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18話 チート使う
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久成から「彼女と付き合う事になった」という報告は無く、2人は帰った。
相思相愛夫婦になりそうな2人を期待しつつ見送った。
幸せな結婚はいくつあっても良いからな。友人なら尚更願う。
久成も恋の自覚はしただろうし、
上手くいけば近いうちに結婚するだろう。(わくわく)
リンリン
【立花サンガ尋ネテ来タヨ】
「!?お、手紙じゃなくて本人か」
俺は先日、治癒魔法を発動させちゃんと使えたことに満足しつつ、
後回しにしていたたユニーク魔法に着手することにした。知り合いの魔法研究者に手紙を送っていたのだ。
返事の手紙がすぐ来ると思っていた本人が訪問してきたらしい。
治癒系のユニーク魔法なんて研究し甲斐がありそうだし直接来るのも分かる。
俺は施設員に尋ね人を体育館のミニ部屋に案内してもらえるよう頼み、自分もそこに向かった。
体育館は魔法を使っていい場所だから運動用の広い場所だけじゃなくてミニ部屋も用意されている。
久成に治癒魔法をかけた時もそのミニ部屋を使用していた。
「久しぶり」
「ああ、81年ぶりになるぞ、この引きこもりめ。」
魔法研究者である彼は俺がヒーラーやってた時の患者兼仲の良い知り合いだ。
友人と知り合いの線引き良く分からないから友人かもしれない。
年齢も120歳と俺より20歳だけしか上じゃないし、感覚的には学年上の先輩みたいなものだ。
彼は長い緑色の髪を耳にかけ、ショルダーバックからノートとペンを取り出しだ。
「手紙を見るに能力をある程度把握しているという事だな?危険が無い場合、早速ユニーク魔法を見せてくれ」
「実は暴発して自覚したじゃなくて、突然説明書があってその内容が突然頭の中に入ってきて自覚した感じで、魔法の発動はまだ。100%安全か分からないけど【治療ガラガラ】なら多分大丈夫だから、試してみるよ。」
「ああ」
「【治療ガラガラ】・・・おお、まさしく福引のやつだね。」
「ほぅ、大きいな。」
ガラガラやガラポンでピンとくる?
福引に使う抽選器だと言えば思い浮かぶ人が増えてくれるだろう。
正式名称は新井式回転抽選器という新井さんという人が考案した物だったりする。
箱についているハンドルを手で回し、
白とか赤とか金とかいろんな色の小さな球体を出すそれが俺の前方に出現した。
ガラガラは高さ160cm位のサイズで大きい。
立花は興味津々で球体の出口を見ている
「中に球体がたくさん入っているから巨大なのではなく、出口を見るに球体その物が大きそうだな。続けてくれ。」
「じゃ、回すよ。」
俺はささとハンドルを回し、ガラガラの音とともに出てきたのは黄色の球体だった。
「?情報・・・文字が書いてあるようにはっ!?」
球体を持ってみるとウインドウのような画面が上に出てきて個人情報が・・・治せる病人の個人データってことだな。
[当選者:その子
名前:烏丸 春香 7歳
住所:○○県○○市●◇◇◇1-11
症状:白血病 ]
「・・・・その子???」
立花は怪訝な顔をして
「大丈夫か?どんな変化があった?」
俺は画面が見える空間を指をさした。
「ここら辺にパソコンのウインドウ画面みたいなのここら辺に見えない?そこに病人の情報が載ってる。」
「見えないな。ふむふむ、発動者限定という事か?・・・すべて教えてくれ、どんな些細な事でもいいウインドウ画面の他に特徴はないか?」
「特徴か・・画面色は青ぽくて文字は黒。画面は半透明だけど文字は見えにくいとかはない位・・・画面の閉じるボタンみたいなものは見当たらないな。じゃ、内容を言っていくよ。【該当者:その子・・・】」
俺は画面に乗っている少ない情報を全部伝えていった。
個人情報だけど、球体を渡して錨地を完治させるためにどうせ呼び寄せ会うことになる。
立花は魔法研究者だ。ユニーク魔法のメリットデメリットを見つけてもらうには全てを知ってもらった方が良いのと、球体の受け渡し時も元病人の経過も俺の経過にも観察で関わるので遅かれ早かれ情報は彼に漏れてしまうはずだから隠しても無駄だろう。
「"その子"に心当たりは?」
「ない・・・はず?」
誰なの?
