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番外編
「着ぐるみ漫才ネタを考えてみた」
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春が来ればわたし達はいよいよ学院を卒業する。
貴族学院の卒業式は前世日本のような型どおりの式典だけど、それが終われば貴族らしく卒業を祝うパーティーが行われる。
「ルル!!漫才のネタを考えてきたよ!」
ルルの部屋にノックとほぼ同時に飛び込んで
わたしは徹夜で書き上げたネタノートを掲げ上げた。
一拍の後、無表情で歩いてきたルルに手刀を落とされる。
「ルル痛い!」
「うるさい!何から突っ込んでいいのかわからないのよアンタは!」
綺麗に決まった頭への手刀は痛くて、わたしは頭をさすりながら恨みがましくルルを見上げる。
今日もルルは練習に余念がないようだ。やる気に満ち溢れていて素晴らしい。やっぱり相方はルルしかいないと、わたしは心の中で幾度目かの納得をする。
心底嫌そうな顔をしたルルに手に持ったままのノートの存在をちらちらと主張しながら目線でアピールすれば
舌打ちをしたルルがわたしからノートを取り上げた。
「……なによこれ」
そうしてわたしが徹夜で書き上げたネタを読んだルルから
うなり声みたいな低い呟きが漏れる。
「なんでわたしがボケなのよ!どう考えたってあんたがボケでしょ!!」
うん、わたし達はまず基本的な役割から話し合っていかなければいけないみたい。
「ルルはツッコミがよかった?」
じゃあ反対にしようか?とわたしは首をかしげる。
別に異論はない。ルルと漫才ができるならわたしは別にボケだろうとツッコミだろうとバッチコイだ。
「今までのわたしとあんたの会話を思い出したらどう考えたってわたしがツッコミ…って!やらないわよ!馬鹿じゃないの?!なにマジでネタなんて考えてきてるのよ!!」
試験の前って大掃除とかやりたくなるものだよね。
掃除はプロ侍女さんが完璧にやってくれるからやることなくって。
「馬鹿なこと考えてないで真面目に試験勉強しなさいよ。史上初の落第なんてしたら末代までの恥よ。ありえないからね。」
「漫才師として生きていくのに学歴なんて…」
「落第なんかしたらいくらカミュでも結婚してくれないわよ。自然消滅よ。前代未聞すぎて百年の恋も冷めるってやつになるわよ。」
「さっ勉強しようかなぁ!!」
くそう。
なんで卒業試験なんてものがあるんだろう。貴族なのに。ゲームなのに。
そこのところはちょいちょいと飛ばしてくれればいいのに!
「本当に大丈夫でしょうね、あんた…試験っていっても落ちるやつなんかいないような試験なんだからね?」
「だ、大丈夫だよ!授業は真面目に聞いてるしこれでも成績は平凡くらいなんだよ!」
「そこは“いい方”って言ってほしかったわ…」
そう言うルルはちゃっかりちゃんと勉強してたみたい。今日は試験前で学院はお休みだというのに意外に真面目なところのあるルルだ。しかも前世を思い出す前からルルは成績上位者に名を連ねていた。不公平!
ルルは溜息をついて、両手を腰にあて顎をくいっとする女王様仕草で言った。
「仕方ないわね。勉強、見てあげるから持ってきなさい。」
「っはいルル!」
「なんで増えてるわけ…?」
「エイレーン様とレイチェル様も一緒に勉強したいんだって!」
ルルの部屋から自分の部屋に勉強道具を取りに戻る途中、ばったり会ったレイチェル様に、今からルルに勉強を教えてもらうのだと言ったら羨ましがられたのでレイチェル様も誘ってみた。そうしたらエイレーン様も誘ってみようという話になって、エイレーン様も快諾してくれたのでこうして3人でルルの部屋に戻ってきたのだ。
「ルル様、よろしければわたくしにも教えていただけませんか?」
レイチェル様が遠慮がちに頼めばなんだかんだで人がいいルルは断れず
「いいけど…」
と赤くなった顔でそっぽを向いた。ルルはツンデレなのである。可愛いよね~。
「ルル様、わたくしもご一緒してもよろしいかしら?」
「…エイレーン…様、はわたしより頭いいのに?」
エイレーン様はいつも上位3人の中にいるほどの成績優秀者だ。なので当然、ルルに教わりたいと来たわけではなくて、お友達と一緒にきゃっきゃうふふと楽しいお勉強会をしたいということなのだけれど。
「憧れてましたの。こうして、お友達と一緒に何かすることに。」
そう言うとエイレーン様はくすりと微笑み、
「………別に。いいけど…。」
ルルはさらに真っ赤になった。その姿が微笑ましくて、わたしもレイチェル様と視線を合わせて微笑み合った。
こうして始まったわたしとルルとレイチェル様とエイレーン様の女子勉強会は終始ルルのツッコミが冴え渡っていた。
「……………それであんたはどさくさにまぎれてまた何を持ってきてるのよ。」
「漫才師はいついかなる時もネタ帳を持ち歩いて書き留めるものなんだよ?」
「没収よ!勉強にこんなものはいりません!」
「あっ!ルルお母さん返して!」
わたしの持ち込んだネタノートに目ざとく気がついたルルはわたしからノートを取り上げてその内容に厳しい駄目出しまでしてきた。
「…着ぐるみネタってあんた正気?わたし達しかわからないじゃないの。」
「大丈夫、その漫才をやる時はわたし、特注の自前着ぐるみ着るつもりだから!」
レイチェル様とエイレーン様にはわからない内容で申し訳ないけれど、もう少し待ってもらえたらお見せできるので暖かく見守ってほしい。
「はああああ?!」
「卒業式には間に合うように注文してるところだから安心して!」
着ぐるみというものがない世界だから図面まで書いて注文するのに苦労したんだよ?仕立て屋さんも初めての着ぐるみ製作だからクオリティは期待できないけど顔だけはこだわったんだ!ルルにも負けない美少女でお願いしてるの!わたしの顔をアニメ化したらこんなのかな?ってイメージで!それなりにお金もかかってるけど卒業祝いに何か買ってくれるってお父様から手紙が届いたからそれにしたんだ!
