20 / 52
20 白い来訪者2
しおりを挟む
結局別のお店へ移動して、神殿長から夕食までご馳走になってしまった。
美形二人に囲まれて、料理はおいしかったはずなのに味が思い出せない。
3人で乗り込んだ馬車で寮の入り口につくと、人だかりと、白いーー神殿服の集団がいた。
「ですから、こちらの寮内を確認させていただきたいだけですーー!」
「いえいえ……学園の方からご連絡させていただきましたでしょう? 全生徒の部屋を改めるなんて困ります! 留守中の者もいるのです」
「こう言っている間にも、御身にもしものことがあったらーー」
「何をしているんですか? ウッドリィ」
馬車から降り私をエスコートしつつ、神殿長が声を張った。
ウッドリィと呼ばれ振り返った神殿服の男性は、周りを掻き分けて駆け寄ってくる。
「カミーユ様! 心配しておりました!!」
「何をしているのか、と聞いています。ウッドリィ神官」
再び頭から布をかぶっている神殿長は、表情はわからなくとも声で咎めているとわかる。
「それはこちらのセリフです! 講義の後ティータイムとはお伺いしておりましたが……夜になっても神殿にお戻りにならないではないですか! 何かあったのかと学園の捜索を終え、寮内を探す所でした! ……そちらの方々とご一緒だったのですね」
ウッドリィ神官と呼ばれた若草色の頭の青年も、神殿長の言葉に一度怯んだものの、キッとこちらを睨んできた。
学園には伝えてあると仰っていたけど、夕食は突発的な行動だったのだろう。申し訳ないことをしてしまった。
「ウッドリィ、いつも申しておりますように、私は子供ではないのです。一人で行動することもありますし自分の身は守れます。また、我々は神殿以外での個の権力を有しません。私個人のために、学園の皆様にご迷惑をおかけしてはなりません」
「神殿長様は生きる奇跡です! 神よりその名を賜った、尊いお方です……! 個の権力どうこうなど……いえ、申し訳ございません、カミーユ神殿長様……」
いつも中性的で温和な印象を受ける声色が、ワントーン低くなると、神官も叱られた犬の様にしゅんと項垂れた。
「それと、こちらはこの国のポムエット公爵家ご息女のテレシア様と従者のレオンです。二人とも私の友人です。その様な視線を送ってはなりません」
「神殿長様は幼い私が空腹でないかと配慮し、予定が済んだ後も晩餐をご一緒してくださったのですよ。どうぞ、神殿の皆様、神殿長をお叱りにならないでください」
そう自分の年齢を強調した。
「申し訳ありません、テレシア様。彼は私のストーカーの様なもので……どこへ行ってもついてくるし行き先も、私の食べた物すら全て把握していないと気が済まないような輩ですよ」
ストーカーの概念あった!!! そしてその内容にドン引きである。重度のストーカーを手元に置いているとなると、夕刻、窓の外の女性たちに手を振ったような優しい対応にも納得がいく。
赤裸々に語られて、ウッドリィ神官は顔を真っ赤にして俯いたが、否定をしない。
「寮の皆様にもご迷惑をおかけしました。私を思うあまり行きすぎた神官を、どうぞ悪く思わないでください」
「いえ……神殿長様が無事お戻りになられて、良かったですね。神官様」
寮の管理人も内容に驚いたのか、引き攣った顔をしながら笑顔で返した。
「それではテレシア様、レオン様、本日は有意義な時間をありがとうございました。またお会いしましょう」
「行きますよ、ウッドリィ、皆さん」
そう、穏やかな声で挨拶をすると、カミーユ神殿長とウッドリィ、他の神官たちは神殿へと帰っていった。去り際に、ウッドリィ神官がキッと再びこちらを睨みながら……。
「……部屋に戻ろっか、レオン……」
「はい。権力を持ったストーカーとは恐ろしいものですね、テレシア様」
寮の管理人にも謝罪をしながら、そんな感想を残して、集まっていた生徒も含め部屋へと戻っていった。
