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3話 エルフの生まれる確率
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神風 宝100歳 独身。
今、朝の歯磨きしてる。
洗面台の鏡に映る見慣れた自分の姿は・・・
黒髪長髪で金色の瞳。背は168cmの標準体型20代と言ったところか・・・あとイケメン。
転生先であるこの世界は、男女比のほかにも男女にかなりの生物学的違いがある。
男は寿命が長く、10代後半から老化速度が極端に遅くなる。
男の過去の最高齢は510歳らしいけど、大体300歳ぐらいまで生きて中年位の姿で死ぬ。
女の場合は例外を除き、俺の前世の世界基準と同じで100歳超えるのは稀で姿も年齢とともに徐々に老化していき立派なお婆ちゃんになる。
男は耳が長く、ヒゲやムダ毛が生えにくかったり生えなかったりする反面髪の毛の伸びる速度が速い。
他にも男特有な特徴があるのだが簡単に言えば魔法も使えるしファンタジー作品に出てくるエルフみたいな感じだ。
なお、この世界にエルフという概念はない。妖精とかはファンタジーとしてはある。
今まで長い耳とか見ても何とも思わなかったんだけど、
前世を思い出すとエルフだわ・・・と思ってしまう。ちょっと変な感じだ。
幸いな事は、前世を前世と簡単に割り切れる事だ。
今世生きてきた年数が前世よりも全然長いから強い違和感はない。
今のちょっとした違和感もそのうち風化してくれるだろう。
もしも天使様たち?の計らいだった場合はありがとうございます。だな。
死後のやり取りが俺の変な妄想じゃなければ正体は分からないものの存在していて推定上位存在だからな。
敬意を払っておくに越したことはない。
歯磨きを終え、朝ごはんを食べることにした。
冷蔵庫にストックしてあった男性向けの栄養を考えられて作られた冷凍弁当だ。
本当はフードデリバリーとか建物の1階で開かれるビュッフェや常駐シェフに好きな食べ物作ってもらうなどの選択肢があるけれど、
今日は前世を思い出すとか言うハプニングもあり、
落ち着きたいのとすぐ食べれることもあり冷凍弁当を選んだ。
俺の住んでいる場所は男性保護施設で、
20歳の頃からお世話になっていて、あまり外に出ていない生活を続けさせてもらってる。
男性保護施設とか前世の感覚でいうとビックリする単語だけれど、
この世界は男の生まれる確率が本当に少なく男女比1:1000だ。
この比率は世界規模の研究での定説。
ただ、1000人産まれたからと言って必ず男の子が生まれる訳じゃない。
コイントスの確率のようなもので、
コインの裏を引いたとして2回目に裏が取り除かれるわけではない。
ソシャゲガチャの多くも1回目引き当てたのと全く同じのを2回目に引く可能性がある作りをしているらしい。
この世界の男性ガチャは
1回目も2回目も両方とも確率1000分の1
だから1000人、2000人産まれても男の子が産まれなかったり逆に連続で男の子が生まれる事がある。
昔は”数千人に1人の男の子”と言われていて、
一族総出のお祝い事したり、近い場所で連続で誕生すると町・市ぐるみでお祭り騒ぎをしたそうだ。
確か今でも何処かの集落では本当にお祭りする所があったな。
男の子が生まれた年だけに開かれるお祭りで着物で着飾った母親と赤ん坊(男の子)が神輿に乗って神社の近隣を一周するお祭りだ。
似たような風習がある地域が複数あったらしいけど時代とともに廃れたそうだ。
理由としては、昔は無かったカメラや携帯・スマホなどによる盗撮や見学人増加により警備にお金がかかるとかいろいろ問題があるらしい。
ヨシ、ヨシ。今世の記憶もそのままで忘れて無さそうだ。
「ちょうど良い味加減・・・」
変わらず美味しいごはんだ。
男は寿命が長い他に丈夫で病気になりづらい。
だから男女比が大きくても医療が発達してない時代であっても人間という種が存続出来たんだろう。
その恩恵により食事も栄養素や調味料の量は調節されていても、
薄味で味気ないとか、野菜だらけという事もなく美味しく食べれる。
問題があるとすると多くの男性は太りにくく食べ過ぎると排泄量が多かったり場合によっては下痢気味になる事だ。
あ、
排泄とか、ご飯食べてるのにする思考じゃないな。
