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第3話 ユニークスキルは『守銭奴』です
30 初めて見る自分の能力値
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天幕の下で、防水布を広げ、キルケ、シュカちゃん、レェーヴ君の順で並んで休む。
俺とラーガーさんの二人で、竈の火の番をする。
昼間は動くと少し暑いくらい暖かかったけど、夜はひんやりする。
木蔭なのと、湿気が日本に比べて低く、川のそばなのもあるだろう。
「君は、魔法も知らないのに魔力はやたら高く、女神の加護があって固有能力のアビリティも一部レベルMAXなんだね」
満天の星を眺めていると、ラーガーさんが話しかけてきた。
「そうなんですね。エディさんもそう言ってましたけど、俺、自分で自分の能力値よく解ってないんですよ」
「見たことないのか?」
「スカウター持ってないし」
「スカウター? 鑑定単眼鏡の事か?」
ああ、こっちでスカウターって言っても通じないか。まあ、あっちでも、アニメや漫画に詳しいやつじゃないと知らんか。
「はい。とても高価な物だと聞きました」
「まあ、ピンキリだが、しっかり見ようと思ったら庶民の年収くらいはするな。だが、君くらい魔力が高ければ、自分で【鑑定】出来るんじゃないのか? ⋯⋯ああ、魔法の使い方が解らないんだっけか」
ラーガーさんは上着の胸ポケットから何かを取り出し、投げて寄越した。
ロッテンマイヤー女史の片眼鏡!! に見える。グラスは近眼鏡や老眼鏡のように厚みはなく、ほぼ均等で、僅かに反っていた。
「それをかけて、自分の手を見てみろ」
言われたとおりに、かけようにも、日本人の平たい顔では、眼窩の窪みに収めるなんて格好いいこと出来ない。
と、引っかかる訳ないと思いつつかけるフリをしてみると、鼻パット的な突起が鼻にピタッとくっつく。
おお! さすがファンタジー世界。原理は解らんが、眼鏡が蔓がなくてもくっつく仕様か!!
揃えた両手の平で、落ちるかもしれない片眼鏡を受けるようにして見てみると、何か文字が浮かび上がってくる。
꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳
トキワ(氏)・セイヤ(名)
ソール暦768年・火飈の月・三の星・四の日 生まれ(17歳(0歳))
ニホン国ヒョウゴ県カワニシ市 出身
※職業※ 与えられるor自ら就く生業
【見習い派遣労働者】Lv1
女神の加護
言語翻訳機能、危機察知能力、天運僥倖
固有能力【守銭奴】
自衛能力 Lv.MAX(財産を奪われない)
スマイル Lv.2(笑顔で難局を乗り越え危機を回避)
察知能力 Lv.MAX(お金の臭いを嗅ぎ分ける)
能力値
※役割※ 周りから認められてつく称号
【雑用係】Lv1
【マスコット】Lv3
【健気】
【立派な持ち物】
※能力値※ 徐々に成長する
健康耐久力 85/ 88
魔法精神力 879/1288
膂力 51(一般男性)
体力 94(元気な若者)
魔力 157(魔法士に向いている)
精気 129(わりと元気に回復)
気力 118(へこたれない)
知力 97(お莫迦ではない)
技巧 72(不器用ではない)
俊敏 98(鈍くさくはないかも?)
