星から降りてきた少女ターギ

メシエ

　　｢これはメシエ31かも知れないな～・・｣

｢メシエを追うのも面白い・・｣

｢メシエって何ですか・・｣

｢メシエは彗星に間違われ安い星団にナンバーがふってあるんダナー・・｣

毛伊井先生の説明によると肉眼でも見える明るい星に学者が

名前をつけたそうらしい、

｢これはアンドロメダ座のメシエ31ダナー・・｣

｢メシエのカタログ作りもやって見るのも面白い・・｣

ウォーウォーン

牛ガエルが鳴いている

｢生き物の声が聞こえると夜の公園は薄気味悪くなる・・｣

「福矢も目を覚ましたようだ！」

「休憩よ・・・福矢君・・・・」

「サンドイッチとおにぎりどっちが良い?」

私が声をかけると福矢の目が開いた

天空にあるペルセウス座流星群をキャッチしたらしく

「やっぱり綺麗だ・・・」

「福矢君、月はもう沈んだわ・・・」

「何時?」

「福矢君、今から流星の観察だ・・・・」

夜空には夏の大三角のベガとアルタイルが輝いている

その先の頂点にはペルセウス座、その周りに流星が明滅している

カシオペア座のぎょしゃ座、クジラ座、夏の星座が頭上に並んでいる。

夜の空は昼の空より深淵だ、底なし沼の様に意識が引っ張られていく、

ペルセウス座を頂点に流れ星が流れている

「福矢、高宮さん星を数えてみろ・・・」

「高宮さん、僕はアンドロメダ座の方の流星を数えるから
 君は大三角の方を・・・・」