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満月と流星群

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 「満月です、潮さん」

満月と連呼する歌手は毎日、月を見ていたのだろうか

三日月を見て励ましあつている恋人達なんて本当にいるのだろうか、

台風が通り過ぎた後の東京の空は都市とは思えない程、澄み渡っている

私達は6人づつの2つのグループでペルセウス座流星群を観測する事になった

公園の中は10時を過ぎる頃には誰も居なくなった、


「小呂島さんコンビニでおにぎりとサンドイッチ買って来て・・!」

本格的な観察は14時からはじまる、午前2時を過ぎると明る過ぎる満月が沈んでくれるのです、

今もペルセウス座の方を見上げると流星が流れている


宇宙から降って来るように流れては消えて行く流れ星は心の中をポッカリさせてくれる

「来て良かったよ・・・」

静かな夏の夜空の天体ショウは私達を無口させる

「先輩三宝寺池のほうで皆が待ってます・・」


「三宝寺池は夜の静寂に包まれている
観測している先輩達の気配がない」

「確か、白い橋手前の所に陣取っているはずだあ・・・」

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