25 / 66
本編
第24話「伯爵令嬢レイチェルのユーリア考察」
しおりを挟む
わたくしの友人、ルドフォン伯爵家のユーリア様はとても優しくて謙虚な方です。
「レイチェル様は美人ですわ!誰が何と言おうと美人です!レイチェル様が美人でないという方の方が間違っているのです!」
誰が見ても平凡な、美人などとはほど遠い容姿のわたくしの両手を強く握り締めて
ユーリア様は偽りではないとわかる本気の瞳でわたくしに言ってくださいました。
ユーリア様のように可愛らしい雰囲気であればまだよかったのに、と零したわたくしに
「可愛いは雰囲気でごまかせるだけですわ。でも、美人だけはごまかせません。小細工が通用しないからこそ美しいのです。」
と。繰り返しこんなわたくしを褒めてくれたのです。
「レイチェル様の本当の美しさに気づいてくれる方が現れますわ」
ユーリア様のくれる言葉はいつも、本気の言葉でした。
嘘偽りなく心からそう信じているとわかる言葉に、例えユーリア様の思いこみだとわかっていても、わたくしの心は暖かくなりました。
ユーリア様は心からの言葉でわたくしを褒めてくださるけれど。
実際のところ、わたくしは決して美しくなどありません。これは、自虐などではなく純然とした事実。哀しいけれどわたくしは自分のことはきちんと正しく理解しています。
同じ学院に通っているアレク皇子殿下を始めとした“色持ち”の方々。美しいだけではなく華やかな色合いをその髪と瞳に持つ、美しさも身分も尊いあの方々に比べたら。わたくしなど、美人などといえるはずもありません。不器量ではないと思いたいけれど…どこにでもいる平凡な、ごく一般的な顔つき。それが、わたくし。真っ黒なこの髪の色も…あの方々に比べなんと地味なことか。あの方々のような華やかさに、憧れずにはいられない。
アレク皇子殿下方、この国でも有名な美しさを持つ皆様はもう、わたくし達とは造形からして全てが違うように見えます。髪の毛や瞳の色ばかりではなく、均整のとれた立派なお身体はもちろん、なんといってもこの世の美を全てつめこんだかのようなその顔は。
まるで夜空に輝く星々を集めたかのように輝きを放つ大きな瞳、その瞳を彩る睫は瞬きのたびに小さな風が起こりそうなほど。鼻筋は綺麗な直線を描き、しっかりと存在を主張する唇は紅をつけなくても魅惑的な色香を放っている。
どれほどあの方々のようになりたいと憧れても、どんなに努力しても、化粧で真似ようとしてみても。
平凡なわたくし達には決して手の届くことのない、まさに神に選ばれた者のみが許された“美”が、そこにはあるのです――。
あの方々の美しさはわたくし達には眩しすぎて。
足元にも及ばないわたくし達にはただただ憧れ眺めることしかできない。
圧倒的なまでの“美”――。
“美しい”とは、アレク殿下方のためにある言葉。
わたくし程度の容姿の人間が“美しい”などありえない話なのです―――。
「あっレイチェル様、今すれ違った方、素敵でしたわよね?」
「……そうでしたか?よく見ていませんでしたわ。」
「勿体無いですわよレイチェル様!何が素敵な結婚相手確保のきっかけになるかわかりませんのに!」
「…ええ、そうですわね。今度から気をつけますわ。」
けれどユーリア様の“美”の基準は少しばかり違うようで。
「そういえばエミリ様も美人ですわよね。レイチェル様もそう思いません?」
「ええ…思いますわ。」
時々こんな風に。
返答に困るようなことを言うのです。いえ、エミリ様が不器量というわけではありませんわ。先ほどすれ違った男子生徒がそうだということわけでもないのです。ただ、少しばかり、なんというか…“美”という言葉を使われてしまうと、違うのではないかと感じてしまうのです。わたくしの中での“美”の基準が殿下方なせいでしょう。
「レイチェル様とは違う種類の美人ですわね。あ!れれれれ、レイチェル様、あの子!あの子見てください!学院に天使がいますわ!どこのクラスでしょうか?!ものすごく可愛い…!!」
「そうですわね、可愛らしい方ですわね。1年生でしょうか?」
