人類は腹ペコ!?女性ばかりの世界で偽善者やります!!

ひらだいら

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4話 迷子捜索隊

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【東京某所】

とある円卓の周りに同じ服装の者達が集まり、卓上には愛知県が拡大された地図が広げられ、1人の大柄な男性が真剣な顔をしながら水色で逆さ円すい型の振り子を吊るし持っていた。

「ふむ、なぜ勇之助はまだここに来ないんだ?石(振り子)が光り始めてもう20分は経っているよな?」

さっきまでの真剣な顔は消え、子供のように困った参ったというような顔で大きく首を傾げながら周りの女性達に確認をとった。

「そうですねぇ、勇之助君が行方知れずになって3年も経ちますからここの場所を忘れてしまったと言った所でしょうか?」

「はい、は~い☆恐れながら勇之助君のペンダントが破損して故障した線はないですか?効果って永続ではないですよね?あ、と、は~盗まれたとか☆男の子に危害を加える女はなかなかいないと思いますけど男の子の私物をお守り代わりに盗む子は結構いると思いま~す。」

2人の若い女性の発言に男はニッカと笑い口を開けた

「ただの迷子にペンダントに問題があった場合かどっちも良い着眼点だな。隊長はどう思う?」

隊長と声をかけられた女性は顎に手を当てながら少しの間の後、口を開いた。

「しばらく歩いているだろうと事が気になるな。誰かと一緒にいる・・・誘拐とまでは言わないが誰かに保護されている可能性もあるだろう。一先ず愛知県警察には連絡を入れているから我々は瞬間移動をしないか見張りつつ報告待ちだ。」

「了解だ。」「分かりました。」「は~い☆」

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