「神殿長とお茶会ですの!?」
部屋に戻る廊下で背後からキャロリーヌの声がして振り返った。
「キャ、キャロリーヌ様!?」
驚いておかしな声を出してしまう。フリルが喋ったのかと思ったら、フリフリのナイトキャップに、上から下までフリフリの、寝巻きと思われる服を着たキャロリーヌがそこにいた。
しかもなんだか、クッキーのような、あま~い、いい香りがする。
「キャロリーヌ様のお部屋もこの階だったんですね」
驚いてドキドキとする心臓を宥めながら、なんとか通常の声を出すことに成功した。
「ええ、共用のキッチンで、ダニエルがお菓子を焼いて戻るところですの」
お夜食ですの、と口に手をあててコロコロと笑う。
「どうりで、良い香りがすると思いました」
実際は香ばしい匂いに、なんのお菓子かとっても気になる! 気になるが、“どんなお菓子か“と問うと“それが欲しい”と聞こえてしまうのが貴族だ。迂闊なことは言えない。
「廊下から噂する声がしましたの。テレシア様が神殿長様とのお茶会から戻られた……と。すごいですのね! どうやったら、あのご高名な神殿長様とお茶をご一緒できるのでしょう」
キャロリーヌは、うっとりとした様子でそう話した。
すると共用キッチンの方から、ダニエルがお皿にパイの様なものを乗せて歩いてきた。
こちらに気がつくと尻尾を大きくゆったりと揺らしながら、
「おや、公女様、レオンくん、こんばんは」
と言ってぺこりとお辞儀をした。
「「こんばんは、ダニエルさん」」
当たり障りのない声色を発した私と反して、ツンケンした挨拶をしたレオンの声が重なる。
レオンをチラリと見て、目線で“コラ”と訴えると“ふんっ”とそっぽをむかれてしまった。
「ははっ、レオンくんには嫌われてしまったようですね。キャロリーヌ様、早く戻りませんとバナヌのパイが冷めてしまいます」
「そうですわね。テレシア様、また明日の講義でお会いしましょう」
スッと表情を切り替えると、フリルに埋もれた令嬢は獣人の従者と共に部屋へ戻っていった。
すれ違いざま、またあの“バナナとスイカ”の様な香りがする。
ーーバナヌって言う果物なのかなーー
甘く濃厚な南国の香りの中に、みずみずしくも青臭い様な匂いがした……。
翌日、朝から質問攻めにあっていた。最も、ソフィアとエリアス、キャロリーヌを筆頭に、他の人達は流れ聞く様な形だがーー。
「神殿長様とはどうやったらお茶会できますの!?」
「神殿長様はお幾つなんですか?」
「神殿長様とはどんなお話をされましたか?」
「「「神殿長様は、とても見目麗しいと噂がありますがお顔を見たことは!!?」」」
神殿長の質問ばかりされながら、最後には3人の声が揃ったところで、ソフィアとエリアス、キャロリーヌが顔を見合わせて挨拶を交わす。
「あはは……」
なんて答えよう、苦笑するしかなかった。
「公女という立場もあり、魔力測定の後カミーユ神殿長様とたまたまお茶をする機会があっただけですよ。年齢は存じません。光属性について少々お話をしました。見た目についてお話しするのは……不敬かと思いますので、お目にかかる機会があると良いですね」
当たり障りがないように返事をすると、さすが公女様とか、僕も公子ですがその様な機会はいただけませんとか、羨ましい……といった反応が返された。本当のことを言うわけにもいかないしね。
「神殿長様は、綺麗な白髪の男性らしいぞーーですよ」
サラッと、テオが神殿長の素顔について語り皆彼に注目した。
「どう言うことですかテオ! わたし、テオが神殿長様と親しいなんて聞いていませんよ!」
ソフィアがすごい剣幕で詰め寄るが、当のテオは飄々と答える。
「父上からお話を伺ったことがある……ます。あります。高貴な女性かと見紛う程、艶やかに輝く髪、眉目秀麗なお方だと聞きました」
遠くで聞き耳を立てていた子供達もキャキャと噂し始めた。言って良かったのかなぁ……わ、私言ってないもんね!
