐらいかあ。命懸けで戦ってこれじゃ安いよねえ。

 でも、今回の買取からギルド会員価格を適応をして報償金を出してくれてる!
 十体で大銅貨1枚の報奨金が出るから、三十体以上あったので報償金だけでも、別額大銅貨3枚ある。

 こうゆうことなら端数は出さない方がお得だったような……いやでも今はそんな余裕ないし、しょうがないか。



 常設依頼には、こういった単価の安い弱い魔物をまとまった数倒すという依頼が多い。

 単体だと討伐料が安くて受けてくれる冒険者が少ないので、報償金を出して対応する為らしいけど、それでも中々厳しいみたい。
 
 派手に冒険して一発デカイのを当てたいという夢をもち冒険者になる若者が大半であって、基本、こうした地味な下積みの依頼はカッコ悪いとしてしたがらないらしいから。

 ギルドでも困っているようで、今回、特にポイズンラットの魔石を持ってきた事が、とても喜ばれた。
 これも常設依頼で、十体の討伐料はゴブリンの半額だけど、報償金と昇級ポイントは二倍支払われる。それでも安いけどね。

 こまめに駆除しないと手に負えない規模まであっという間に増殖し、町まで群れで押し寄せて来るんだとか。結構な頻度であるらしくて、その時は緊急の討伐依頼を出して対応するらしいよ。ナニソレ怖い。

 あれがここにいっぱいって想像したくもないよ!


 よしっ、今度からは見つけたら即討伐する事にしようそうしよう。



 ――そうだ、気をとり直して今の時期のお得な情報を教えてもらっておこう。

 いきなり討伐を主に冒険するのは危険だし怖いから、採取情報を中心に聞いてみたい。何かいいのがあるといいけど。

「そうですね。初心者の方の薬草採取なら町を出てすぐの東の草原がいいですね、一番魔物が少ないです。ただし、単価が安い依頼が大半なのと、競争相手が多いのは覚悟しておいてください。次に北の森と、西の森から山にかけてですが、季節を問わず討伐・採取どちらも依頼の種類が一番多いです。東の草原よりは少し難易度が上がりますがお得ですよ。あまり奥まで行かなければ強い魔物も出てこないですし」

 北の森だけは分かる。さっき通って来た道筋にあった広大な森だね。確かに町近くは安全そうだった。

「南の森はどんな感じなんでしょうか?」

「あそこは上級者向けで危険な魔物が多いですのでおすすめは出来ませんね。一応、その奥にはダンジョンがありますが、ローザさんは十級ですので今は入れませんし、詳しくは八級に昇級後にまたお話ししましょう」

 周辺の地図を指差しながら一つひとつ丁寧に説明してくれる。

 討伐依頼より採取依頼の方が『採取』スキルがないと儲からない場合が多いので人気がないみたい。




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