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アンドロメダから来た少女

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  アンドロメダ座のアルフェッラツから地球までの距離はアンドロメダ星人の精神力を持ってしても

かなり過酷な旅になる、三万年前から地球を訪れているアンドロメダ星人にしても

新しく開発された折鶴航法は心身に負担をかけてしまうのです、アルフェラッツの少女ターギーは

金星の宇宙ホテルで休息をとって地球に向かう事にした

金星の地下深くには海が有り私達アンドロメダ星人が太陽の観測都市を築いている


「まだ宇宙人を認識する段階まで精神が発達してない地球人が金星に来ることは出来るのだろうか?」

「ターギそれはシリウス様の判断次第だなー」


ウリエルは半ば諦めたように言い放った、

「今の時点では地球人が今の文明を保てるかでさえ疑問だなああ・・・」

「また滅ぼしてしまうかもね!」

「私は乗り切れると思うわ・・・」

「ターギ、私の所に届く地球人のレポートに目を通す度にため息が出てしまうんだよ・・」

「宗教から離れた自我のコントロールには眼を覆うばかりだ・・・」

「今回、君がいい報告を持って来る事に期待するよ・・・・」

「まだ命の源である海洋を汚しつずけているんだ・・・・」

「地球人の視野が50年を越える事はあるんだろうか・・」

「解ったはウリエル・・・・もっと自我のオーラをコントロール出来る人間を探してみる・・」

「断片的な知識で満足してしまってるらしいんだよ・・・」


アンドロメダ星人の記録では地球人はもう10回も滅びてる生き物なんだ・・」

「地球人自らの寿命を超えた知見を私はまだ見たことが無いんだよ・・・ターギ」

地球人に紛れる時はコンサルタントによく相談してからにした方がいいなぁ・・・」
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