「テオ様……神殿長様のお姿についてお話しされるのはあまりよろしくないかもしれません……昨日の様に伯爵様に告げ口されてしまうかも……」
わざとらしく大きくため息をついて片頬に手を当ててみせると、テオはハッとして
「聞かなかったことに!」
そう、前後左右にお願いした。
今日の魔法科は、学園入学のお披露目に向けて“オーブ”を打ち上げ花火の用に散らす練習をしていた。
入学式がないことを不思議に思っていたが、この国では入学から一週間後に開かれる“お披露目”がそれに該当するらしい。オーブがきちんと使えないと、お話にならないと言うわけだ。
美形二人に囲まれて、料理はおいしかったはずなのに味が思い出せない。
3人で乗り込んだ馬車で寮の入り口につくと、人だかりと、白いーー神殿服の集団がいた。
「ですから、こちらの寮内を確認させていただきたいだけですーー!」
「いえいえ……学園の方からご連絡させていただきましたでしょう? 全生徒の部屋を改めるなんて困ります! 留守中の者もいるのです」
「こう言っている間にも、御身にもしものことがあったらーー」
「何をしているんですか? ウッドリィ」
馬車から降り私をエスコートしつつ、神殿長が声を張った。
ウッドリィと呼ばれ振り返った神殿服の男性は、周りを掻き分けて駆け寄ってくる。
「カミーユ様! 心配しておりました!!」
「何をしているのか、と聞いています。ウッドリィ神官」
再び頭から布をかぶっている神殿長は、表情はわからなくとも声で咎めているとわかる。
「それはこちらのセリフです! 講義の後ティータイムとはお伺いしておりましたが……夜になっても神殿にお戻りにならないではないですか! 何かあったのかと学園の捜索を終え、寮内を探す所でした! ……そちらの方々とご一緒だったのですね」
ウッドリィ神官と呼ばれた若草色の頭の青年も、神殿長の言葉に一度怯んだものの、キッとこちらを睨んできた。
学園には伝えてあると仰っていたけど、夕食は突発的な行動だったのだろう。申し訳ないことをしてしまった。
「ウッドリィ、いつも申しておりますように、私は子供ではないのです。一人で行動することもありますし自分の身は守れます。また、我々は神殿以外での個の権力を有しません。私個人のために、学園の皆様にご迷惑をおかけしてはなりません」
「神殿長様は生きる奇跡です! 神よりその名を賜った、尊いお方です……! 個の権力どうこうなど……いえ、申し訳ございません、カミーユ神殿長様……」
いつも中性的で温和な印象を受ける声色が、ワントーン低くなると、神官も叱られた犬の様にしゅんと項垂れた。
「それと、こちらはこの国のポムエット公爵家ご息女のテレシア様と従者のレオンです。二人とも私の友人です。その様な視線を送ってはなりません」
「神殿長様は幼い私が空腹でないかと配慮し、予定が済んだ後も晩餐をご一緒してくださったのですよ。どうぞ、神殿の皆様、神殿長をお叱りにならないでください」
そう自分の年齢を強調した。
「申し訳ありません、テレシア様。彼は私のストーカーの様なもので……どこへ行ってもついてくるし行き先も、私の食べた物すら全て把握していないと気が済まないような輩ですよ」
ストーカーの概念あった!!! そしてその内容にドン引きである。重度のストーカーを手元に置いているとなると、夕刻、窓の外の女性たちに手を振ったような優しい対応にも納得がいく。
赤裸々に語られて、ウッドリィ神官は顔を真っ赤にして俯いたが、否定をしない。
「寮の皆様にもご迷惑をおかけしました。私を思うあまり行きすぎた神官を、どうぞ悪く思わないでください」
「いえ……神殿長様が無事お戻りになられて、良かったですね。神官様」
寮の管理人も内容に驚いたのか、引き攣った顔をしながら笑顔で返した。
「それではテレシア様、レオン様、本日は有意義な時間をありがとうございました。またお会いしましょう」
「行きますよ、ウッドリィ、皆さん」
そう、穏やかな声で挨拶をすると、カミーユ神殿長とウッドリィ、他の神官たちは神殿へと帰っていった。去り際に、ウッドリィ神官がキッと再びこちらを睨みながら……。