「何を注文してるのよ!っていうか卒業式にやるつもりなの?!令嬢人生終了する気?!」
「むしろ新しいスタートだよルル!」
漫才師としての新しい人生がそこから始まる。卒業式という晴れの舞台。呼び込まなくても大勢のお客さん。漫才というカルチャーショックに誰もが震えるよ!業界に激震が走るよ!
「そりゃ多方面に激震は走るわよ!」
「大丈夫、パーティーで披露するつもりだから!ほら、パーティーには余興がつきものでしょう?」
「結婚式の二次会じゃないのよ!皇帝陛下もいらっしゃるのよ?!」
「皇帝陛下が認めてくれたら怖いものなしだね!」
「むしろ怖いことしか起こらないわよ!」
「“誤解を受けやすい”ルルの誤解を解くチャンスだよ!」
ルルはこんなに面白い子なんだって一瞬で伝わるよ!いいチャンスじゃない!
アレク様達の件でルルの評判悪いままだもんね!あれは記憶を取り戻す前のことで今はこんなに面白くていい子なのに皆に知ってもらわないと勿体無いと思うんだ!
「………いえ、あの…ユーリア様のおかげで大分、その…ルル様の評判はあがっておりますわよ…?」
「そうなの?レイチェル様」
知らなかった!
「わたしのおかげだって!よかったね!」
「わたしよりあんたは自分の心配した方がいいと思うんだけど。…どう思う?エイレーン、様、は。」
「…わたくしはユーリア様のこと大好きですわよ?」
「ありがとうエイレーン様!わたしもエイレーン様のこと好きです!」
ルルは強がって全然気にしてないみたいにしてるけど。
やっぱり、人生に友達はいた方が何倍も楽しいと思うんだよね。もちろん、1人が好きな人だっているだろうし強制するつもりも絶対、と言い切るつもりもない。友達だって、時には傷つけあうこともあるしそうなるくらいなら1人の方がいいって思う時もあるかもしれない。
それでも。
気遣いと思いやりさえ忘れなければ、
友達は人生の宝物になれるとわたしは信じてるから…―――
「わたしはルルの良さをもっとたくさんの人に知ってほしい。わたしだけが知ってるなんて勿体無いよ。」
「…うるさいわよ。人を物みたいに言うんじゃないわよ。」
「ルル、わたしが着ぐるみを着るのはね、ルルの紹介の場で、わたしが目立っちゃったら申し訳ないからだよ。着ぐるみのわたしは正体不明の謎の人物でいこうと思うの。だからルル、ルルだけがパーティーで一躍有名に」
「あんた自分だけ身元隠してわたしを晒し者にする気ね??!!」
これがこの日一番の怒号にも似たルルのツッコミだった。
貴族学院の卒業式は前世日本のような型どおりの式典だけど、それが終われば貴族らしく卒業を祝うパーティーが行われる。
「ルル!!漫才のネタを考えてきたよ!」
ルルの部屋にノックとほぼ同時に飛び込んで
わたしは徹夜で書き上げたネタノートを掲げ上げた。
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「ルル痛い!」
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「なんでわたしがボケなのよ!どう考えたってあんたがボケでしょ!!」
うん、わたし達はまず基本的な役割から話し合っていかなければいけないみたい。
「ルルはツッコミがよかった?」
じゃあ反対にしようか?とわたしは首をかしげる。
別に異論はない。ルルと漫才ができるならわたしは別にボケだろうとツッコミだろうとバッチコイだ。
「今までのわたしとあんたの会話を思い出したらどう考えたってわたしがツッコミ…って!やらないわよ!馬鹿じゃないの?!なにマジでネタなんて考えてきてるのよ!!」
試験の前って大掃除とかやりたくなるものだよね。
掃除はプロ侍女さんが完璧にやってくれるからやることなくって。
「馬鹿なこと考えてないで真面目に試験勉強しなさいよ。史上初の落第なんてしたら末代までの恥よ。ありえないからね。」
「漫才師として生きていくのに学歴なんて…」
「落第なんかしたらいくらカミュでも結婚してくれないわよ。自然消滅よ。前代未聞すぎて百年の恋も冷めるってやつになるわよ。」
「さっ勉強しようかなぁ!!」
くそう。
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そこのところはちょいちょいと飛ばしてくれればいいのに!
