旅は道連れ 世はお金

ある社会人の休日

透き通るような青だ。

どこまでも、白い雲。青い空。


その下に、今僕はいる。


「休日バンザーイ！！！！！！！！」


そう、声を張り上げたくなるくらいに、僕は最高で、自由だった。


ご名答。僕は今、貴重な休日をぜんりょくで謳歌している真っ最中である。



友崎満。28歳。職業、会社員。彼女いない歴、28年。筋金入りの童貞。



別に？全然気にしてないし？　周りが結婚し始めてあ、焦ってなんかいないし？
だって俺、顔はそこそこイケてるし？
「みつるくんて、マジイケメンだよねー？」と言われたことは数知れず。でもモテない。

原因には、心当たりがあるっちゃある。俺自身、そこまで恋愛に興味がない。そりゃあね、男ですからね？
人一倍には人恋しくなるときだってありますよ？

でも。

他人に踏み込むのが怖い。
とにかく怖い。

自分が、他人に認識されて、必要としてくれる。素晴らしいことじゃない？

でもね。

それを怖いと感じる人間が少なからずいることを忘れてもらうと困る。


そう。


たとえば俺のように。

だからこうして、仕事以外の時間は、一人で羽を伸ばして生活している。

まぁちょっとマジっぽい話になっちゃったけど。

そんなわけで！

旅行って最高だよね！

自分の知らない町、知らない風景、知らない人、知らない空。

何もかもが新鮮で、冒険で。

あーー、生きてるーーーー！

ってなるよな。

そんなこんなで、このわたくし、友崎満は、今。


静岡県に来ております！