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第一章 目覚めた記憶
第4話 早速、回避に入ります!
しおりを挟むそんな訳で、私にとって破滅ルートだらけの危険地帯である王立学園の入園を、全力で避けることに致しました!
乙女ゲームの強制力がどこまで働いているのか知りませんけれど、ここから転校できるようならそれほど強くはないはずです。
それを確かめ、どこまで自分の意思で動けるかを見極めるためにも、さっさと行動を起こさないといけません。
婚約者のレジーナ侯爵子息シリル様も、第二王子殿下クリストファー様も、現時点ではお子様である。
シリル様は十四才で、殿下は十五歳……可愛いとは思うけれど、三十代後半まで生きていた前世の記憶を継承している私の好みからは外れている。
その事に気づけた時にはホッとしたものだ。
上品で美形なお坊ちゃま達に胸がときめかないということは、自分の好みや気持ちまではシナリオに支配されていないんだって、はっきりしたのだから。素直にうれしかった。
前世でも特に上昇志向のない平凡な喪女だったし、その記憶があるせいか、婚約者の身分にも自分のステータスにも特に執着心がないというか。
まあ、王家を除けばこの国でこれ以上ない上位貴族の公爵家に生まれたわけで、それだけで十分すぎるだろうから野心的になれないのも当然かもしれないけれど……。
婚約に関しては、カーティス公爵家とレジーナ侯爵家という家同士の契約の為、私の一存ではどうする事も出来ない状態だ。
なので今のところ、積極的に婚約破棄しようとまでは思っていない。
でも、危ないので保身の為にも物理的な距離を取らせていただきますわっ。
君子危うきに近寄らず……ですから!
――と言うわけで……。
どうぞシリル様、私からは絶対に近づきませんので、勝手にヒロインさんの逆ハーレム要員にでも何でもなってお楽しみくださいませ。
良識ある紳士淑女の皆様から冷笑されようが、お好きなだけイチャイチャなさればよろしいわ。
くれぐれも!
くれぐれも、私を巻き込まないようにだけは、お願い致します!!
それでは、お幸せに!
ごきげんよう~!!
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