「本当に大丈夫でしょうね、あんた…試験っていっても落ちるやつなんかいないような試験なんだからね?」
「だ、大丈夫だよ!授業は真面目に聞いてるしこれでも成績は平凡くらいなんだよ!」
「そこは“いい方”って言ってほしかったわ…」
そう言うルルはちゃっかりちゃんと勉強してたみたい。今日は試験前で学院はお休みだというのに意外に真面目なところのあるルルだ。しかも前世を思い出す前からルルは成績上位者に名を連ねていた。不公平!
ルルは溜息をついて、両手を腰にあて顎をくいっとする女王様仕草で言った。
「仕方ないわね。勉強、見てあげるから持ってきなさい。」
「っはいルル!」
「なんで増えてるわけ…?」
「エイレーン様とレイチェル様も一緒に勉強したいんだって!」
ルルの部屋から自分の部屋に勉強道具を取りに戻る途中、ばったり会ったレイチェル様に、今からルルに勉強を教えてもらうのだと言ったら羨ましがられたのでレイチェル様も誘ってみた。そうしたらエイレーン様も誘ってみようという話になって、エイレーン様も快諾してくれたのでこうして3人でルルの部屋に戻ってきたのだ。
「ルル様、よろしければわたくしにも教えていただけませんか?」
レイチェル様が遠慮がちに頼めばなんだかんだで人がいいルルは断れず
「いいけど…」
と赤くなった顔でそっぽを向いた。ルルはツンデレなのである。可愛いよね~。
「ルル様、わたくしもご一緒してもよろしいかしら?」
「…エイレーン…様、はわたしより頭いいのに?」
エイレーン様はいつも上位3人の中にいるほどの成績優秀者だ。なので当然、ルルに教わりたいと来たわけではなくて、お友達と一緒にきゃっきゃうふふと楽しいお勉強会をしたいということなのだけれど。
「憧れてましたの。こうして、お友達と一緒に何かすることに。」
そう言うとエイレーン様はくすりと微笑み、
「………別に。いいけど…。」
ルルはさらに真っ赤になった。その姿が微笑ましくて、わたしもレイチェル様と視線を合わせて微笑み合った。
こうして始まったわたしとルルとレイチェル様とエイレーン様の女子勉強会は終始ルルのツッコミが冴え渡っていた。
「……………それであんたはどさくさにまぎれてまた何を持ってきてるのよ。」
「漫才師はいついかなる時もネタ帳を持ち歩いて書き留めるものなんだよ?」
「没収よ!勉強にこんなものはいりません!」
「あっ!ルルお母さん返して!」
わたしの持ち込んだネタノートに目ざとく気がついたルルはわたしからノートを取り上げてその内容に厳しい駄目出しまでしてきた。
「…着ぐるみネタってあんた正気?わたし達しかわからないじゃないの。」
「大丈夫、その漫才をやる時はわたし、特注の自前着ぐるみ着るつもりだから!」
レイチェル様とエイレーン様にはわからない内容で申し訳ないけれど、もう少し待ってもらえたらお見せできるので暖かく見守ってほしい。
「はああああ?!」
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「何を注文してるのよ!っていうか卒業式にやるつもりなの?!令嬢人生終了する気?!」
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「大丈夫、パーティーで披露するつもりだから!ほら、パーティーには余興がつきものでしょう?」
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アレク様達の件でルルの評判悪いままだもんね!あれは記憶を取り戻す前のことで今はこんなに面白くていい子なのに皆に知ってもらわないと勿体無いと思うんだ!
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「…わたくしはユーリア様のこと大好きですわよ?」
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ルルは強がって全然気にしてないみたいにしてるけど。
やっぱり、人生に友達はいた方が何倍も楽しいと思うんだよね。もちろん、1人が好きな人だっているだろうし強制するつもりも絶対、と言い切るつもりもない。友達だって、時には傷つけあうこともあるしそうなるくらいなら1人の方がいいって思う時もあるかもしれない。
それでも。
気遣いと思いやりさえ忘れなければ、
友達は人生の宝物になれるとわたしは信じてるから…―――
「わたしはルルの良さをもっとたくさんの人に知ってほしい。わたしだけが知ってるなんて勿体無いよ。」
「…うるさいわよ。人を物みたいに言うんじゃないわよ。」
「ルル、わたしが着ぐるみを着るのはね、ルルの紹介の場で、わたしが目立っちゃったら申し訳ないからだよ。着ぐるみのわたしは正体不明の謎の人物でいこうと思うの。だからルル、ルルだけがパーティーで一躍有名に」
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