男はエルフが常識?男女比1:1000の世界で100歳エルフが未来を選ぶ

ひらだいら

文字の大きさ
上 下
12 / 39

12話 奉仕活動 婦警さんとお茶会2

しおりを挟む
名前を聞き忘れるとか言う凡ミスをしてしまった。

「ついでに剣道・柔道どっちやってる?」

握手会とか集団相手で自己紹介も名前聞く事もなかったからな。
2人は目を合わせ「小百合からが良いんじゃない?」と柔道の人(黒井さん?)が言い剣道の人から自己紹介を始めた。

たしかデータだと2人は同い年だったな。仕事場が県違いだけど警察学校とかで同じだったとかあるのかも?

「男性耐性2級。黒武者 小百合くろむしゃ さゆりです。剣道、大会で2連覇中です///」

「スゴイね。」

「男性耐性2級。黒井 凛くろい りんです。柔道やってます。大会は去年の14位から今年1位に上がりました。」

「!それも凄いね。」

黒武者さんはポニーテールでッシュとした体格の女性。
黒いワンピースに白いネックレスが似合っている。

黒井さんは短髪で体感がしっかりしてそうな体格な女性だ。
上は水色、下は黒色でスカートみたいに見えるパンツスタイルだ。
セットアップなのか色の組み合わせが映えている。

「黒武者さんも黒井さんもキレイな服着てるね。私服?」

「いえ・・・実は定員さんのオススメで急いで買っちゃいました。」

「恥ずかしながら、私も今日のために買いました///」

お茶会の話は一週間前からでその間に急いで買ったようだ。

「良かった。実は最近暇つぶしにで女性向けの恋愛本を読んだんだけどね。
世の女性は男を手に入れるために万能超人を目指しているかと思ちゃってね。けど、普通の感覚の人もちゃんといると分かって良かったよ。」

服屋の店員さんの営業トークの
『ちょっとしたパーティにも着ていけますよ~』とか
実際にはパーティに参加する機会ないよな?

俺は前世友人の結婚式の二次会に呼ばれての位しかない上に普通のスーツ着て行った。
服の種類については男はスーツで大概大丈夫なのが強い。

今もスーツを着ている。紺色で上着は脱ぎベスト姿だ。

これが女性だと選択肢が多すぎて困りそうだ。

そして、お茶会はちょっとしたパーティ扱いなんだなぁ・・・
たぶん握手会や会社見学という集団でもちゃんとおめかししてたんだろうな。

「男性なのに恋愛本を読むんですか!?」

「持ってる本を読み飽きて、毛色の違うのもたまにはいいかと思って、この前初めて読んだよ。」

施設長の寺田さんの教えの元に恋愛にそこまでの興味はない。のスタンスを取る。

「頼りになる女の方が良くないですか?小動物系が好きですか?」

「凛。女性のタイプを聞くのちょっと早いんじゃない?」

「ぁ、すみません。(汗)何度も質問されてますよね。」

「!そっか、確かに何度も聞かれる質問の類だから男性によっては気になっちゃう人もいるかもね。」

「すみません!」

「いやいや、最初に言った通り俺はお茶会初めてだし、今まで握手会とか見学とかの相手の名前も聞かない感じの奉仕活動しかしてなかったから逆に新鮮で良いよ。」

どう答えよう?

「頼りになる人は純粋に尊敬するし、努力する人は応援したくなる。
ただ頑張り過ぎる人は過労死しないか心配になる・・・かな?」

質問に答えてないかな?
好きなタイプ言った方が良いのか?(汗)

「好きなタイプだけど・・・良く分かんないな好きになった人がタイプなんだと思う。」

濁す。2人がそうなるように変わりますとか宣言してきても困るから

俺がそういうと黒武者さんが覚悟したように

「神風さんは、ご結婚はされてるんですか・・・?」

「100歳だけど一度もしてないね。」

前世も結婚してないです。
15分質問攻めも辛いし話逸らすか

「ところで剣道は声が出てないと一本にならないって聞いたんだけど、どうなの?そういう未経験者が知らなそうな豆知識の話2人から聞きたいな。」

「はい。それは剣道の気剣体の一致といって1本となる条件があるんですが、
その一つの気合の表現としての発声が大事とされているんです。それが良くないと1本と認められない場合があります。」

黒武者さんは俺が話を変えたいのを察してくれたようで剣道の話をしてくれた。
黒井さんも黒帯の上に紅白帯・紅帯と種類があるなど全然知らない話をしてくれた。

基本は話を聞くスタンスで頷きながらお菓子を食べた。

「神風さん。」

施設員さんが声掛けしてくれた。

「ああ、もう15分?」

思ったより早かった。
15分って結構すぐだから30分の食事会か迷ったんだよな。

「初めてのお茶会だったけど、どうだった?楽しんでくれた?」

「はい、初めてのお茶会でしたがこんなに男性と話せるとは思いませんでした。ありがとうございます。」

「ステキな思い出が出来ました。ありがとうございます!」

「良かった。最後にお皿に残ってるお菓子、折角だし食べちゃおうか」

自分の更に残ってたお菓子を口にした。
2人は俺が選んだお菓子という事で多めにお皿にお菓子を選んで、主に話していた分お菓子がいくつか残っている。

「それって・・・もう少し一緒にいられるって事ですか!!///」

「ヨッシ!!柔道やってて良かった!!追加料金はいくらかかりますか?」

「追加料金は無くていいよ。ただ、その代わりゆっくり食べるの禁止と時間超えたのは内緒ね。」

「「はい、誰にも言いません!!」」

息ぴったり

そうして追加で雑談約10分をかけてお茶会は終了した。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。 果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

男女比1/100の世界で《悪男》は大海を知る

イコ
ファンタジー
男女貞操逆転世界を舞台にして。 《悪男》としてのレッテルを貼られたマクシム・ブラックウッド。 彼は己が運命を嘆きながら、処刑されてしまう。 だが、彼が次に目覚めた時。 そこは十三歳の自分だった。 処刑されたことで、自分の行いを悔い改めて、人生をやり直す。 これは、本物の《悪男》として生きる決意をして女性が多い世界で生きる男の話である。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?

ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。 それは——男子は女子より立場が弱い 学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。 拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。 「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」 協力者の鹿波だけは知っている。 大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。 勝利200%ラブコメ!? 既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...