運気 999(上限)人間では到達点
※技能※ 繰り返すうちに身につく
【家事】Lv1(ひとり暮らし出来る)
【薬草学】Lv1(一般人)薬草類を勉強中
※能力※ (技能から派生)
【料理】Lv2(マズくない)家事スキルから派生
※才能※ 突然開花する
【歌唱】Lv2(カラオケが出来る)
【冗談】Lv2(人を和ませるか怒らせる)
※特殊技能※ 神の与えたもう贈り物
【微笑】まわりをちょっと幸せにする
ピンチを切り抜ける
【強運】能力値【運気】があがりやすい
何物にも負けない強運の持ち主
神は視ています
※称号※
【運命の神に愛されし者】どんな不運に見舞われても乗りきれる強運の持ち主
【妖精の友】🆕妖精族から慕われ、妖精族を、よき隣人とし救ける者
꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳
ああ、自称管理神の女神さまは、管理しやすいよう、いろんなものを数値化してると言ってたっけ。
確かに、「げえむの世界に近いと思います」だな。
運気が上がりやすいとか言って、すでに上限してんやん。
でも、知らない世界で、魔法もフォースもない俺が、すぐに死んだりしないように強運をつけてくれてるんやろな。
「どうだ? 確かに、まだ魔法はないが、魔力、精力、気力が魔法士に向いてるとあるだろう?」
「はい(お莫迦ではないは、賢いと言えるのか?)」
「ちゃんと勉強すれば、使えるようになるさ」
ラーガーさんは、誉めて伸ばす教官なのかな。
ところで、称号に変なのついてんな。
立派な持ち物って、エディさんに見られて、ビッグマグナムだとまわりに吹聴されたから? 止めて欲しい。
マスコットってなんだよ。みんなに可愛がられてるって、前向きに捉えるしかないな。
健気は、あの太い眉の兵士が憐れんだ目で見るからか。
家事や料理、歌唱は、元々向こうにいた時に身についていたものを数値化したんだろう。
🆕マークのついた妖精の友が解らん。どちらかというと、こっちがエルフの美少女に助けられたのであって、こっちが「よき隣人として救ける者」じゃないぞ?
「まあ、潜在的に持っている技能やこれから身につく能力もまだ表記されてないからな。開花して初めて表記される。今は少なくても嘆くことはないぞ、少年」
いや、俺、17歳だから、青年だろ? 少年って、5~14歳だろ?
スカウター持ってて、自分でも鑑定出来るのに、年齢見ただろうに、子供扱いかよ。
ふて腐れて膝を抱え三角座りする。
ラーガーさんが俺に何かを言おうとした時、ラーガーさんの背後で何か草や枝を踏む音がした。
天幕の下で、防水布を広げ、キルケ、シュカちゃん、レェーヴ君の順で並んで休む。
俺とラーガーさんの二人で、竈の火の番をする。
昼間は動くと少し暑いくらい暖かかったけど、夜はひんやりする。
木蔭なのと、湿気が日本に比べて低く、川のそばなのもあるだろう。
「君は、魔法も知らないのに魔力はやたら高く、女神の加護があって固有能力のアビリティも一部レベルMAXなんだね」
満天の星を眺めていると、ラーガーさんが話しかけてきた。
「そうなんですね。エディさんもそう言ってましたけど、俺、自分で自分の能力値よく解ってないんですよ」
「見たことないのか?」
「スカウター持ってないし」
「スカウター? 鑑定単眼鏡の事か?」
ああ、こっちでスカウターって言っても通じないか。まあ、あっちでも、アニメや漫画に詳しいやつじゃないと知らんか。
「はい。とても高価な物だと聞きました」
「まあ、ピンキリだが、しっかり見ようと思ったら庶民の年収くらいはするな。だが、君くらい魔力が高ければ、自分で【鑑定】出来るんじゃないのか? ⋯⋯ああ、魔法の使い方が解らないんだっけか」
ラーガーさんは上着の胸ポケットから何かを取り出し、投げて寄越した。
ロッテンマイヤー女史の片眼鏡!! に見える。グラスは近眼鏡や老眼鏡のように厚みはなく、ほぼ均等で、僅かに反っていた。
「それをかけて、自分の手を見てみろ」
言われたとおりに、かけようにも、日本人の平たい顔では、眼窩の窪みに収めるなんて格好いいこと出来ない。
と、引っかかる訳ないと思いつつかけるフリをしてみると、鼻パット的な突起が鼻にピタッとくっつく。
おお! さすがファンタジー世界。原理は解らんが、眼鏡が蔓がなくてもくっつく仕様か!!