相思相愛夫婦になりそうな2人を期待しつつ見送った。
幸せな結婚はいくつあっても良いからな。友人なら尚更願う。
久成も恋の自覚はしただろうし、
上手くいけば近いうちに結婚するだろう。(わくわく)
リンリン
【立花サンガ尋ネテ来タヨ】
「!?お、手紙じゃなくて本人か」
俺は先日、治癒魔法を発動させちゃんと使えたことに満足しつつ、
後回しにしていたたユニーク魔法に着手することにした。知り合いの魔法研究者に手紙を送っていたのだ。
返事の手紙がすぐ来ると思っていた本人が訪問してきたらしい。
治癒系のユニーク魔法なんて研究し甲斐がありそうだし直接来るのも分かる。
俺は施設員に尋ね人を体育館のミニ部屋に案内してもらえるよう頼み、自分もそこに向かった。
体育館は魔法を使っていい場所だから運動用の広い場所だけじゃなくてミニ部屋も用意されている。
久成に治癒魔法をかけた時もそのミニ部屋を使用していた。
「久しぶり」
「ああ、81年ぶりになるぞ、この引きこもりめ。」
魔法研究者である彼は俺がヒーラーやってた時の患者兼仲の良い知り合いだ。
友人と知り合いの線引き良く分からないから友人かもしれない。
年齢も120歳と俺より20歳だけしか上じゃないし、感覚的には学年上の先輩みたいなものだ。
彼は長い緑色の髪を耳にかけ、ショルダーバックからノートとペンを取り出しだ。
「手紙を見るに能力をある程度把握しているという事だな?危険が無い場合、早速ユニーク魔法を見せてくれ」
「実は暴発して自覚したじゃなくて、突然説明書があってその内容が突然頭の中に入ってきて自覚した感じで、魔法の発動はまだ。100%安全か分からないけど【治療ガラガラ】なら多分大丈夫だから、試してみるよ。」
「ああ」
「【治療ガラガラ】・・・おお、まさしく福引のやつだね。」
「ほぅ、大きいな。」
ガラガラやガラポンでピンとくる?
福引に使う抽選器だと言えば思い浮かぶ人が増えてくれるだろう。
正式名称は新井式回転抽選器という新井さんという人が考案した物だったりする。
箱についているハンドルを手で回し、
白とか赤とか金とかいろんな色の小さな球体を出すそれが俺の前方に出現した。
ガラガラは高さ160cm位のサイズで大きい。
立花は興味津々で球体の出口を見ている
「中に球体がたくさん入っているから巨大なのではなく、出口を見るに球体その物が大きそうだな。続けてくれ。」
「じゃ、回すよ。」
俺はささとハンドルを回し、ガラガラの音とともに出てきたのは黄色の球体だった。
「?情報・・・文字が書いてあるようにはっ!?」
球体を持ってみるとウインドウのような画面が上に出てきて個人情報が・・・治せる病人の個人データってことだな。
[当選者:その子
名前:烏丸 春香 7歳
住所:○○県○○市●◇◇◇1-11
症状:白血病 ]
「・・・・その子???」
立花は怪訝な顔をして
「大丈夫か?どんな変化があった?」
俺は画面が見える空間を指をさした。
「ここら辺にパソコンのウインドウ画面みたいなのここら辺に見えない?そこに病人の情報が載ってる。」
「見えないな。ふむふむ、発動者限定という事か?・・・すべて教えてくれ、どんな些細な事でもいいウインドウ画面の他に特徴はないか?」
「特徴か・・画面色は青ぽくて文字は黒。画面は半透明だけど文字は見えにくいとかはない位・・・画面の閉じるボタンみたいなものは見当たらないな。じゃ、内容を言っていくよ。【該当者:その子・・・】」
俺は画面に乗っている少ない情報を全部伝えていった。
個人情報だけど、球体を渡して錨地を完治させるためにどうせ呼び寄せ会うことになる。
立花は魔法研究者だ。ユニーク魔法のメリットデメリットを見つけてもらうには全てを知ってもらった方が良いのと、球体の受け渡し時も元病人の経過も俺の経過にも観察で関わるので遅かれ早かれ情報は彼に漏れてしまうはずだから隠しても無駄だろう。
「"その子"に心当たりは?」
「ない・・・はず?」
誰なの?
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