「13歳かあ。いいですねえ、妹にしたいくらいですわ。」
「ユーリア様にも妹がいらっしゃいましたわよね?」
「ええ。うちの妹もとっても可愛いんですよ。」
そう言ったユーリア様は妹さんのことを思い出しているのか、目尻は下がり、口元が緩み、幸せそうに微笑んでいました。そのお顔からは、妹さんへの愛情が滲み出ていました。
「妹さんはユーリア様に似ていらっしゃるのですか?」
「はい!領地ではよく似た姉妹だと言われてるんですよ。」
「それはそれは…ぜひお会いしてみたいですわ。」
「ぜひ。」
ユーリア様はもしかしたら、外見など気にせずその人の中身を見る方なのかもしれません。だって、ユーリア様のおっしゃる美しい方や可愛らしい方の幅が、あまりにも広くて。ユーリア様の目には全ての人が美しく見えているのではと疑うほど、ユーリア様は嘘偽りのない本気の瞳で言うのです。
「…ユーリア様は、心が素晴らしく綺麗な方なのですわね」
「何かおっしゃいましたか?」
「いえ…。何でもありませんわ。」
きっと、そうなのでしょう。
ユーリア様は俗物なわたくしなどと違い、人の外見ではなく内面を見る方なのですわ。だからこそ、ユーリア様の瞳は外見の美醜に左右されないのです。
そうすると、わたくしはユーリア様に心が美しいと評価されたと思ってもいいのでしょうか?ならばずっとそうであれるように、ユーリア様に美しいと言っていただけるように励まねばなりませんね。
「そういえばユーリア様、男爵令嬢のマリアからユーリア様にお礼を伝えてほしいと頼まれましたわ。泣いていたのを励ましたのですって?」
「マリア様…?ああ!思い出しました、ええ、そうなんです!夜に寮の談話室でものすごく可愛らしい方が泣いてらっしゃるのを見かけたんです。話を聞いたら、幼馴染の恋人から暴言を吐かれたって言うんです。あんなに可愛らしい子に向かって“可愛くない”なんて恐ろしい暴言をですよ!!信じられませんわ!」
「そうでしたの…。マリアはわたくしの従姉妹なんですの。幼馴染の恋人は…いつも喧嘩しているのですわ。どうもわたくしから見ると、好きなのに素直になれないように見えるのですけれど、そのせいでいつもマリアは泣いているのです。」
それでも普段は仲良くしていて。互いに想いあっている2人です。ただ、幼さのあまり…時に派手な喧嘩をしてはそのような暴言の応酬をしているようで。
マリアも泣いているとは言っても、相手以上にひどいことを言っているようなので正直、わたくしからするとどちらもどちらのお互い様に思えるのですが。
「なるほど。そういうパターンでしたか。でも可愛い子に可愛くないなんて言っても負け惜しみにしかならないように思えますわ。その相手の子ももっと語彙力を学ぶべきですわね。」
「はあ…」
こんな方ですから、ユーリア様は意外にもわたくし以外の令嬢方にも好かれております。
だって、本気で自分を褒めてくれる相手を、嫌いになることなどないでしょう?そういうことですわ。
ユーリア様こそ内面の素晴らしい、心の美しい方。
もしかしたらユーリア様は神の子で、神の子のユーリア様にはわたくし達ただの人の外見など無意味なのかもしれません。
「でもいいなぁ。わたしも早く人間のイケメンをゲットしたいなぁ…」
時々おかしな言動をすることもあるけれど。
ユーリア様はわたくしの、
大事で大切な
親友です―――。
「レイチェル様は美人ですわ!誰が何と言おうと美人です!レイチェル様が美人でないという方の方が間違っているのです!」
誰が見ても平凡な、美人などとはほど遠い容姿のわたくしの両手を強く握り締めて
ユーリア様は偽りではないとわかる本気の瞳でわたくしに言ってくださいました。
ユーリア様のように可愛らしい雰囲気であればまだよかったのに、と零したわたくしに
「可愛いは雰囲気でごまかせるだけですわ。でも、美人だけはごまかせません。小細工が通用しないからこそ美しいのです。」
と。繰り返しこんなわたくしを褒めてくれたのです。
