男はエルフが常識?男女比1:1000の世界で100歳エルフが未来を選ぶ

ひらだいら

文字の大きさ
上 下
30 / 39

30話 既婚男性の生活

しおりを挟む
本を読んでいたら意外に時間が進むのが早く立花の帰宅時間となった。

最初に立花邸宅へ泊った日、中には警備人兼護衛人しかいなかったので一瞬護衛人兼奥さんかと思ってしまった。

確認する前に奥さん何処?と質問してしまえば、奥さん達とは同居しておらず。2週間か1週間に1度。食事会を開き親睦を深めているそうだ。

しかも男性既婚者の中ではこれでも女性を大事にしている方だとの事。確かに同居してないなら楽しくても呼び寄せること自体が面倒になる事もあるかもとは思った。

立花は違うようだけどお金目的の結婚だとお金欲しい時だけ男が来る・呼び寄せるとかありそうだし結婚の形も様々だな。

俺がいるけど大丈夫かと聞いたら、忙しい時やそういう場合は食事会は開かないそうだ。

『俺は立花が気に入った人達なら大丈夫だから、気にせず食事会開いてよ。』

立花は気が進まなそうに『本当に大丈夫なのか?』と聞いてきたが問題ないと答えておいた。

今日は食事会の日だ。

初めて入った食事会専用の広い部屋、食事会の準備は既に済んでおり回転テーブルには豪華な料理が並んでいる。

「あと10分ぐらいで妻たちが来る。その前に軽く酒でも飲もうワインは飲めるか?」

「飲んだことないな。」

「そうか、一口だけでも飲んでみると良い。度数の低いワインを」

「かしこまりました。」

立花が声をかけた護衛人がワインを取りに行った。
すぐ持ってこられたワインを目踏みし、護衛人に「良くやった。」と言った後に立花自らワインを開けワイングラスに2人分を注いだ。

「心配ならつまみを口にしろ、空の腹よりは酔いにくいだろう」

そう言い先に立花は飲み始めた。

「多分大丈夫・・・美味しいね。」

「今日の食事会は禁酒だからな。飲めそうなら10分以内に飲め。」

「いつもは禁酒じゃないの?悪いなぁ」

「床に寝たり大声出す奴がいるからな。流石に客人には見せれない。」

「へぇ、(この世界の男基準で)怒らないなんて優しい。」

「どうしても体質と個人差はあるからな。プライベートなら暴力ふるいださない限り許容範囲だ。自分も酒を飲めばさして気にならない。」

そんな話をしながら5分ぐらいでワインを片付けてもらい奥さん達を待った。

「「「「お邪魔しま~す。」」」」

4人の奥様が入ってきた。
事前の話で第1夫人は普通の人間で第二第三第四は魔女との事だ。

「待ち合わせたのか?」

「お客さんがいるならバラバラじゃなくて一緒に行きましょう。と私が提案したんです。」

立花の問いかけに応えたのは70代の女性。

「失礼しました。第1夫人の立花 一花(たちばな いちか)と申します。」

第1夫人の自己紹介を皮切りに他の夫人も自己紹介を始めた。

「第2夫人の美鳥みどりで~す。」「第3夫人のふうと申します。」「第4夫人の会月あづきと言います。」

「初めまして、僕は立花の、みんあ立花だったね。ゆずるのお世話になっている神風宝。今回、客人として参加させてもらうけど気にしないで楽しんでね。」

そうして食事会が始まった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。 果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

男女比1/100の世界で《悪男》は大海を知る

イコ
ファンタジー
男女貞操逆転世界を舞台にして。 《悪男》としてのレッテルを貼られたマクシム・ブラックウッド。 彼は己が運命を嘆きながら、処刑されてしまう。 だが、彼が次に目覚めた時。 そこは十三歳の自分だった。 処刑されたことで、自分の行いを悔い改めて、人生をやり直す。 これは、本物の《悪男》として生きる決意をして女性が多い世界で生きる男の話である。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?

ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。 それは——男子は女子より立場が弱い 学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。 拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。 「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」 協力者の鹿波だけは知っている。 大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。 勝利200%ラブコメ!? 既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...