考えるならちゃんとこれかのことを考えないとな。
ちょっと現実逃避してたかもしれない。
今、朝の歯磨きしてる。
洗面台の鏡に映る見慣れた自分の姿は・・・
黒髪長髪で金色の瞳。背は168cmの標準体型20代と言ったところか・・・あとイケメン。
転生先であるこの世界は、男女比のほかにも男女にかなりの生物学的違いがある。
男は寿命が長く、10代後半から老化速度が極端に遅くなる。
男の過去の最高齢は510歳らしいけど、大体300歳ぐらいまで生きて中年位の姿で死ぬ。
女の場合は例外を除き、俺の前世の世界基準と同じで100歳超えるのは稀で姿も年齢とともに徐々に老化していき立派なお婆ちゃんになる。
男は耳が長く、ヒゲやムダ毛が生えにくかったり生えなかったりする反面髪の毛の伸びる速度が速い。
他にも男特有な特徴があるのだが簡単に言えば魔法も使えるしファンタジー作品に出てくるエルフみたいな感じだ。
なお、この世界にエルフという概念はない。妖精とかはファンタジーとしてはある。
今まで長い耳とか見ても何とも思わなかったんだけど、
前世を思い出すとエルフだわ・・・と思ってしまう。ちょっと変な感じだ。
幸いな事は、前世を前世と簡単に割り切れる事だ。
今世生きてきた年数が前世よりも全然長いから強い違和感はない。
今のちょっとした違和感もそのうち風化してくれるだろう。
もしも天使様たち?の計らいだった場合はありがとうございます。だな。
死後のやり取りが俺の変な妄想じゃなければ正体は分からないものの存在していて推定上位存在だからな。
敬意を払っておくに越したことはない。
歯磨きを終え、朝ごはんを食べることにした。
冷蔵庫にストックしてあった男性向けの栄養を考えられて作られた冷凍弁当だ。
本当はフードデリバリーとか建物の1階で開かれるビュッフェや常駐シェフに好きな食べ物作ってもらうなどの選択肢があるけれど、
今日は前世を思い出すとか言うハプニングもあり、
落ち着きたいのとすぐ食べれることもあり冷凍弁当を選んだ。
俺の住んでいる場所は男性保護施設で、
20歳の頃からお世話になっていて、あまり外に出ていない生活を続けさせてもらってる。
男性保護施設とか前世の感覚でいうとビックリする単語だけれど、
この世界は男の生まれる確率が本当に少なく男女比1:1000だ。
この比率は世界規模の研究での定説。
ただ、1000人産まれたからと言って必ず男の子が生まれる訳じゃない。
コイントスの確率のようなもので、
コインの裏を引いたとして2回目に裏が取り除かれるわけではない。
ソシャゲガチャの多くも1回目引き当てたのと全く同じのを2回目に引く可能性がある作りをしているらしい。
この世界の男性ガチャは
1回目も2回目も両方とも確率1000分の1
だから1000人、2000人産まれても男の子が産まれなかったり逆に連続で男の子が生まれる事がある。
昔は”数千人に1人の男の子”と言われていて、
一族総出のお祝い事したり、近い場所で連続で誕生すると町・市ぐるみでお祭り騒ぎをしたそうだ。
確か今でも何処かの集落では本当にお祭りする所があったな。
男の子が生まれた年だけに開かれるお祭りで着物で着飾った母親と赤ん坊(男の子)が神輿に乗って神社の近隣を一周するお祭りだ。
似たような風習がある地域が複数あったらしいけど時代とともに廃れたそうだ。
理由としては、昔は無かったカメラや携帯・スマホなどによる盗撮や見学人増加により警備にお金がかかるとかいろいろ問題があるらしい。
ヨシ、ヨシ。今世の記憶もそのままで忘れて無さそうだ。
「ちょうど良い味加減・・・」
変わらず美味しいごはんだ。
男は寿命が長い他に丈夫で病気になりづらい。
だから男女比が大きくても医療が発達してない時代であっても人間という種が存続出来たんだろう。
その恩恵により食事も栄養素や調味料の量は調節されていても、
薄味で味気ないとか、野菜だらけという事もなく美味しく食べれる。
問題があるとすると多くの男性は太りにくく食べ過ぎると排泄量が多かったり場合によっては下痢気味になる事だ。
あ、
排泄とか、ご飯食べてるのにする思考じゃないな。
考えるならちゃんとこれかのことを考えないとな。
ちょっと現実逃避してたかもしれない。
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