「レイチェル様の本当の美しさに気づいてくれる方が現れますわ」
ユーリア様のくれる言葉はいつも、本気の言葉でした。
嘘偽りなく心からそう信じているとわかる言葉に、例えユーリア様の思いこみだとわかっていても、わたくしの心は暖かくなりました。
ユーリア様は心からの言葉でわたくしを褒めてくださるけれど。
実際のところ、わたくしは決して美しくなどありません。これは、自虐などではなく純然とした事実。哀しいけれどわたくしは自分のことはきちんと正しく理解しています。
同じ学院に通っているアレク皇子殿下を始めとした“色持ち”の方々。美しいだけではなく華やかな色合いをその髪と瞳に持つ、美しさも身分も尊いあの方々に比べたら。わたくしなど、美人などといえるはずもありません。不器量ではないと思いたいけれど…どこにでもいる平凡な、ごく一般的な顔つき。それが、わたくし。真っ黒なこの髪の色も…あの方々に比べなんと地味なことか。あの方々のような華やかさに、憧れずにはいられない。
アレク皇子殿下方、この国でも有名な美しさを持つ皆様はもう、わたくし達とは造形からして全てが違うように見えます。髪の毛や瞳の色ばかりではなく、均整のとれた立派なお身体はもちろん、なんといってもこの世の美を全てつめこんだかのようなその顔は。
まるで夜空に輝く星々を集めたかのように輝きを放つ大きな瞳、その瞳を彩る睫は瞬きのたびに小さな風が起こりそうなほど。鼻筋は綺麗な直線を描き、しっかりと存在を主張する唇は紅をつけなくても魅惑的な色香を放っている。
どれほどあの方々のようになりたいと憧れても、どんなに努力しても、化粧で真似ようとしてみても。
平凡なわたくし達には決して手の届くことのない、まさに神に選ばれた者のみが許された“美”が、そこにはあるのです――。
あの方々の美しさはわたくし達には眩しすぎて。
足元にも及ばないわたくし達にはただただ憧れ眺めることしかできない。
圧倒的なまでの“美”――。
“美しい”とは、アレク殿下方のためにある言葉。
わたくし程度の容姿の人間が“美しい”などありえない話なのです―――。
「あっレイチェル様、今すれ違った方、素敵でしたわよね?」
「……そうでしたか?よく見ていませんでしたわ。」
「勿体無いですわよレイチェル様!何が素敵な結婚相手確保のきっかけになるかわかりませんのに!」
「…ええ、そうですわね。今度から気をつけますわ。」
けれどユーリア様の“美”の基準は少しばかり違うようで。
「そういえばエミリ様も美人ですわよね。レイチェル様もそう思いません?」
「ええ…思いますわ。」
時々こんな風に。
返答に困るようなことを言うのです。いえ、エミリ様が不器量というわけではありませんわ。先ほどすれ違った男子生徒がそうだということわけでもないのです。ただ、少しばかり、なんというか…“美”という言葉を使われてしまうと、違うのではないかと感じてしまうのです。わたくしの中での“美”の基準が殿下方なせいでしょう。
「レイチェル様とは違う種類の美人ですわね。あ!れれれれ、レイチェル様、あの子!あの子見てください!学院に天使がいますわ!どこのクラスでしょうか?!ものすごく可愛い…!!」
「そうですわね、可愛らしい方ですわね。1年生でしょうか?」
「13歳かあ。いいですねえ、妹にしたいくらいですわ。」
「ユーリア様にも妹がいらっしゃいましたわよね?」
「ええ。うちの妹もとっても可愛いんですよ。」
そう言ったユーリア様は妹さんのことを思い出しているのか、目尻は下がり、口元が緩み、幸せそうに微笑んでいました。そのお顔からは、妹さんへの愛情が滲み出ていました。
「妹さんはユーリア様に似ていらっしゃるのですか?」
「はい!領地ではよく似た姉妹だと言われてるんですよ。」
「それはそれは…ぜひお会いしてみたいですわ。」
「ぜひ。」
ユーリア様はもしかしたら、外見など気にせずその人の中身を見る方なのかもしれません。だって、ユーリア様のおっしゃる美しい方や可愛らしい方の幅が、あまりにも広くて。ユーリア様の目には全ての人が美しく見えているのではと疑うほど、ユーリア様は嘘偽りのない本気の瞳で言うのです。
