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お話合い
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家屋の中。
整理されているが、実験用のフラスコや書物、なぜか置いてある聖剣など雑多なものが多いせいで散らかって見える部屋。
中央に大き目なテーブルが置いてある。横にイス二つ、縦にイス一つが置ける形だ。
今、横の一方には魔女が、一方には第一王子と万騎士が座っていた。
ドラゴンは壁際に立ちながら睨むように来客二人を見ている。
「久しぶり……だな。元気だったか、ソフィア」
「はい。第一王子様もお変わりないようで安心しました」
二人はかつて面識があり、当然のようにこんな挨拶となった。
「それで話と言うのはだな、実は王国が」
と、第一王子が口にした瞬間、ドラゴンと万騎士が扉の方を見た。
ドラゴンが「……また来よったか……」と愚痴ったのはご愛敬。勢いよく開かれた扉から入って来たのは執務を放り投げて駆け付けた帝王だった。
「よーっ! 元気かソフィア! ドラゴン野郎は元気じゃなくていいぞ……っと、あ? 誰だテメェら」
八重歯を楽しそうに見せる帝王だった。
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