「……部屋に戻ろっか、レオン……」
「はい。権力を持ったストーカーとは恐ろしいものですね、テレシア様」
寮の管理人にも謝罪をしながら、そんな感想を残して、集まっていた生徒も含め部屋へと戻っていった。
「神殿長とお茶会ですの!?」
部屋に戻る廊下で背後からキャロリーヌの声がして振り返った。
「キャ、キャロリーヌ様!?」
驚いておかしな声を出してしまう。フリルが喋ったのかと思ったら、フリフリのナイトキャップに、上から下までフリフリの、寝巻きと思われる服を着たキャロリーヌがそこにいた。
しかもなんだか、クッキーのような、あま~い、いい香りがする。
「キャロリーヌ様のお部屋もこの階だったんですね」
驚いてドキドキとする心臓を宥めながら、なんとか通常の声を出すことに成功した。
「ええ、共用のキッチンで、ダニエルがお菓子を焼いて戻るところですの」
お夜食ですの、と口に手をあててコロコロと笑う。
「どうりで、良い香りがすると思いました」
実際は香ばしい匂いに、なんのお菓子かとっても気になる! 気になるが、“どんなお菓子か“と問うと“それが欲しい”と聞こえてしまうのが貴族だ。迂闊なことは言えない。
「廊下から噂する声がしましたの。テレシア様が神殿長様とのお茶会から戻られた……と。すごいですのね! どうやったら、あのご高名な神殿長様とお茶をご一緒できるのでしょう」
キャロリーヌは、うっとりとした様子でそう話した。
すると共用キッチンの方から、ダニエルがお皿にパイの様なものを乗せて歩いてきた。
こちらに気がつくと尻尾を大きくゆったりと揺らしながら、
「おや、公女様、レオンくん、こんばんは」
と言ってぺこりとお辞儀をした。
「「こんばんは、ダニエルさん」」
当たり障りのない声色を発した私と反して、ツンケンした挨拶をしたレオンの声が重なる。
レオンをチラリと見て、目線で“コラ”と訴えると“ふんっ”とそっぽをむかれてしまった。
「ははっ、レオンくんには嫌われてしまったようですね。キャロリーヌ様、早く戻りませんとバナヌのパイが冷めてしまいます」
「そうですわね。テレシア様、また明日の講義でお会いしましょう」
スッと表情を切り替えると、フリルに埋もれた令嬢は獣人の従者と共に部屋へ戻っていった。
すれ違いざま、またあの“バナナとスイカ”の様な香りがする。
ーーバナヌって言う果物なのかなーー
甘く濃厚な南国の香りの中に、みずみずしくも青臭い様な匂いがした……。
翌日、朝から質問攻めにあっていた。最も、ソフィアとエリアス、キャロリーヌを筆頭に、他の人達は流れ聞く様な形だがーー。
「神殿長様とはどうやったらお茶会できますの!?」
「神殿長様はお幾つなんですか?」
「神殿長様とはどんなお話をされましたか?」
「「「神殿長様は、とても見目麗しいと噂がありますがお顔を見たことは!!?」」」
神殿長の質問ばかりされながら、最後には3人の声が揃ったところで、ソフィアとエリアス、キャロリーヌが顔を見合わせて挨拶を交わす。
「あはは……」
なんて答えよう、苦笑するしかなかった。
「公女という立場もあり、魔力測定の後カミーユ神殿長様とたまたまお茶をする機会があっただけですよ。年齢は存じません。光属性について少々お話をしました。見た目についてお話しするのは……不敬かと思いますので、お目にかかる機会があると良いですね」
当たり障りがないように返事をすると、さすが公女様とか、僕も公子ですがその様な機会はいただけませんとか、羨ましい……といった反応が返された。本当のことを言うわけにもいかないしね。
「神殿長様は、綺麗な白髪の男性らしいぞーーですよ」
サラッと、テオが神殿長の素顔について語り皆彼に注目した。
「どう言うことですかテオ! わたし、テオが神殿長様と親しいなんて聞いていませんよ!」
ソフィアがすごい剣幕で詰め寄るが、当のテオは飄々と答える。
「父上からお話を伺ったことがある……ます。あります。高貴な女性かと見紛う程、艶やかに輝く髪、眉目秀麗なお方だと聞きました」
遠くで聞き耳を立てていた子供達もキャキャと噂し始めた。言って良かったのかなぁ……わ、私言ってないもんね!