「…ユーリア様は、心が素晴らしく綺麗な方なのですわね」
「何かおっしゃいましたか?」
「いえ…。何でもありませんわ。」
きっと、そうなのでしょう。
ユーリア様は俗物なわたくしなどと違い、人の外見ではなく内面を見る方なのですわ。だからこそ、ユーリア様の瞳は外見の美醜に左右されないのです。
そうすると、わたくしはユーリア様に心が美しいと評価されたと思ってもいいのでしょうか?ならばずっとそうであれるように、ユーリア様に美しいと言っていただけるように励まねばなりませんね。
「そういえばユーリア様、男爵令嬢のマリアからユーリア様にお礼を伝えてほしいと頼まれましたわ。泣いていたのを励ましたのですって?」
「マリア様…?ああ!思い出しました、ええ、そうなんです!夜に寮の談話室でものすごく可愛らしい方が泣いてらっしゃるのを見かけたんです。話を聞いたら、幼馴染の恋人から暴言を吐かれたって言うんです。あんなに可愛らしい子に向かって“可愛くない”なんて恐ろしい暴言をですよ!!信じられませんわ!」
「そうでしたの…。マリアはわたくしの従姉妹なんですの。幼馴染の恋人は…いつも喧嘩しているのですわ。どうもわたくしから見ると、好きなのに素直になれないように見えるのですけれど、そのせいでいつもマリアは泣いているのです。」
それでも普段は仲良くしていて。互いに想いあっている2人です。ただ、幼さのあまり…時に派手な喧嘩をしてはそのような暴言の応酬をしているようで。
マリアも泣いているとは言っても、相手以上にひどいことを言っているようなので正直、わたくしからするとどちらもどちらのお互い様に思えるのですが。
「なるほど。そういうパターンでしたか。でも可愛い子に可愛くないなんて言っても負け惜しみにしかならないように思えますわ。その相手の子ももっと語彙力を学ぶべきですわね。」
「はあ…」
こんな方ですから、ユーリア様は意外にもわたくし以外の令嬢方にも好かれております。
だって、本気で自分を褒めてくれる相手を、嫌いになることなどないでしょう?そういうことですわ。
ユーリア様こそ内面の素晴らしい、心の美しい方。
もしかしたらユーリア様は神の子で、神の子のユーリア様にはわたくし達ただの人の外見など無意味なのかもしれません。
「でもいいなぁ。わたしも早く人間のイケメンをゲットしたいなぁ…」
時々おかしな言動をすることもあるけれど。
ユーリア様はわたくしの、
大事で大切な
親友です―――。
80
お気に入りに追加
3,958
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。

乙女ゲームに転生した世界でメイドやってます!毎日大変ですが、瓶底メガネ片手に邁進します!
美月一乃
恋愛
前世で大好きなゲームの世界?に転生した自分の立ち位置はモブ!
でも、自分の人生満喫をと仕事を初めたら
偶然にも大好きなライバルキャラに仕えていますが、毎日がちょっと、いえすっごい大変です!
瓶底メガネと縄を片手に、メイド服で邁進してます。
「ちがいますよ、これは邁進してちゃダメな奴なのにー」
と思いながら

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

脇役なんだから見学します!っは俺様には通用しないようです。
月詠りぃな
恋愛
日本生まれ日本育ちごく一般的なOL、佐伯梨々花。
いつも通り入眠すると体が子供に???
しかも、なんか見た事ある景色!?!?
一体どうなってるのーーーー!!
大好きな乙女ゲームに転生してしまった梨々花。でも、自分の姿は見た覚えはないヒロインの髪色でもないじゃあ私は何のために居るのかな?
転生した意味を探し日々奮闘、そこで出会った俺様王子にさらに振り回されるそんなお話。

深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる