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アレフ達と別れてから初めてのダンジョンです!
じゅういち。『このアンデッド達もこのダンジョンのものらしく、残骸が消滅した後、幾つかの魔石を残した』──気味悪い色の魔石が残りました
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🧟♂
この不死者達もこのダンジョンのものらしく、残骸が消滅した後、幾つかの魔石を残した。
う~ん、黒っぽい紫で毒々しいなぁ⋯⋯
「仕留めたのは、半分くらいコハクちゃんだから、これは半分はコハクちゃんのね」
「えっ、要らない⋯⋯」
毒々しいし、魔法は使わないから特に需要はないかな。
「何言ってんの。協会に戻ったら、ネリスんとこ行って、買い取りしてもらうのよ。副収入よ」
「なるほど。わかりました。でも、不死者の魔石なんて、何に使うんでしょうね」
「錬金術士ならではの使い道もあるんじゃない?」
フィルタさん達三人とカイル様とで分配した魔石をポシェットに入れる。
元があれだと思うと、あまり気持ちよくないものがあるけど、これもお金になると言われれば、とっておこう。
不死者を排除して通れるようになった、次の階層への降り道。
今度は、螺旋階段じゃなかった。
わりかし急勾配の下り坂で、転ばないように、壁に手をついて降りるけど、所々、
〈コハ、そこダメにゃ。仕掛けあるにゃー〉
と言われるし、
〈そこ、見えないけど隙間にスライムいるニャ〉
とも言われる。
スライムは、チットちゃん達と出会いのきっかけでもあるけれど、ちょっとトラウマになりかけでもある。
だって、溶かされちゃうかと思ったんだもん。
「その辺の話は知らないな?」
「あはは。アレフ達と宵風の森のダンジョンで別れてから、スライムに取り囲まれて強酸でポンチョダメにしちゃって⋯⋯」
「アシッドスライムか⋯⋯ 有効手段を持ってないと、初心者は苦戦するわね」
「妖精クンたちは、助けてくれなかったのかい?」
「いえ、その後、ノーマルの巨大スライムに道を塞がれてしまって、どうしようもなくて、苦し紛れに取り出した『妖精王の杖』を振ったら、この子達が出て来て、助けてくれたんです。それからですね、一緒にいるのは」
「そうなんだ。その子達も、召喚したものだったんだね」
とにかく、チルちゃんのナビで手をつきながら苦労して下った先は、苔むす土の壁と床だった。
*****
ちっとも恋愛風味がうまく書けないので、少しでも克服しようと、恋愛小説書いてます
そちらもよければ、応援してください。
なんで恋愛らしい潤いにならないのか、ご意見などもお待ちしております
この不死者達もこのダンジョンのものらしく、残骸が消滅した後、幾つかの魔石を残した。
う~ん、黒っぽい紫で毒々しいなぁ⋯⋯
「仕留めたのは、半分くらいコハクちゃんだから、これは半分はコハクちゃんのね」
「えっ、要らない⋯⋯」
毒々しいし、魔法は使わないから特に需要はないかな。
「何言ってんの。協会に戻ったら、ネリスんとこ行って、買い取りしてもらうのよ。副収入よ」
「なるほど。わかりました。でも、不死者の魔石なんて、何に使うんでしょうね」
「錬金術士ならではの使い道もあるんじゃない?」
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元があれだと思うと、あまり気持ちよくないものがあるけど、これもお金になると言われれば、とっておこう。
不死者を排除して通れるようになった、次の階層への降り道。
今度は、螺旋階段じゃなかった。
わりかし急勾配の下り坂で、転ばないように、壁に手をついて降りるけど、所々、
〈コハ、そこダメにゃ。仕掛けあるにゃー〉
と言われるし、
〈そこ、見えないけど隙間にスライムいるニャ〉
とも言われる。
スライムは、チットちゃん達と出会いのきっかけでもあるけれど、ちょっとトラウマになりかけでもある。
だって、溶かされちゃうかと思ったんだもん。
「その辺の話は知らないな?」
「あはは。アレフ達と宵風の森のダンジョンで別れてから、スライムに取り囲まれて強酸でポンチョダメにしちゃって⋯⋯」
「アシッドスライムか⋯⋯ 有効手段を持ってないと、初心者は苦戦するわね」
「妖精クンたちは、助けてくれなかったのかい?」
「いえ、その後、ノーマルの巨大スライムに道を塞がれてしまって、どうしようもなくて、苦し紛れに取り出した『妖精王の杖』を振ったら、この子達が出て来て、助けてくれたんです。それからですね、一緒にいるのは」
「そうなんだ。その子達も、召喚したものだったんだね」
とにかく、チルちゃんのナビで手をつきながら苦労して下った先は、苔むす土の壁と床だった。
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応援ありがとうございます!
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