「テオ様……神殿長様のお姿についてお話しされるのはあまりよろしくないかもしれません……昨日の様に伯爵様に告げ口されてしまうかも……」
わざとらしく大きくため息をついて片頬に手を当ててみせると、テオはハッとして
「聞かなかったことに!」
そう、前後左右にお願いした。
今日の魔法科は、学園入学のお披露目に向けて“オーブ”を打ち上げ花火の用に散らす練習をしていた。
入学式がないことを不思議に思っていたが、この国では入学から一週間後に開かれる“お披露目”がそれに該当するらしい。オーブがきちんと使えないと、お話にならないと言うわけだ。
31
お気に入りに追加
105
あなたにおすすめの小説
女神様の使い、5歳からやってます
めのめむし
ファンタジー
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけやすくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、女神と同じ色の桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
基本、ほのぼの系ですので進行は遅いですが、着実に進んでいきます。
戦闘描写ばかり望む方はご注意ください。
内気な僕は異世界でチートな存在になれるか?@異世界現代群像のパラグラフ
木木 上入
ファンタジー
日々の日常に悩み、ついつい色々な事を思い詰めしまう高校生、桃井瑞輝(ももいみずき)。
異世界の小さな村で日々を過ごしている少女、エミナ。
瑞輝がふとしたきっかけで異世界の少女に転生したことで、二人は出会うことになる。
そして、運命は動き出した――。
------------------------------------
よりよい小説を書くために、Webカンパも受け付けています。
こちらのページからhttp://www.yggdore.com/
https://twitter.com/kikifunnelへお送りください
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!

公爵夫人アリアの華麗なるダブルワーク〜秘密の隠し部屋からお届けいたします〜
白猫
恋愛
主人公アリアとディカルト公爵家の当主であるルドルフは、政略結婚により結ばれた典型的な貴族の夫婦だった。 がしかし、5年ぶりに戦地から戻ったルドルフは敗戦国である隣国の平民イザベラを連れ帰る。城に戻ったルドルフからは目すら合わせてもらえないまま、本邸と別邸にわかれた別居生活が始まる。愛人なのかすら教えてもらえない女性の存在、そのイザベラから無駄に意識されるうちに、アリアは面倒臭さに頭を抱えるようになる。ある日、侍女から語られたイザベラに関する「推測」をきっかけに物語は大きく動き出す。 暗闇しかないトンネルのような現状から抜け出すには、ルドルフと離婚し公爵令嬢に戻るしかないと思っていたアリアだが、その「推測」にひと握りの可能性を見出したのだ。そして公爵邸にいながら自分を磨き、リスキリングに挑戦する。とにかく今あるものを使って、できるだけ抵抗しよう!そんなアリアを待っていたのは、思わぬ新しい人生と想像を上回る幸福であった。公爵夫人の反撃と挑戦の狼煙、いまここに高く打ち上げます!
➡️登場人物、国、背景など全て架空の100%フィクションです。

竜王の花嫁は番じゃない。
豆狸
恋愛
「……だから申し上げましたのに。私は貴方の番(つがい)などではないと。私はなんの衝動も感じていないと。私には……愛する婚約者がいるのだと……」
シンシアの瞳に涙はない。もう涸れ果ててしまっているのだ。
──番じゃないと叫んでも聞いてもらえなかった花嫁の話です。
みんなで転生〜チートな従魔と普通の私でほのぼの異世界生活〜
ノデミチ
ファンタジー
西門 愛衣楽、19歳。花の短大生。
年明けの誕生日も近いのに、未だ就活中。
そんな彼女の癒しは3匹のペット達。
シベリアンハスキーのコロ。
カナリアのカナ。
キバラガメのキィ。
犬と小鳥は、元は父のペットだったけど、母が出て行ってから父は変わってしまった…。
ペットの世話もせず、それどころか働く意欲も失い酒に溺れて…。
挙句に無理心中しようとして家に火を付けて焼け死んで。
アイラもペット達も焼け死んでしまう。
それを不憫に思った異世界の神が、自らの世界へ招き入れる。せっかくだからとペット達も一緒に。
何故かペット達がチートな力を持って…。
アイラは只の幼女になって…。
そんな彼女達のほのぼの異世界生活。
テイマー物 第3弾。
カクヨムでも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる