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王の闇1
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最初の違和感は、視線だった。
貴族出身ではないわしに対して、近衛の部隊長たちが見せる無関心には慣れていた。これまでも怒りや憤りを覚えたことはあったが、しょせん王の役割を演じるだけのことと割り切っていたのだ。
だが、久方ぶりに訪れた軍務会議で、わしに向けられた視線はわずかに、確実に変わっていた。
「国王陛下にはご機嫌麗しゅう……」
「何度も伝えた筈だが、文官の居ぬ場で公式儀礼は不要だ。皆、座れ」
王宮軍務会議。政務会議は既に行っているが、軍務会議は復帰後、初めてのことだ。
これは王族のみが直接指揮権を持った近衛師団に対して、体調が回復したことの報告と、今後の政務復帰を伝えるための場だ。
体調を崩してから、断続的にとはいえ実に2年近くも玉座を空けていたのだ。わしが政務の場に戻ってくると思っていたものは、ほとんどいない。軍務であればなおのこと。せいぜい備えていた者であっても、我が棺を送り出す準備をしていたくらいのものだろう。
「まずは、長き不在を詫びよう。仮にも国王を名乗るわしが臥せっていたことで長き不在を、多大な苦労と迷惑を掛けた。これからは我が身を律し、この国をあるべき姿に正してゆく。今後も、貴殿らの貢献を期待する」
わしの言葉に侮りの表情を浮かべた者は、しっかりと記憶に刻む。わずかに失望の表情を浮かべた者もだ。安堵や追従の笑みを浮かべた者のなかにも、いくつか気になる目配せや首肯、かすかに首を振る制止の仕草が見える。
もとより王国軍にわしが信用できる者は少ない。貴族の矜持ばかりを見せたがる軟な近衛であればなおのこと。
だが、意外にも最も多くの目に込められていたのは、焦燥。そして、怯えだった。
ただひとり無表情にこちらを見つめる視線は、近衛師団第一騎兵隊長ウォレスのもの。咎めるような同情するような表情で、玉座のわしを見る。
わかっている。なぜ戻ってきたのかと、呆れているのだ。
意識朦朧としたなかではあったが、彼が隊長になった経緯を聞かされてはいた。
更迭の後で刑死した前・第一騎兵隊長は彼の上官で、ウォレスは有能だが堅物の副官として内乱計画からは外されていた。侮られていたといった方が正しいかもしれない。ウォレスは本来ならば近衛など目指す筈もない下級貴族の末男だ。
「我々も、陛下のご活躍を支えられますよう、全力を尽くします」
静まり返った会議室のなか、輜重部隊長オリザノールが、驚くほど心のこもっていない声で、いった。
おかしな空気を感じるのは初めてではない。むしろ、わしと近衛は――というよりも中級以上の王国貴族は――半ば仇敵のような関係なのだ。先王の病没と勇者へ禅譲というのは名目上のもので、少なくとも王宮に出入りしていた者であれば、わしらが王を殺したことなど明らかだった。希代の暗君として王国を迷走させた愚物だったとしても、その王の下で利益を生み権力を得てきた支配層が、弑逆を受け入れることなど出来はしない。
ただでさえ勇者とその従者たちは大陸最強の破壊力を持った武装集団だ。それが魔王を倒すために送り出される段階であっても、貴族たちからは異物として警戒され密かな侮蔑を受けていた。
勇者は魔王討伐という目的のため使い捨てるべき駒であって、敬意を示すに足る存在ではない。枷を付けようと必死になっていたようだが、生憎この老いさらばえた国の誰も、そのような力は持ってはいなかった。
王国が勇者や魔導師、賢者や平民出の軍人を高位に置く理由はひとつ。その者たちが持つ力を周辺国への示威として利用しながら管理し、責任追及の名の下に処分を行えるようにするためだ。特に、勇者が持つ比類なき力は、魔王を倒し、他国の侵略を止め、内乱を鎮圧すると考えられている。一定期間ごとに現れる勇者は王国だけに齎もたらされた神の恩恵とされているが、実際にはそうではなく、帝国や共和国にも同様の者たちは産まれているらしい。現に王国軍でも、戦場で名乗りを上げた敵国の勇者や聖女を見たという者は多い。王国内で、彼らは紛い物だということになってはいるが。