揃えた両手の平で、落ちるかもしれない片眼鏡を受けるようにして見てみると、何か文字が浮かび上がってくる。
꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳
トキワ(氏)・セイヤ(名)
ソール暦768年・火飈の月・三の星・四の日 生まれ(17歳(0歳))
ニホン国ヒョウゴ県カワニシ市 出身
※職業※ 与えられるor自ら就く生業
【見習い派遣労働者】Lv1
女神の加護
言語翻訳機能、危機察知能力、天運僥倖
固有能力【守銭奴】
自衛能力 Lv.MAX(財産を奪われない)
スマイル Lv.2(笑顔で難局を乗り越え危機を回避)
察知能力 Lv.MAX(お金の臭いを嗅ぎ分ける)
能力値
※役割※ 周りから認められてつく称号
【雑用係】Lv1
【マスコット】Lv3
【健気】
【立派な持ち物】
※能力値※ 徐々に成長する
健康耐久力 85/ 88
魔法精神力 879/1288
膂力 51(一般男性)
体力 94(元気な若者)
魔力 157(魔法士に向いている)
精気 129(わりと元気に回復)
気力 118(へこたれない)
知力 97(お莫迦ではない)
技巧 72(不器用ではない)
俊敏 98(鈍くさくはないかも?)
運気 999(上限)人間では到達点
※技能※ 繰り返すうちに身につく
【家事】Lv1(ひとり暮らし出来る)
【薬草学】Lv1(一般人)薬草類を勉強中
※能力※ (技能から派生)
【料理】Lv2(マズくない)家事スキルから派生
※才能※ 突然開花する
【歌唱】Lv2(カラオケが出来る)
【冗談】Lv2(人を和ませるか怒らせる)
※特殊技能※ 神の与えたもう贈り物
【微笑】まわりをちょっと幸せにする
ピンチを切り抜ける
【強運】能力値【運気】があがりやすい
何物にも負けない強運の持ち主
神は視ています
※称号※
【運命の神に愛されし者】どんな不運に見舞われても乗りきれる強運の持ち主
【妖精の友】🆕妖精族から慕われ、妖精族を、よき隣人とし救ける者
꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳꙳
ああ、自称管理神の女神さまは、管理しやすいよう、いろんなものを数値化してると言ってたっけ。
確かに、「げえむの世界に近いと思います」だな。
運気が上がりやすいとか言って、すでに上限してんやん。
でも、知らない世界で、魔法もフォースもない俺が、すぐに死んだりしないように強運をつけてくれてるんやろな。
「どうだ? 確かに、まだ魔法はないが、魔力、精力、気力が魔法士に向いてるとあるだろう?」
「はい(お莫迦ではないは、賢いと言えるのか?)」
「ちゃんと勉強すれば、使えるようになるさ」
ラーガーさんは、誉めて伸ばす教官なのかな。
ところで、称号に変なのついてんな。
立派な持ち物って、エディさんに見られて、ビッグマグナムだとまわりに吹聴されたから? 止めて欲しい。
マスコットってなんだよ。みんなに可愛がられてるって、前向きに捉えるしかないな。
健気は、あの太い眉の兵士が憐れんだ目で見るからか。
家事や料理、歌唱は、元々向こうにいた時に身についていたものを数値化したんだろう。
🆕マークのついた妖精の友が解らん。どちらかというと、こっちがエルフの美少女に助けられたのであって、こっちが「よき隣人として救ける者」じゃないぞ?
「まあ、潜在的に持っている技能やこれから身につく能力もまだ表記されてないからな。開花して初めて表記される。今は少なくても嘆くことはないぞ、少年」
いや、俺、17歳だから、青年だろ? 少年って、5~14歳だろ?
スカウター持ってて、自分でも鑑定出来るのに、年齢見ただろうに、子供扱いかよ。
ふて腐れて膝を抱え三角座りする。
ラーガーさんが俺に何かを言おうとした時、ラーガーさんの背後で何か草や枝を踏む音がした。
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