滑稽なのは、王国だけが擁する真の勇者、などと祭り上げられたわしが王国とは縁もゆかりもない異世界人だということだが、転移者・転生者の存在は密かに認知されていた。そして彼らの血を引くなかには、突然変異のように一定数、さらなる強大な力を発揮する者たちが現れることも。
それを怖れ、忌避しつつも認めざるを得ないこの大陸の既得権者たちは、わしら既存世界の異物を“混じり者”と呼ぶ。
あるいは、人とすら認めず、“混じり物”と。
世界の秩序と安寧を乱す存在。それは歴史上、何度も繰り返し生まれ、破壊と混沌を広げては、既得権者たちに倒されて消えた。
魔王も、勇者も、おそらくは帝王もだ。残ったのは拡散され混じり合った異物の血と異文化、系譜を持たない奇妙な知識と使い道も定かでない膨大な遺物だけ。
自分という相容れない存在がこの世界にあるという疎外感、それが予め用意された国の定めとして受け入れられることへの違和感は絶えなかった。
なんのために召喚され、なにを成せというのか理解できない不安感もだ。
だが、先代と当代、2代の魔王もまた召喚者だったと知って、わしは気にするのを止めた。
神など統治のための概念しかないと思いつつも、世界にはなにがしかの理ことわりがあることは実感している。すべてのものは、あるべくしてあり、すべてのことは、なるべくしてなるのだ。この世界は、定期的に壊され、生まれ変わるべきなのかも知れぬ。であれば、わしら異物とその子孫たちは、そのために生み出された存在なのだ。
長い歴史を誇る王国とて、所詮は勇者の血を受容することでしか維持できない継ぎ接ぎの血統でしかない。何度も断絶し、系図どころか記録さえ散逸している。もはや人も物も文化も、初代王家とは縁もゆかりもない。
貴血の継承もない王国になど、何の存在価値があるというのか。
元いた世界の常識からすると不可解でしかないが、それが、この大陸の在り様なのだ。
貴族出身ではないわしに対して、近衛の部隊長たちが見せる無関心には慣れていた。これまでも怒りや憤りを覚えたことはあったが、しょせん王の役割を演じるだけのことと割り切っていたのだ。
だが、久方ぶりに訪れた軍務会議で、わしに向けられた視線はわずかに、確実に変わっていた。
「国王陛下にはご機嫌麗しゅう……」
「何度も伝えた筈だが、文官の居ぬ場で公式儀礼は不要だ。皆、座れ」
王宮軍務会議。政務会議は既に行っているが、軍務会議は復帰後、初めてのことだ。
これは王族のみが直接指揮権を持った近衛師団に対して、体調が回復したことの報告と、今後の政務復帰を伝えるための場だ。
体調を崩してから、断続的にとはいえ実に2年近くも玉座を空けていたのだ。わしが政務の場に戻ってくると思っていたものは、ほとんどいない。軍務であればなおのこと。せいぜい備えていた者であっても、我が棺を送り出す準備をしていたくらいのものだろう。
「まずは、長き不在を詫びよう。仮にも国王を名乗るわしが臥せっていたことで長き不在を、多大な苦労と迷惑を掛けた。これからは我が身を律し、この国をあるべき姿に正してゆく。今後も、貴殿らの貢献を期待する」
わしの言葉に侮りの表情を浮かべた者は、しっかりと記憶に刻む。わずかに失望の表情を浮かべた者もだ。安堵や追従の笑みを浮かべた者のなかにも、いくつか気になる目配せや首肯、かすかに首を振る制止の仕草が見える。
もとより王国軍にわしが信用できる者は少ない。貴族の矜持ばかりを見せたがる軟な近衛であればなおのこと。
だが、意外にも最も多くの目に込められていたのは、焦燥。そして、怯えだった。
ただひとり無表情にこちらを見つめる視線は、近衛師団第一騎兵隊長ウォレスのもの。咎めるような同情するような表情で、玉座のわしを見る。
わかっている。なぜ戻ってきたのかと、呆れているのだ。
意識朦朧としたなかではあったが、彼が隊長になった経緯を聞かされてはいた。
更迭の後で刑死した前・第一騎兵隊長は彼の上官で、ウォレスは有能だが堅物の副官として内乱計画からは外されていた。侮られていたといった方が正しいかもしれない。ウォレスは本来ならば近衛など目指す筈もない下級貴族の末男だ。
「我々も、陛下のご活躍を支えられますよう、全力を尽くします」
静まり返った会議室のなか、輜重部隊長オリザノールが、驚くほど心のこもっていない声で、いった。
おかしな空気を感じるのは初めてではない。むしろ、わしと近衛は――というよりも中級以上の王国貴族は――半ば仇敵のような関係なのだ。先王の病没と勇者へ禅譲というのは名目上のもので、少なくとも王宮に出入りしていた者であれば、わしらが王を殺したことなど明らかだった。希代の暗君として王国を迷走させた愚物だったとしても、その王の下で利益を生み権力を得てきた支配層が、弑逆を受け入れることなど出来はしない。
ただでさえ勇者とその従者たちは大陸最強の破壊力を持った武装集団だ。それが魔王を倒すために送り出される段階であっても、貴族たちからは異物として警戒され密かな侮蔑を受けていた。
勇者は魔王討伐という目的のため使い捨てるべき駒であって、敬意を示すに足る存在ではない。枷を付けようと必死になっていたようだが、生憎この老いさらばえた国の誰も、そのような力は持ってはいなかった。
王国が勇者や魔導師、賢者や平民出の軍人を高位に置く理由はひとつ。その者たちが持つ力を周辺国への示威として利用しながら管理し、責任追及の名の下に処分を行えるようにするためだ。特に、勇者が持つ比類なき力は、魔王を倒し、他国の侵略を止め、内乱を鎮圧すると考えられている。一定期間ごとに現れる勇者は王国だけに齎もたらされた神の恩恵とされているが、実際にはそうではなく、帝国や共和国にも同様の者たちは産まれているらしい。現に王国軍でも、戦場で名乗りを上げた敵国の勇者や聖女を見たという者は多い。王国内で、彼らは紛い物だということになってはいるが。
滑稽なのは、王国だけが擁する真の勇者、などと祭り上げられたわしが王国とは縁もゆかりもない異世界人だということだが、転移者・転生者の存在は密かに認知されていた。そして彼らの血を引くなかには、突然変異のように一定数、さらなる強大な力を発揮する者たちが現れることも。
それを怖れ、忌避しつつも認めざるを得ないこの大陸の既得権者たちは、わしら既存世界の異物を“混じり者”と呼ぶ。
あるいは、人とすら認めず、“混じり物”と。
世界の秩序と安寧を乱す存在。それは歴史上、何度も繰り返し生まれ、破壊と混沌を広げては、既得権者たちに倒されて消えた。
魔王も、勇者も、おそらくは帝王もだ。残ったのは拡散され混じり合った異物の血と異文化、系譜を持たない奇妙な知識と使い道も定かでない膨大な遺物だけ。
自分という相容れない存在がこの世界にあるという疎外感、それが予め用意された国の定めとして受け入れられることへの違和感は絶えなかった。
なんのために召喚され、なにを成せというのか理解できない不安感もだ。
だが、先代と当代、2代の魔王もまた召喚者だったと知って、わしは気にするのを止めた。
神など統治のための概念しかないと思いつつも、世界にはなにがしかの理ことわりがあることは実感している。すべてのものは、あるべくしてあり、すべてのことは、なるべくしてなるのだ。この世界は、定期的に壊され、生まれ変わるべきなのかも知れぬ。であれば、わしら異物とその子孫たちは、そのために生み出された存在なのだ。
長い歴史を誇る王国とて、所詮は勇者の血を受容することでしか維持できない継ぎ接ぎの血統でしかない。何度も断絶し、系図どころか記録さえ散逸している。もはや人も物も文化も、初代王家とは縁もゆかりもない。
貴血の継承もない王国になど、何の存在価値があるというのか。
元いた世界の常識からすると不可解でしかないが、それが、この大陸の在り様なのだ。
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